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たくさんの人が音について悩んでいて、
私だけじゃないんだと心強くなりますが、
結局皆さん我慢しているんでしょうか。
うまく解決した方っていないんでしょうか。
買い替えて解決という方もいるでしょうが、
住み続けて解決した方、いらっしゃいませんか。
人が原因の場合と作り自体が原因の場合とありますが、
見かけの良さより、
遮音性のしっかりしたマンションを作って欲しいと思います。
[スレ作成日時]2007-01-27 12:13:00
たくさんの人が音について悩んでいて、
私だけじゃないんだと心強くなりますが、
結局皆さん我慢しているんでしょうか。
うまく解決した方っていないんでしょうか。
買い替えて解決という方もいるでしょうが、
住み続けて解決した方、いらっしゃいませんか。
人が原因の場合と作り自体が原因の場合とありますが、
見かけの良さより、
遮音性のしっかりしたマンションを作って欲しいと思います。
[スレ作成日時]2007-01-27 12:13:00
>>560
簡単に説明すると、将来を考え検討すべき事案があるとき環境大臣は自身の検討委員会に
「○○について検討せよ」と要請します。
これが、環境大臣の場合、中央環境審議会です。
そして、「○○について検討せよ」という要請が諮問です。
環境大臣から諮問された中央環境審議会は、各分野において専門委員会を設置して、調査・研究等を
行います。
この専門委員会は調査結果を中央環境審議会に提出します。これを「委員会報告」といいます。
中央環境審議会は下部組織の専門委員会から上がってきた「委員会報告」をもとに諮問を受けた
環境大臣に報告を行います。
これが、「中央環境審議会の答申」ということです。
この中央環境審議会の答申の結果を踏まえて、環境大臣は必要に応じて法案を作成して国会へ
提出します。
国会の審議の結果、可決されると法律が成立ということになります。
これが「騒音に係る環境基準」です。
というわけで、560さんの疑問に対する答えですが、騒音に係る環境基準=中央環境審議会の答申
ということです。
もっとわかりやすくいうと、「中央環境審議会の答申」は「騒音に係る環境基準」の解説ということです。
そして「委員会報告」は、もっと詳細な解説ということになります。
さて、「屋内へ透過する騒音に係る基準(昼間にあっては45デシベル以下、夜間にあっては40デシベル
以下)によることができる」について、基本的にはどういう地域や立地であったとしても夜間の屋内基準は
35dBです。
しかし、首都高速道路沿いなど、幹線交通を担う道路に近接する空間では自動車の交通量が多いため
防音壁等を設置したりしても、家屋が受ける交通騒音を屋内の一般基準値35dB以下に抑えることが
困難となる場合があります。
こういった地域は例外的に「夜間にあっては40デシベル以下」となっています。
これは、自動車の交通量が多いため騒音値が高い、けれども交通量が多いがために騒音値の変化量が少ない
だから40dBと通常より5dB高いとしても、睡眠への影響(途中で目が覚めてしまうなど)が少ない、
なので、国民のみなさんちょっと我慢してくださいということです。
これに対して、交通量の少ない地域(通常は夜間には交通量が少なくなる)の場合、自動車が通らない時と
自動車が通る時との変化量が多いために、人の睡眠が影響をうける、だから35dBということになっています。
これらを、騒音のタイプでいうと、前者が定常騒音、後者が変動騒音です。
定常騒音を理解するにはエアコンをイメージしてください。
うちの場合ですと弱風の時42dB程で、強風の時50dB程です。なにもない時で25dB以下です。
さて、環境基準でいうと夜間は35dB以下となっていますが、夏場などはエアコンをつけた状態でも
ちょっと動作音がうるさいなぁーと思いながらも普通に眠れますよね?40dB以上あるのに。
これは、エアコンの動作音の変化がわずかだから気にならない(なれてくる)わけです。
しかし、例えば1分ごとにonとoffが繰り返されていたら気になって眠れなくなると思います。
簡単に説明するとこんな感じです。
さて、ここで気をつけなければならないことは、環境基準の基準値35dBないし40dBというのは
騒音の評価方法が等価騒音レベルだということです。(騒音の最大値ではない)
また、「屋内へ透過する騒音に係る基準」でわかるように、環境基準の対象とする騒音の種類は
“透過する騒音”すなわち空気伝達音であるということです。
これに対して、マンション内で生ずる騒音は床衝撃音という固体伝達音であり、騒音の評価方法も
異なるということです。