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いろいろ取りざたされていますが、
幕僚長・空将という肩書きで投稿(寄稿?)したのは問題があるにせよ、
言論の自由という観点から、退職金の自主返納まで求めて、実質的に
懲戒解雇と同等にするのは明らかに行きすぎなのではないかと思います。
また、政府見解と異なる見解を発表したからシビリアンコントロールに反すると
いうのは的外れだと思います。
皆さまはどう思われますか?
[スレ作成日時]2008-11-06 19:39:00
いろいろ取りざたされていますが、
幕僚長・空将という肩書きで投稿(寄稿?)したのは問題があるにせよ、
言論の自由という観点から、退職金の自主返納まで求めて、実質的に
懲戒解雇と同等にするのは明らかに行きすぎなのではないかと思います。
また、政府見解と異なる見解を発表したからシビリアンコントロールに反すると
いうのは的外れだと思います。
皆さまはどう思われますか?
[スレ作成日時]2008-11-06 19:39:00
今日の朝日新聞夕刊一面の見出し「空自78人も論文応募」
応募総数235人のうち、その約1/3にあたる78人が航空自衛官だったそうだ。
(ちなみに陸と海の自衛官の応募はゼロ)
懸賞論文主催者のアパグループの代表は、かつて田母神元空幕長が司令だった小松基地の「友の会」会長だというし、論文の審査委員は札付きの右の渡辺昇一だし、出来レースだったんじゃないの。
解任のニュースが出たとき、『いったいどんな内容の論文なんだろう?』と思って、
そのアパグループのHPを覗いてみたんですよ。
怪しげな裏サイトやマルチ商法のサイトみたいな趣味の悪いデザインだったのですが、
その受賞作品はが掲げられいるページにたどり着いたんです。
PDFファイル○KBとか書いてあって、ダウンロードしたのですが、なぜか白紙だったのですよね。
その件が問題になったから、掲出を中止したのでしょうね。
そんなことするなら、最初から懸賞論文企画などしなければよかったのに。
アパの売名行為なのか?
> PDFファイル○KBとか書いてあって、ダウンロードしたのですが、なぜか白紙だったのですよね。
ちゃんと読めまっせ
そうですか…
更迭のニュース速報を見た直後(30分以内だったかな?)で操作したのですが、見られませんでした。、当然readerは最新のものを使用していましたが…。
結局翌日にYahoo!の意識調査のリンクでダウンロードして読んだんですよね…。
外国軍の駐留一般をいまの米軍駐留とおなじく条約に基づくもので正等だという論調や、国家間圧力がない条約はありえないから政党だとか、コミンテルンの謀略だとか、戦後の教育による洗脳だとかその辺の論調は右翼的なバイアスがかかってたけど、ひとつの意見としては、まあ常識的なのではないですかね?
たた、文調としては整理されたものとは言いがたく、こんなのが最優秀賞?と思うような論文であったと思いましたね。
右翼の街宣車での演説に通ずるとことがある。
まあ日本が一部の国から悪く言われている事柄は、
「濡れ衣」だ、
ってことだよね。趣旨は。
別に間違ってないと思うけど。
当時としては。
まあ、
現代の基準に当てはめたら「濡れ衣ではない=日本が悪い」ってことでしょう。
そこの所の理屈は
世界の常識。
象徴的な例では、
日韓併合は「そもそも無効論」
に対する国際法の専門家の見解。
世界中の国際法学者が集まった場で
韓国人学者たちが
「圧力によって強制された条約に基づく併合なのだから、
最初から不法で無効だった」
って主張をしたんだけど、学会では通らなかったんだよね。
当時としては正当な手続きを踏んで結ばれた条約なのだから、
最初から無効ということにはならない
という認識なわけ。
だからこそ、
日韓が国交回復した時の合意文書でも
「併合条約は『もはや』無効である」
と書かれている。
まぁ、この地球上に、圧力なくして締結された条約というものが
そもそも存在するのか、と思わなくもないが、
韓国も韓国で
戦後になって、
それこそ条約どころか思いっきり「武力」でもって竹島を占領して、今も駐留を続けているわけだけども、
これなんかは、現代の国際法上に、
なんら根拠が求められない行動なわけだ。
話がそれたけど、
結局、国家の取った道が
「正しい」か「誤り」か
というのは、その時々の国際状況でいくらでも変わり得るわけだ。
日本について言えば、
戦争に負けた。
これがすべて。
負けた結果、「悪い」ことになったわけ。
じゃあ、勝っていたらどうなんだ、というと、
それはアメリカやイギリスを見ればわかる話であって、
彼らの植民地主義は別に誤りとはされていないし、
誤りではないから国家としての謝罪もしていない。
植民地主義という面では、日本のお手本だったとしても。
そういった意味で言えば、
田母神さんの、言いたいことはわかるが、
だいたい
戦後60年以上経っても、当時の釈明をしなけりゃならん国にしたのは、
そもそもあんたらの先輩たちでしょうが、
ということに全く言及がない点、
職業軍人として、なかんずくそのトップとしてどうなのか
という疑問が残るな。
もし自分の部下が全く反対意見の論文を自衛官の肩書き付きで発表したら、幕僚長を辞める前でも「大いに結構、これこそ言論の自由」と言ったのかな
「(わが国はデモクラシーの国だが)軍隊にはデモクラシーはない」
これマッカーサーの言葉ね。
デモクラシーがなければ、当然、言論の自由はないよ。
幕僚長が言論の自由を謳歌してるなら、それは軍隊ではない。
・・・大変だ。われわれは税金で使い物にならない武力集団を養ってる!
使い物にならない武力集団
って言うけれど、そうしたのは誰?
真面目からの議論をせず、下手をすると「蔑み」さえ含む視線を送ってきた国民なんじゃないの?
国防に従事する人間に、これほど敬意を払わない国は他にないね。
そのくせ、なにかあると鬼の首を取ったかのように
批判だけは一人前に受けることを求める。
市民以上の政治はない。
市民以上の軍隊も、ない。
>市民以上の政治はない。
>市民以上の軍隊も、ない。
まったくそのとおりです。政治も軍隊もその国民を映す鏡。
>07さん
私は自衛官ではありませんが、もし部下がそういう行動をした場合、「大いに結構」とは言わないが、個人の自由としてやむをえないとは思ったでしょうね。
肩書きを使ったのは明らかに、肩書きの不正使用なのだろうとは思うし、空将としての職業倫理を疑います、それの行為が規則によって縛られていなかったなら、懲戒まではできないのは当然でしょう。
いうまでもなく、自衛官にも人権があるわけです。
公益上の要請からそれが制限される場合があるとしても、その制限については明確な定めがなければならないのではないですか?
その大原則を破って、勝手に「国民感情」なるものを作り上げ、実質的に懲戒と同じ結果になるよう、退職金も取り上げて、主張ごと抹殺してしまおうと言い出した某党の姿勢が問題なのでは?
これでは法治国家とはいえません。(そもそも、某党の存立目的を考えてみたらどうですか?)
>08さん
マッカーサーの言葉の引用ですが、それは曲解ではないですか?
そもそも、軍隊でデモクラシーを追求していたら、戦略や個別の作戦行動ごとに二等兵から元帥にいたるまで対等に議論をして採決をするということになります。
いうまでもなく、軍隊とはそういう組織ではないのです。
しかし、本件は作戦行動や戦略の策定という局面ではありません。個人が業務外で政治的見解を述べただけですし、常識的な国民であれば、誰も今回の論文が航空自衛隊の公式見解だと受け取ったりしないでしょう。
ただし、幕僚長・空将という肩書きを使ったことが問題であり、それが政府の基本的姿勢に反していたから、「幕僚長の行動として」ダメだということは当然です。
したがって、その不適切な行動が自衛隊の運営に支障を与えるかもしれないという危険性を除去すべく、幕僚長を解任するということは当然あるでしょう。
(この解任行為はまさにシビリアンコントロールの実現です)
しかし、一部に、個人の見解の発表行為そのものがシビリアンコントロールに反しているという論調が見られますが、ことは理論的にありえないのではないかと思うのです。
デモクラシーがないから、表現の自由がないという結論を導くことはあきらかに無理でしょう。
その見解を突き詰めれば、自衛官や軍人には、平時であっても、信教の自由や婚姻の自由など全ての自由権が認められないということになってしまいます。
(ちなみに、うちの近くには米軍基地がありますが、1ヶ月ほどまえに非番の米兵が「YES WE CAN」と入ったオバマ支持のTシャツを着ていましたよ。でも、たとえば野戦行動中にそんなの着たら大変ですよね…)
>11さん
>本件は作戦行動や戦略の策定という局面ではありません。
「作戦行動や戦略の策定」を狭義にとらえるならば、そのとおりでしょう。しかし、より広義にとらえたらそうなるでしょうか。私には航空幕僚長の職務は通常の自衛官よりも幅の広いものと思えるのですが。
政治と外交の切り分けは画然とはできませんが、同様に政治と軍事の区別も判然とはしていない。
軍事的組織において重要かつ微妙な立場にある人物が、個人的見解と称して政治的意見発表を放恣に行った。そんな組織の規律の問題が心配です。
そこが気になったのでレスをあげました。
>軍事的組織において重要かつ微妙な立場にある人物
残念ながら、現在の日本国において、空自の将官が重要かつ微妙な立場にあるでしょうか?
日本は、大統領命令だけで海兵隊を動かし、他国の民間人も巻き添えにして暴れまわる米国とは違います。
自衛隊の幕僚長には政治的はもとより、軍事力行使にかかる権限は実質的に何もないのでは?
(事実、空自のスクランブル任務も、海自は海上警備さえ厳格な規律のもとで行動していますし、
不審船にP3Cが威嚇で爆弾落すのも、雁字搦めのもとでなされています)
個人の見解を述べるのが問題なのでしょうか?
戦前には海軍大臣でもない山本五十六大将(連合艦隊司令長官は平時では退官前の名誉職で窓際とされていた)もかなり個人的意見を講演していましたが…。(それによって命を狙われたのは有名な話ですよね)
組織の規律という話がありました。
本件は規律が緩んでいるというものではなく、規律そのものがあいまいだったと思います。
だから、今後それを明確にしましょうということなら大賛成です。
でも、明確な規律のないところで、「国民感情」なるもので、個人の自由や、財産上の利益、名誉までを奪ってしまうのはよくないと思います。
また、自衛隊の規律そのものについて否定的見解を示し、ひいて自衛官の名誉を貶める論調もみられますが、私はそんな主張はもってのほかだと思います。
シビリアンコントロールのもとで、自衛隊の内部規律を明確にする一方で、権限についても明確にすることが大事でしょう。
そもそも、日本はもっと防衛問題を真剣に論ずるべきだと思いますよ。
なお、回答者層の偏りがあるにせよ、Yahoo!の意識調査(ネットウヨと揶揄されている)では今回の幕僚長の行為について「大いに問題」と回答した方が確か4割以上、「全く問題ない」と回答した方も4割弱いたと思います。
よって、公明党の北側氏が発言した「国民感情に照らして」というのは、根拠のないでっち上げではないかと思います。
イカンイカン。正確に書いておかないと。意見操作になってしまうし。
今現在のYahooの意識調査結果。
問:航空幕僚長の論文発表は問題あり?
「航空自衛隊トップの田母神俊雄・前航空幕僚長が歴史認識に関して政府見解に反する論文を公表。幕僚長という立場で、政府見解に反する論文を公表したことに、問題があったと思いますか?」
とても問題あり 33%
少し問題あり 10%
ほとんど問題なし 12%
まったく問題なし 45%
総回答数約68000票です…。
「軍事的組織において」といって話してるのに、そこを「現在の日本国において」と置き換えてしまうのはどんなものでしょうか。12のレスはそんな趣旨ではないのですが。
また、旧海軍と航空自衛隊を同列に並べて論ずるのは無理がありますし、それに山本五十六の言行については批判もあります。
今回の件は規律があいまいということではなかった。外部に意見を発表する時はしかるべき手続きをとれという定めがあったのに、空幕長はそれを真っ向から破った。だから処分された。それだけのことでしょう。
国防に従事する人間に厳正な規律を求めるなら、
国民もそれに相応しい敬意と尊重を持ってしかるべきかと。
求めるだけ求めて与えないことを
日本語で
「身勝手」と言います。
>国防に従事する人間に厳正な規律を求めるなら、
>国民もそれに相応しい敬意と尊重を持ってしかるべきかと。
正論だと思います。また、国民の多くは真面目な自衛隊員には敬意を払っているのではないでしょうか。
そのような国民の意識が表にあらわれず、粗雑なデマゴーグでそれが打ち消されがちなのは遺憾なことですが。
例えば、海上で軍艦とそれ以外の艦船が行き合うような場合、
軍艦ではない船は、掲げている国旗(国籍旗)を半旗にして、敬意を表し、軍艦も答礼します。
これは、世界中どこの海でも同じことですし、日本の護衛艦も当然のことながら、軍艦として遇されます。
軍艦と行き合う船が、あの軍艦は好かない国の船だから無視する、
というようなことが仮にあれば、
恥辱を受けるのは軍艦ではなく、私的な好悪を海のマナーに優先させた船のほう
ということになります。
>「軍事的組織において」といって話してるのに、そこを「現在の日本国において」と置き換え
ご指摘もごもっともかもしてません。少し論理展開が乱暴でしたか?反省します。
しかしながら、そもそも、自衛隊は純然たる軍事的組織として取り扱われているのでしょうか?
そこに大きな疑問があります。
>外部に意見を発表する時はしかるべき手続きをとれという定めがあったのに
それに言及されるのなら、口頭で届出を受けていたにもかかわらず、黙認した官房長が懲戒に付されるべきではありませんか?
処分(幕僚長の解任とそれにより60才超となったための定年退職)自体は正当でしょう。
政府見解と異なった立場を明確にしている人間を自衛隊のトップとしてすえておくことは出来ないし、幕僚長の職を解くことはシビリアンコントロールとして当然でしょう。
私が疑問を呈しているのは、まさに15の最終行で「それだけのこと」と表現されていることが、それにとどまらず、大きく逸脱した実質的処遇をしようとしていることなのですが…。
どうも口下手で申し訳ございません。
私は論点展開が乱暴などと言ったわけではなく、話が少し違いますと述べただけなのです。反省なさるほどのことではありません。
航空幕僚長の外部への政治的発言のチェックは官房長が行うということでしたら、口頭であろうとその届出を黙認した官房長は懲戒に付されるべきだと考えます。ただ、私はこの件に関する細部の事情を知る立場ではないので、これはあくまで一般論としてですが。
また、「大きく逸脱した実質的処遇をしようとしている」という事実が存在しているのかも存じませんが、法に裏付けられていない処罰−ありえない話と思えますが−が行われるとしたら、これは言語道断です。
自衛隊トップとして、政治的権力は無いのだから、発言権はある程度自由でもいいんじゃないかなと思うけどね。
政治的権力があるのなら、発言は慎重にしてもらわないといけないけど。
文民統制なんだからそれに従ってくれるならいいんじゃない?
で、言いたいことのうち、「侵略国家は日本だけじゃない」っていうのは同感。
赤信号皆で渡れば怖くないではなく、過去においては常識の行動だったんだから仕方ないと思う。
植民地に金払ったのも日本くらいなんでしょ。
他国は逆に独立したいなら金払えが当り前だからね。
そういうのを自虐思想って言っているんじゃないかな。
ようは武力を使わないまでも、国益重視しろよと。
対北政策でも、北は日本の自虐部分を良く使っていると思う。