>>1164
お気持ちはわかりますが脚色してるというよりも「そう自分に言い聞かせてる」というのが正しいのだと思います。そしてそれを継続してそれが普通(セフルマインドコントロール)になり無意識的にその様に発想しているだけだと思います。一言で言えば俗に言う「住めば都」的な発想でしょう。
一般的に比べるまでもなく西武新宿線の利便性が悪いことはわかる話ですしそれが価格に影響してることも明らかですが、意外にわかっていない人が多いのは>>1166でも書きましたが街としての機能がない、街と街との狭間にあるエリアであるということでしょうね。
街の中心Aと、街の中心Bがあり、そのどちらにも属さない、素集合のところにあるのがこの上石神井というエリアになります。
学生や会社の単身者が暫定的および一時的に(寝るだけに)住まう場合はこの影響はうけません。むしろ住居費が安いというメリットのほうを最大限に受け取ることができる(学生や単身者にとっては自分たちの生活の中心が「家」ではなく、「学校なり会社、または自分たちの友人なりよくいく繁華街」)”だけを”気にすればいいだけであり住居はただの「寝床」ですから安いほうが合理的になるわけです。
が、ファミリーで住まうとなれば話は別です。働き手のことだけを考えれば別に変わりませんが、奥様および子供達からすればそこが生活の中心にならざるをえないのに、そこに中心がない。っていうより街として機能としてない。それを如実に表してるのが上石神井駅周辺のお店でしょう。しょっちゅう変わります。根付きません。これ、当然なんです。これは、「時代による好みの変化」ではなく、この上石神井駅およびその周辺がまったく「定着」しないからこそ、どんなお店をやったところですべてが「一過性」でありまともにビジネスできないからです。
でもこのエリアの実態をしっかり見据えればそれは別に驚くべきことではなく至極当然なわけです。例えばこの界隈に住んでるのが学生および社会人単身者である場合さて、病気になったらどこいくんでしょ?美容院いこうとおもったら?何か勉強したいなっておもったら?
よし、上石神井で済まそうって思いません。そもそもそう言うのがないってのもありますが、そこを中心に決める「理由はない」からです。独身最大の利点であり特徴は縛られないことです。わざわざ上石神井で済ませておく理由などなにもない。もともとここに住んでるのも安くて「寝床」にするなら合理的なだけだからです。
そして、彼らは単身者ですから、この界隈の医療、福祉、教育にはなんら貢献しません。税金としては払っていますが、じゃあ練馬区はこの辺りにもともと需要が少ない、いやもっと正確にいえばそれ以上に需要(要望)が大きい練馬区の中心部エリアに対して当然投資せざるをえないでしょう。だから、こういうエリアは自治体にとってはとてもありがたいただの「税金回収場所」でしかないわけで結果的にこの辺りには大したサービスなどありません。需要が低いんですからそんなの当然ですよね。
ファミリーにとって最大の障壁でありファミリー向けマンションがなかなか売れない最大の理由はそこにありますよ。そしてそれは風評でもなければネガでもなく現実的にそうだからこそ、そういったことも加味されて相場がそれを形成しているわけで、まともな購入検討者はそれがわかるからこそどうしても取引に躊躇するわけです。
なので、たんに西武新宿線という鉄道利便性だけの問題ではないわけです。中央線と西武線の最大の違いはそこにあると思ってます。鉄道利便性は我慢すれば済む話かもしれませんが、生活の土台になる、街としての機能、つまりは医療、教育、福祉に投資がされないどころか税金を吸い上げられて街の中心に向かうわけですからこれは我慢すれば済む様な問題ではないことは誰もがわかる話ですよ。
別に街の中心にいったって税金自体は変わりませんからね。どこに住んでもその所得に応じて税金は支払うのに、一方はその恩恵(行政の投資)を受けられるのに、ここではそれがほとんど受け取れないっていうのではファミリーにとっては死活問題にしかならないのでは?
だって、ただでさえここを選んでる最大の理由はこの「安い価格」ですよね。つまりは経済性を重視してるわけです。経済性を重視する人はトータルサービスが重要でしょうから、グロスが安いけど実際サービスは受けられないのではこれはコスパは最悪ですから。それに資産性を鑑みても中古市場を調べば騰落率は想像するに固くないでしょうしね。