モデルハウスは海外の大富豪の家みたいなつくりで、痺れるぐらいかっこいいのですが、実際立てた方いますか?
[スレ作成日時]2006-10-12 09:39:00
モデルハウスは海外の大富豪の家みたいなつくりで、痺れるぐらいかっこいいのですが、実際立てた方いますか?
[スレ作成日時]2006-10-12 09:39:00
【ご本人様からのご依頼により削除しました。管理担当】
ここでの施工は一生後悔します。おやめなさい。
報復が怖いので、詳細は書きません。
法の網は荒く、良心がなければ、
なんでもできると思い知りました。
有名人への施工に惑わされないように。
私はこの会社の家にすんでます。
やはり掲示板なので酷いこと書かれてますが
たしかに高いでしす。しかし物は最高です。
輸入住宅なので家具なども海外の物で揃えました。
家は一生物です。
自分がこれから死ぬまで帰る場所はこの家なのです。
なのでいつまでたっても感動、喜びが生まれる家に住みたいと思ってます。
なので良かったと思います!
家はデザインと素材が命。ただし基本的知識と技術の進歩を知らないで、何でもかんでも舶来品を褒め称えて、薄い言葉だけで説明する営業ばかりだからハッタリとか田舎の成金趣味と呼ばれるんですよ。具体的には、
①全館空調を自慢するので頸熱か全熱か聞いたら答えられなかった。
そもそも熱交換ってどうやるのか仕組みも知らないし、頸熱と全熱の交換器の素材の違いも知らない。
②マービンの窓を自慢するので縦すべりは10年で腐るでしょと聞いたら、そんな事ないと断言。
友人の家は腐ってサーモスⅡに変えてますけど。結露もしないし体感温度も見た目も変わらないそうだ。
③世界中のセレブが愛用する日本が誇るTOTOの便器があるのに、コーラーの旧態依然とした便器を素敵ですと言う。
TOTOやINAXが便器の排水の位置を200mmに統一して、消耗しても容易に交換できるように工夫しているのに、305~380mmとバラバラの排水位置のコーラーの便器なんか使って、床をタイルで仕上げたら後々たいへんな思いをするぞ。
④ドイツ製のキッチンって何だか凄そう。でも良く考えるとキッチンなんてせいぜい20年。水廻りは消耗品ね。
油まみれで湿気と臭いが染み込んだ木製キャビネットを50年も使うのかしら。某社はタカラスタンダードのホーローキッチンに天然石カウンターを組み合わせて提案している。機能性、収納力はそちらのほうが断然上。見た目も悪くないし値段は半額以下。
⑤お風呂もキッチンと同じ。木造住宅に在来タイル風呂って何十年前の発想?必ず水漏れするし交換が必要になるのに。
⑥今では当たり前の乾式工法を自慢するけど、サイディング下地板は長年使うとタイルから染み込んだ水分でグサグサになって落下事故が起きていることを知らない。
最新技術は、熱変化のない特殊複合合金製で、水分を排水する穴のある下地板。
⑦発泡系の断熱材は、暖かくて快適なのはシロアリにとっても同じ。環境によって壁の中に蟻道を作られてボロボロになった例もあることを知らない。
どんな家でも宝物だし、辱められたら良い気分にはならないでしょうが、消耗品は将来を見据えて本当に良いものを組み合わせるなど、押さえるところを押さえておかないと10年後の真実に愕然とすることになりますよ。
すくなくても①~⑦の知識くらい他の輸入住宅屋の営業は説明できるんですけどね。
そういうところシビアに見ていかないと駄目ですね。
可哀想だから営業さん達に分かりやすく教えてあげましょう。
最低限の知識を身に付けた接客ができるようになればいいですね。
①熱交換の仕組みは、ダンボールの板を想像して下さい。側面にトンネルのような穴が開いているでしょ。
それを交互の向きに重ね合わせて箱を作るんです。すると前から後ろに抜けるトンネルと左から右に抜けるトンネルがある箱ができますね。
それを、それぞれ排気と吸気のルートにするんですね。すると空気自体は交ざり合うことなく、空気が持つ熱だけが薄い壁を通じて交ざり合うのです。発想も構造もいたって単純です。でも発明した人は偉い!
全熱交換器は、この箱がズバリ紙で出来ています。そのため空気が持つ湿度も数パーセントだけ熱とともに伝わり部屋に戻されます。体感温度は多少の湿度があった方が暖かく感じますので、省エネ効果は全熱交換の方が高いと一般的に言われます。
頸熱交換器は、この箱が樹脂で出来ています。そのため空気内の湿度を、ほぼ全て排出してしまいます。冬場に室内が乾燥し過ぎて壁にクラックが入ったり、喉が痛くなったりするのは、そのせいなんですね。加湿器を置くなんて本末転倒なことも起きます。
予算の都合で全館空調を導入できなかった人で、高気密ゆえの結露対策に悩んでいる人の場合、除湿機についても、梅雨から夏場に適したコンプレッサー方式と、冬場の除湿に適したデジカント方式があります。これを理解しないと全く効果が出ません。いろいろ試したけど快適にならないという人は、誤ったアドバイスを受けていますね。
②窓について書きますと、取付方法には、外付け、半外付け、内付けの三種類があります。知ってました?
輸入住宅だと、輸入木製サッシを内付けにしてしまう会社が多いんですね。これだと、外から見た時に彫りが深くなって格好は良いのですが、いかんせん日本は雨が多い。
水のおさまりが非常に悪いんですね。10年もしないで木製枠が腐ってしまうし、コーキングが切れると窓廻り(特に窓の上下)から構造内に水が浸入してしまうんです。せっかく高いお金を払って理想の家を作っても、水が徐々に浸入するようでは興ざめです。これは100パーセント起きるので、5年以上メンテナンスを怠っている人は要注意です。
ちなみに目で見て気付くレベルだと重症です。ほとんどは気付きません。
そういうことは営業が自分で経験して考えて設計屋とお客さんに教えてあげる必要があります。
日本の家屋はほとんどが半外付けで、和室は外付けにしています。
見た目は、窓飾りを付けたとしても、ややのっぺりした感じになってしまいます。(はっきり言って格好悪い)
そこで、窓廻りの壁をフカシして半外付け窓に深みをつける方法があります。
これでも窓の下部には若干の水が残りますので、国産樹脂複合サッシを使います。
ここ数年の国産建材の進化は目覚しいものがあります。
欧米諸国においても、高所得者が積極的に日本の建材を使っているという現実があります。
知らないのは旧態依然と舶来品を有難がっている一部の日本人だけです。外国人がマービンやぺラを使うのは性能や見た目が良いからではなく、日本の建材は高くて買えないからです。
デザイン性は如何でしょうか。LIXILのサーモスⅡ-H/Sは、フレームイン構造でガラス面積を大きく取れます。
高性能複層ガラスの面積が大きいと言うことは、断熱性能が高いということです。窓の弱点はフレームなんですね。
結果として、JIS断熱性能H-5という最高水準の性能を持っています。これは一番値段が高いマービンの窓と同等です。
しかも腐りません。
窓飾りも発泡素材のものや木製は、反りや狂い、開き、塗装の劣化がありますので望ましくありません。全く同じデザインのセラミック製品がフクビから発売されています。
私はフロンヴィルの構造や間取りのとり方は非常に優れていると思います。大理石やフローリングの使い方も輸入住宅メーカーの中ではトップ3に入ると思っています。
素人が一人前の営業になるのは本当に大変です。でも客にとって堂々と文句が言えるのは営業だけです。
設計士には無能だと感じても直接文句を言うことが憚れます。
現場の人達に文句を言うと、何をされるか心配になります。
だから営業は勉強しなくてはいけません。客の要望や理想を汲み取って、設計や現場の人間を(時には客に対してさえ)論破するくらいの基礎知識を身につけてもらわないと困るのです。そして建築は進化するので終わりがありません。
売れている営業は、おしなべて学習能力が高く、どんなことでも速やかに吸収する能力と説得力を持っています。
いくらシアトル良いですよと言われても、口先だけの営業から高額商品は買えません。
他の方の書き込みを読むと、多くのスタッフが辞めてしまったようですが、普通は有能な人間が優遇され、忠誠度が増して良い結果を出すという好循環を生み、貢献度が低い社員が辞めていくことで質が向上していくものですが不思議です。
少なくとも、私が見た営業は一般レベルにも達していないと思われますね。真摯にスキルアップに励んでください。
もう少し詳しく書きますと、国産の住宅建材が、この数年で飛躍的に性能向上した背景には、国連気候変動首脳会合における鳩山総理大臣(当時)の25%CO2削減という荒唐無稽な国際公約があるわけです。
すでに企業や工場は可能な限りの努力をしており、25%という数字は経済稼働率の低下以外に手段が無いレベルだったのです。当時、多くの有識者や財界人が、理想だけが先行した無謀な公約を批判したものです。
また、この国際公約は原発稼動を前提としており、その後の鳩山さんの反原発の発言などを見ると、一体、この人の頭の中はどうなっているのか疑問に思います。
結局、京都議定書の期限が切れる今年、COP17において政府自民党は大幅な修正案を提出する方向で調整中ですが、各国から批判を浴びるのは間違いありません。
そこで、経済産業省や国土交通省が推進するのが、日本のCO2排出量の25%を占める個人住宅の改善なんですね。
このくらいの流れは建築業界にいる営業なら日々の新聞を読んで、客観的に身に付けたい知識ですよ。
言い方は悪いですが、こういうことをスラっと話せる他社の営業と比較すると、シアトルがぁー、家具買い付けがぁー、お洒落がぁー、という説明しか出来ないで、並べてあるサンプルを自慢気に広げる姿はお馬鹿さんに見えてしまいます。
国の方針の一例をあげると、従来型ガス給湯器は今年の3月をもちまして一応は製造中止です。2年後には全廃です。知ってましたか?
今後は高効率型ガス給湯器=エコジョーズにと統一されます。この機械、最大で毎分100ccという大量のドレン排水を出します。燃焼時に極限まで排熱を再利用するためなんですが。
こういう知識を持たないスタッフに、適当にエコジョーズを取付られてしまうと、給湯器のまわりが水でビショビショになってしまいます。おそらくこの会社の人達は知りません。国土交通省の指針ではPH7に中和することで、雨水同様に考えて流しても良いことになっていますが、湿気は住まいに良くありません。
これから新築される方は、設置場所を細かく指示したうえで、ドレン管を雨樋に繋いでもらうことをお願いしましょう。
また低炭素住宅の義務付けという方針も決まっています。とにかく政府は2020年頃までに、個人住宅の性能を飛躍的に向上させたいのです。
これはデザインやセンスとは別の話で、フィリピン台風の被害を涙ながらに訴えた同国の代表の言葉を借りるまでもなく、地球人として温暖化対策と異常気象どう考えるかという話です。
おそらく将来的には基準を満たさない古い家屋は税率が上がるなど、半ば強制的な方針が打ち出されることでしょう。
省エネ技術は、LEDも含めて、日本が経済的に再成長し、世界から尊敬される国となる大きな鍵でもあります。
便器の節水機能も同じです。お風呂のJIS規格も同様です。
これから新築を考えるのなら、これらの知識が豊富な営業を見つけて、輸入のライフスタイルやテイストを重視しながら、世界から注目され、尊敬される技術を取り入れて、時代の変化に対応できる住まいとするべきです。
先にも書いた通り、私はフロンヴィルの優れた点を理解し認めています。友人も住んでいます。
しかし、現状を見る限りにおいて、大昔のフロンヴィルと何ら変わらぬ技術のままです。
今の経営者は、本当の創業者ではないと聞くので、頑なに新しいことを受け入れたくないのか、建築を向上させる意欲や知識が無いだけなのか。そこで安い建築に手を出しているようになったら、本当に自殺行為です。
他に散見されるような根拠不明の誹謗や、盲目的な擁護ではなく、いまのフロンヴィルに何が足りないのか、何を注意するべきなのか、すでに建てた人、これから建てる人、内部にいる方々にむけて、具体的に書いてみたつもりです。
家は宝物です。施主も社員も命をかけて頑張りましょう。
自宅を細かくチェック(築5年以内)。
ガス給湯器→エコジョーズじゃない。素人が相手だからといって、最近の家なんだから、こういうところで安物を使わないでもらいたい。排水への考慮は当然なし。
破風板→塗装の劣化が激しい。(環境のせい?)カラー板金で巻くか、セラミック素材を使ってくれれば良いのに。
タイル浴槽→1年目から漏水。別の業者に改修を依頼。TOTOのシンラ。
トイレ→1Fのみコーラー。無機能さが不評でTOTOに交換。ネオレストRH2。
排水の位置(排水心と言うらしい)が国産の標準と違う。リモデル用のアジャスターで無理やり排水するか?節水型の便器がスムーズに流れるか心配。配管工事やり直し。床もやり直し。ネオレストの新築用は給水管も隠蔽できて見た目もグッド。
ちなみにリクシルのサティスは給水管の隠蔽ができないのでボツ。
キッチン→油物が多く、換気扇の掃除が大変、クリナップの自動洗浄機能付、洗えるレンジフードに交換。
キャビネット、収納力がイマイチ。タカラスタンダードのレミューに交換。ホーローのタフさに驚き。湿気にも汚れにも強い。
天板はアドバンの天然石を加工。以前と同じアイランド型に苦労して配置。
窓→若干の染みを確認。とりあえず現状のまま。
壁→何度か補修しても割れる場所があり、2階のハネ出し廊下の加重を受ける1階の壁が大きく開口している構造上の問題と判明。下地の石膏ボードを外し、強化合板を入れなおし。
改修工事は地元業者に依頼。家は、得意不得意を考えて、経験ある業者を分けて使って、手を入れて住むもの。
最新技術への知識の無さと、説明不足、防げるはずのヒビ割れ箇所に下地合板を入れてないなど、メンテナンスフリーの言葉と正反対の稚拙な感があるのは否めないけどね。
設計士なんか、ほとんど喋らなかったし、酷い時なぞ打ち合わせ中に一
【ご本人様からの依頼により削除しました。管理担当】
268を書き直しました。
261です。263~さんありがとうございました。大変勉強になりました。
この会社をやめたほうがいい根拠をわたしも書きたいのですが、
相手にわたしとわかるような具体的なことを書けません。すいません。
フロンビルホーム千葉の設計思想や施工方法がどうという以前に、
わたし自身は、杜撰な施工や契約違反、それらへの不誠実な対応、
さらにもっといろいろなことを体験しました。
施主の立場は本当に弱く、よほど重大な瑕疵や契約違反がなければ、
裁判にならないし、なってもフロンヴィルホーム千葉にとっては、
その方がきちんと建てるより得なこと、翻って施主には負担が大きすぎる
ことがわかりました。1軒あたりのコストが大きいので、フロンヴィルホーム千葉には
そういうやり方が有効なのかもしれません。
最終的には法的手段に訴えるよりも、彼らに何かを求めるのをあきらめた方が、
金銭的にも時間的にも、何より精神的にも、家族のためにも、
有効と判断しました。
ちなみに、通常の第三者機関にできるのは、建築基準法などの
最低限の倒れない家かどうかを見る程度と思います。
フロンヴィルホーム千葉にとっては、施主がさわいでも評判を気にせず、
焼畑農業のように、千葉の青葉のモデルルームを閉めて、
横浜に移れば済むことです。
そもそも、施主は資産価値の低下のリスクがあるので
なかなか声をあげられませんし、車のようにリピーターになるわけでも
ないので、良心的でないビルダーは施主にどう思われようが平気なのでしょう。
262さんのように、あたり、の方もおられるとは思います。誠実な下請けさん
が多数おれらました。あまり知識がない方も含めると、よい下請けさんがほとんどと思います。
262さんには、このような投稿は腹立たしいことでしょう。申し訳ないです。
しかし、これから家を建てられる方のために、それもこれも知った上で選択することができるように、
というのがこのHPの目的で、公の利益になると考え投稿しました。
263~さん。正しいことを言われても、
それが通じる相手か、良心に目覚めるのか・・・わたしにはわかりません。
263~さんは、わたしたちにとっては心強いですが、くれぐれもお気お付けください。
ご活躍をお祈りしております。
乱文で失礼しました。
施工を止めたほうが良いとは思ってません。
せっかく高いお金を出すのだから、盲目的に受け入れるのではなく、施主も理論武装したほうが良いのではと思い、その一助になればと、少なからず時間も労力もお金も使って経験したことを伝えたいだけです。
ここに依頼できる方は、それなりに資金力のある方々ばかりだと思います。
米国のみならず、欧州への渡航歴もおありだと思います。
そんな方々が、シアトルあたりのフェイク家具に盲目的になって、大切なことを見落とさないようにと思います。
前述の友人宅の窓の話。(例によって別の業者に依頼)
腐りが目視できる窓以外にも、1箇所あたり30分程度ホースで水をかけます。
すると窓下の巾木のあたりから水分が滲んでくる場所がありました。
これが漏水箇所です。
相当な暴風雨でない限り、日常で体感することはありませんが、目に見えないところで腐食が進行している部分です。
建築の過程において「難しい事をやっているのだから」という発言があったようですが、難しい事をやると水が漏れるのが、ここの技術なのかと。
皆さん、もっと勉強してくださいよ。
他の職業でも、会社でも、みんな頑張って勉強してますよ。
担当氏に生まれ変わっても建築を仕事にしたいか?
と聞いた時も「絶対に嫌だ」という答えでしたね。がっかりです。
好きでなければ出来ない仕事だと思いますよ。そんな営業には担当してほしくなかったというのが本音です。
今も在籍しているようですので、ご自身の身の行く先を考えられたほうが宜しいかと思いますよ。
お金を払っても教えてもらえない貴重な意見を、受け止めて勉強したり改善するなら、まだまだ可能性があると思いますが、開き直ったり、見過ごすようでは困ってしまう。
類稀なポテンシャルがあることは確かですので、進歩してもらいたいものです。
設計、「無関係」みたいな顔してないで、すこしは説明しろ!
【一部テキストを削除しました。管理担当】
インパクトのある外観の家が多いですね。
家づくりに関しては全くの素人なのでイメージだけで素敵だなと思うのですが、投稿を読んでいるといろいろと勉強になります。
というか、自分たちでも勉強しないといけないんだなと思いました。
会社任せにしていては後で後悔することになるかもしれないですね。
お城のような豪邸に憧れますが、実際に大事なのは住み心地やしっかりした造りになっているかといったことなんでしょうね。
現実をしっかり把握して家づくりを考えるべきですね。
何度もリフォームを依頼しましたが、返事がなく困ってます。
本当に残念です。
ユーザーが身を守る術として、
①契約金1割(これは万一の際にドブに捨てても構わないと思える金額で個々の資産状況によって割合は変わると思いますが、妥当な範囲として1割程度でしょうか)
②残金は竣工時に十分な検査を行い、残っている工事が全くない状況になって一括精算。その際に設備機器のメーカー保証書も漏れなくファイルして受け取るようにしましょう。
③契約を急がされて十分な内容確認が出来ない場合、モデルハウスの何々と同等の仕上げとしますなどの文言を入れてもらい、例えば契約金額から1割以上の差額が発生した場合は無条件に解約に応じるなどの取り決めが必要です。
もちろん施主が自らの希望でグレードを上げた場合は通用しませんので、ある程度は細かな内容をつめて、残すところはインテリアの色決めなど価格に大きな影響を与えないレベルまで決めてから契約するのが望ましいと思います。
契約のサインと契約金の振り込みをした後では、立場が逆転してしまいますので、追加分に関しては利益率を引き上げられても文句が言えなくなってしまいますので注意が必要です。
間違っても出来高払いなどしてはいけません。
分割出来高払いの危険性について、一般論を書きます。
業界は末締めの翌々末払いが一般的です。
50坪 5000万円の契約の場合
工期5月~10月末
① 5月1日基礎着工→工期1カ月間
費用は5月末締め→7月末払い
② 上棟までの工事→6月中旬から8月中旬
費用は8月末締め→10月末払い
③ 内部の仕上げや設備機器→8月中旬から10月末
費用は10月末締め→12月末払い
契約時に10%(500万円)でも完成までに必要な支払が7月末の分だけで済むことがわかります。
これを①②③の出来高分割払いにすると②までの段階で2600万円以上を払ってしまうことになります。ここで倒産されたら最悪です。完成保証というのは、支払ってしまった金額には適用されません。引き継いだ会社も利益の出ない仕事はしません。
仕入があるので出来高払いというのは業者の詭弁です。
あるいは現金取引しかできないか、契約書を銀行に持ち込んでも運転資金を融資してもらえない状況→債務超過・存続の可能性が低いと判断されている等々です。
現在の建築業界の動向は、増税前の需要増により全体で12%以上の伸び(昨年末時点)を示しています。TOTOなど大手器具メーカーのHPを見ると、莫大な需要増によりキッチン・ユニットバス・便器の何れも品薄、あるいは受注停止の状況にあることがわかります。
生産のキャパシティを超えているだけでなく、現場サイドでは職人不足も深刻です。
こうした状況では、受注残があっても現場を捌ききれず受注倒れというケースも出てきます。いわゆる黒字倒産というものです。
どこの建築会社も受注増に(嬉しい)悲鳴をあげているなか、売上を伸ばせない、あるいは落ちているなどという会社があるとしたら終わっています。
ただ、財務内容を公表していない企業の場合、素人には判断できません。
それゆえに契約金の支払いには注意が必要となるのです。
■クリナップ
通期の業績予想につきましては、順調な伸びの新設住宅着工戸数や消費税率改定による駆け込み需要に下支えされ、ショールームのリニューアルやフェアの開催等積極的な販売活動を推進した結果、システムキッチン「クリンレディ」、「ラクエラ」やシステムバスルーム「アクリアバス」、「ユアシス」を中心に販売数量が計画を上回り、原価低減も進む見込であること等により、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益とも前回発表予想(平成25年11月7日発表)を上回る見通しとなりました。
■LIXIL
・システムキッチンの主力工場である深谷工場(所在地:埼玉県深谷市 )は工場建屋の屋根が損壊し、一部の加工および組立ラインが被災したため、稼動できない状態となりました。現在、他工場の能 力増強、および同工場内でのライン移設を進めています。
・エクステリア商品の主力工場(ビルサッシ商品含む)である前橋工場 (所在地:群馬県前橋市)は工場建屋の屋根が損壊し、一部の表面処理および加工ラインが被災し、稼動できない状態となりました。現在は、仮設ラインを含めて工場は再稼動を開始しています。他工場での増産と合わせて回復に向けて努めています。
・ドア商品の主力工場である石下工場(所在地:茨城県常総市)は工 場建屋の屋根が損壊し、一部の組立ラインおよび資材置場が被災し、一部操業に影響が発生しました。現在、生産は再稼動しており回復に向けて努めています。
■TOTO
現状、新規にご発注いただいた場合、納期が3ヶ月以上掛かる状況となっております。既注文分において納品が出来ていないものを優先して生産、出荷を進めるため、新規受注を停止させていただきます。
受注停止に至った状況について
・消費増税前の駆け込み需要に加え、大雪の影響により他社が商品を出荷できない事態が発生し、その代替受注が急激に増加しました。
・新型品の新塗装扉の生産に不具合が生じ、生産数を計画通りに上げ切れない状況となりました。現在概ね復旧しているものの、計画に見合う生産数までには回復しておりません。
・新型品の生産不具合かつ旧型品との同時生産により、システムキッチン全体の生産効率の低下に至りました。
・新型品の生産不具合を引き金に、製品部材の生産バランスが崩れ、在庫管理システムおよび物流の一部に混乱が生じ、十分な出荷が出来ない状況が続いております。
■三井ホーム
受注速報(対前年同期増減率)累計 +35.0%(13年度10月)
契約金を振り込んで、詳細打合せが始まって、内容に相違を感じ、着工しないで解約を申し込んだ場合の例を数社に聞いてみましたので書いてみます。
■無条件に全額返金
こういう会社は殆どありません。架空の話として質問したので、全額返しますよという営業の話も本当か分かりません。契約書に明記しておかないと実際には無理でしょう。
■必要経費を除いて返金
打合せの回数に応じて経費を請求されるそうです。金額は業者が一方的に決めるので素人には妥当な金額か判断が難しいと思います。
数百万も請求される可能性もあります。
■一定額を除いて返金
契約書に明確な金額を書いている会社はありませんでした。
社内規定で80~100万円を頂くという会社が数社ありました。
■返金には応じず
これは、質問した会社がそうだというのではなく、そういう会社もありますよという話でした。さらには見込み利益まで請求する会社もあるそうです。
上記は顧客が一方的な理由で解約を申し出た場合の話です。
設計に著しい不備があった場合。
信じられないかもしれませんが、登れない階段、構造的に無理がある間取り、排水管の勾配が取れない位置に水廻りを置くなど、設計士にも無能な人はいます。
■契約金の3倍返し
このようなケースでは、振り込んだ契約金の3倍額を請求できるようです。
最近では、鹿島と三菱のマンションが3倍の金額を返しています。
自動車を買う時に、メーカーだけ決めて、契約後に色や空間、オプションを話し合うことがあるでしょうか。契約するまで詳細打合せをしない会社は要注意です。
トラブルの多くが、いい加減な見積りと図面で契約させることに起因します。