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3/11以降、東北地方の地殻変動で5m以上も東に動いたとした事もあり、東海・東南海・南海地震の三連動型超巨大地震と誘発性直下型地震のリスクが迫っていると騒がれています。
果たして、現状の高層住宅の耐震性は如何にどこまで信頼性があるか掘り起こして情報交換しましょう。
[スレ作成日時]2011-07-04 13:42:06
3/11以降、東北地方の地殻変動で5m以上も東に動いたとした事もあり、東海・東南海・南海地震の三連動型超巨大地震と誘発性直下型地震のリスクが迫っていると騒がれています。
果たして、現状の高層住宅の耐震性は如何にどこまで信頼性があるか掘り起こして情報交換しましょう。
[スレ作成日時]2011-07-04 13:42:06
想定外地震?
天災に想定内も想定外もない!
東北には10年以内にまた311の大きな揺り返しが来ると言われている。
耐震等級が同じなら、低層だろうとタワーだろうと、直下型を含めて、縦揺れ・短周期への耐力は変わらないだろ。
M7程度の直下型なら大した長周期震動にはならないし。
三浦断層辺りが大規模にやられてM8級になると、もしかしたら関東平野内で反射しまくるかも知れないな。
とにかく嫌なのは、東海連動と直下型は近接して起こるだろうということ。
後に起こった方が、ある意味トドメを指すようなことになるのかねえ・・・
とどのつまり、タワーは怖いと強調したいだけか…
築浅の分譲で倒壊した有名デベマンションはない。いまだかつてない。津波にも流されなかった。もし倒壊するなら戸建物もほとんど倒壊し全滅よ。それより家具など固定することでしょう。
私も同じ様に考えます。
特に東京23区内にあるマンションは、特にタワーは、家具をしっかり固定しないと建物の被害は少なくても家具で命を落とすこともありますからね。
固定と言っても震度7とか東南海地震で起こる長周期地震動に対して、内装壁、つまり軽量鉄骨下地に石膏ボードへの固定や、二重天井への突っ張りなどでは、固定した部分自体が地震のエネルギーが凄いので、揺れの加速度や振幅の大きさで破壊されてしまうことも考えられますので、あまり過信しないで、固定方法を変えるかの対処が必要でしょうね。
また、直下型と東南海のどちらが先に起こるのかわかりませんが、建物には昨年の東日本大震災での直接的な揺れと長周期地震動で受けた表面化されていないダメージがあり、更に、直下型地震動と東南海の長周期地震動を受けることになれば、建物の強度は落ちていますので、どこまで耐えられるかわからないので、倒壊と言う可能性もありますね。
耐震設計では、このような巨大地震を繰り返し受けると言うことは考えられていませんし、長周期地震動に関しては、全く考慮されていない、と言っても過言ではないのですからね。
直下型と東南海が起こり、倒壊はしなかったが補修に高額な費用が掛かるので資金が出せない建物や、補修するなら建て直したほうが安く出来ると言う建物や、補修すら出来ないので解体するしかないような建物が多く残るでしょう。
しかし、倒壊せずにやり過ごしたとしたら、命だけは守ってくれたことに感謝しなければいけませんよね。
これこそ、建物の本来の設計意図なのですからね。
大震災はその時にどこにいるか?です。
現在築36年の都内の賃貸マンションに居住していて、引越しを検討しています。
地震のことを考えると、また賃貸かなと迷う日々ですが、年齢(40代)を考えると
ローンが組める最後のチャンスかもしれないし・・・。
高層マンションは地震に強いというのが魅力なのですが、テレビで繰り返し流される
高層階で家具が飛び回っているの映像を見ると正直怖い感じがします。
一方、低層マンションの壁式構造が最強、という記事を見つけて少し心が動いています。
http://okguide.okwave.jp/guides/41137/print
高層マンションに住まわれていて、日々恐怖感はありませんか?
賃貸マンション、高層免震マンション、低層壁式構造マンション、どれにするべきか・・・。
>278
今、このようなことを知った上で都内にローンを組んでマンションを買おうと言うのは大きなギャンブルと言われても仕方ないでしょうね。
このような条項、かなりリスクが高いのに銀行も良くローンを組ませますよね。
直下型と東南海の長周期地震動を考えますと20階建て以上の高層マンションは大変リスクが高いことになりますが、15階建て以下くらいのマンションで地盤が良く、つまり液状化が起きないようなエリアであるのなら、大地震が起きた時には補修費用の支出をする覚悟なら23区でも良いと思います。
壁式のマンションはまずありませんので、出来るだけ間取りや部屋の配置がバランスよく設計されている建物なら、柱と耐震壁とのラーメン構造ですが、柱が揃っていなくてでこぼこしていたり耐震壁が少ない建物よりも、かなり丈夫な建物になりますので、建物全体を見て決めることをお薦めします。
都内に永住する気がないのなら、賃貸にすべきです。
耐震性と関係ない話ですが、都内の20階に在住のものです。
揺れはとてもゆっくりで大きく、バスタブのお湯(8割入っていた)が半分以上外にあふれ、浴室の扉を何度閉めても揺れで自然に開いてしまう為、室内に大量の水が漏れました(扉は揺れやゆがみで閉じ込められないように開く仕様だと思います)。
向きが良かったのかテレビは倒れませんでしたが、冷蔵庫がスルスルと出てきてキッチンの真ん中にいました。
背の高いスタンドライトやハンガーラックなどは全て倒れました。
また、ベランダの窓(ハイサッシで結構重め)の鍵をかけていなかったので、揺れる度に凄い勢いで開いたり閉まったりして怖かったです。子供が指などを挟んだら危険でした。それ以来必ず鍵をかけています。
同じマンションの低層(8階位まで)の方はそういったことは無かったと聞き、次に家を買う時は5階位の位置が良いかなと考えています。
来週契約予定です。
地盤改良して地震に強い物件にしましたが>279のこういうカキコみるとやっぱり不安になりますね…
でもそんなこと言ってたら何もできない…
住む所は確保しなきゃいけないし賃貸できちんとしたマンションにするなら家賃が高い…
281さん、地盤改良と言うのは、大きな地震に対しては、液状化にのみ有効だろうと言うことです。
地震が無いのなら、地耐力を上げて杭を打たなくても設計上の地耐力にすると言うことですが、あくまでも表面だけのことなので、その下には地盤改良していない地層があるのです。
地盤改良した範囲には液状化が起きないかも知れませんが、その外側は液状化して、更に、地盤改良した部分の下が液状化しますので、地盤改良した部分全体が沈むこともあります。
また、高層マンションだとしたら、長周期地震動に対して地盤改良は全く意味がありません。
有効なのは、2階建ての一般住宅とか庭や平置き駐車場のような平地くらいです。
地盤改良の意味はちゃんと理解していますか?
住んでる人は、いかにして身を守るかを考えること
普段から階段を使い身体を鍛える。
家具(物)を減らす。
一ヶ月分の食品の備蓄をする。
地震だけでなく、パンデミックに備える
久々の投稿です。申し訳ありません。
>>282さんは専門家ですか?
世紀の地盤改良工事って、昭和末期に竣工した何の工事であったか御存知でしょうか?
人類の自然に対する飽くなき挑戦は留まることを知らない。
それでも自然の力の前には負けて立ちすくむ事が有るのは地球上において人類はちっぽけで虫けらの存在でしかない。
そうした事を今日一周年となった東北地方太平洋沖地震で思い知らされたと思います。
従って、巨大地震に対する完璧な程の耐震性があり損傷もなく無傷である土木構造物と一般建築物はこの世には存在しない。そこには人が居るって事でしょう。
>>有効なのは、2階建ての一般住宅とか庭や平置き駐車場のような平地くらいです。
こんな施工事例が一般的に可能なんですか?
コスト倒れで設計・施工すら困難だと思います。
液状化対策に伴う本格的な地盤改良工事は、大規模であればあるほど大型公共工事と大規模物件でしか実施できないのが実情なのでは?
現在施工中の北海道新幹線の道内の区間。
泥炭地と言う軟弱地盤のために埋め立て地でなくても地盤改良工事を施しています。
新しい新築RCは半壊すらなかった。新基準の手抜きなしは大丈夫と思いますよ。ただ10階最上階以下が倒壊しにくく揺れも少なく安心です。
スレ主さん、282です。
自分が書いた内容を読み返して言葉が足りず誤解を招く書き方だと思い反省しています。
私が大手ゼネコンで実際に携わった多くの木造一戸建て物件のなかで、昭和50年代の建物には、地盤改良を行い地耐力を上げていました。
建物受領が軽いことが条件ですので、木造一戸建てにしか用いることは出来ませんが、そのような住宅は沢山存在します。
地震の液状化に対しては有効ですが、絶対ではありませんし、地震に対しても絶対ではありません。
私が言いたかったのは、マンションの営業トークで地盤改良しているから地震でも安心してよいと言うような内容であれば、それは液状化に対してのみであると言うことだと知って欲しかったのです。
東京ディズニーランドでは、3.11の時、駐車場は液状化して車が沈んだりしましたが、ランド内は全て地盤改良を施していたため、液状化は起こらなかったと言うことからも、地盤改良が液状化に対しては有効であると、机上の君論ではなく、現実問題として、かなり信頼出来るものであると言うことです。
それから、東に本題審査での建物被害の大半は、津波によるもので、地震の揺れに関する被害は、津波の映像を見る限り、それほど悲惨なものとはいえないようです。
しかし、東京を襲う直下型地震では話は別です。
震度7と言う、縦か横かもわからない、とんでもない揺れが来るとしたら、杭基礎の支持層がどうなるのかも想像できませんので安心だとは言えないのです。
地盤改良は、埋立地だけでなく田んぼの跡地とか沼の跡地などの色んな軟弱地盤の土地とか地下水位が高い砂地などで古くから用いられています。
一般的には地盤改良材と言うセメントのような粉をその土地で掘り起こした土や砂に適した量を混ぜて埋め戻して押し固めると言う方法を取ります。
在来工法の木造一戸建て住宅には安価で施工時間も短くて長期的に有効な方法ですが、建物重量が重くなると相当な厚みと広さを地盤改良しないと効果は出せなくなります。
重い重量の建物などに用いるのは耐震性と言う意味合いよりも液状化の抑制と液状化によって建物周囲に設置された設備配管や周辺施設への悪影響がないようにしている場合などが考えられます。
14階建物でもかなり揺れるものですか?
結局、建物の固有振動周期、地震波、表層地盤、深層の岩盤(数百~数千m)まで含めた立地、震源との位置関係などで変わるでしょう。311でいろいろな動画が公開されていますが、今回は、東京ではどうも耐震の10階ぐらいの建物が体感としての揺れ方が一番ひどい印象を受けます。あとは40階弱の建物の中間階。超高層階は外から見れば振幅は大きいですが、加速度がそんなに大きい訳ではないので、ゆらゆらはしますが恐怖感とか物の転倒・落下は相対的に少なかったのではないでしょうか。
ちなみに私はタワーマンションの50階弱で遭遇しましたが、体感は上記の通りで、転倒・落下は一切ありませんでした。
もちろん、あくまで311では、という話です。
千葉・茨城のマンションて、主要構造部は相当ダメージを受けてるのでは?
>>287
専門家でしたんですね。こちら素人ですが、わざわざ反省されたのを恐縮しております。
さて、世紀の地盤改良工事で世界最先端の施工をしたのは青函隧道であったのを専門家であればもう御存知ですね。
>>私が言いたかったのは、マンションの営業トークで地盤改良しているから地震でも
>>安心してよいと言うような内容であれば、それは液状化に対してのみであると言う
>>ことだと知って欲しかったのです。
営業トークは元々『ああ、そう。』でしか思っていませんでしたよ。
例えば『棒鉄筋』と『異形鉄筋』の違いすらわからないのが多数だとは思っていましたよ。
元々『安心です』なんて、人類が造った構造物は強大な自然の前では、絶対の安心なんて有り得ませんし。
液状化に関して軟弱地盤と言う事は、橋脚のケーソンを建てる際に河床や海峡に基礎杭を打設する事を連想すれば、如何に基礎杭が大事がわかっていましたから。
TDRに関してはTDLの地平駐車場は液状化対策をしていないと言うよりケチった事でしょう。
もしあんな面積で地盤改良工事をしていたらコスト倒れになるのでは?
対してTDSの立体駐車場は構造物の荷重がかかることから当然地盤改良工事をしていたと思います。
その中で、巨大な設計荷重に耐えたのは京葉線の二つの誇道橋だと思います。
何しろ複々線化を想定してもう一つ桁を載せられるように設計してあった様ですから。
>>震度7と言う、縦か横かもわからない、とんでもない揺れが来るとしたら、杭基礎の支持層がどうなるのかも想像できませんので安心だとは言えないのです。
建築・土木の専門家の間で『安心』と言う言葉は使わないのでは?
『ビクともしない』と言うのでは?
それに人が絡む以上完璧な構造物・建築物は存在しないと解釈しています。
例えば、施工中の北陸新幹線北陸自動車道の誇道橋の橋脚に設計ミスとも思える形状をしている部分があると聞いた事もあります。
スレ主さん、仰ることは理解しているつもりですし、基本的な部分では同じ考えをもっていると思っています。
しかし、この場で専門家同士が専門家にしか理解できない文章を書き綴っても、専門家以外の人たちには誤解無くどれだけ伝わるでしょうか。
おそらく、ほとんどまともには伝わらないと思います。
ですので、専門用語はあまり用いないで、専門家の間なら誰もが知っている理屈でさえ全く知らない人も多いと思います。
その多くの人たちに少しでも誤解無く伝えらるようにすべきだと私は考えているだけです。
今また大きな地震が続いています。
プレートや断層、アウターライズ地震など、起こる場所や深さ起こる向きや範囲などにより、同じマグニチュードであったとしても、揺れ方だけでなく、津波が起こるかどうかなどで、建物への影響や被害は大きく変わります。
超高層ビルは、何度の大型地震に耐え、どのような長周期地震動に耐えられるのでしょうか?
耐震設計は、繰り返し何度も起こる大型地震の検証は行っていませんので未知数なのです。
それに加えて地震と津波で被害を受け、事故を起こした福島原発の水槽がどこまで耐えられるのかも全く不明の状態ですので、今後起こる大型地震は、原発を更に悲惨な状態にし、避難範囲を桁違いに拡大したり、日本の経済を麻痺させることも十分考えられます。
東京23区も避難エリアに入る可能性も高いので、建物が大丈夫であったとしても、放射能の影響で何世紀も人が住めなくなるかも知れませんからね。
311での揺れは、たとえば層間変形率では、設計上の許容値の1/3ぐらいだっただろうと思います。
普通は1/100ぐらいを安全値で造りますが、今回は1/300程度です。
単純に、許容値の1/3程度であれば、数百回遭遇しても躯体自体は何ら問題ないと思います。
吊り天井とか耐力壁でない隔壁は、変形に追随できず傷んでいるのは間違いないですが。
実際に実験を行って検証したわけではないのですから、問題ないと思うと言うのは単なる個人の感想でしかないと言うことです。
これまでにも、設計上では絶対に壊れるはずのないはずなのに、壊れてしまったと言うこともあります。
例えば、風が強く吹く場所に作られた吊り橋が、壊れるはずのない設計値のはるか下の弱い風だったのに壊れてしまったと言う有名な実例があります。
この例は地震ではありませんが、想像も出来なかった原因で破壊されてしまうこともあるのです。
繰り返し起こる地震に対しての実験を伴わない個人的な考えですが、鉄骨や鉄筋が長い範囲で曲げられるのなら繰り返し揺らされても問題ないでしょうが、一点だけが曲げられた場合、その部分が極端に弱くなり、折れてしまうことになるでしょう。
コンクリートは少しでも曲げられると目には見えなくても亀裂が入りますが、内部に鉄筋があるので壊れずに戻りますが、何度か繰り返しているうちに、亀裂が大きくなりぼろぼろと剥がれ落ちてしまいますので、一度でも大きな揺れを経験した建物には、設計当初の耐震性はないと考えています。
>>294
専門用語が交わされる事に関して誤解無く伝わる様にするには、難しい問題ですね。
しかし、そうした用語が交わされる事でスレの攻撃が避けられるように思います。
(ある意味専門的で敬遠してくる。)
アウターライズ地震は先日の千葉東方沖地震がそのようですね。
>>耐震設計は、繰り返し何度も起こる大型地震の検証は行っていませんので未知数なのです。
確かにそうは思います。
eディフェンスでこれまで実験されてきた兵庫県南部地震でのJR鷹取工場が観測した地震動によるシミュレーションですが、あくまで実際に近い様なシミュレーションで、実際にはさらに複雑な力が建物に加わっているとは思いますね。
ただ、鉄骨の柱の座屈や柱の梁との接続部での溶接部分の破断が見られたようですね。
>>不明の状態ですので、今後起こる大型地震は、原発を更に悲惨な状態にし、避難範囲を桁違いに拡大したり、日本の経済を麻痺させることも十分考えられます。
>>東京23区も避難エリアに入る可能性も高いので、建物が大丈夫であったとしても、放射能の影響で何世紀も人が住めなくなるかも知れませんからね。
東北地方太平洋沖地震時に日本原電の東海第二原発が津波に若干襲われ、非常用全電源喪失の瀬戸際の状況だったようですね。
http://www.japc.co.jp/news/press/2011/pdf/230407.pdf
もし非常用全電源喪失の最悪の状況になった場合、首都東京は捨てなければならなくなった状況だったかも知れませんね。
>>296
>>297
>>コンクリートは少しでも曲げられると目には見えなくても亀裂が入りますが、
>>内部に鉄筋があるので壊れずに戻りますが、何度か繰り返しているうちに、
>>亀裂が大きくなりぼろぼろと剥がれ落ちてしまいますので、一度でも大きな
>>揺れを経験した建物には、設計当初の耐震性はないと考えています。
専門家ならではの見解を有り難うございます。
S造ではなくRC造の場合、コンクリートが最大強度に達するのは打設から1ヶ月過ぎでしたっけ、それから次第に強度は劣化していくようですね。
それに加えて巨大地震の地震動による強い変形で被りコンクリートが剥がれ、そらに進むと主筋内部のコンクリートも破壊れる為、荷重を支える強さが失われ『段落とし』となり主筋がはらみ出す現象も起こるようですね。
それが東北地方太平洋沖地震時に東北新幹線が被災しており、ラーメン構造の高架橋でも柱の剪断破壊が見られましたね。
にも関わらず、ジャッキアップして再使用してしまう技術力って何なのでしょうか?
そもそも、東北新幹線は1981年の開通前でも施工中に何度か東北地方の大きな地震に襲われており無傷とは言えず損傷しては補修していたようですし。
高架橋の土台の場合、せんだん破壊が起きていても内部状況が良好ならば、崩れそうな破片を戻すように修復し、間に接着剤などを注入し、周囲を包帯のように包んで固めてしまいますと、コンクリートに求められる耐力である圧縮、つまり、上に重いものを載せても耐えられるように戻せますが、建物の場合、外壁の範囲だけで、その補修補強が出来ればいいのですが、建物の場合、内装の仕上げであるなどの占有部分や共用部分における有効寸法や意匠部分に関わってきますので、理論的には直せるのですが、高架橋の土台とは違い、現実には常識を超えるコストは掛かりますし、占有面積が小さくなったり、廊下などの有効幅が取れなくなったりしますので、建物内で出来る部分もあるが出来ない部分も出てくるのです。
また、シャッキアップするにしても高層マンションの総重量は、高架橋の土台よりもはるかに重くバランスを崩して倒してしまう可能性も考えますと、責任問題になりますので誰も手を付けたくないですからね。
構造体の耐力や補修方法などは共通しているかも知れませんが、それが有る場所や用途、取り巻く法規などが合致しない構造体とは単純に比べることは出来ないと思います。
阪神淡路大震災で1981年以降の施工マンションでは半壊すらなかった。安心してよいのではないか?
阪神大震災を引き起こした地震と、関東大震災を再び引き起こそうとしている地震とでは、タイプも大きさだけでなく、それを取り巻く条件も違いすぎるので参考にはならないです。
予想されているマグニチュードにおいても「1」くらいの違い、つまり対数表記ですので10進法でわかりやすくしますと「16倍」の違いがあります。
それに加え、対象となる建物の形状と規模も違いすぎます。
阪神大震災当時にはなかったような景色で、超高層ビルなどが乱立しているのです。
マグニチュード5と6が、10進法での5と6の違いだ思い込んでる人が多いのでしょうか?
ただ、マグニチュード5と6の違いは、約16倍ではなく約30倍です。
ですから、マグニチュード5と7のように2つ違えば約1000倍になるのです。
それなら全滅よ?なのに東京にいて大震災で倒壊すると信じる人は東京には住めないはず。過去の震災ぐらいと信じてるから住めるのではないか?
全滅と言う意味がわかりませんね。
東京都の全ての建物が全滅、つまり、倒壊すると言うことですか?
そうなら違います。
起こって見なければ誰にも確実な結果を予想することすら出来ません。
新耐震以前の在来工法の建物は倒壊の危険が高く危険ですが、新耐震以後の建物は在来工法を含め倒壊せずに残る可能性は高いと思いますが、修復不可能な状態になったり、修復には新築くらいの金額が必要になる建物が多いでしょう。
ただ、東京23区内でも、北側のエリアなら震度も小さくなりますし、津波の心配もしなくて良いエリアもあります。
でも、南側のエリア、海沿いや古くからの埋立地などは危険ですので、今からその辺りでマンションを購入する人は少なくなっているでしょう。
過去の震災時と今とでは、建物などの景色が大きく変わっていますので、同じ様に考えることは出来ません。
築浅の物件に住めば倒壊だけは免れると言うことか?
必ずしも築浅の物件に住めば倒壊だけは免れると言うことではありません。
建物の損壊状態は、どのエリアにある建物かによって大きく異なります。
同じ震度であったエリアだとしても、揺れ方が違ったり、同じ年に建てた同じ階数の建物であっても、形状が違えば壊れ方も違ってきます。
例えば、同じ5階建て40世帯だとしても、50㎡クラスの2LDKばかりの建物と、80㎡クラスの4LDKなどでワイドスパンの間取りの建物とでは、前者のほうが建物は強いといえますので、倒壊の危険性は低く、損壊の度合いも少なくなるでしょう。
また、大小の間取りが組み合わされているマンションの場合、それらの間取りの組み合わせによっては、揺れを上手く逃がすように揺れたり、その逆で、揺れを増幅するように揺れたりすることで、大きな地震に耐える建物もあるが、それほど大きな揺れでないのに深刻な被害を受ける建物もあるでしょう。
単に、築浅だからとか、上辺だけではわからないのです。
>>306
そちらは不動産関係業者ですか?
巨大地震関連、建築・土木工学関連を離脱したような投稿内容が見られます。
こうした投稿は遠慮して頂きたい。
>>新耐震以前の在来工法の建物は倒壊の危険が高く危険ですが、新耐震以後の建物は在来工法を含め
>>倒壊せずに残る可能性は高いと思いますが、修復不可能な状態になったり、修復には新築くらいの
>>金額が必要になる建物が多いでしょう。
新耐震以前の在来工法って何ですか?
木造住宅の在来工法と2×4工法の違いの事を言っているのではないですか?
RC造及びSRC造の集合住宅の場合は、新耐震基準以前の在来工法とかのは存在しないはずです。
あるのは免震か制震工法だけではないのでしょうかね?
新耐震基準ではなく旧耐震基準でもビクともしないような構造もあるはずです。
梁に『ハンチ』をつけると言うのは聞いた事がありますか?
現在、ハンチは省略されているのが殆どです。
何故、ハンチを省略するようになったか? これは鉄筋の加工に手間が掛かり面倒だと言う事を聞いたことがあります。
それほど昔は下手な新耐震基準の建築・土木構造物より手間をかけたものがあると言う事です。
最近の整備新幹線を代表する新線のラーメン高架橋はその殆どがハンチを省略し、鉄筋を太くして橋脚の間隔も広がり、素人が見て一見きゃしゃな鉄道模型の世界のようなものを見かけます。しかし、それを実現しているのは構造計算でパーソナル・コンピューターの性能の向上で昔の旧耐震基準でもしっかりしたものと同等の耐震性能を保証したものと個人的に思います。
>>ただ、東京23区内でも、北側のエリアなら震度も小さくなりますし、津波の心配もしなくて良いエリアもあります。
そんな事は無い。
そもそも巨大地震のメカニズムを理解していない表れです。
マグニチュードの大きさ、そして震源の深さも関係してきます。
直下型の場合は 23区内の北側だけではなく首都圏全体を激震に襲われるのが普通です。
しかも関東平野全体が関東ローム層としたのが曲者ではないのですかね?
津波の心配もしかり、直下型ではまず発生は有り得ません。発生時の断層の高低差を想像していますか?
水深の浅い東京湾のことですから、兵庫県南部地震時の野島断層の様に高低差が1m以下の断層なら東京湾の海底下で発生したとして潮位だけの変化の津波でもどれくらいの規模が想像出来ないのですかね?
津波の心配をするのは、海溝型地震で海底下の巨大な破壊が発生し地殻の沈降あるいは隆起によって海面を押し上げたり下げたりする事で発生します。東北地方太平洋地震の連動型超巨大地震に関してTVのメディアや書籍などで散々説明されているはずです。
問題は想定されている南海トラフなどで東海・東南海・南海の三連動型超巨大地震時の大津波が東京湾に侵入してきた時です。
>>でも、南側のエリア、海沿いや古くからの埋立地などは危険ですので、今からその辺りでマンションを購入する人は少なくなっているでしょう
何が危険なのか? 23区の西側の杉並区などは細い街路が集中し木造住宅が密集している住宅の不燃化が遅れており、古い都市計画で形成されています。逆に火災の延焼が危険になってきます。
南側のエリアって何ですかね?
埋め立て地は江戸時代から続く過去の都市計画からして街路の狭さの対策として火災の延焼を避けるべく広い街路が取られています。
これは震災時の避難経路に重要な役割をします。
私は建築工学の関係です。
在来工法とは、仰るとおり、柱と梁で組み立てていく木造住宅のことです。
こちらは高層建築に関するスレッドだとはわかっていたのですが、305のような「全滅」と言う発言に対して、戸建も含まれていると思えたので戸建の例をだしたのです。
新耐震以後の在来工法には色々な工夫がみられます。
特に弱い1階の梁を柱に取り付けるために穴を開けて柱の断面積を半分くらいにしてしまう部分と、その次に弱いのが柱下部と土台との接合部分です。
地震の揺れで、その柱の部分が折れてしまい、ちょうど1階部分の柱が、柱の剛性で保っている壁と共に倒れるように壊れ、2階が倒れた1階の上に載ってしまうという壊れ方をするのを、ニュースなどでの実験の映像を流しています。
ごらんになったことはあるのではないかと思います。
同じ形の建物で、1つは古くからの在来工法で、もう1つは最近の耐震補強などを施した建物での比較です。
高層建築ではない2バイ4ですが、完全なる壁工法の建物で地震には強い建物です。
モデルルームを取り壊すときにメーカー協力のもと、実験を行った実例での話しですが、バランスを考慮しながら外周の壁を撤去していくと、外周全部の壁を取り去っても、2階の建具は正常に動作していまして、床の傾きもほとんど出ませんでした。
もう1つは、建物の南東の角から3分の1くらいの外壁と内壁を取り去ったのですが、2階の状態は前述の状態と同じでした。
構造用合板と補強プレートと釘での壁構造ですが、木の特性から鉄骨増のような粘りのある建物です。
ハンチは土木関係でよく用いられていますね。
建築ではあまり見られませんし在来工法にハンチを用いることは前述の理由で意味がありません。
RC造ではハンチを用いる場合もありますが、高層マンションの場合、室内に梁型が出ますので見た目がよくなく室内の使い勝手が悪くなります、ハンチを用いるのは住宅ではなくオフィスビルなどに限られるでしょう。
関東大震災は、震源地が相模湾でしたので直下型とは違います。
今懸念されている直下型は、今現在の断層の状態がわからないこともありますので、前回の揺れ分布からの想定でしかありません。
直下型地震の震源地は東京港あたりの想定で、最大震度7だとすると、新宿あたりでは震度6になるかどうかだと言われているようです。
しかし高層建築物への問題は長周期地振動との複合の揺れです。
土木での橋脚と建築でのマンションなどの建物とでは、考え方が根本から違う部分が多いですね。
橋脚の場合、建築物とは規模が違い過ぎます。
マンションはひとつの塊ですが、橋は、かなり間隔をあけた橋脚の上に橋を載せたものです。
重量バランスはもちろん、重心位置や基礎に掛かる荷重の大きさや向きが異なります。
直下型地震でも、房総半島と三浦半島で周囲を取り囲まれたエリアですので、反射した波が津波となる可能性があります。
実際に3.11の津波が同じ現象で増幅された記録があります。
今の湾岸に建てているマンションでは、5~7mの津波を想定して建てているものが多いです。
津波で壊されるということがなくても、タイで起こったような状態になるでしょう。
南のエリアは低いので、一度、水が入ってくると抜け難いので、長期に渡り水深2~3mくらいになるエリアが多いのです。
先日、葛飾区役所に行った時、区役所付近で水深3mになるという表示が道路にしてありました。
この水深は荒川が決壊したときの想定だそうです。
東京湾で起きた直下型地震での津波が川を遡り決壊を引き起こすという東京都が作ったCG映像にも出されています。
映像によると、銀座も水没していました。
>>310
専門家との事、これは非常に失礼しました。
専門用語一つも出てこなかったので識別が難しかったのでして。
既に巨大地震の発生のメカニズムに加え、建築・土木は素人の私以上に詳しいと思うのでそれを前提に考えておきます。
ハンチを持っている建築物はS40年代以前までの施工では目立っていたと思います。
>>直下型地震でも、房総半島と三浦半島で周囲を取り囲まれたエリアですので、反射した波が津波となる可能性があります。
>>実際に3.11の津波が同じ現象で増幅された記録があります。
これは違うのではないのでしょうか?
東北地方太平洋沖地震の場合は東京湾に侵入してきた津波が湾内で反響して波高が高くなった所もありますし。
しかし、浦安沖の波高はTDRを運営するOLCが観測しており何と0.5mしかなかったとのことです。
そして津波は御存知の通りいきなり高い波が来るのが津波ではなく徐々に潮位が変化するのも津波ですからね。
恐らく東京湾周辺を震源とする津波はそれほど問題とはならない可愛いものではないか?と。
何故なら海底下の断層が海水を押し上げる程の地殻の破壊力は東北地方太平洋地震とは桁違いに少ないのでは? と。
三連動超巨大地震の場合、東京湾に侵入して来た津波で潮位の変化を一番受けやすいのが、江東ゼロメートル地帯では無いのでしょうか? 旧木場などの河川で筏の係留をしていた光景は消え、RCの堤防で守られている運河の河川は殆ど姿を消しました。代わって、隅田川と荒川の防潮堤に守られていることになり、そこが損傷し浸水が始まると、如何に排水ポンプを持ってしてでも震災時に停電している可能性もあるので排水が間に合うかどうかも微妙ですね。
逆に海側の埋め立てられている地帯はどれも海抜ゼロメートルではなく1m以上はある訳ですし。
ただ、潮位が2m以上になると明らかに水没しますね。
例えば、3.11の前、平成17年に発表されている中央区の情報に3.11のことを付け加えたものがあります。
http://www.city.chuo.lg.jp/saigaijoho/tunamiekijouka/index.html
他でも、3.11の時、荒川か隅田川で2m水位が上がったとニュースで報道していました。
3.11のことがあってから、これまでの想定では役に立たないので東京都が見直している最中です。
東京直下地震でも湾内で反射して、最大3~4mくらいの津波になる可能性があると言う学者もいるようで、そのような意見も積極的に取り入れて、3.11のような想定外で多くの人命を失わないようにするようです。
まだ発表されていませんので、どの当たりに決めるのかわかりませんが、神奈川県の状態を考えると、かなり変わるのではないでしょうか。
大震災で耐震基準1の普通の物件でも倒壊しないかどうか?今までの大震災では倒壊しなかった。?
非常階段のある付近は倒壊しにくいのではないか?物件でも端だけにある非常階段一つの物件より真ん中や両サイドに非常階段がある方が倒壊しにくい物件と言えるのではないか?
晴海の検潮所でも311での津波は1.4mとありましたが、引き波と押し波の高低差ではないのでしょうかね?
近隣に住んでいますが、そこまでの実感はありませんでした。
ただ314が引用している学説は、東京湾に津波が入りやすい震源かも知れませんね。
近傍震源だとより強震になるため、防潮水門や排水機場の設備などが損傷する惧れもなきにしもあらず。
>>315
高層建物では、構造自体は非常階段とは独立しているので(壁式建物や木造のように、階段室付近に主要な柱等が集中している訳ではなく、基本的に均等な構造割りの中で、階段自重を支えるだけの鉄骨で支持されているという意味)、格別その付近が丈夫という訳ではないように思います。
非常階段が倒壊しないとか頑丈だというのは誤解です。
階段の周囲がRCの耐震壁で四角に柱があったとしても、建物に接しているものですから建物が倒壊すれば同じ様に倒壊します。
トイレが一番頑丈だとかの間違ったことが信じられているのです。
今回発見された2つの活断層、千葉県の海岸線から100キロくらい東に、南北方向160キロで高低差約2キロの断層と、その東にある南北方向300キロで高低差約3キロの断層で地震が起きると、マグニチュード8以上の巨大地震となるそうです。
東日本大震災のように海底の深い部分で大きく長く揺れるので、揺れも大きいし長周期地震動も発生するし、大津波が起こることになるようです。
発見されたばかりですから、いつ起こるのかはわかりませんが、この地震が起こった時には、東南海大地震よりも深刻な被害を関東に与えるでしょう。
津波は当然のごとく東京湾にも侵入し、大きく長い揺れで破壊された水門や緩んだ河川の防潮堤を破壊して川から都内深くまで浸水させて大きな被害を出すでしょう。
東日本大震災で最大2mくらいの津波が東京の河川で観測されたということから、千葉県沖の巨大地震が起これば、千葉や神奈川は宮城のような津波被害となり、東京も4m以上の津波になるのではないでしょうか。
>>318
房総沖にこれまでノーマークであった未知の活断層の存在に関してメディアで知りました。
JAMSTECも報告しているので信頼できるものと思います。
それがいつ起こるのかは不明なだけに不安を増大させるのは明らかですね。
未知の活断層と言うと東北地方太平洋沖地震で巨大な地殻変動が起きた以上、日本列島各地に次々に未知の活断層を発見するのではないのでしょうか?
まさに故小松左京氏の『日本沈没』を彷彿させる様な日本列島全体の巨大な地殻変動が起きているのをこの世で起きているとは…。
七大都市で有史以来、巨大地震が発生していない空白期間が長い大都市もリスクを考える必要もあると思いますが。
東京湾はその湾口が一種の防潮堤の役割をしているような感じで、東北地方太平洋沖地震で人工の防潮堤の開口部から潮位が上がった津波が侵入してくる事を連想しそうです。
その時に問題となるのが湾内で反射した波が、波高を上げる事ですね。
しかし、その先には米海軍横須賀基地、日産自動車追浜工場がある…どんな被害になるか想像したくはないです。