モデルハウスは海外の大富豪の家みたいなつくりで、痺れるぐらいかっこいいのですが、実際立てた方いますか?
[スレ作成日時]2006-10-12 09:39:00
モデルハウスは海外の大富豪の家みたいなつくりで、痺れるぐらいかっこいいのですが、実際立てた方いますか?
[スレ作成日時]2006-10-12 09:39:00
某有名実業家が、自然エネルギーを熱心に提唱している。
氏は被災地に100億円の寄付を表明し、救国の士としての求心力を高め、自身のブログでは盛んに放射能の恐ろしさを発信している。大阪府知事・現首相が賛同し、反原発イコール正義という風潮さえ生まれている。
その裏で、自身の会社の巨大なコールセンターを韓国に移転すると表明した。
実は、韓国の全発電量の40パーセントは原発によるものだ。そして電気代は日本の3分の1である。日本では放射能の恐怖を発信しながら、韓国大統領との会談では、地震の少ない韓国の原発は安心だと話している。
巨大なコールセンターの移転。これは国内雇用の損失を意味する。
電力消費は移転により3分の1に抑えられる。
日本政府の方針では、自然エネルギーの発電は全量がいったん電力会社に高値で売却され、再び一般家庭や企業に配分されることとなる。
それは国内電気料金の大幅値上げに直結する。
為替と同様に、韓国の電気代と日本の電気代の差が大きくなればなるほど、この実業家の新しいビジネスは儲かるという寸法だ。100億の寄付(投資)など安いものだ。
さすがに高校時代に藤田田に面会を強要し、大学時代にシャープに自動翻訳機を売りつけ億単位の金を稼ぎ、それを元手に数千億の資産を築いた男だ。常人には考えもつかないスケールで、一見すると脈略のない寄付行為や次世代に向けての提唱が、ビジネスとして点と点が線になり完成されている。天才と言わず何と呼べばいい。
韓国で作った電気を日本に送ればいいではないかという意見もある。ドイツとフランスのように。
しかし陸続きの国と違い、現実的なコストで海を隔てた日本に移送することは、送電過程でのロスが多い電気では不可能なのだ。また、韓国国内の需要を賄いつつ、どれだけの余力を日本に向けられるであろうか。
まったくもって真の天才というものは不気味である。善意の100億円に感激するのも、粗探しをするのも、ただの凡人でしかない。したたかにボランティアも寄付も結果的には戦略として一切の無駄がないばかりか、喜ばれてビジネスになってしまう。
危険だの何だのと、センチメンタルに脱原発に賛同している政治家の何と間抜けなことか。
某実業家は60歳で経営の一線から退くと、かねてより明言している。残すところ10年弱。
その時、氏が現在進めている自然エネルギーは、電気代という権力を持って、日本の産業と経済をいかようにもコントロールできるモンスターに成長している。電気代を引き上げれば大手メーカーが海外に流失し、日本を空洞化させることも可能だ。その逆も然りだ。
それは氏が日本の王になることを意味する。その先にはアジアの王を見据えているに違いない。
氏のビジネスは、何かを製造しているわけではない。
仕組みを作っているだけなのだ。出来上がったシステムには極端な話、社員などいらない。その仕組みに組み込まれた大衆が勝手に、いや、むしろ喜んでお金を生み出してくれる。しかも永久に、継続的に。景気の浮き沈みに左右されることもない。
自然エネルギー。何となくクリーンで素晴らしく感じてしまう。
その熱にうなされて気が付いた時には、氏のビジネスに組み込まれている。
他に術のない者は、依存先を転々としながら生涯働く時代になる。この実業家ほどの天才ではないにしても、それに気が付いている者だけが生き残れる。
天才が作ったシステムを自分流に組み合わせる発想力の持ち主と、システムとフィフティ・フィフティな関係を築ける者だ。
震災後、オール電化の価値観が完全崩壊した。東京電力はオール電化の販売を中止し、子会社を消滅させた。システムに乗せられていただけの凡人は、まんまと東電の戦略に乗せられて捨てられたわけだ。
せめて、脱原発の演出と、節電の裏で、システムからシステムへの権力闘争という、もっと大きな歯車が動いていることに気が付くべきだ。