>>西武新宿線上石神井駅で5000万円は高過ぎ
> 西武池袋線の物件を見ましたがもっと高かったです。だから安いと思いました。
> 西武新宿線は西武池袋線より相場が安いんですかね。
高い、安いは所詮相対的価値にすぎす、その相対的も一般市場価値をベースとした相対と自分の主観を考えた相対の2種類があるのであまり突き詰めても意味がないかと。
5000マンは高杉って言うその人は自分主観の話にすぎないです。
あと、同じ西武でも都心までの距離が同じであれば池袋線のほうが一般市場価値を基準とした場合は
価値が高いですよ。理由は簡単で鉄道利便性が池袋線のほうが西武新宿線と比べれば高いから。
一応西武池袋線単体でJR池袋駅には行けますからね。副都心が乗り入れて一応の価値も上がりました。あと、西武鉄道自体が池袋線を主力に投資をしている点もあるでしょうね。
一般市場価値基準で言うならば西武新宿線は厳しいでしょうね。
一本でまともなJR主要ターミナル駅に行けないのが最大の欠点でしょう。
関東の私鉄は基本的には必ずJR主要ターミナル駅に必ず行きますから。東京西部であれば
新宿駅、または渋谷駅がそれにあたりますが残念ながら西武新宿線はどちらにも行かないので。
あと、鉄道利便性はおいといて、上石神井エリアという土地に関して着目するとこのエリアは
実は「狭間(はざま)」にあるからそう言う意味では「エリア」にならないんですね。
東京の場合は基本的には「駅」を中心に「街の機能=利便性だけではなく文化、行政的な中心部」
になるわけですが、残念ながら西武鉄道はこの原則に当てはまりません。
ってのは、西武新宿線が「所沢駅」を覗き、すべてそれぞれの街の「狭間」を走ってる路線でもあるからです。
上石神井駅周辺をみればよくわかります。この界隈は基本的には「青梅街道南側」と、「新青梅街道北側」が街の中心です。前者は善福寺、西荻北、といったいわゆる中央線西荻窪駅を中心とした街です。青梅街道がこれを分断してる境界でありその南側がそこにあたります。
一方、新青梅街道も青梅街道同様に分断しており、その街の中心は北側の石神井公園駅(池袋線)
を中心としたエリアです。行政(教育、福祉、文化施設)もすべて新青梅街道北側に集約されます。
そして、狭間になってるのが、新青梅街道南側ー青梅街道北側のあたりですよ。
上石神井駅はその狭間にどっぷりつかっています。したがって文化的にも行政的にも商業的にも
すべて完全に孤立してしまったエリアであり発展性も成熟性もありません。だから「安い」わけです。実際、ここは昔から今も安いので企業の単身者寮、または学生用のベッドタウンであり借りぐらし的な一時的住まいとして使われており地域的にも文化、伝統すら根付きませんよね。みなさん
学生であればだいたい4年、社会人単身であれば結婚するまでの5年程度で引っ越しするわけですから。
住めばよくわかりますがこういう人が常に入れ替わるエリアは誰も地域に根ざして根気強い継続的な活動がなされませんから、結果的に教育、福祉、医療含めて経験値、地域密着思考が生まれませんから成熟レベルが極めて希薄になります。実際、上石神井ならでわのものなど何もありません。
何もないので普段の生活をアドレス的に上石神井エリアでは何もできませんよ。
教育、医療、商業、上石神井エリアでまかなえますか?と言われればNOですよ。
ゆえに結果的に不動産価格も上がりませんし人気だってあがりません。
そう言うことを考えれば5000万円っていうのはほとんどの人にとっては地勢を考えれば安くなく、
だからこそここも売れ行きが悪いというわけです。でも安心したほうがいいです。
別にここだけが特別こうなのではありません。この界隈は基本的に引きが弱いためいつもこういう
感じですから。中古マンションが3000万円前半になることを考えればよくわかるはなしです。