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住宅としての長期保有。耐震マンションはやはり価値の下落は強くでるのでしょうか?
[スレ作成日時]2012-11-09 13:48:45
住宅としての長期保有。耐震マンションはやはり価値の下落は強くでるのでしょうか?
[スレ作成日時]2012-11-09 13:48:45
>実際に阪神淡路大震災でも、新耐震基準を満たしたマンションのうち約1割が、見事に大破・倒壊しているではないですか。
それは間違った情報です。
失礼しました、約1%の間違いですね。
母数をどうとるかで割合はかわってきますが、阪神大震災での新耐震基準マンションの倒壊案件はゼロ。大破が10件と言われています。
東日本大震災では、倒壊、大破ともにゼロ。
しかしながら全壊扱いになったマンションは相当数あります。
私は構造にあまり明るくないので、別な側面から説明します。
倒壊、大破というのは建築学会(建物の損傷度合い)の基準で、全壊や半壊は罹災証明(生活の継続性という観点が入る)基準です。まずはこの根本的な違いを理解してください。
その上で、新耐震(建築基準法)のマンションでは、建物倒壊による直接的な命の危険を心配しなくてよいレベルにあると言えます。
ただし、地震被害により該当マンションに住めなくなることは十分あり得ます。
これらは相反する話ではないのです。
建築基準法の耐震基準は揺れによる倒壊で人命を奪わないことに焦点を当てたものです。その意味では信頼性の高いものですが、残念ながらそれ以上ではありません。
よく、「マンションは地震で倒壊しないのか?安全か?」という話があります。
勿論100%ではありませんが、100%に近い確率を根拠として、私は倒壊しないので、安全と答えるようにしています。(安全という概念は100%を要求するものではありませんから。)
しかしながら、そのマンションは全壊するかもしれませんし、家具の転倒や落下物、大規模地域火災で居住者が命を落とすかもしれません。
今のマンションは、そういうものです。
>347
>よく、「マンションは地震で倒壊しないのか?安全か?」という話があります。
>勿論100%ではありませんが、100%に近い確率を根拠として、私は倒壊しないので、安全と答えるようにしています。
>(安全という概念は100%を要求するものではありませんから。)
おかしなことを言う人ですね。
安全であると言うのは100%の意味になりますよ、
この場合、安全と言うのは倒壊しないから安全だと言う意味です。
倒壊すれば安全ではありません。
つまり、100%倒壊しないから安全だと言うことになります。
この人は、東電などの電力会社が原子力発電所のことを、絶対に事故を起こさない安全な発電装置ですと言ったのと同じ考えのようですね。
こんな人が「詳しい」と称しているのは勝手ですが、明らかに間違った方向に誘導するかのような文章を書くのは大問題です。
>安全であると言うのは100%の意味になりますよ
はたしてそうでしょうか?
たとえば、日常使っている電車は安全な交通手段と言ってよいし、社会的にもそう認識されていると思います。
しかし100%の無事故が保証できものではありません。
そう考えると電車は安全とは言えないのでしょうか? しかし移動手段で自動車を使うよりは死傷率(期待値)が低いです。
かと言って移動をあきらめるわけにはいかず、一体どう行動するのが安全なのでしょう?
これと同様に、住まうこともあきらめることができません。 一般的には、、、ですが。
「安全」というのは、一定の基準を満たした上での比較論だと思いますよ。
まあ、そのあたりをどう考えるかは人それぞれなので、どうしても「100%の安全」が欲しいのであれば、既製品のマンションなんて考えずに、自前でシェルターのようなものをオーダーされることをおすすめします。
それでも日本でそれを実現することは難しいように思えますし、想定外を作らないということも無限の高さのハードルになってきますが。
気に入らないのであれば>>147の表現の仕方をかえましょうか。私にとっては表現はどうでも良いことなので。
「新耐震基準を満たしたマンションは、100%に近い確率で倒壊しません。」
原子力技術に求められる「安全性」と一般建築物に求められる「安全性」とではまた違うものです。
原子力は専門外ですが。
大破、崩壊の基準って日本建築学会出してました?最新は内閣府。日本防災協会がそれまで基準を出してると思います。JASCAも扱ってると思いますが、元々は設計者の為の基準みたいなものを出してるだけ。建築学会は神戸の時に似た様な物を出したと思いますが、基準でしたっけ?
>149
住まいに詳しくないだけでなく、日本語も詳しくないようですね。
電車は安全だとはいいませんよ。
電車は安全だと思いますと言うのです。
電車は安全な乗り物ですが、事故を起こさない乗り物ではありません。
などと使うのです。
自分勝手で他人には伝わらない表現を、公の掲示板で書くのは異常ですよ。
それから、あなたが住宅に詳しくないと自分で証明している文章がありますよ。
>「新耐震基準を満たしたマンションは、100%に近い確率で倒壊しません。」
本気で書いたのでしょうか?
耐震基準を満たしていないマンションは存在しませんよ。
自分の土地に無許可で自分が住むなどの目的で、全て自己資金で建てた建物であれば、耐震基準を満たしていない建物はあるでしょうが、合法的に建てた賃貸や分譲マンションで耐震基準を満たしていないマンションは有り得ません。
新耐震基準が出来る前の建物は、当然ですが新耐震基準を満たしてはいませんが、建築許可を申請した時点での耐震基準は満たしています。
しかも、新耐震基準を満たしている建物でも倒壊した建物はありますよ。
あなたが言ってる倒壊とは、完全倒壊のことだけなのです。
住まいに詳しいのなら、建築での当たり前である倒壊の意味を知っているのではないでしょうか?
倒壊には色んなレベルがありますが、ご存知ですよね?
罹災証明ベースのもの(全壊/半壊・・・)の方が内閣府基準ですね。
>147では「倒壊」「全壊」「大破」などなど似たようにも聞こえがちな言葉の、それぞれどこを目指して基準法上の構造計算が行われているかを説明することが主旨でした。わかりやすく見せると、
「地震被害調査のための鉄筋コンクリート造建物の破壊パターン分類」(高井伸雄、岡田成幸)より
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004304923
図を見てください。(概念図で、当然実際は個別に状況が違うので、これとも一致するわけではないのですが)
>電車は安全だとはいいませんよ。
>電車は安全だと思いますと言うのです。
そうですか。なるほど。それは大変ですね。
>新耐震基準を満たしている建物でも倒壊した建物はあります
の例だけでも出しましょう。マンション以外ならあるのかもしれないですしね。
住まいに詳しい人って言うのは、耐震基準を満たさないと建築申請許可が下りないことを知らないのですね。
>166
大地震でも初期ひび割れしか生じないと言った覚えはありませんが。
>新耐震に準拠したマンションが倒壊・大破・中破したのが・・・
どうして倒壊と大破・中破を同一に語ろうとするのか意図が分かりません。
>終局を迎え劣化した部材が、次の地震でも「綺麗な紡錘形のループ」
>を描くとでも思っているのですか
話を分けて考えましょうか。
RC造の一般建物の場合、部材に塑性ヒンジが生じていてもその建物の保有水平耐力は変わらないというのは理解できますよね。
要するに耐震性能は変わらないということです。
メカニズムに達している状態(倒壊・崩壊)ならダメですが、大地震でもメカニズムに達しないように設計するのが構造設計です。
時刻歴応答解析を行うRC造建物の場合、通常90秒から120秒の長さの地震波を使って解析しますが、当然途中で塑性ヒンジが発生するわけです。その状態で変形、加速度、せん断力などの応答値を用いて検証するのですからヒンジ状態での性状は考慮されていると言えます。
実際の地震で超高層や制震の建物に塑性ヒンジが生じたという事例は聞きませんが、生じた場合は、補修案を評定委員会で審査してもらうことになるんでしょうね。
ヒンジが生じた状態でのモデルで応答解析することになると思いますが、上記の理由でおそらくもつのではないかと思います。
ですので、塑性ヒンジが生じたら補修不可能という認識は間違いです。
また武田モデルによれば塑性ヒンジが生じた後でも紡錘形のループを描くということになっていますよね。武田ループをよく見ると2回剛性低下する点があると思いますがその2回目が塑性ヒンジができた時点です。
ちなみに塑性ヒンジとひび割れは別物です。
まぁ、彼の星では内部減衰0ですからね。多分重力が無い星の方だと思われます。なので、履歴ループも武田モデルでは無くただのトリリニアになるということです。合点が行きます?
>175
ママさんじゃなくなりましたね。(微笑
もはや技術論ではなくなっていますよね。
>大地震で大破したマンションは水平耐力のみならず鉛直荷重に対する耐力すら失っており・・・
いいえ。
大破ということは崩壊形に至っていない状態ですので脆性破壊は生じていないということになります。脆性破壊が生じていないということは軸力や水平力に耐えられない部材がないということになります。
ところであなたはなぜ大破すると水平耐力と軸耐力を失うと考えたのでしょうか?
あなたの勘でしょうか
根拠を示してください。
>現実世界では終局変位付近において耐力は落ち込みます。
あなたの勘でしょうか。
根拠を示してください。
現実世界では、って・・・
それはあなたの脳内の世界なのでは?
>いいえ、言えません。
どうして言えないといえるのでしょうか。
あなたの勘でしょうか。
根拠を示してください。
>逆S字型のサイクルに近付き
それは武田ループではありませんよね。あなたが武田ループを持ち出したんですよ。
S造ブレース構造などで逆Sになります。
特に湾岸埋立地マンションの耐震構造は、科学ではなく、カルトがベースですからね。
正常性バイアスなんつー耐震材使ってますから。
【一部テキストを削除しました。管理担当】
>180
建築構想屋と言う名前も無知からの造語です。
建築業界では単に構造屋とは呼びますが建築構造屋とは呼びません。
書いている内容もつじつまが合わないことばかりです。
RC造の話ですので、一度大きな地震で受けたダメージは、二度と回復することはありません。
RC造の基本中の基本の話です。
人間の体なら、骨にひびが入ったり折れたりしても人間が持っている治癒力で骨をくっつけようとしますし、切り傷を負うと皮膚をくっつけようとします。
しかし、残念ながらコンクリートは治癒力を持っていません。
一度大きな力を受けてクラックが生じれば自然に治ることはないのです。
そのクラックが深いほど、そのクラックに外的要因が影響しクラックを広げようとするのです。
よって、一度大きな地震を経験すれば、初期の耐力に回復することはないのです。
マンションの場合、共用部分で補修・補強できる部分は極一部です。
ダメージを受けた躯体の大半は、専有部分から手を入れないと補修も補強も出来ないのです。
また、一度ダメージを受けたコンクリートを、元の耐力に戻すことは理論的には可能ですが、現実では専有部分の内装をはがしチェックする必要がありますし、損傷箇所を見つけて補強するには元の状態よりも盛り上げることになりますので、専有部分が狭くなってしまいますし、それに掛かる費用は膨大な金額になります。
自称、建築構造屋の書いた内容の大半は、素人の一部には通用するかも知れませんが、その内容は間違っていますし空想の部分も多いのです。
バイクのヘルメットも、一度でも転倒などして衝撃を受けると使えなくなるのと同じですね。
>182
何度も同じことを言うようですが、
大地震に対する検討というのは、建物がグズグズに壊れ倒崩壊寸前の状態の建物の耐力で大地震の水平力に耐え得るかを検証しておりますので、たとえ塑性ヒンジができていたとしても大地震に対する耐震性能は変わりません。ですので耐力的に見れば補修の必要は無いのです。
感覚的に信じられないのは分かりますが、それだけ安全を見て設計をしているということです。
それとあなたは何か大きな勘違いをしているようですが、
私は個人的見解を述べているのではなく、建築基準法が定める耐震設計法の考え方について解説しているにすぎません。この耐震設計法は膨大な実験データと解析結果に基づいて定められています。
それを否定するならするで構わないのですが、であるならば膨大な実験データを覆すような構造力学的根拠を示していただかないと箸にも棒にもです。
「コンクリートには人間のような治癒能力がないからクラックが生じれば耐力が減る。」
が否定の根拠にはならないことは分かりますよね。
あなたがこれから改めて示すであろう根拠が構造力学的に見て説得力があるのであれば、建築基準法改正ということになるかもしれません。
まずは学会で論文発表でしょうね。
研究発表「コンクリートの治癒能力について」
がんばってください。
>185
>以上、日本建築学会 被災度区分より
分かって言っているのか分からないで言っているのかよく分かりませんが、
それは被災度判定での定義ですよね。
設計ではそれを「崩壊形に達した」といいます。
>以上、コンクリート工学 年次論文報告集より。
論文の一部分を抜粋しても何の参考にもなりませんよね。
少なくともどういう実験を行った論文なのかを明らかにしてください。
>それは被災度判定での定義ですよね。
>設計ではそれを「崩壊形に達した」といいます。
そうですか。
貴兄の中の『設計(?)』では、『大破=塑性ヒンジを伴う健全な曲げ破壊』なのですね。
>論文の一部分を抜粋しても何の参考にもなりませんよね。
なるよ。
だってこれ、論文の冒頭に、既知の事実として書かれている事項だから。
>少なくともどういう実験を行った論文なのかを明らかにしてください。
明らかにしてもいいけど、ちゃんと理解できなきゃ、意味無いよ?
・繰り返し大変形を受ける鉄筋コンクリート単柱のせん断強度劣化の評価に関する研究
http://c-pc8.civil.musashi-tech.ac.jp/RC/ciber/tai/tai_pdf/oe.pdf
・各種の大変形繰り返し載荷を受けるRC梁の破壊時までの累積消費エネルギー量による損傷度指標
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/48358/1/s...
・繰り返しによる耐力低下が鉄筋コンクリート構造の地震応答に与える影響
http://data.jci-net.or.jp/data_pdf/20/020-01-3171.pdf
【一部テキストを削除しました。管理担当】
構造設計一級建築士(?)さん
論文から『既知の事実』として引用した箇所を、再掲しておきますね。
『鉄筋コンクリート構造が繰り返し大変形を受ける時,同一変形で繰り返しても,繰り返す度に耐力が低下していく現象が見られ,このようが現象が地震応答に影響を及ぼすと考えられるが,Takedaモデル等の地震応答解析で良く使われる復元力特性モデルでは,この繰り返しによる耐力低下が考慮されていない.』
それでもなお、ご自身の
『建物がグズグズに壊れ倒崩壊寸前の状態の建物でも大地震に対する耐震性能は変わらないし補修の必要も無い』
という革命的な新説に一点の疑念も抱かないようでしたら、まずは学会で論文発表でしょうね。
建築基準法改正はおろか、ノーベル賞モノかもしれません。
がんばってください。
>No.187 by 建築構造屋 2012-11-26 22:05:27
>
>何度も同じことを言うようですが、
>大地震に対する検討というのは、建物がグズグズに壊れ倒崩壊寸前の状態の建物の耐力で大地震の水平力に耐え得るかを検証しておりますので、たとえ塑性ヒンジができていたとしても大地震に対する耐震性能は変わりません。ですので耐力的に見れば補修の必要は無いのです。
>
>「コンクリートには人間のような治癒能力がないからクラックが生じれば耐力が減る。」
>が否定の根拠にはならないことは分かりますよね。
>
>あなたがこれから改めて示すであろう根拠が構造力学的に見て説得力があるのであれば、建築基準法改正ということになるかもしれません。
>まずは学会で論文発表でしょうね。
>研究発表「コンクリートの治癒能力について」
>
>がんばってください。