マンションなんでも質問「構造・施工系質問箱〜GBその2」についてご紹介しています。
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ゼネコンボーイ [更新日時] 2009-05-13 22:47:00

 これは下記のGBスレッドを継承するものです。
「ゼネコンボーイさんマンションなんでも質問スレ」
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/4992/
GB自身がこの2つ目のスレッドを立てましたが、これまで以上の頻度でお答えする状況ではありません。以下の条件を継承させていただきます。
・諸般の事情により返事がいつになるか分からないので、急ぎの質問はご遠慮ください。
・返答されていない質問が3つ以上ある場合は、新たな質問はご遠慮ください。

 このHPの住宅質問板で例えば、
「子供の走る音について その2」
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/16198/
を拝見すると、本当に悩んでいる方が多いと思いますが、実際のゼネコン側からすると、マンション施工後に構造的に遮音性能が悪いという苦情が来ることは稀です。「隣接して生活すると衝撃音の伝達は防ぎ切れないので、下階を意識して生活しましょう」は、マンション生活上の注意事項として、説明書の筆頭に記載しているからでしょうか。でも、GBはマンション購入者が、上階購入者についてあれこれ悩むことがないように、現状以上に遮音性を高めることが必要だとは常々感じています。
>スラブが、直床やボイドスラブでお悩みの方へ
「今時直床でスラブ20センチ」(GBは163.以降に)
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/3700/
「ボイドスラブと普通のスラブについて」(GBは56.以降に)
https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/3322/
>スラブの遮音性を質問される方へ
 床衝撃音の予測は非常に難しい分野で、今も統計的に実測結果と合うように調整されている予測式がほとんどであり、しかも精度はいまいちです。GBは一般的な傾向としてのコメントになるので、それが実際の性能を保証するものではありません。

[スレ作成日時]2006-06-17 23:21:00

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構造・施工系質問箱〜GBその2

  1. 22 匿名さん

    19です。
    早々にお答え頂きましてありがとうございました。色々な観点からのご意見、素人ながらよくわかりました。
    このような掲示板でも物件のHPでも様々な意見が飛び交っているので混乱しておりました。その中で、ゼネコンボーイさんが一番真摯にお答えになってらっしゃるとお見受けし、おすがりした次第です。貴重なご意見を是非参考にさせて頂き、購入を検討致したいと思います。本当にありがとうございました。
    またお尋ねするかも知れません・・・

  2. 23 匿名さん

    GB様、
    最上階の戸境壁にヒビが入る問題が他スレであがっています。
    https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/4969/
    これはよくあることなのでしょうか?今後大きな問題となる
    のでしょうか?教えていただければ助かります。

  3. 24 ゼネコンボーイ

    >>23.の方へ
     先のスレッドの11.以降、記載されている方でよろしいのでしょうか。
    原因は、当スレッドの15.さん記載の通りで、よくある失敗です。
    ゼネコン側が、屋上断熱工法を外断熱に切り替えて、大がかりな手直し工事をしているようなので、ひとまず安心ですね。これで、屋上躯体部分の温度変化が緩和されたので、最上階戸境壁のひび割れの進行もほぼ解消されるでしょう。ましてや、その下の階への影響は全くありません。
     ゼネコン側が、最上階の戸境壁を両側に10mmずつふかしているのは、再びひび割れないように、ひび割れ対策の補強シートでも貼ったのでしょうか?同じクレームは受けないという強い姿勢を感じます。一度ひび割れが生じると、その部分が弱くなりますから。例えば、エポキシ樹脂の注入などがよく行われますが、弾性係数はコンクリートの約1/10なので、まだ竣工間もないマンションで温度による伸縮でひび割れた場合。今後のコンクリート自体の乾燥収縮で、弱い部分にしわ寄せが来ると想定した場合、簡単なひび割れ補修の上に再びクロス直貼りとするのは、耐えれないと判断したのでしょう。
     一般に、乾燥収縮だけが原因の場合は、戸境壁のように周辺の拘束状態が均等になっていると、だいたい垂直方向にひび割れを生じます。しかも、クロスを貼ると乾燥収縮も抑制されるので、乾燥収縮が原因のひび割れは、生じるとしたら、だいたいがクロス張りの前に生じることが多いようです。当然そのような場合には、ゼネコン側はしかるべき補修をした後に、クロス貼りを行います。
     また、屋上がどのような断熱方式であれ、外壁を含めて最上階の壁には斜め方向にひび割れ対策筋を追加します。マンションの屋上は非歩行とすることが多く、外断熱が多いのですが、ルーフバルコニー付きの場合は、専用使用を考えるので、防水層の上に保護コンクリートの打設を行います。
     この場合も、ルーバルスラブの防水層の上に断熱層を設置するのが、より丁寧な施工になりますが、施工上工期がタイトな場合などに、スラブ下に断熱材を打ち込みことが多くなります。ルーフバルコニーは、全日日射を受けるケースは少ないので、温度変化も屋上ほどのことはありませんが、この断熱材先行打ちをする場合は、ルーバル下の各外壁、戸境壁に通常以上にしっかりと温度伸縮に対抗する補強筋を入れることが肝要になります。

  4. 25 匿名さん

    GB様、23です。お忙しい中ご回答ありがとうございました。
    実は私は先のスレッドにて相談した本人ではないのですが、同様の問題が
    私のマンションでも発生しており先のスレッドを引用させていただきGB様
    に相談した次第です。本件よくある失敗ということで理解いたしました。
    また、当方マンションも斜めに入ったひびにエポキシ樹脂注入で対処する
    と施工会社から聞いておりますが、通常の対処方法なのですね。安心しました。
    どうもありがとうございました。

  5. 26 匿名さん

    ゼネコンボーイさま。他スレでもありましたが、某マンション指南をなさっている方の中に、最低これだけはチェックしなさい!みたいなコーナーで、「外階段に鉄骨階段は避けるべき」がありました。私も某マンション契約した後に気づいたのも情けないのですが、見てから気になって目に付くマンションを見ていますが、結構鉄骨階段のマンションはあるものです。この指摘は単に将来、鉄骨部の錆補修にコストがかかるからとかそういう問題だけなのでしょうか?それとも他にデメリットはありますか?

  6. 27 匿名さん

    ゼネコンボーイさま、はじめまして。
    このたび、タワーマンションの購入を考えています。
    そこで戸境壁について教えていただければ、と思うのですが
    そこの構造は、中空になっているようで、パンフレットには
    1、中央にグラスウール保温板(24K、25ミリ厚)
    2、それを抑える形で(グラスウール方向へところどころ出っ張りがある)SLPエース8ミリ厚
    3、一番外側にエフジーボード5ミリ厚
    となっています(イラストで説明されています)。

    タワーマンションの場合、軽量化のため普通のマンションよりも戸境壁の防音性能が落ちるとは聞いていますが、上記のような仕様なら、タワマンとしては標準的と考えて宜しいのでしょうか?

    また、戸境壁にテレビを置いたとした場合(もちろん壁から少しは離しますが)、隣の家に迷惑がかかるほどの音漏れがする可能性はありますでしょうか?

    変な質問ですが、よろしくお願いします<(__)>

  7. 28 ゼネコンボーイ

    >>26.の方へ
     補修が面倒といえば、そうですが。それを言い始めると、外装はPCa板の工場でコンクリート打設時にタイルを打ち込んだもの以外は、10年置きのメンテが必要で面倒だということになる。
    (まあ、鉄部の補修は、より頻繁にはなりますが)
     ・吹き付けタイル・・・・まあ15年に1回は吹き直しが必要。
     ・現場貼りの45二丁掛けタイル・・・・10年置きに剥離検査をした方がよい。
      (タイルの場合、施工コンディションがよいと、何もしなくても半永久に保つケースもある)
     在来工法でもPCa板で構築しても、ジョイント部分のシール目地は10年を待たずに劣化することが多い。シールが切れてもとりあえず漏水しない納まりが肝要。→妻側もバルコニーが連続しているマンションが理想的です。
     さて、本題に戻りますと、鉄骨階段はその昇降音が問題になるかと。日頃使用する住民がいなければ、問題なしですが、頻繁に利用する人がいる場合に、そのそばの住戸ではややうるさく感じることがあることでしょう。一般に片廊下型マンションでは、廊下側に付くので、その階段に近い北側の洋間に居る際に、やや昇降音を感じるケースがあるでしょう。
     また、一般の妻側住戸やタワーマンションのコの字プランで、そのスリット部分に階段を設置するケースがよくありますが、その際は鉄骨階段に隣接した住戸では注意が必要です。階段側の外壁にウレタン吹き付けのGL工法で内壁を作ると、階段の昇降音がよく響く住戸になります。
     この場合、独立支柱によるふかし壁仕様とする必要があります。梁型も同じように安易にGL工法で化粧しないで、LGS下地で梁型を作ります。これも未だに犯しやすいミスなので、心当たりのある購入者は、その部分の施工方法を事前によく確認してください。

  8. 29 26です。

    ご丁寧な回答、ありがとうございました!鉄骨階段は音がポイントなのですね。一応、マンションパンフレットの外部仕上げ表には、「外部直通階段:鉄骨階段 床・PCコンクリート板またはコンクリート金コテ押え 手摺・スチール製」とあります。床部にコンクリート仕様ということは、いわゆるカンカンカン!ってイメージの音は発生しないのかなぁ?と思っておりますが、いかがなものでしょう?

  9. 30 ゼネコンボーイ

    わ〜。
    しばらくみない内に、なんとリフォームされている。
    GBのこれまでの書き込みが読みずらいのなんのって。・・・
    気を取り直して、
    >>29. 26さん
     通常、鉄骨階段は床の踏み面部分は、コンクリート又はモルタルを打設します。
    PCコンクリート板だと少しはよいかも知れませんが、やはり通常のRC階段に比較すると、
    響きやすい階段になります。

  10. 31 ゼネコンボーイ

    >>27.の方へ  大変遅くなりました。
     この(株)エーアンドエーマテリアルの押出成形セメント板の仕様と、
    吉野石膏などの石膏ボードの多重貼り工法による乾式壁がタワーマンションの壁工法を
    二分しています。どちらも性能は同じようなもので、ゼネコン側も競争させて安い方を使用します。
     さて、http://www.aa-material.co.jp/index3_1.html
    のSLPエース耐火120の部分に、カタログがリンクされていますが、ここに掲載れている
    RC150壁との比較は、やや極端な事例を持ってきているようで、RC戸境壁の場合には、
    四方が柱梁で強固に保持されているので、空気音の振動が来ても、125Hz近辺の低音域は
    比較的得意の部類に入り、一方で、乾式壁はボード端部の固定が甘い分、どんどんと言った
    感じの低音がやや弱いと言えます。(衝撃力が大きいと振動しやすい)
     空気音は、音圧が面で作用するもので、衝撃音は点で作用するものといった違いがありますが、
    まあどちらも性能上はだいたい似たようなものです。
     その意味で、子供がプロレスごっこをして、壁にぶつかると、乾式の方が音が大きいでしょう。
    夫婦げんかして、皿が投げられた場合、これはRC壁の方がうるさいことがあるかも知れません。
     いずれにせよ、TLD57の製品であれば、乾式であれ、特に空気伝搬音では問題ありません。
    (TLD60の方がよりよいですが、この57の製品は幅広く標準仕様で採用されています)

  11. 32 匿名さん

    27です。
    ゼネコンボーイさま、分かりやすい説明、ありがとうございました。
    タワーマンションの仕様としては標準的とのことで、ひと安心しました。
    念のため、テレビを置く予定に後ろになる戸境壁にはエコカラット等を施して
    多少なりとも、厚みを持たせようかとも考えています(気休めかも知れませんが)。
    どうもありがとうございました。

  12. 33 匿名さん

    ゼネコンボーイ様、現在マンション契約しようか迷っています。
    私は音に対して敏感なほうとおもいますが、以下マンションの遮音性は生活するのに十分でしょうか。
    ボイドスラブ厚 275mm、二重床(際根太:在来工法)LL45 、二重天井なし 、営業の説明では、
    遮音性は LH50、LL45の仕様となるとのことでした。なお、上階には、夫婦と3歳の子供が入居予定です。どうぞよろしくお願い致します。

  13. 34 寒がり(関西在住)

    ゼネコンボーイ様
    今回、1階が駐車場(3段機械式)になっている真上の2階住戸を契約しました。
    ひとつ心配なのが、床からの冷気です。外壁については、ウレタンフォーム30mmの断熱材との
    記述があるのですが、2階床または1階天井の断熱については説明書きはありません。
    後日問合せてみようかとも思うのですが、その場合の聞いておくポイントとかあるでしょうか?
    ちなみに床は全室フローリングで遮音等級LL-55、コンンクリートスラブ厚さは250mm
    (一部200mmとの記述あり)です。1階駐車場の天井は化粧ボード仕上げとなっています。
    普通、その辺りの断熱はきちんとやってるもので、心配しすぎかもしれないのですが、
    どうぞよろしくお願い致します。

  14. 35 ゼネコンボーイ

    >>32. 27.の方へ
    質問にすべて答えていなかったようで、・・・。
    今のマンションで、隣のテレビの音が聞こえることはまずありません。
    そのようなケースはお互いにバルコニー側のサッシュを開けていたときとかですね。
    よって、テレビの音にそれほど神経質になる必要はありません。
     テレビも、ピアノもスピーカーの振動、弦の振動による空気伝搬音と、
    その振動を支えている筐体から、床に伝搬して広がる固体伝搬音のミックスしたものとなります。
    よって、それぞれ、音の伝搬を防止する緩衝部分を床との間に設置すると、
    隣戸への伝搬や階下への伝搬は、より軽減されたものとなることは確かです。
     今流行の平面パネル型のTVを導入される方も、スピーカーのある部分の下は、
    ゴム系の防振マットを敷設すると、よりよいかも知れません。
    しかし、もには限度があるので、
    余りボリュームを上げないことが、一番のエチケットだと思います。

  15. 36 ゼネコンボーイ

    >>33.の方へ
     音が気になるようでしたら、たぶんアウトかと思われます。
    まず、前にもの述べましたが、二重床のカタログ値が、LH50、LL45の仕様であると
    思われますが、これは現場ではまず再現できません。
     というのが、未だにメーカーは際根太のない状態での試験を繰り返しており、
    それを公的機関が、現場における推定値ということで、成績証明書を出している現状が
    あるからです。いいかげん、際根太のある状態での試験に切り替えればよいのですが、
    昔から、そのような試験をしていないので、今急激に切り替えると、普及価格で、
    LH50、LL45の商品が出せなくなるという現実があり、また自分一社だけが、現実の
    レベルをパンフやHPに記載すると、他のメーカーの商品に負けてしまうというジレンマも
    あるようです。
     しかも今回の場合、直天・在来際根太ですので、LH55、LL55ぐらいが実際のところだと
    推測されます。
     デベも設計事務所も、二重床メーカーのカタログ値が達成できると思っている人が
    まだたくさんいるのが現実で、この状況が、マンションにおける床衝撃音性能の向上を
    阻害しているとも言えます。
     GBの思う今の二重床の最低基準は、
    通常スラブ200mm以上、ボイドスラブ250mm以上+防振際根太付き+二重天井ですが、
    直天+275mmボイドスラブ+在来際根太はやや劣っていると感じます。
    (この最低基準でも、上の人がそれなりの注意をしないと、響くことに変わりはありません)

  16. 37 ゼネコンボーイ

    >>34.の方へ
     この部分は通常地域で、25mmの押出成形ポリスチレン(スタイロフォームなど)
    を断熱材として打ち込むのが通例であり、それを省略する事例を未だに見たことがありません。
     下に機械式駐車上がある場合は、下階への床衝撃音を気にしなくてよいメリットがある反面、
    駐車機械作動時の振動や音が伝搬する危険性もはらんでいるので、防振ゴム等で、
    制振対策されていることを確認しましょう。
     高級な仕様では、この部分を二重スラブとして、遮音性を高めることもあります。

  17. 38 寒がり(関西在住)

    ゼネコンボーイ様
    34です。
    省略する事例を未だに見たことがないとのこと、少し安心しました。
    確かに、駐車場の振動と音対策の方が気をつけないといけないですね。
    合わせて確認します。
    ありがとうございました。

  18. 39 32=27

    ゼネコンボーイさま
    重ね重ねの回答、本当にありがとうございました。
    今更ですが^^;、TVの隣室への音漏れ、私が心配だった理由は
    ・隣りの部屋が、隣家の寝室になる可能性が高いこと。
    ・私が帰宅してTVを見る場合、時間帯が23時から午前1時ごろになること。
    という背景があり、気になっておりました。
    音量はもちろん気をつけるつもりでしたが、アドバイスにもありますように
    防振マット等も使うようにして気をつけていきたいと思います。
    どうもありがとうございました。

  19. 40 匿名さん

    ゼネコンボーイ様
    33です。回答ありがとうございました。遮音性はやや不足ということせすが、間取り、立地等気に入って
    いるのでどうしようか迷っています。音は、騒音源が上階の真下の部屋でなければ、それ程気にならなく
    なるものなのでしょうか?

  20. 41 バイオ

    ゼネコンボーイ様

    先日マンションを購入しマンション建設中なんですけど
    雨の中(小雨)降っている中、現場の方が作業していました。

    私が心配なのが、雨(小雨)が降っているときにコンクリートを流す作業を
    行うことでコンクリートに悪影響があるかどうかです。
    強度的に弱くなるとか心配です。

    知識がなくてすみません。

    よろしくお願いいたします。

  21. 42 ゼネコンボーイ

    >>33. 40の方へ
     ある程度気に入って相談される方が多いので、できるだけ否定したくないのですけどね。
    上が子供3人とのことですが、上の方が気を付ける方であれば、特に問題ないし、
    下で住む人も、マンションだからこんなものかと思えば、そのなに苦痛に感じることでもない
    訳です。子供もみんな中学生になれば、部活が始まって家で騒がなくなるでしょう。
     二重天井がある場合、子供のどんどんに対してはむしろ悪い作用がややあるのですが、
    250Hz帯域以上の成分では、1ランク=5dBの低減効果があるので、
    中高音の成分が少なくなる分、心理的に、ぐっと遮音性が高まった感じがする訳です。
     どこかのHPに、二重天井内にグラスウールを入れて、上階の騒音に対処した事例が
    載っていますが、あれは厳密にJISの重量衝撃音レベルを測定して比較した訳ではなく、
    GWを入れると、250Hz以降での数dBの削減があるので、63Hz帯域以降の重量衝撃音は
    改善されてなくても、250Hz帯域以降の緩和でも少しは静かになった感じがしたということですね。
    (つまり、入居者の感想を掲載して、あたかも重量衝撃の対策工事ができるかのように
    宣伝していますが、重量衝撃音レベルそのものは改善していないと思われます)
     参考事例が長くなりましたが、高音域の方が心理的にうるさいので、
    軽量衝撃音の緩和を含めて、やはり遮音上は二重天井であった方がよいのです。
    (将来的な天井照明の付け替えも楽。たぶん、空調の効き具合もよいハズです。)
    しかし、そのようなもの優先するのが立地などの好みでしょう。

     ご質問の斜め下の住戸の場合ですが、直下の部屋より1ランク強〜1.5ランク程度落ちますね。
    これは、RC戸境壁上部にRCの梁型があるかないかで、若干ちがってきます。
     同様に、同じ住戸内で上階も同じ間取りの場合、騒音源直下の部屋と隣の部屋では、
    これまた3dB程度違って聞こえます。小梁付きの場合は、その小梁を超えての伝搬が緩和
    される傾向があります。その分、同じ位置での床衝撃音は、小梁内ではその直下に衝撃エネルギー
    がやや集約され、ボイドなどの無梁床板では床板全体に拡散される傾向を持ちます。
     この状況が、一概に小梁付きがよいと言えない状況を作り出している一因ですね。
    (→剛性の高い=厚さが十分にとれているボイドであれば、総合性能が勝るケースが多くなる)

  22. 43 ゼネコンボーイ

    >>41.の方へ
     小雨なら、心配する必要ありません。
    旧スレッドをご参照ください。
    https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/4992/res/95-102

  23. 44 匿名さん

    ゼネンコンボーイ様
    33、40です。音に関する詳細なご説明ありがとうございます。とても参考になります。
    購入に関しては、遮音性以外の部分も含めて再考したいと思います。

  24. 45 バイオ

    >>ゼネンコンボーイ様

    有難うございました。

    大変失礼いたしました過去スレにあったんですね

  25. 46 多分No.46

    ゼネコンボーイ様

    購入検討中のマンションについて、営業担当に耐久設計基準強度について
    問い合わせたところ、設計基準強度が27N以上なので、耐久設計基準
    強度も27N程度という返事が帰ってきたのですが、これは正しいのでしょうか?
    設計基準強度と耐久設計基準強度の、具体的な数字の関連性について
    ご教示くださいませ。

  26. 47 ゼネコンボーイ

    >>46.の方へ その1
     設計基準強度とは、建物の構造設計をして、例えば地震時の外力を受けて場合の
    構造体コンクリートの応力度が、コンクリートの許容応力度を超えないように設定する
    ものです。
     圧縮強度の場合は、その応力度が設計基準強度の1/3以下となるように設計しており、
    単純に言うと、この強度はコンクリートのピースを圧縮したときの壊れる強度で
    確認しています。
     耐久設計基準強度とは、1997年版の日本建築学会の標準仕様書JASS5(鉄筋
    コンクリート工事)より、取り込まれた概念で、構造上要請されるものだけではなく、
    コンクリートの中性化による構造体の劣化に着目して、耐用年数の指標を考慮した
    ものです。
     というのが、コンクリートの水セメント比(生コン中の水/セメントの重量比で、
    建築の場合50〜55%前後が多い)を小さくする程、緻密なコンクリートが得られ、
    結果として、コンクリートの圧縮強度も、中性化速度の遅延性能も同時に高くなる
    からです。
     だから、耐用年数の観点からも、使用するコンクリートの設計強度を採用して
    いこうという発想が97年以降、性能設計確立の機運と共に登場してきた訳です。
     そのJASS5では、建物の計画共用期間の級を
    1.一般(大規模修繕不要予定期間としておよそ30年、供用限界期間としておよそ65年)
    2.標準( 〃 65年、 〃 100年)
    3.長期(大規模修繕不要予定期間としておよそ100年)
    の3水準とし、それぞれの使用するコンクリートの耐久設計基準強度を
     1.18N/mm2  2.24N/mm2、 3.30N/mm2
    としています。
     これで、マンション販売のカタログ中に、コンクリート強度が30N以上であることを
    謳う事例が多くなりました。(特にタワーマンションでは、構造設計上、大部分の必要
    強度が30N以上となるケースが多くなるので、それだったらPRできるように、
    すべての構造体コンクリートを30N以上にしようという事例も多いようです)
     46.さんの事例の27Nでは、上記の2.に該当するので、「標準」設計となります。
    つまり、有意な耐久設計基準強度は、上記の3つの値しかないのが現状ですが、
    耐久性能もコンクリート強度で連続的変化するとすれば、耐久強度=27Nと言う
    のも間違いではないかも知れませんが、余り公的価値はない表現でしょう。

  27. 48 ゼネコンボーイ

    >>46.の方へ その2
     それでは、コンクリート強度を30N以上とすれば、本当に100年間大規模修繕が
    不要でしょうか?
     これには、日本建築学会より発行されている下記の指針案が参考になります。
     「鉄筋コンクリート造建築物の耐久設計施工指針(案)・同解説」2004.3
    ここで、性能検証型一般設計法と標準仕様選択型設計法が示されています。
     前者では、建物の劣化現象ごとに設定された要求性能を全て満たすように、
    材料・工法を選択するとあります。この劣化現象には、コンクリートの中性化、
    塩害、凍害などがあり、通常の地域では、中性化対策が一番の課題になります。
     要求性能としては、建物の設計耐用年数の期間中、構造体及び部材が設計限界状態に
    達しないこととなり、中性化の場合は、最外側鉄筋の20%が腐食状態になったときと
    定義されています。
     後者の標準仕様選択型では、その都度要求性能を検証していく作業も大変なので、
    一般地域における設計耐用年数の標準を65年、100年の二通りとして、
    それぞれの場合に要求されるコンクリートの材料規定を設定しています。
     この100年仕様が細かく仕様規定されていますが、主なものとして、
      1.設計かぶり厚さを、屋内仕上げあり以外では、65年仕様よりも10mm大きくする。
      2.耐久設計基準強度を30N/mm2以上。(65年仕様では、24N以上)
      3.地下以外には、高炉セメントやフライアッシュセメントの使用は不可。(65年はOK)
    などです。
     この2.の部分がちょうど、先述したJASS5の計画供用期間の級と対応させています。

     マンションのカタログで、100年仕様を謳っている場合は、現状としてこの2.や3.
    を守っている場合がほとんどであり、1.の条件を厳守している事例は少ないでしょう。
     本当に100年マンションが欲しい人は、この「かぶり厚さ」の規定部分もよく確認
    するようにしてください。

  28. 49 No.46です

    ゼネコンボーイ様
    丁寧なご説明、ありがとうございます。
    コンクリートの圧縮強度と中性化速度の遅延性能というのは、
    同じ指標で表わせるのですね。
    うちは100年コンクリートまでは求めていないのですが、
    その意味もよくわかりました。
    本当に助かります。

  29. 50 匿名さん

    ゼネコンボーイ様、遮音について教えてください。
    現在内覧にて物件チェックを行っておりますが、その中で疑問点がございます。
    当方の物件、2重床なのですが遮音(吸音?)用にグラスウールが敷き詰めてる形なのですが
    隙間があります。

    施工側としては規定で60%以上敷き詰めることになっているから多少隙間があったり
    また、2重床の脚の部分はどうしても空いてしまうとのことでした。

    よくわからないのは、通常の場合、こういったものなのか、それともびっちり敷き詰めるもの
    なのかということと、敷き詰めない場合(6割程度満遍なくしいた場合)での問題点があるのか
    どうかということです。

    その辺お分かりでしたら教えていただけませんでしょうか?

  30. 51 匿名さん

    ゼネコンボーイ様
    免震構造の効果について教えて下さい。
    湾岸地域に建つ免震構造のタワーマンションですが、
    確実に発生すると言われている東海・東南海・南海地震の
    長周期(2〜6秒)・長時間(10分)の揺れを
    減衰させる効果は期待できるのでしょうか?
    高層階なので心配です。
    どうぞ宜しくお願いいたします。

  31. 52 匿名さん

    ゼネコンボーイ様

    お忙しいところ恐れ入ります。

    https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/6488/
    のNo.07にある書き込みですが、
    こちらはゼネコンボーイ様のご回答でしたでしょうか?
    なんとなく文章の書き方が、ゼネコンボーイ様のものと違うような印象を受けたのと、
    サイト内を探しても、回答に対する質問が見当たらなかったので...。
    もし違っていたらごめんなさい。

    ところで、このマンションについて質問させてください。
    http://www.ch-sendai-ttt.com/

    (1)南棟と東棟の位置関係について、ちょっと無理があるように思うのですが、
       適切なものでしょうか?

    (2)西松建設の施工なのですが、雨漏りがする、梁が斜めだった(?!)など、
       あまりよい評判を聞きません。どう思われますか?

    (3)基礎構造について、「地下約15m以深、N値50以上の砂岩層を支持地盤としています」
       とありますが、実際には砂岩層までの深さは位置によってマチマチだそうです。
       大丈夫でしょうか?

    (4)「隣の住戸との間には、耐火性・遮音性に配慮した、厚さ約136mmの乾式耐火遮音壁を採用。
        石膏ボードの間には遮音性能に効果のあるグラスウールを充填しています。」
       とあります。
       19階建てのマンションで重量に配慮したものと思いますが、
       地震や経年劣化などに対する耐久性などは大丈夫なのでしょうか?

    (5)間仕切壁について
       「専有部内の間仕切り壁は厚さ約9.5mmのプラスターボード貼りにしました。」
       とありますが、こちらも(4)と同様に、耐久性に不安があります。
       また、上階などからのPS騒音にも不安がありますが、いかがでしょうか?

    (6)耐震構造について。
       19階建てで、今時「免震」でも「制震」でもなく、「耐震」設計ということについて、
       どう思われますか?

    (7)ほか、設備・仕様など、問題点らしきものがあれば教えてください。

    以上、お忙しい中恐れ入りますが、お手すきの際にでもお返事いただけたら幸いです。
    よろしくお願いいたします。

  32. 53 匿名さん

    ゼネコンボーイ様
    はじめまして。もう契約してしまったのですが。湾岸海沿いのマンションです。
    塩害対策として聞くと
    水セメント比50%以下、仕上げ材仕様(吹きつけとタイルの併用ですが、吹きつけが面積大きいと思われる)、金属部分は特殊な鍍金がしてあるとのこと。
    コンクリートはプレキャストになってます。
    今吹き付け中でしょうか。色が着いている箇所とコンクリートむき出しの箇所があります。
    吹きつけとタイルで塩害対策と言えるのでしょうか?また、両者に塩害への違いがあるのでしょうか?
    別の方に聞くと、塩害への効果は基本的に同じで、吹き付けのほうが技術がさほど難しくなく、よってコスト安。タイルは職人の腕次第でコスト高とのこと。
    ちなみに被り厚は建築基準+1センチ(普通でしょうか)。
    塩害(ひび割れ、鉄筋腐食、爆裂が比較的発生しやすいと解釈すればいいでしょうか)対策として十分と考えていいでしょうか?
    ちなみにデベもゼネも日本橋にゆかりのある財閥系のところです(違う法人ですが、素人から見れば一心同体のごとく見える。どこの物件もこのコンビ)。

  33. 54 ゼネコンボーイ

    >>50.の方へ
     そのようなものです。
    下記もご参照ください。
    https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/4992/res/284-289

    https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/4992/res/414-417

  34. 55 ゼネコンボーイ

    >>51.の方へ
     別にGBの専門でもないのですが、
    長周期の震動は、遠方で発生した地震が平野部の堆積層で表面波の形で増幅されて
    遠隔地へ伝わる。その際この堆積層の厚さで、周期は変化し、
    関東の場合、その周期が6から7秒前後となることが多いといわれています。
     2004年10月の中越地震でも、都内の複数のエレベータが長周期の影響で、
    安全停止する事例が多発しました。
     一般に免震構造では、固有周期を4秒ぐらいにチューニングし、
    一般の中高層建物の固有周期である1から2秒で周期だと、同調しやすくなる一般地震動を
    やり過ごします。で、長周期の地震動もその免震構造物の固有周期からははずれるので、
    特に問題ないだろうとされています。(一定の揺れは防ぎようがありませんが)
    >詳しくは、検討案件のデベにご質問ください。
    >構造設計者が丁寧な説明書を作成してくれるはずです。

  35. 56 匿名さん

    ゼネコンボーイ様、
    住まい○ーフィンにて、碓井氏が2重床必須を主張するためにものすごい論理を展開しています。
    面白いのでのぞいてみてください。

  36. 57 匿名さん

    >>54
    GB様、ありがとうございました。
    以前同じような質問があったのは見てはいたのですが6割ってのが気になってたもので。。。
    (施工が言ってたこの6割以上ってどんな資料からなんだろうと思って...)
    あと洗面下からみたらぽーんと1個GWが置いてあっただけで大丈夫か?みたいだったので。。。
    とりあえずあれば問題ないということで安心しました。

  37. 58 匿名さん

    >>56
    計測器より自分の耳を信じるですか・・・・
    まあ、人間という生き物はある先入観があると、その感覚(五感)が脳内で増幅される・・・・というのが最新の脳科学の常識なんですがね(笑)
    薄井氏は、典型的なサンプル例ですね。

  38. 59 匿名さん

    >>56
    これを読んだ人の中に二重床の物件だけを選択、購入される人へ影響が出る可能性
    とか考えてるんですかね・・・。

  39. 60 51

    >>55
    ゼネコンボーイ様
    ご回答いただきありがとうございました。
    免震構造では固有周期をチューニングできるとは驚きました。

    横浜の物件ですが、関東大震災の時に東京よりも横浜の方が震源に近くて
    当時の写真を見ると壊滅的な被害を受けていたことと、
    東海地震でも震源に近いので、耐震性を一番重視したいと思っていました。
    これで安心できました。

  40. 61 ゼネコンボーイ

    >>52の方へ
    まず、他スレッドでの引用ですが、「今時直床」のNo.258で述べていますね。
     ここのスカイウイングもまずまず売れているようですね。
    >(1)南棟と東棟の位置関係について
    GB:実際にはかなり離れているようで、問題なしですね。
    (デベの方々は、全体配置図・標準階平面図をHPに掲載するようにして欲しいですね)
    >(2)西松建設の施工
    GB:ノーコメント
    >(3)実際には砂岩層までの深さは位置によってマチマチだそうです。大丈夫でしょうか?
    GB:そんなものです。
    >(4)戸境壁・・・地震や経年劣化などに対する耐久性などは大丈夫なのでしょうか?
    GB:タワーマンションでは乾式が通常であり、他に選択肢はありません。
    大きな地震が来て、乾式二重壁の上下シール部分が傷むと、遮音性が悪くなることもありうるでしょう。そうなったとしても、補修すれば済む話です。
    >(5)間仕切壁について・・・・耐久性に不安があります。
    GB:どうなっていれば、満足ですか?
    また、PS周囲は、外側にPBを二重張にして、排水管自体も、遮音性を考慮したものになっているハズです。
    >(6)耐震構造について。
    >   19階建てで、今時「免震」でも「制震」でもなく、「耐震」設計ということについて、
    >   どう思われますか?
    GB:まず、このような板状マンションでは、免震にすると、免震部分に引き抜きも生じるので、
    対策が大変となり、無理に免震にしない。「制震」が「免震」の次によいと思っている人が多いが、
    制震にして、地震動エネルギーを吸収させて建物の応答を軽減している分、建物の骨組みもスリム化しているので、同じ耐震余裕度というか、品確法の対策等級が1であれば、同じような耐震性能でしょう。今は、構造スリム化による経済性を考慮して、制震部材を組むことが多い模様。
    よって、耐震で設計できているのであれば、特に気にしなくてよいのでは。
    >(7)ほか、設備・仕様など、問題点らしきものがあれば教えてください。
    GB:仙台駅に近くてよいマンションと思いますよ。

  41. 62 匿名さん

    ゼネコンボーイ様、私のつたない質問に丁寧にお答えいただきまして、
    本当にありがとうございました。

    何しろ建築物に関してはまったくの素人、
    一戸建てと違って、気軽に修理できない(管理組合云々で)というイメージがあるので、
    どうしても慎重にしたほうがいいのかな、と思ってしまうのです。

    >(4)戸境壁・・・地震や経年劣化などに対する耐久性などは大丈夫なのでしょうか?
    >(5)間仕切壁について・・・・耐久性に不安があります。
    GB:どうなっていれば、満足ですか?

    についてですが、
    「戸境壁」が「タワーマンションでは乾式が通常であり、他に選択肢はありません。」
    については知らなかったのです。(勉強不足...)
    やっぱり自重の関係でしょうか?

    頭の中のイメージを簡単な図にすると(ズレてないといいなあ)

    ■━■━■━■━■━■━■━■
    ┃ │ │ │ │ │ │ ┃
    ┃A│B│C│D│E│F│G┃
    ┃ │ │ │ │ │ │ ┃
    ■━■━■━■━■━■━■━■

    よりも

    ■━■━■━■━■━■━■━■
    ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
    ┃A┃B┃C┃D┃E┃F┃G┃
    ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃
    ■━■━■━■━■━■━■━■


    のほうが気分的に安心なんだけど...という気持ちでした。

    まだ30年ごとに100%来る!といわれている
    宮城県沖地震もきていませんし。

    同物件のHPでもわかる通り、
    肝心なところが明記されておらず、
    (耐震・免震・制震のどれかが明記されていない、など)
    営業さんから説明を受けても「売りたいだろうし、そういう答えだろうな」と思ってしまう。

    構造説明会でも、質問に対してズレた答えが返ってきているのを見て、
    「大丈夫なの?施工業者さん?」となっていたので、
    ゼネコンボーイ様からのご回答で
    かなり安心することができました。

    お忙しい中本当にありがとうございました。

  42. 63 匿名さん

    あ!62=52です。
    名乗るのが抜けてしまいました。
    ごめんなさい。

  43. 64 ゼネコンボーイ

    >>53の方へ 
    質問が高度なので、会社にある
     「鉄筋コンクリート造建築物の耐久設計施工指針(案)・同解説」2004.3
    を見て、ご返事します。
    >>56の方へ
     情報ありがとうございます。その3までの記載がそろった段階で、糾弾させていただきます。
    >>62. 52さん
     平面図の労作ありがとうございます。今回新規分譲される方の棟(14F)が、
    通常のRC戸境壁なのにと思われたわけですね。
     スカイウイングぐらい高層(19F)になり、しかも板状のマンションとなると、
    戸境壁をRC造にすると、そこに地震時の水平力が大きく作用して、
    今使用しているコンクリート強度だと、逆に容易に壊れるものになります。
    (最下層の耐力壁端部の応力度の値がすさまじいものになる)
     そこで、純ラーメン構造といって、耐震壁のない構造にすることで、
    一定の変形を許しながらも、壊れない建物とします。
    (妻側住戸の妻側壁も耐震壁とし作用しないように、開口部を大きくしたり、
    軸をずらしたりしていますね)
     当然、純ラーメンの挙動を阻害しないように、四周にスリットを設置して、RC戸境壁と
    することも原理的には可能ですが、工程がかかること、建物全体の重量が増加することで、
    その仕様が選択されることはまずありません。
    (板状マンション以外の、ロの字プラン、コの字プランのタワーマンションでは、
    中央部にRCの耐震壁が構築されるケースがあります。しかし、その場合も戸境壁は、
    乾式で設計が原則です)

  44. 65 匿名さん

    53です。
    私は素人です。そんな専門的なものとは思いませんでした。
    しかし、ゼネコンボーイさんがそこまでおっしゃるのなら、待ちます。
    お手数おかけします。
    よろしくお願いします。

  45. 66 匿名さん

    はじめまして。
    下記マンションを検討しているのですが・・・
    http://www.homewith.net/mh/bkdetail/anyfile.jsp?nbk_id=ESTdv40vsb&...
    構造、遮音性についてご意見をいただけますでしょうか?
    直床、スラブ:200mm-240mm、階高:2900mm、天井高:2500mm、スパン:8100mm、
    バルコニーから北側梁まで:13650mm、戸境壁:220mm-240mmです。
    希望はタイプGで、上階も下階も同じ間取りです。
    よろしくお願い致します。

  46. 67 匿名さん

    >>56の方へ
    > 情報ありがとうございます。その3までの記載がそろった段階で、糾弾させていただきます。


    その3までの記載がそろったので、糾弾してください。
    https://www.****/member/wmbbs/wmbbs.php?b=50

  47. 68 匿名さん

    https://  www.****  / member /wmbbs/wmbbs.php?b=50

  48. 69 匿名さん

    https://www. s u mai- surf i n. com/member/wmbbs/wmbbs.php?b=50

  49. 70 56

    56ですが、67-69は自分じゃないです。
    あおるのは本意ではないので。
    ゼネコンボーイさん、コメントは気が向いたらで結構です。

  50. 71 匿名さん

    56じゃないが、ゼネコンボーイさん、薄○氏の二重床論議に回答しろよ。

  51. 72 匿名さん

    >71
    エラソーな態度だな・
    低レベル臭プンプンだぞwww

    >1をよく嫁

  52. 73 匿名さん

    72の方が2chばかまるだしだが、ゼネコンボーイさん応答おまちしております。

  53. 74 匿名さん

    ゼネコンボーイさま。いつもありがとうございます。大変参考になります。

  54. 75 ゼネコンボーイ

    >>53の方へ その1  遅くなりました。
     まず、はじめに断っておきますと、現状の仕様では、塩害対策は意識されていません。つまり、地区ごとに海岸線からの距離で、壁の仕様や鉄筋のかぶり厚さを規定することは、建築学会の鉄筋コンクリート工事標準仕様書であるJASS5においても、公共建築標準仕様書でも行っていません。先に紹介した、
     「鉄筋コンクリート造建築物の耐久設計施工指針(案)・同解説」2004.3
    で、その大きな方向性が、打ち出されているところで、これもスクラップ&ビルドから、より長く建築物の寿命を延ばしていく、サステナブル・ビルディングへの流れが大きく影響しています。ただ、この指針案をむやみに適用すると、その分高価なマンションになるので、普及が進んでいないと思われます。
     コンクリート中の塩化物濃度が一定値以上になると、不働態皮膜状態がくずされ、中性化の進行に関わらず、鉄筋の腐食が始まります。潮風で飛来する塩化物イオンは、コンクリート中に浸透し、鉄筋の方へ浸透すると言われ、実際に海岸縁の古いRC構造物では、庇等に鉄筋が腐食膨張し、かぶり部分の剥落している事例がみられます。
     この「耐久指針案」では、その塩化物イオンの鉄筋までの浸透を遅らせるためのかぶり厚さの規定を海岸線の距離からで規定し、さらに「塩化物イオンの進入を防止するための有効な仕上げ」を必須としています。防止する仕上げであれば、そこでカットできそうですが、それがあってもかぶり厚さをふかします。さらに、この仕上げがどのようなものが推奨されるか、一切記載がありません。この辺の研究は建築の場合特に進展していないようです。
     ここで、タイル仕上げvs吹き付けタイルですが、GBの勝手な推測としては、完璧施工の吹き付けタイルは塩化物イオンを通さないように思います。むしろタイルの目地部分が塩化物が滞留しやすく、コンクリートへの浸透に無防備のような気がします。しかし、一般に塩化物は樹脂も痛めることが多いので、より頻繁な吹き替えが必要なことも確かでしょう。 

  55. 76 ゼネコンボーイ

    >>53の方へ その2
     折角なので、「耐久指針案」の要求するかぶり厚さがどんな感じかご紹介しましょう。
       基準法では、柱・梁・構造壁の構造体最小かぶり厚さ=30mm以上。
              床スラブ・非構造壁の最小かぶり厚さ=20mm以上。
    これが、公共建築に適用される「公共建築工事標準仕様書」では、さらに仕上げがあるときに、基準法の厚さを最小厚さとして許し、仕上げがないときは、
         構造体で屋外面は基準法+10mm、
         床スラブ・非構造壁は屋内外共、基準法+10mmとします。
     さらに、JASS5では、あらかじめ10mmまでの施工誤差を考慮して、設計かぶり厚さとして、基準法+10mmの厚さを設計厚さとして、屋外仕上げなしの場合のみ、両者とも+20mmとします。これが、通常環境における設計耐用年数65年仕様でもあります。
    (よって、53さんの営業マンは、JASS5でやっていますという意味でしょう)
     因みに、品確法における「劣化対等級」では、
      等級3:先の公共建築仕様の最小かぶり かつ水セメント比50%以下
      等級3:先の公共建築仕様+10mmの最小かぶり かつ水セメント比55%以下
      等級2:等級3の条件で、水セメント比がそれぞれ55%以下、60%以下の場合。
    となっています。これは中性化速度に水セメント比も勘案したものです。
     これに対して、先の「耐久指針案」では、屋外面は仕上げありが当然とされ、
    その際の設計かぶり厚さ及びコンクリートの水セメント比は、構造部、スラブ・非耐力壁部分共に、設計耐用年数65年時に、
     ・準塩害環境地域  60mm、55%以下
     ・一般塩害環境地域 70mm、50%以下
     ・重塩害環境地域  80mm、45%以下
    と規定されています。これは、構造体部分の仕上げ有り時の標準設計かぶり厚さの40mmと比較して、かなり増やした形になります。
     ・準塩害=海岸線より250〜1000m
           (日本海側、沖縄では1000〜1500m、瀬戸内地方50〜250m)
     ・一般塩害=海岸線より50〜250m
           (日本海側、沖縄では250〜1000m、瀬戸内地方50m以内)
     ・重塩害=海岸線より50m以内   (日本海側、沖縄では50〜250m)
    となっています。日本海側でその距離が広いのは、海岸で波が砕けることが多いからです。
     こうなると、ほとんどの臨海部マンションにおいて対策が必要となります。逆に対策がないと、通常地域に比較して、やや不正確ですが、順に65年×40/60、40/70、40/80に耐用年数が縮まるという推測が可能です。これが本当かどうかは、今後、実際の建物が証明してくれるでしょうが、東京湾は穏やかな海であるので、ここまでのこともないような気がします。一方で建築業界も、各種仕上げの塩害防止能力の検証を進めることも必要でしょう。(一般に構造体や外壁部分がプレキャスト製品であると、高強度で水セメント比も小さい場合が多いので、耐久性は高いものになります)

  56. 77 ゼネコンボーイ

    二重床は必要最低条件? その1
     皆様お待たせしました。
     まず、碓井のコメントその1は、都内の某デベが直床の標準仕様を二重床に切り替える方向にあるとう話ですが、これは「リクルートコスモス」のことでしょう。まあ、碓井・長嶋の間違った本が、よく売れているようなので、完全に購入者が洗脳されてしまっているので、このデベさんもその被害者ということでしょうか。それでは、糾弾していきましょう。
     直床は、設計選択支の一つであり、斜線制限や高さ制限がある中で、販売専有面積を極大化できれば、その分、購入者はより安くマンションを購入できます。遮音性は、同じ厚さだと、直床の方が軽量・重量ともに優れている場合が多いです。配管は廊下側の配管ダクトや給湯器から、廊下側居室部分にその鞘管がコンクリートスラブに打ち込まれ、水周り段差部につながります。よって、本管の差し替え等、全く問題ありません。
    >碓井のコメントその2より。
    「直床」ですと「二重床」に比べてこの「重量衝撃音遮音性能」と「軽量衝撃音遮音性能」が劣るのです。
    これに関しては逆の事を言っている先生もいらっしゃいますが,私は実体験を致しましたのでお話致します。
    今から10数年前にある会社(二重床メーカーでは無い)が川口で分譲マンションの同じ縦列の2住戸を購入して,我々建築家に上下階の音の伝わり方の実験をして「二重床」の方が「直床」より上階の音があまり聞えない事を実証してくれました。
    上階の3LDKの住戸の仕様は標準が「直床」でしたが1部屋だけ「二重床」に改築して
    「直床」の部屋と「二重床」の部屋でスプーンを落としたり,椅子をひきずったり,また車のタイヤを落としたりころがして下階の同じタイプの住戸への音の伝わり方を実証したのです。
    その結果,「二重床」の方が「直床」に比べて「軽量衝撃音」も「重量衝撃音」も私の耳では伝わってくる音がかなり小さく聞え「遮音性能」に優れている事を体験致しました。
    この様な実験が実験室で行なわれる事が良くありますが,私は実験室での体験や計測値はあまり信用していません。
    その時の実験は実際に建って入居しているマンションの上下2住戸で行い自分の耳で体験したものですから私自身は納得しています。計測値より耳で実際に聞いて比較したのですから確かです。
    「二重床」の方が「直床」よりも「遮音性能」が高い事を実際のマンションで実験できた事は貴重な体験だと思っています。
    ですので私は自信を持って「直床」より「二重床」の方が「遮音性能」が良いと申し上げられるのです。
    >引用終わり
     GB:
    ・二重床にも直床に様々な工法があり、遮音性能にも大きく幅がある。どれとどれを比較しかのか不明。こんな個人的な単一体験で、すべてを判断してもらっては困る。
    ・同じ床仕様でも、階が違うと3dB程度の違いが生じることはよくある。これは、コンクリートの材令が違っていたり、スラブ工法の施工具合にややバラツキがあることが原因です。
     以上の2点で、碓井のコメントは全くナンセンスです。「試験値は信じない、自分の耳の方が正しい。」→間違った本でも売れて印税が入ると、自分がえらくなった錯覚をするのでしょう。

  57. 78 ゼネコンボーイ

    二重床は必要最低条件? その2
     碓井のコメントその3では、直床の場合、鳥居配管で、天井を通すのでウォーターハンマーのリスクがあり、よくないとしています。また、配管のヘッダーも天井にあるそうです。GBのこれまでの直床マンションの経験では、わざわざ天井配管することありません。その1で書いたように、鞘管をスラブ内に打ち込みます。ヘッダーは、廊下側のPSに作るか、水回り段差部に作り、わざわざ施工しづらい天井内とうことはしません。これも、碓井が目撃した貴重な直床の体験なのでしょうが、どの時期のものでしょうか。すでに、現役の設計者を引退して長いようですし、最近のマンション現場の施工段階を見る機会もないと推測されます。まして、直床マンションだったら、それだけで紹介を拒否するはずなので、クライアントに依頼されて、施工中の直床マンションをチェックする機会もないでしょう。
     ウォーターハンマーとは、給水栓がシングルレバー化されて、水流が一気に遮断されることで、その運動エネルギーにより配管が衝撃力を受け、その接合部で音を発生することを言います。鳥居配管にすると、その迂回部分がより揺れやすくなるのは、イメージできます。
     この鳥居配管は、二重床仕様でも配管経路が不足する場合は、一部の配管を二重天井内に通すことがあります。その場合も、専用の防止器具を付ければ問題ないことです。通常のデベであれば、クレームが来る前にそのようにするのが常識になっています。

  58. 79 ゼネコンボーイ

    二重床は必要最低条件? その3
     ここで、他の方のコメントの紹介します。
    http://allabout.co.jp/house/mansionbeginner/closeup/CU20040917I/index....
    >引用
    二重構造にすることで、給排水管やガス管、換気扇のダクトなどの配管類を収めやすくなる。管のつなぎ目部分に点検口を設ければ、水漏れなどのチェックや修理にも都合がいい。スラブを傷めずに配管を移動させることができるので、間取りを変更する大がかりなリもしやすくなるだろう。
    逆にスラブに配管類を埋め込んでしまうと、メンテナンスやリフォームがしにくくなる。埋め込んだ部分のコンクリート強度が落ちるので、耐久性の面でも望ましくない。
    >引用終わり
     GB:
    ・直床における設備機器のメンテ性が、二重床より劣ることはない。配管差し込む口は、廊下側か、二重床となっている水回り部(主に洗面所)に設置されており、直床内部には鞘管が打ち込まれているだけ。
    ・水周り部のスラブ段差は、SI仕様でもない限り、二重床仕様の場合も存在し、また配水管のその近傍に固定されているので、リフォームで、設備機器の位置変更や規模変更ができないのは、どちらでも一緒の状況。
    ・つまり、SI仕様二重床(スラブ段差が一切なく、PSが廊下側に集約されたマンション)と直床を比較するのであれば、それは前者の方が可変性が高い。しかし、SI仕様はまれ。
    ・むしろ、水周り以外の間取り変更では、スラブ上に配管がある二重床の方が気を使う。
     コンクリート強度が落ちるというのは、許容範囲なので特に指摘することでもない。二重床でも配線用のCD管は、スラブ内打ち込みが生じる。

  59. 80 ゼネコンボーイ

    二重床は必要最低条件? その4
     これまでの記載は、別に二重床を非難している訳ではなく、
    間違った評論家により、直床工法の選択支がなくなることは、結果として購入者のために
    ならないからです。
     ある敷地で、マンションが計画された際に、同じ価格で直床仕様にすると
    各戸の専有面積が3平米増やせるとします。特に問題がなければ、より広い方を
    選択する方も多いでしょう。
     前にも述べましたが、二重床がスラブ200mm+二重床仕上げ150mmの構成であったとすると、
    同じ空間を使って、ボイドスラブ300mm+直床仕上げ50mmとすることが可能です。
    ボイドスラブの遮音上の性能は、その9割厚さの無垢スラブに匹敵するので、
    こちらの仕様の方が、床衝撃音対策としては、勝るものになります。
     まちがった評論家がのさばることで、このような設計選択支までなくなってくることだけは、
    くい止めたいものです。

  60. 81 匿名さん

    ゼネコンボーイさんへ
    53です。ありがとうございました。吹き付け部分が多いので少し安心しました(確か12年程度で再塗料するはずです。しかし、住んでみないとわからないのも少し不安になりましたが、30年程度たっているマンションでも外見はあまり変化なく見えるのは大丈夫かなあとも思ったりします。
    じか床構造、参考になりました。

  61. 82 匿名さん

    やはり現役の技術者って説得力あるよね。

  62. 83 匿名さん

    二重床の説明はなんとなく理解できるのですが、ボイドスラブ300mm+直床仕上げ50mmの仕様というのは、あまり見た事がありません。コストがかかるとか、設計が難しいとか、そういう問題なのでしょうか?個人的には、遮音性に優れるのであれば、普及して欲しいのですが。

  63. 84 匿名さん

    おそらくは薄いの標的である長谷工マンション(直床、二重天井、二重壁)だと、
    ヘッダーはユニットバス天井部においてあり、鳥居配管かどうかは分かりませんが
    (共用管から住戸への引き込み位置が不明)
    給水系は天井から壁を通して下ろしていますね。(片鳥居!?)
    鞘管の打ち込みはないと思いますが。
    排水系も、段差スラブ+水周りに必ずPS隣接、なので、
    スラブと管の関係は、SI以外の二重床マンションと同じといえるのではないでしょうか。

  64. 85 匿名さん

    一般的に見る直床はスラブ200ミリが多いですよね。アンボンドで250くらい。
    対する二重床の場合はスラブ200〜220ミリ、ボイドの場合で260〜280ミリ。
    施工の仕方や部屋の広さによっても違ってくるのでしょうが、こうした条件での騒音実感の違いってどうなのでしょう。

  65. 86 匿名さん

    GBさん、参考までに教えて欲しいのですが結論として「ちゃんと設計施工された直床」と
    「ちゃんと設計施工された二重床」では遮音特性は全く一緒ってことでしょうか?
    それとも二重床のほうがポテンシャルとしてはあるのでしょうか?
    (ここでいうちゃんとというのは考えられる遮音に関する施しを最大限行うということで
     手抜き無しという意味です。ちなみにそれ以外の要素(スラブ厚とか階とかの要素は無し))

  66. 87 匿名さん

    GBさん
    いつも書き込み見せてもらっていますが、今回の回答は矛盾が生じていませんか?
    改めて確認したいですが、直床で鞘管やCD管を躯体に打ち込んだら、
    それこそ遮音性能に問題出ませんか?GBさんの回答を見ると躯体打込みしていない
    二重床の方が良いと感じます。また
    >二重床でも配線用のCD管は、スラブ内打ち込みが生じる。
    と書かれていますが、直天や戸境直壁にボックスがある場合を除いて
    見たことがありません。RC打ち放しなら分かりますけど、いまだに
    打込み配管をしているのが不思議です。

    84さん
    長谷工の施工はその通りです。
    共用部(MB)から住戸内への引込みは、住戸内の壁で立上げしてUB上部の
    ヘッダーに接続されています。

  67. 88 匿名さん

    ゼネコンボーイさんにはホント、マンション選びの本を出版していただきたいですね。
    匿名掲示板に埋もれさせておくのは勿体無いです。

  68. 89 匿名さん

    GBさん。
    >>77
    >遮音性は、同じ厚さだと、直床の方が軽量・重量ともに優れている場合が多いです。

    これはどういった理由によるものなのでしょうか?
    同じ厚さというのは>>80で書いているような、二重床では空洞の部分に
    スラブが埋まっている直床との比較では無いですよね?

    過去ログを読みきれていないのですが、もし過去に回答があるのでしたら
    レス番号を指定していただける方法でも結構ですので教えて頂けないでしょうか?

  69. 90 匿名さん

    ゼネコンボーイさま、初めてレスします。
    よろしくお願いします。
    半年前に新築マンションを購入して初めての夏に、
    お隣のエアコン室外機のモーター音が、
    窓を開けているとベランダだけでなく室内まで響き、とても気になります。
    でもお隣のモーター音は決して異常な大きさではなく普通だと思います。
    (お隣のベランダで聞かせて頂きました)
    音がどのように伝わり響くのか分かりませんが、
    これはベランダの構造上の問題でしょうか?
    (逆梁工法のマンションです)


  70. 91 ゼネコンボーイ

    >>66の方へ
     今、HPを開くと残り4戸とかになっているので、すでに手付けを打たれているかと。
    逆梁マンションになっていると、GBも繰り返すようになるのですが、居間部分の大梁が
    バルコニー外に離れるでの、やや響き安いものになります。
    これも、小梁があることで、若干の緩和はありますが、小梁があることで、逆に居間スラブ
    の1次固有周期が、63Hz帯域に入り低音可聴域として響きやすくなることもあるようです。
    とは言え、逆梁マンションとしては、ごく通常のパターンを踏襲しており、直床であることより、
    通常の二重床よりは、重量衝撃音の性能がよいと判断されます。
     Gタイプのプランは、玄関ポーチを大胆に取り込んであるのが特徴であり、そこで
    思い切って窓付き浴槽も実現させたものですね。

  71. 92 ゼネコンボーイ

     質問の数が一気に増加していますので、今日はまず、同じスラブ厚さの場合の
    直床vs二重床(重量衝撃音)の話をします。
    (これが、86さん89さん他に対する答えとなるものです。)
     まず、「低減量」×「床衝撃音」でぐぐります。
    低減量とは、コンクリートスラブの素面状態から、床衝撃音がどの程度改善されるかの値を
    示し、プラスの場合に「改善効果」があり、マイナスの場合は、「劣化」することになります。
     下記の某ゼネコンのHPに、乾式二重床の重量衝撃音の低減量を求めたグラフがあります。
       http://www.maeda.co.jp/tech_info/kankyo/07/38soundproof.html
     このページ右下の図表より、空気抜きを大胆に設定したり、増し貼りをした特別な仕様にしないと1ランク(5dB)程度劣化しているのが伺えます。
     また、某メーカーのHPに低減量Δ=0の大臣特認を取得した話が出てきます。
       http://www.nichieiintec.co.jp/system_floor/daizin/index.html
    この断面構成図をみると、10mmの制振シート(アスファルトを基材とした重く堅いシート)を二重床に組み込んでいます。このような対策をして初めて、遮音上悪さをしない二重床が可能になりますが、皆さんの購入しているマンションで、制振シートはまず使用していません。
     つまり、二重床下部の空気層で太鼓現状による63Hz帯域の増幅を生じるのが、今普及している
    二重床です。(たまに4mmのものを使用している事例がありますが、少数派です)
     一方、直床の例としては、Δ=0をうたった商品がヒットしません。
    これは、すでに品確法で、一般の直床製品をΔ=0と見なしてよいことが認めれているからです。
    やや面倒ですが、下記の品確法評価基準のpp.86-88をごらんください。
      http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/hinkaku/060601hyouk...
     直床では、カーペットなどの他、d.(i)(a)(b)の条件を満たせば、フローリング系ではΔ=0.と評価してよいとなっています。
     二重床では、d.(ii)(b)にあるように、30kg/㎡以上の面密度のアスファルト系制振材同等品が必要になります。それがない場合は、e.に記載されるように、一律Δ=−5dBと評価するようになっており、これが皆さんの購入している二重床の現状です。

  72. 93 89

    GBさん。
    返答ありがとうございます。
    まだ読みきれてませんが、じっくり読んでみます。

  73. 94 ゼネコンボーイ

    >>83の方へ
     関東以外の地方都市では、300mm前後のボイドスラブによる直床の計画はふつうにみられます。
    小梁なしで設計すると、スパンが8.5m前後で、この厚さが必要になるので。
    また、間口の大きいタワーマンションでは、280〜320前後のボイドスラブが合成床板方式で
    多用され、これは都内でも多くありますが、大半はさらに二重床にしています。タワーマンションでは、外周の梁せい(梁の高さ)が大きくなり、所定高さのサッシュを組み込むと、階高が3200mm前後になって余裕があるからですね。
     都内で300mm直床が通常物件で普及しないのは、
      ・その分天井高を増やした方がアピールしやすい。
      ・直床に悪いイメージを持つ人がいる。(誰かの影響というか、まちがった評価の本が2004年に
       続々と出版され、今は多くの住宅サイトが、その受け売りを流している現状があるようです)
      ・また、誰かが勝手に2割引きとか評価したので、大したことないと感じる。
       (実際は、1割引きとほぼ同等なので、270mm相当のスラブに対応します)
     重量はほぼ同様で、設計上の問題ではありません。コストは実際には、直床ではコンクリート
    打設後のセレフレベリング材による水平出し、ボイド工事が付加される分、「200mm+普及版二重床」よりも、「300mmボイドスラブ+直床」の方がやや高いものになります。

  74. 95 ゼネコンボーイ

    >>85の方へ
     質問はたったの4行ですが、これをまともに答えるとなると、・・・・。
    だいたい過去レスで述べているのですが、まとめは次の機会ということで。
    >>84さん。
     長谷工物件では、ヘッダーを浴室上部に設置ですか。住戸の壁を通してとは、知りませんでした。
    大変勉強になりました。
    >>87さん。
     GBは、長谷工物件を見たことがないので不勉強でしたが、そうでない場合はというか、GBの見てきた現場は打ち込んでいます。これは、遮音性を損なうような大それた行為ではありません。
     長谷工物件では、全くCD管の打ち込みはないのでしょうか?
     通常のマンションでは、二重床・通常スラブの場合も、だまっていると、電気屋さんは、どんどんCD管をスラブ内に配管していきます。(二重天井内が狭いことが多いでの、後で苦労するのを嫌って) 特に、電気系統のシャフトから住戸内の配電盤に引き込む際は、梁にスリーブを設置して、そこの耐火区画処理をするよりは、梁上のスラブ部分にCD管を打ち込んで梁を超えて、スラブ下で引き出した方が、工事も容易であり、この事情から、ほぼすべてのマンションでは、CD管のスラブ内打ち込みが発生していると推測されます。
     いずれにせよ、過剰でない限りは、スラブ内配管は構造上も遮音上も問題ありません。

  75. 96 ゼネコンボーイ

    >>90の方へ
     まず、窓を開ければ音は聞こえるのは仕方ないように思いますが、
    その程度の問題ですね。
     窓を閉じても感じるようであれば、それは逆梁工法で、室外機が住戸内スラブと
    同じスラブに設置され、それが隣戸のスラブも振動させてくるという推測はできるかもしれません。
    特に、戸境上部の梁型を省略するような設計だと、その可能性も高くなるでしょう。
    そのような場合は、ホームセンターで売っている、室外機専用の防振ゴムが有効でしょう。
     しかし、隣戸の室外機騒音の空気音が、気流の具合で、自分の部屋の方へ流れているような
    状況だと、それは窓が開いていれば聞こえるものかと推測します。また、バルコニー間にある
    非難用界壁の周囲の隙間をガムテープ等で閉鎖しても、改善されるかもしれません。
    (こう書くと、共用部をいいですかと注意されそうですが、逆梁では1m角程度の開口部を下部に
    設置して、外から目立たないので、許容範囲でしょう。)

  76. 97 83

    83です。「関東以外の地方都市では、300mm前後のボイドスラブによる直床の計画はふつうにみられます。」勉強不足でした。私は横浜市に在住しており、確かにあまり300mm前後のボイドスラブは見かけませんでした。関東の都市部はあまり無いのですね。私もなんとなく二重床の方が良いイメージを持っておりました。遮音性に優れるこのような仕様が、関東でも、正しい理解によって選択肢の一つとできれば良いのですが。ゼネコンボーイさんと所属ゼネコン(?)の益々のご発展をお祈りしております。ありがとうございました。

  77. 98 90

    ゼネコンボーイさま
    ご返答、ありがとうございました。

  78. 99 匿名さん

    程度の低い質問で申し訳ありませんが、どうしたらいいか思案に暮れておりますので、よろしくお願いします。

    築1年半、直床スラブ200mm、2重天井の分譲マンション最上階に住んでいます。
    和室の畳に布団で寝ているのですが、下の人のテレビの音が体に響くように聞こえてきます。
    また、夜や早朝などの静かな時には椅子に座っていてもテレビの音がわかります。

    今までも賃貸で集合住宅に住んできましたが、下の人のテレビの音が聞こえるという経験はなく、分譲マンションで信じられない思いです。
    売主に言ったところ、隣と接していない壁の内側と外側に隙間があるので、そこから聞こえるのかもしれないということで、隙間に充填剤を入れる工事をしてくれましたが、それでもやはり聞こえます。外から音が聞こえるというより、振動が伝わっているような感じです。

    布団ではなくベッドにする、耳栓をするということも考えていますが、階下のテレビの音が聞こえるというのはどうにも納得できません。
    また、サッシの開け閉めやカーテンを閉める音もよく響きます。
    そんなものなのでしょうか。それとも下の人のテレビの音が大きいのでしょうか。でも音が大きいのなら他の部屋からも苦情が出そうな気がしますが、出ていないようです。

    敏感過ぎると言われたこともありますが、敏感な私でもこういう経験は初めてです。
    何かよい解決法または対処法はないでしょうか。


  79. 100 ゼネコンボーイ

    >>99の方へ
     最上階の妻側の住戸ですか?
    その妻側にバルコニーはありますか?(特に、和室部分に)
    外壁部サッシュの防音仕様は? 複層ガラスですか?
    隙間に充填材とは、外壁のGL工法部分に、グラスウールを入れたということですか?
    和室と、下の方のテレビの位置関係は?
    座っている椅子は、和室ですか、居間ですか?
    下の方と同じ間取りですか?
    そのテレビは、その部屋のどの位置にどのように設置されていますか?(もし知っているようでしたら)

  80. 101 匿名さん

    84です。
    当方、長谷工物件で、内装前に室内に入ったことがあるのですが、
    すでにその段階で、給水管や電気配線の束は取り回してありました。

    >電気屋さんは、どんどんCD管をスラブ内に配管していきます。
    素人質問かもしれませんが、それって後から電気屋さんが
    ドリルか何かでガリガリとコンクリに穴あける、ってことでしょうか?
    そんな権限が電気屋さんにあるんでしょうか!?

    スラブに管類を打ち込むのって、私はてっきり、
    コンクリを流し込むときに、前もって管を入れておくものと思ってました。
    つまり、電気屋さんの判断で施工時に方法が決まるものではなく、
    設計工程から計画された行為だと・・・違うんでしょうか?

    壁に穴あけるならともかく、スラブに水平に管通すって・・・どうやって掘るのか想像が・・・??

  81. 102 ゼネコンボーイ

    >>101 84さんへ
     済みません、文章が不明確だったようで。「てっきり」の意味です。
    「スラブ内に配管していく」→「コンクリート打設前のスラブ内に配管していく」です。
    確かに、スラブとは板のことですから、打設後にはじめてスラブになる訳ですが、
    スラブになる前も部位として「スラブ」を使用するので、(スラブ型枠、スラブ配筋など)
    あのような表現となりました。

  82. 103 電気屋

    はじめまして、ゼネコンボーイ様

    現在、場所など気に入っているマンションがあるのですが、
    戸建ての経験しかなくマンションの音についてわからない
    ので良かったらご意見を下さい。

    考えている物件は、下のCタイプの中層階です。

    http://www3.daiwahouse.co.jp/mansion/chubu/45000/drg/plan.html

    日照権の関係で田の字ではなく、レイアウトが変わって
    いますが、上下の音についてはGBさんから見て不安な
    点はございますか?

    スラブ:中空ボイドスラブ 270mm+2重床
    (説明がありますが防振際根太か私には判りません)
    戸境壁:RC180mm
    階高:2910mm(うろ覚えですがこの位でした)
    リビング部分のスパン:8950mm
    キッチン部のスパン:10050mm
    縦の長さ:11100mm

    バルコニーの張り出し:2000mm
    うち逆梁の部分は850mm
    バルコニーの大梁850mm×850mm

    設計・監理:野呂一級建設設計事務所
    施工:安藤建設名古屋支店

    宜しくお願いします。

  83. 104 99

    最上階角部屋で、他の字、南側にリビングと和室があり、北側に洋室が2室あります。
    和室が隣と接しています。
    上下の間取りは同じです。
    リビングと和室の外側にベランダがあります。
    外壁は、ビニールクロス、プラス他ボード、GLボード、断熱材、コンクリート壁、外壁タイルとなっていて、厚さ約25mmの発砲ウレタンが入っているようです。
    充填剤を入れて改善されたかどうかは、何ともいえないという感じです。

    リビングのベランダ側両端にテレビ端子があり、下の方は和室側にテレビを置いていると思います(確信はありません)。
    リビングにいる時に寝ていない状態でテレビの音がわかります。

    寝ている部屋と下の方のテレビの位置関係が悪いのかと思い、北側の洋室でも寝てみましたが、フローリングに直に寝たせいなのか、どちらの部屋でも話し声やテレビの音がやはり聞こえました。
    下の方の家族構成から、下の洋室2室には人がいないことが多いと思うので(これも確信はありません)、下の下の部屋から聞こえてくるのか、下のリビングの音が聞こえてくるのではないかと思います。
    下のリビングのカーテンを閉める音は洋室にいてわかりました(寝ている時)。
    床に直に寝ているということはありますが、どの部屋で寝てもテレビ等の音が聞こえてくるので、どうなっているんだろうという思いです。

  84. 105 ゼネコンボーイ

    >>104 99の方へ
     追加の質問です。
    ・住戸は逆梁形式ですか?(バルコニーの手摺りが梁になっている)
    ・間口×奥行きのだいたいのサイズは?
    ・妻側にはバルコニーはないのですね? LDの妻側部分の窓はどの程度の大きさですか?
    ・二重天井の仕上げ厚さは分かりますか?
    ・和室にもTV端子があるのですね?
    あまり、本題とは関連しませんが、
    >下のリビングのカーテンを閉める音は洋室にいてわかりました(寝ている時)。
    これが、下階の洋間のカーテンではないと判断された理由は?
     以上、ご面倒ですが、ご回答よろしくお願いします。

  85. 106 匿名さん

    ゼネコンボーイ様 お仕事忙しいなか、
    ボランティアで専門的な解説して頂き、頭が下がる思いです。
    ありがとうございます。大変参考になります。

    私、まりもさんのマンションが100m2なのに安いので考えています。
    http://www.marimo-ai.co.jp/bukken/kitanagano2/index.html
    ここなのですが、ここだけでなく、まりもさんの物件のほぼ全ての間取り図には
    HP図では見難いですが、リビングの窓から60−80cmほど
    内側に天井断熱部分という線があります。つまりここから窓側は天井断熱なし
    ということだと思うのですが、他のデベさんの間取り図にはそのようなものは
    ありません。まりもさんが親切に書いてるだけなのか、まりもさん独特なのか
    わからないのですが、なぜ天井全面断熱しないのか、素人にはわかりません。
    窓側は分厚いコンクリートということでしょうか?
    最上階も同じなら、最上階はバルコニーとリビング窓側天井部が断熱でなく、
    夏暑め、冬寒めなのかなと思い、中住戸にしようかなと考えています。
    中住戸ならバルコニーとリビング窓側天井部が断熱でなくても、そこに日射が
    ないから天井コンクリートがそれほど温まらずいいと思うのですが、どうでしょうか?
    やはりマンションの構造は最上階、角部屋より、中住戸の方が、夏涼しく
    冬暖かい(光熱費が少なくてすむ)のでしょうか?
    教えていただければ幸いです。

  86. 107 ゼネコンボーイ

    >>103の方へ
     なるほど、独特のプランですね。
    スパン8.95mで270mm厚さのボイドスラブは、中に小梁がないとすると、
    これはやや薄い方の設計ですね。(梁の内々でも、8.3m程度あるでしょうから)
    実際のボイドスラブの商品名は何ですか?
     この辺を、スラブ構造設計でぎりぎりの厚さにすると、振動しやすいスラブになる危険があります。
     さらに、前スレッド405.でも述べて、この99の方の悩みにもつながるものですが、
    一般に角部屋の場合は、中住戸に比較して、外壁面積の大きい住戸となり、その外壁部分をウレタン吹き付け+GL工法のボード張りとなるため、GLボンドで点付けされたボードがよく響くものとなります。これは中の空気層が悪さをする以上に、ボード自体の共振状態が、点付けされたRC壁への振動となって伝達されるので、遮音性が悪くなるものです。つまり、GWなどの詰め物はあまり効果ない訳です。しかも、TV音や話し声の音域である500Hz〜1000Hzの音域をよく通すので、妻側の住戸は上下階からの音が伝搬しやすい状態になっているので注意が必要です。
     GBは、このマンションの外壁部分が、トウキョータワーズなどで採用されているように、完全独立支柱のふかし壁仕様が普及していくこと期待しています。これで、床衝撃音もかなり改善されます。特に妻側住戸では、そのように設計しないと、バルコニーで遮られない場合特に、上下の開口部を経由しての、空気伝搬音も想定されるので、注意が必要と思われます。
     この103さんのマンションの場合に少し救われるのが、妻側大梁のスパンはさほど飛んでいない。
    というか、斜辺部分の中央にも柱があり、スラブの変形を抑制している。マスターBRの外部には、
    サービスバルコニーがある。などでしょう。
     以下、遮音性とは関係ないですが・・・。
    ・窓付き浴槽の窓外が、完全に外廊下部分?
    ・主寝室上部の寝室にエアコンを設置する際は、たぶん主寝室側のバルコニーに室外機を
     置くので、配管が壁を横断する。
    ・食べながらのTV鑑賞がしづらい。(←冗談です)

    概して、魅力あるプランだと思いますが、スラブの厚さが気になります。

  87. 108 ゼネコンボーイ

    >>103さん
    >リビング部分のスパン:8950mm
    これは、外壁芯と戸境壁芯との距離ですか?
    今、図を見直すと、柱間や大梁間はもっと短いようですね。
    この寸法を教えてください。(バルコニー側の柱の芯芯距離、できれば大梁間の距離の値)

  88. 109 ゼネコンボーイ

    >>106さん
     これは、外壁部断熱層の折り返し補強部分であり、断熱補強と呼ばれるものです。
    どのマンションも600mm程度の補強幅であり、天井仕上げの少ない場合は、薄く吹き付けます。
    (その意味で、余りに天井仕上げしろの少ない納まりは、よくない訳です。
    ちなみに、二重床仕様の高級グレードマンションでは、スラブ上にも補強吹き付けをします。
      ↑二重床=高級の意味ではありません。 念のため)
     また、最上階の屋根スラブでも折り返し、屋上部分は外断熱するので、最上階居室の断熱性に
    特に問題ありません。夏や冬の空調費を節約する意味では、中階の中住戸がよいですが、角部屋や最上階には、分譲価格が高くなる、それなりの良さがあります。特に、角住戸は開口部を十分に取れば、各部屋の自然光による明るさがかなり違います。
     安いと言っているように、このマンションの角住戸の妻側デザインは、最低コストプランのような感じです。また、長谷工チックに、バルコニー側外壁面のあそびがなく、完全フラットです。
    まあ、その分安く購入できるのであれば、欲張ってはいけないのでしょう。

  89. 110 電気屋

    ゼネコンボーイ様

    103の電気屋です。
    お忙しいなかHPを確認してご意見いただきありがとうございます!
    非常に参考になります(^^)

    浴槽の窓は外廊下部分というのは気になったのですが、面格子が
    入っているのと(当たり前?)、角住戸で梁もあるため音は漏れる
    ものの通気性の良さで妥協した部分です。

    また確認したところ、おっしゃるとおり上の寝室にエアコンをつけ
    る場合は、主寝室に配管を通すことになるそうです。名古屋は暑い
    のでエアコンは付けたいところです。

    マルチメディアコンセントは、リビングダイニングと寝室2の間の
    バルコニー側の壁と、寝室2の戸境のところのバルコニー側の壁に
    なるので、テレビを置く位置は限られてしまいそうでね...
    寝室2との間は可動の間仕切りになっているので開けて使用する場
    合はテレビを置く壁が無いかも...

    >>リビング部分のスパン:8950mm
    > これは、外壁芯と戸境壁芯との距離ですか?

    その通りです。キッチンのガス台の下のPSの下の外壁芯から
    戸堺までの距離になります。

    バルコニー側の柱の距離は、
    外壁芯-1070mm-大梁芯-2720mm-小壁芯-2400mm-小壁芯-2760mm-戸境壁芯
    になります。

    また、大梁の間:6640mm、大梁の芯芯間:7880mmです。
    一番幅の広いキッチン部の外壁芯と戸境壁芯で10050mmです。

    遮音はの点では少し心配なんですね...
    他の質問や回答から少し心配ではあったのですが、採光面から
    角住戸が魅力なので悩んでいます。

  90. 111 ゼネコンボーイ

    >>110 電気屋さんへ
     大梁間=6.64で大梁の芯芯間=7.88m
    となると、大梁幅の平均値が7.88-6.64=1.24mになりますが、・・・
     いずれにせよ、スラブ厚さ=270mmは、構造計算で出てきた数字であることが推測されます。
    角住戸では、スラブが連続しない分、変形や振動もしやすいので、遮音重視設計では300mm程度
    の設計であった方がよかったであろうと思います。
     お互いに注意して生活するのがマンションであり、たまに生じる他住戸音もこれがマンションだ
    と割り切る気持ちの持ち方は大切ですね。そうすれば、立地や間取りがお気に入りならば、
    その気持ちを優先させてよいのではないでしょうか。

  91. 112 電気屋

    ゼネコンボーイ様

    110の電気屋です。
    早速のお返事ありがとうございました。

    > となると、大梁幅の平均値が7.88-6.64=1.24mになりますが、・・・

    大梁(バルコニーにあるアウトポールと理解しています)の南側の
    幅は1.24mありました。そしてその大梁を結ぶバルコニー手摺部分の
    逆梁の厚みが850mmでした。

    103で書きました、大梁850mm×850mmが間違いでした。すいません。
    これが太いのか細いのかは判断出来ませんが...

    ダイワの方によると、性能評価書を取っているため耐震等級は1に
    なるが、実際は1.1以上はありますとのことでした。
    他は、耐風等級2、劣化等級3になっていました。

    外壁はご想像通り硬質ウレタンフォーム25mm吹き付け+GL工法
    のようで99さんのお話を聞いていると少し不安な部分でもあります。

    ただ、立地の利便性と、収納が少ないものの洋室が自然採光が取れる
    間取りに魅力があることと、同プランは1階で3780万〜15階で4240万
    という価格のバランスを考えて前向きに進めようと思います。

  92. 113 106

    ゼネコンボーイ様。ご回答ありがとうございました。まりもさんだけじゃないんですね。
    安心しました。素人はちょっとした記述にも疑問に思い、デベに聞きたいんだけど、
    聞いても返事を疑ってかかったりするのでいけませんね。
    角住戸の窓はほんと小さかったので、プライベートポーチはあり、
    前を他の方が横切らないのでいいとは思ったのですが、価格を考え私は中階の中住戸に
    するつもりです。ありがとうございました。

  93. 114 匿名さん

    ゼネコンボーイ様、力になっていただけませんか?
    実は中古マンションを買って10年になるのですが、
    異常音に時々悩まされています。現在築16年で24時間換気もないマンションで、
    10階建て、横並び住戸で8階までは10戸。9,10階は両端の戸がない8戸で、
    異常音がするのは10階の端2戸(角部屋)です。どんな異常音かといいますと、
    冬場特に気づくのですが、がららーん、ごろん、ごろん、ごろん、ごろんと10秒ほど続き、止みます。リビングにいても、北の部屋にいても、どの部屋からも聞こえすごい音(テレビつけてたらそれと同等かそれ以上)が天井ごしに聞こえます。いやらしいことに不定期に鳴るので、なかなか他者に確認してもらうことができません。一度風呂場の天井の穴から上部を見たのですが、素人でわかりませんでした。
    エレベータはまんなか(10階でいえば4号と5号の間を挟む位置にあり、中階段もそこにあります。
    鉄骨外階段は両端にあります。水はポンプで上部水槽に上げ、上部受水槽から各戸に供給されます。
    入居当時はだいぶ聞いて回り、ポンプの音や、屋上避雷針などの共鳴?を疑ったのですが、
    わからずじまいで、配管施工業者にポンプ音ではないかと聞いたのですが、
    ポンプは1階にあるから、、といわれました。
    最近は慣れてきたとはいえ、まだ、気になります。風が強い日にするような
    気もするのですが、はっきりしません。10階の反対端の方も最初文句を言っていたと管理人さん
    から聞きました。
    こんど、新しいマンションに引っ越すことになり、ここを賃貸にだそうと思い始めたので
    原因がわかれば対策したいと思うのですが、どのような原因が考えられますでしょうか?
    あるいはどこに頼めばわかりますでしょうか?これだけの情報では無理かもしれませんが。
    不定期の異常音なのでほとほと対策に困っています。
    よろしくお願いします。

  94. 115 ゼネコンボーイ

    >>114の方へ
     確実ではありませが、マンション屋上の外周パラペット部分に設置してある丸環が疑われます。
    ステンレスのフラットバーをパラペットに打ち込み、その先端の穴に直径120mm程度の
    丸環が通してあり、丸環を3〜4mピッチで屋上パラペットに設置することで、
    外壁メンテ用のゴンドラを吊すためのアンカーを取ることが可能です。
     たまにしか音がしないのは、風の強さと風向きの問題あり、運悪く屋上の風がこの丸環を
    激しく揺らすような案配になると、風が止むまで丸環が暴れて、屋上パラペットを叩く時に、
    その打撃音が下階に伝達されます。両側の妻住戸だけに聞こえるのは、風の暴れる
    箇所が構造的に屋根端部にくるからだと推測されます。
     対策としては、丸環が風で揺れないように固定するか、
    丸環の当たる部分にゴムシートなどを貼り付けます。
    >風が強い日にするような気もするのですが、・・
    は、たぶん正しいでしょう。

  95. 116 114

    ゼネコンボーイ様、示唆いただきありがとうございます。確認してみたいと思います。
    ただ、今度大規模外装改修を計画中で、ゴンドラを上から吊るすような構造のものはないので、
    地面からの完全な足場を組むか、壁に穴を開けてそこに支柱を打ち込み支える形の足場にし、駐車場をなるべく使えるようにすることになっています。
    屋上にも何回か上がったことがありますが、丸環も、そのほかの定期的ピッチでの構造物はありませんでした。コンクリートと水道管、避雷針、上部受水槽しかなかったように思います。
    すぐ横に結構流れの速い小規模の川が流れ、下水道の汲み上げポンプ音?と思ったこともありましたが全く検討がつきません。

  96. 117 ゼネコンボーイ

    >>116. 114さん。
     そうですか。
    >がららーん、ごろん、ごろん、ごろん、ごろんと10秒ほど続き、止みます。
    確かに、丸環がコンクリートに当たる音とは、ちょっと表現がちがっているようですね。
     何か、固いものが屋根で転がっているような感じですが、
    風が強い場合に、揺れぶつかったり、転がったりするものがないかどうか、ご確認ください。

  97. 118 114

    ゼネコンボーイ様、ありがとうございます。前は揺れぶつかったり、転がったりするものはなかったのですが,念のため屋上にまた上がらせてもらって,確認したいと思います。
    設計者が予測できれば,対策してたと思うので,思わぬ音の伝わりなんですかね。
    マンションというのは難しいですね。ありがとうございました。

  98. 119 99 104

    低レベルの私にお付き合いくださり、ありがとうございます。

    住居は逆梁ではありません。
    玄関を入って左側に洋室6.5畳(洋室1)、右に洋室5.1畳(洋室2)があり、洋室1の奥に浴室洗面所があり、その奥が和室5.5畳です。
    洋室2の続いて、トイレ、キッチン(3.1畳)、リビング(11畳)です。
    洋室2の北側に小さいベランダ(1.35m×2.77m)があります。
    間口は6.6m、奥行きは大小ベランダを除いて10.1m、リビングと和室にあるベランダは6.6m×1.8mです。
    妻側にベランダはなく、70cm×75cm位の小さい窓が、リビング、キッチン、洋室2にあります。
    二重天井の仕上げ厚さはわかりません。
    TV端子は、リビングのベランダ側両端と和室のベランダ側で隣との壁際があり、下の方は、リビングで和室との境当たりにテレビを置いていると思います。
    追加ですが、充填剤を入れる作業は和室とリビングについてやってもらい、洋室1と2はそのままになっています。

    入居してすぐに私の感覚ではあまりによく音が聞こえるので、私なりにどこの音がどのように聞こえてくるのか確かめようと思いました。テレビの音も聞こえるのですが、下の部屋のカーテンの音、サッシがどんと閉まる音が聞こえることにショックを受けました。また、どこからなのかわかりませんが、どーんという衝撃音も聞こえます。マンションの南側は倉庫でトラックが出入りしているので、衝撃音はそれかもしれませんが、マンション内外の音はやはり違うので、私にはマンション内の音のように思えます。

    入居して1年半位になるので、下の方の行動パターン(休みの日がいつかなど)も下から聞こえてくる音や自転車の有無でわかるようになりました。聞き耳を立てているようで異常と思われるかもしれませんが、下の方の在宅時と不在時では明らかに音の聞こえ方が違います。また、音が聞こえる時にどの部屋の電気がついているか外まで確かめに行った事があるのですが、隣、斜め下の電気は消えていて、下のリビングのみに電気がついていました。洋室2で音が聞こえた時も外に見に行ったのですが、外から見る限り下の洋室2は暗く、リビングに電気がついていました。洋室1は共用廊下に面してカーテンが閉まっているので、廊下からは電気がついているかどうかはわかりません。洋室1では寝た時も音は聞こえましたが、それに加えて、部屋の入口に立った時点で、子どもと大人が大騒ぎする声が聞こえたことがありました。隣に子どもが遊びに来ていたので隣ではないかと思うのですが、これにも驚きました。

    下の方は夜が遅く、夜はベランダでタバコを吸った後、サッシを閉め、カーテンを閉めて、テレビの音が聞こえなくなります。洋室2で寝た時にリビングのカーテンの音だと思ったのは、その音が聞こえた時間や下から直に聞こえたような感じではないこと等々から、リビングからではないかと思いました。

    実は、我が家以外から音の苦情がなく、管理組合でも取り合ってくれないので、下の方にお願いに行った事があります。50代位の夫婦で住んでいるが、普段はご主人1人で夜が遅い、テレビはリビング側などということは、推測はしていましたが、その時にわかりました。奥様は気をつけますからと言ってくださったのですが、ご主人はそんなに大きな音で聞いていない、聞いてもらってもいいと不満そうで、結局は何も変わっていません。

    音については我慢できないというところまで行きませんが、長く住むとなると憂鬱になり、引っ越したい気持ちはあります。言葉が足りず、状況がわからないことがあると思いますので、指摘してください。

  99. 120 ゼネコンボーイ

    >>119 99さん 遅くなりました。
     これだけ、記述していただけると、様子がよく分かります。
    >下の方は夜が遅く、夜はベランダでタバコを吸った後、サッシを閉め、カーテンを閉めて、テレビ>の音が聞こえなくなります。
    これは、下階がサッシを閉めている状態だと、テレビ音は問題なくなると意味にもとれますが、サッシュが閉まっていても、聞こえるという状況でよろしいですね。
     99さんの事例は、以下の2点が要因でしょう。
    1.妻側にバルコニーもないので、開口部が小さくて済み、その分LDのGL工法の施工面積が大きくなり、TV音の反響しやすい部屋となっていると思われます。
     カーテンやサッシュの開け閉めもこの時の衝撃音音が、外壁に直接振動が、またはGLボード介して上階の外壁に伝達され、99さんのGLボートの振動に変換され、部屋にいても聞こえるのだと思います。
     2.洋間でも下階TV音が聞こえるのは、99さんの推測のように、和室-LD間の間仕切り壁にTV音が伝達されているのでしょう。ここに入力されると、二重天井も関係なく上部スラブに音が伝搬されることになります。
     たぶん、下階の方のTVボードはLDの間仕切り壁か外壁側のGLボードに接しており、それが間仕切り壁と外壁部分より上階に伝達され、99さんの部屋では、外壁のGL面及び、間仕切りからの振動を受けているスラブ面からの拡散で、TV音が漏れている状況です。
     これは、音の出る機器、TVもインターフォンもスピーカー部分で音声として空気音を出すと同時に、その反作用で、機器自体も振動しており、その個体伝搬音が生じるからです。つまり、下階の方のTVボードが外壁側のボードや間仕切り壁に接していると、その音は振動としても上階に伝達しやすい状況になります。
     対策としては、下階の内装をいじる訳にいかないので、根本的なものは難しいと思いますが、寝る部屋だけでも、自分の方のGL壁をなくし、独立支柱のふかし壁仕様にする。さらに、伝搬してしまているスラブからのTV音を遮断するために、床の防音施工をする。(和室は現状、直床仕様では薄畳がスラブに直においてある状態なので、二重床に作り変える。建具の取り合いがあるので、きれいには納まらないですが)
     と書いても、実際の実施は困難ですよね。少しは、緩和されるかも知れない方法としては、下階の方のTVボード全体を防振してもらうことですが、ボード下に防振マットを置き、外壁・間仕切り壁に接しないようにしていただくことで、聞こえ方が違ってくる可能性があります。(下階の方に状況を説明し、実際にTV音の聞こえる状況を体験していただき、協力を求めましょう。)
     マンションのサッシュの性能がアップした分、外部騒音が聞こえなくなる静かな時間帯では、住戸間の音が漏れやすいというか、聞こえやすい状況になりますが、TV音が同じ時間帯に毎日聞こえる状態は、やはりマンション性能としては、不十分であると判断します。しかし、TVボードを壁から離すことは容易なので、これはエチケットにするとよいでしょう。

  100. 121 114

    >>120 ゼネコンボーイ様,120関連で横から質問です。

    >1.妻側にバルコニーもないので、開口部が小さくて済み、
    >その分LDのGL工法の施工面積が大きくなり、TV音の反響しやすい部屋となっていると思われ
    >ます。
    内の場合は角住戸で妻側に窓が1つもなく,壁が叩くとボードがはいっていますので,GL工法かどうかは不明ですが,そうすると響きやすい部屋ということでしょうか?

    今度リフォームする時にボードを外して,GL工法以外にしてもらえば異常音はへりますでしょうか?
    隣住戸との壁は硬くコンクリート直にクロス張りで,ごろんごろんいっている時にこのコンクリート
    壁に耳をあてたら,音がよく聞こえました,,,,。

    異常音は多いようですね
    http://www.noe.co.jp/consult/feature2.html
    こういうのを見つけました。お高いんでしょうが。

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