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現在、在来と2×の工務店で悩んでいます。
間取りは4LDK、1階に17畳のリビング、それに続く和室6畳。
浴室、洗面。2階は10畳の寝室と6畳の洋室2室です。
同じ間取りで、2社に見積もりを依頼したところ、2×の業者からは
「耐震等級は2だけれど、在来よりも2×のほうが地震に強いから耐震等級3は必要ない」
と言われました。
実際にはどうなのでしょうか?どなたか教えてください。
[スレ作成日時]2008-06-09 13:12:00
現在、在来と2×の工務店で悩んでいます。
間取りは4LDK、1階に17畳のリビング、それに続く和室6畳。
浴室、洗面。2階は10畳の寝室と6畳の洋室2室です。
同じ間取りで、2社に見積もりを依頼したところ、2×の業者からは
「耐震等級は2だけれど、在来よりも2×のほうが地震に強いから耐震等級3は必要ない」
と言われました。
実際にはどうなのでしょうか?どなたか教えてください。
[スレ作成日時]2008-06-09 13:12:00
>14さん
2×と言っても、メーターモジュールのものもあるし、スタッド間隔はマチマチです。
それ自体が2×の地震の強さの理由になるものではありません。
それに、ランバーは自体は38mm程度しかないので、それ自体では家の荷重を支えられません。
ウチの間柱は45mm厚ですが、上から力をかけると、しなるのが分かります。
ランバーは、それ自体では構造材として機能しません。
結局は、2×の面材はランバーと一体になって初めて力を受けることが出来ます。
なので、力は釘で支える構造になっています。
>16さん
2×も、説明では簡易的に、BOXの集合体という言い方をする場合がありますが、
組み方を見れば、必要なところに壁を入れているだけで、
箱を組み上げるような作り方はしていません。
これは、軸組でも耐力壁線を考えるのと殆ど似た考え方です。
どちらでも正しく考えて作れば、回転力や斜めの力といったものに対する
構造上の耐力の差異はあまりありません。
2×のメリットは、
外壁の内側や内壁のPBを4周打ちできるので単純に壁量を増やせることです。
2×のデメリットは、地震などの横方向の力に対してだけでなく、
恒等的にかかる荷重も釘で支えているので、木軸よりも高い釘保持力を要求されるので、
面材などの材料の選択の幅が狭まり、それに伴う対策を施さないといけないところです。
2×の施工業者のHPを見ていると、出来の悪い木軸と比べて、2×が良いと誇張したり、
逆に、木軸の業者の中にも、逆に2×の欠点のみを吹聴するところもあります。
どちらの意見も聞きながら、自分の中で整理しないと正しいものは見えてきません。
>22
大間違い!→釘は基本的に構造材ひいては構造躯体を保持するものであり、2×建築においては、木軸よりも耐力機能に比重がかかっているだけです。
あくまで釘は構造躯体を構成する一部であり、木軸よりその負荷が耐力構造側に寄与しているだけで、地震等の外的エネルギーに対して三位一体となってそれを受け拡散します。2×は釘だけで力を受け止めるものではありません。全てバランスによるものです。
>回転力や斜めの力といったものに対する構造上の耐力の差異はあまりありません。
回転力、斜め入力に関して2×4よりも2×6の方が強度2.5倍と圧倒的数値が示す通り、材の厚さや、スタッドのスタンスにより耐力が大幅に変わってくるので、容易に木軸と比べられるものではありません。
2×はBOXの集合体ではなく、1つのBOXです。ユニット工法ではありません。なので、何処か一ヶ所だけ強くても駄目だし、一ヶ所だけ弱くても駄目です。さっき言ったように全てはバランスで出来ている工法です。
2×での釘に対する役割を巷の情報や間違った推測でモノを言うバカな専門家の言う事を鵜呑みにしないでください。 以上
>20
それでも、全ての壁に筋交いを入れてることはあり得ないでしょう。
ツーバイは少なくとも外壁1周は倍率4.5でしょうし。(開口部以外)
それで、壁倍率2.5、ところどころ4.5とか5の壁があったところで、2xよりも壁量が多くなるとは思えません。
ま、間取りを見てみないと何とも言えませんが・・・
いずれにしても、どちらの業者も怪しい気がしますね。
きちんとした、壁量の計算を見せてもらうといいでしょうね。偏心率と。
スレ主さん、見てたら、計算結果を載せて下さい。
外壁1周の内壁にはる石膏ボードを1枚で4周打ちしないで在来のように千鳥張りのように貼った場合は、内壁部分は当然壁倍率に入らずに外壁1周は倍率3倍になります。(開口部以外)
去年の法改正で石膏ボードの倍率が1.5→1に変更になったので石膏ボードを4周打ちしても4倍です。
それで在来では室内の壁にも筋交たすき掛けなどで倍率UPすれば逆転現象も起きるかなと推測しました。
この場合は偏芯率を調整するのが難しそうですが。
あとは2xは屋根が瓦仕様で在来はガルバ屋根とか・・・。
>23 by 施工屋さん
バランスが大切と言うことには納得します。
釘だけで固定しているとは言っていません。
負荷が、まず釘に向かうと言っているのです。
2×4と2×6で回転力や斜め入力に差が出るのは、1本の材同士を比べた場合ですよね。
実際に、スタッド1本1本の回転力や斜め入力が影響する程の力ががかかったら、
スタッドの差が出る前に、面材のねじれの方が影響は格段に大きいでしょう。
そこで、面材とスタッドを繋ぐ釘の保持力が大切になります。
家全体を考えれば、回転力や斜め入力でも、先ずは釘に負担が行きます。
そして、2×4と2×6の差は耐震性よりも、入れられる断熱材の量の差が大きいです。
そして、木軸と2×を比べたとき、
正しく設計、施工されていれば、お互い壁はバランス良く配置されています。
そして、木軸では荷重を受けるため、柱もバランス良く配置されています。
そこで、垂直荷重がかかっている状態で揺らされるのと、
垂直荷重を柱で支えられた状態で揺らされるのでは釘にかかる負荷は桁違いです。
そして、どちらの釘が緩みやすいかと言ったら、
垂直荷重を受けながら揺らされる方が釘は緩みやすいです。
なので、2×では釘保持力は生命線で、
軸組ではN釘でも可となっているのに対して、2×ではCN釘を要求されています。
これは最低限の要求で、安全性を考慮して木軸でCN釘を使う場合もあります。
2×はBOXの集合体ではなく、…以下は、16さんの考えに対して、
私と全く同じことを言っているように感じるのは、私の考え違いでしょうか?
>>22 2x4のメリット:容易に壁量をかせげるというのはわかりやすいけど
デメリット:常に釘に負荷がかかる といっても、それがどの程度のデメリットなのかが定量的にはっきりしないので、そもそもデメリットというほどのものなのかどうかがわからないです。
>>26さん
>2×はBOXの集合体ではなく、1つのBOXです。
そうなんですか?次のURLの考え方の方がしっくりくるのですが。
http://www.ads-network.co.jp/seinou/se-5/2x4/2x4-01.htm
興味あるので、その理由を教えてもらえないでしょうか。
内壁は六面体を構成する耐力壁とはみなさないということですか?
在来工法で、耐震等級3→2→1→なし の場合、地震(震度にもよりますが…)が起きた際、
どのような違いが出てくるのですか?
耐震等級がなくて、地震が起きると、家にガタが出やすい、崩壊も有り得るということなのでしょうか?
阪神大震災、構造計算書偽造問題(姉歯建築設計事務所)以前は、世間で、耐震等級というものはあまり考えられていなかったような気がするのですが…
>>30さん 耐震等級というのは、2000年にできた基準です。耐震等級1は建築基準法と同等なので等級なしと同じことだと思います。
等級3というのは建築基準法が想定している1.5倍のゆれに対して耐えられる強度です。
在来工法の場合、主に筋交いや構造用合板などの面材が入った壁(耐力壁)で地震の水平力に耐えるわけですが、耐力壁とはみなされない要素、たとえば内装の石膏ボード、外壁のモルタルやサイディングにも、地震力を負担できる余力が相当程度あるので、仮に耐力壁だけで建築基準法ぎりぎり(等級1)の計算で作ったとしても、余力も含めると実力的には基準法の1.5倍のゆれにも耐えられる(等級3相当)家は珍しくないはずです。
なので等級なしでも即危険ということでは全然ないです。
昭和56年以降の新耐震の基準で建てられている在来工法は、平均すると等級2(基準法の1.25倍)程度の強度(正確には壁量)があるといわれています。
むしろ、壁バランスが悪い等級3だと、基準法ぎりぎりでもバランスよく間仕切壁なども多い家よりも弱いということもありえます。
在来工法の場合で特に面材を使った場合は基準法では計算されない耐力が発生します。
基準法では雑壁(垂れ壁・腰壁)準耐力壁などが計算されません。
31さんの言うとおり、それらの雑壁を含めると壁量自体は等級3並になることもめずらしくないです。
基準法の壁量計算では耐力壁にみの計算になります。耐力壁になるかならないかは、面材の釘の打ち方により変わります。基本的に面材を4周打ちで耐力壁となります。
したがって、在来の場合、内部の壁は筋交いではなく面材では耐力壁になりにくいです。しかし4周打ちでなく、2周打ちでも準耐力壁にはなります。石膏ボードで倍率0.6倍
内部にも4周打ちできる方法などもあります。
後は耐力壁線をきちんと入れないと等級2以上にはなりません。
在来は8m以内、2×の場合は12m2×には耐力壁区画があるので等級に関係なし、在来の方が広い空間を取りずらい計算になるが筋交いレスにした場合は12mになります。
面材の方が粘り強いという結果の為です。
その他にも等級に関係する項目はありますが壁量計算では上記が必要になります。
筋交いのみの場合は雑壁が必然的に少なくなります。
よく筋交いが水平力には必要だとか言うオジサンがいますが、次世代省エネなど、耐力などの問題でも筋交いの方がメリットは少ないです。
横道に反れました。
31さん、32さん、
すごく勉強になりました!有難うございました。
> 31
>「基準法ぎりぎりでもバランスよく間仕切壁なども多い家」
在来工法で、1階の間取りが、20〜25畳のLDK、和室6畳が2つ(ふすまで続き)の場合、
理想は、大きな窓・外へ出入りできる窓?(ガラス戸)を付け、LDKと2つの和室をオープンな空間
にしたいのですが、耐震のことを考えると、現実的には難しいですね…
> 32
>「次世代省エネなど、耐力などの問題でも筋交いの方がメリットは少ないです」
筋交いと比べ、雑壁で、次世代省エネ・耐力のメリットは何になりますか?
2×は余程複雑に設計でもしない限り普通に等級3は取れるはずです。真四角な家であれば間仕切り壁で耐力壁線2か所もあれば確実に3は取れるはずです。ですから最初から2×でウチは等級2です。なんて言う工務店は変ですね。あえて2ですなんて言うのがおかしい位です。木軸は等級3です・・・?
木軸で3をとるよりも明らかに2×の方が容易だと思うのだが?
共に3取れる思うよ。
その工務店変ですよ。
34さんに同感。
前の方のレスに、PBを全周止めしてないから壁倍率が低いんじゃないかって意見があったけど、もしそうだとするとそれは2×4としておかしいんじゃないかな。
ナゾだよね。
>33さん
オープンな間取りはむずかしいですが出来ますよ。在来で、もちろん基準法クリアのみなら外周のみ面材でも出来ます。(柱は入るかも)
等級2以上にするには、在来でも2×でも基本は24畳以内(40㎡)の空間であり、耐力壁線8or12mといいましたが、耐力壁線はそのままですが24畳以上にする場合、床倍率を上げれば出来ます。ほとんど標準で24mm以上の合板が1階床、2階床に入っています。剛力床です。その合板の釘の打ち方を変えたり、合板を厚くしたりすれば床倍率を上げることができ32畳(60㎡)までOKとなっています。
最大では在来も2×も72㎡まで上げられるようです。72㎡は日本では?かも・・
そのほかにも地震に強く開放では免震などは有効です。(値段が高い)
スケルトン・インフィルという考え方の工法を取っているSE工法や住友林業などは重量木骨などを使い、可能にしています。幅の広い柱を使うようです。目的は違いますが・・
筋交より面材のメリットは細かく言えばかなりあります。
大きな点では2×のメリットを活用し、全周ばりで気密性が高く出来る。
全周張りをしたことにより開口部の雑壁も耐力になる。
断熱材が施工しやすい。つまり気密性と断熱性能を上げやすい。
細かい点では、
筋交いシングルのように方向性が無い。
壁倍率を上げやすい、筋交いは三寸柱だと壁倍率4倍が限界。
施工性が良い、収まりが良い。施工確認しやすい。
60㎝幅でも耐力の計算に入る。(筋交いは91㎝以上ないと施工できない)
全周張りしたことで小屋裏の強度もあがる(屋根下地に合板)
靭性がある。倍率1で水平力約200㎏の負荷に対抗できる計算になっているが、筋交いはある程度以上の力が掛かると折れてしまい当然、力は0となる。面材は倍率以上の力が加わっても釘が何本か破損するが、耐力は残る。つまり粘り強いという評価をえている。何度も実験されている。
そのため耐力壁線が12mと筋交いよりも多くなっている。
もはや大手では筋交いは使っていません。
耐力面材の耐力、靭性については説明が尽くされているようですが、
耐震のあらゆる状況で面材>筋交いという訳でもないと思いますよ。
何故なら2Xと軸組みでは固有振動数が明らかに違うので、直下型の短周期地震動には
実はラーメン構造である軸組み+筋交いの組み合わせの方がダメージが少ない場合も
十分考えられるからです。
入力の大小、方向、繰返しという観点以外に幅広い周期に対応した構造という視点も
重要でしょう。このような観点で戸建ての耐震性について語られているのを見た事がありませんが
そういう意味で、筋交いは残しておく利点は十分あると思っています。
どちらが優れているという結論はまだ早いかもしれませんよ。
個人的には、筋交いと面材のハイブリッドが一番安心できると考えていますが、どうでしょう。
やがて調査研究が進めば、幅広い固有振動数の耐震壁を最適な場所に置するという考え方が
生まれてくるのではないかと思います。
おっやるね〜!現時点より先を見てる?
専門家の意見が入ってくると面白いのだが・・・
自分はこのサイト結構好きなのだが
詳しくは述べられてないが新潟県中越地震の周波数のデータがあった。
http://t-ohshita.com/architecture/earthquake/
軸組みの「揺れる」構造では振動数うんぬんの議論が必要かもしれないが、面材(と剛床)を使用すると基本的に剛構造となる(波長は短くなり振動数は大きくなる)から、戸建てレベルの軸組みパネルで固有振動数の考慮がいるかどうか、自分は疑問に思う。
面材と筋交いの併用はすぐれた工法であるというのは賛成。
ただし、構造研究するだけの資金がない工務店クラスで、手軽に地震に対する信頼性の高い壁を造ることができるという意味で。
石膏ボ−ドを耐震+0.6で計算している。
木ずりも同じこと。
耐力あるわけない。
重量が加わった揺れに対してどんな耐力があるというのだ。
筋交いなければ崩れるのはそこからだ
何でもかんでもカウントして等級3ですと言われても、等級の信頼性自体に疑問を感じてしまう。