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制震か免震かそれとも耐震がいいのか、色々な本やサイトをみているうちに
どれがすぐれているのがよくわからなくなってきてしまいました。
皆様はどうお考えですか?ちなみに私が購入を検討しているのは
15階建ての免震構造の物件です。
[スレ作成日時]2006-10-24 11:04:00
制震か免震かそれとも耐震がいいのか、色々な本やサイトをみているうちに
どれがすぐれているのがよくわからなくなってきてしまいました。
皆様はどうお考えですか?ちなみに私が購入を検討しているのは
15階建ての免震構造の物件です。
[スレ作成日時]2006-10-24 11:04:00
>196
>四十階建て高さ120mで、南北が15mで東西が100mの建物 の、南北に揺れるときと東西に揺れるときの周期を概算で構いませんの で教えて下さい。
RCと仮定し>136で紹介した式T=0.02h に当てはめた場合、一次固有周期は2.4秒。(一説にはT=0.015hとも言われますが)
しかし仰るような極端なプロポーション(平面アスペクト 1:6.6)の超高層建築物は個別に周期を計算すべき案件となります。極端な形程、高次の固有周期算定も難しくなりますし、外形だけではなく地盤や壁(剛性)の入り方によっても変わるので外形寸法だけでは正確には出せませんよ。時刻歴応答解析による評価が必要な高さですし。ただしその建物がマンションであれば、前述の数字がX方向・Y方向共おおよその目安(概算)になることには違いありません。
実際の話をすると、そのようなアスペクトでその規模の超高層マンションを建てることはまずありません。
施工・地震対策他、法規上も有利な条件を求めて避け、マルチタワーにします。極端な形状は何をするにも不利になるので。
最後に、小学校程度(平面縦横比 1:4〜5程度)ならX方向・Y方向共にほぼ同程度の周期を持つと言われていることを付け加えておきます。
一般建築物の固有周期に関して言えば、まず建物の高さが数字を決定する主要因となり、次いで地盤(弱いと長周期化)と構造(SかRCか)、プロポーションはそのまた次ですね。巨大倉庫や特殊工場などはでまた全く違うものもありますが。
>200
私が196の質問をしました。
>小学校程度(平面縦横比 1:4〜5程度)ならX方向・Y方向共にほぼ同程度の周期を持つと言われていることを付け加えておきます。
つまり、X方向が南北でY方向が東西だとすると、解り易くする為に仮定の数字を当てはめますと、同じ建物において、X方向の奥行きが10mでY方向の幅が50mだとすると、高さに周期は比例するが、10mの幅のX方向に揺れる周期と50mの幅のY方向に揺れる周期が同じだと言うことですか?
どうも理解できません。
X方向が1cmでY方向が5cmで高さが5cmの消しゴムを作ったとすると、Ⅹ方向とY方向の周期が同じなのでいいのですか?
でも、揺れ幅は違いますよね?
X方向のほうが薄っぺらいのでY方向よりも揺れ幅は大きいのではないでしょうか?
なのにX方向とY方向の周期が同じとは不思議ですね。
何故同じになるのでしょう?
同じ高さで同じ階数の建物の場合、幅が広いほうが強くなります。
ひとつの正方形の部屋の10階建てと、同じひとつの正方形の部屋が10個並べて10階建てにしたものとを比べれば誰にでもわかると思います。
ひとつの部屋の10階建てなら、一番上をちょっと突付いただけで建物はゆらゆら揺れるでしょうが、10個の部屋の10階建てだと、狭いほうは前述と同じですが、広いほうはちょっと突付いてもびくともしません。
>200ですが、>208も書いているように高さだけでは決まりませんし個別に計算しないとわかりません。(>208がいうように告示式は実測から得られた傾向を元に数式化したものです)
その上で、高さは固有周期を決定する大きな要素であり、高さが2倍になると固有周期も概ね2倍になる傾向がある一方、平面アスペクトが2倍になっても周期で2倍の開きは出ません。当然異形の例外はありますが、建築物全体からするとマンションはどれも比較的整ったフォルムをするものが多いのも確かです。
小学校のように平面アスペクトに偏りがあり長方形でも何故XYでの周期に差が出ないのかは私もわかりませんが、大林組技術研究所の基礎コラムにもそう書いてあります。(ここでも高さを区分軸として一次固有周期の概算をしていますね)
http://www.mmjp.or.jp/kyosindo/kisokoza/kisokoza03.html
このことは私のイメージとも違うのですが、RCマンションのようにマクロスケールの構造物の挙動は個人のイメージとズレがある場合も多いですから。
私も含めて同様に言えることですが、RCマンションは消しゴムの脳内モデルイメージと同じようには振る舞いませんし、ましてやエキスパンションジョイントで四方を支え合うようなこともありません。
>220さん
212さんではないですが。
エキスパンションジョイントって、電車の連結部分の渡し板みたいに揺れがあってもずれて力がそこに加わらないようになってるだけの仕組み。なので、建物はそれぞれ独立して揺れる。揺れが大きくなってエキスパンションジョイントの可動範囲を超えると、エキスパンションジョイントは壊れちゃう。3・11のときに会社の棟と棟をつなぐ渡り廊下のエキスパンションジョイントが壊れちゃって、しばらく使えなくなった。
ちなみに、会社の建物は一方が南北に長くて、一方が東西に長い構造の7階建てで、3・11のときに建物の外に避難して見てたら、それぞれが全然違う揺れ方してた。ちなみに壊れたエキスパンションジョイントは、一方の建物側に乗りあがる形で自身と周囲を破壊していた。
書いていて思い出したけど、そういえば近くのスーパーのエキスパンションジョイントも壊れていたな。
>219
「硬さ」を剛性の意味で言うのであれば、地震時に同じ層間変位の場合ですと太った建物のほうが硬いです。
太った建物は細い建物より各階の床面積が大きい、ということは各階の質量が大きいということになります。これに地震の加速度が加わると細い建物よりも大きい水平力が加わることとなります。大きい力を加えたものと、小さい力を加えたものの変形が同じならば大きい力を加えたほうが質量の比率分硬いということになりますよね。
「硬さ」を固有周期という意味で言うのであれば、同じ階数高さと仮定すると硬さはほぼ同じということになります。
剛性と違って固有周期は質量の項がある式(√m/kに比例、m:質量、k:剛性)で算出されます。太い建物の剛性は細い建物よりも質量の比率分硬いので√m/kは両方とも同じ値となります。
エキスパンジョイントが無ければ、南棟は南北に揺れますので東棟と西棟に激突することになり、とんでもない被害が発生します。
エキスパンジョイントがあるので、南棟の揺れは抑えられ東棟と西棟に激突することはありません。
そう言う意味で、エキスパンジョイントには揺れを止める効果があるのです。
誰がエキスパンジョイントが制振だと言ったのでしょう?
エキスパンジョイントは制振とは無関係です。
ただ、2つの隣り合った建物の違う特性を喧嘩させないようにするものです。
通常サイズの動いているメトロノームを手に止めるなら簡単に止められますが、10階建て相当の動いているメトロノームを手では止めるとこは不可能です。
しかし、10階建て相当のメトロノームでも、止まっている状態なら動かないように止めることは人の手で十分可能です。
つまり、長周期地震動で共振したとしても、エキスパンジョイントでつながれた建物が同じ周期でないか、同じ周期でも角度が90度違っている場合、エキスパンジョイントが初期の揺れ始めの非常に弱い動きを止めてしまうので、そもそも直下型地震の瞬間的な大きな力に対して設計しているものなので、緩やかに始まる長周期地震動の初期の動きを止めるのは簡単なことなのです。
【一部テキストを削除しました。管理担当】
そんな彼の新説>>148や>>152によると、浦安のIKEA近くにある大規模マンション「サザン」では
>東西南北の口の字型に建物が連なり一体になり、互いにエキスパンジョイントで結合していて、揺れに対して互いに抑えるように働らく
らしい。
しかし残念なことに、実際のサザンでは4面がエキスパンションジョイントで繋がれてすらいないわけなのだが。
他にも「狭小戸建住宅が長周期地震動の振動数にあう」説や「10階建てのマンションよりも40階建てのタワーマンションのほうが、長周期地震動の影響をうけるというのは誤解」説があった。
ぜひ詳しく解説を願いたい。彼の今後の活躍に益々期待がもてそうだ。