>>22
安普請なのはどうにでもなるそういう仔細な建具や設備の仕様だけを言っているのではなく、
後からはどうすることもできない構造や敷地計画なんだろうね。
魔法びん浴槽は追い焚きが苦手なエコキュートでは必須だから必然的な設備。
(ガス管を3階などに持っていくのは建築申請が大変なので必然的にオール電化)
ヒーター式の床暖房も床暖房器具では最も安価な設備。
建具は高規格品を使っているので、そこに感心できるなら買ってもいいと思う。
このシリーズは構造計算を許容応力度計算で済ませているので壁が厚くなるのも必然。
この構造計算を使うのがハウスメーカーっぽいね(マンションでは使われない)。
ついでに今時の建築とは思えないほど室内に柱と梁も目立つので、そこは要注意。
壁がぶ厚いと住戸面積が壁心に対し、内法がより狭くなるのもお忘れなく。
好立地に建つマンションは、いかに柱や梁を目立たなくするか、
いかに窓面積を大きくとるかの相反する課題解決に苦心しているわけだが、
このシリーズはそれを一切合切捨て、前世紀の手法をとっているので安くできる。
目の肥えたモデルルームマニアなどが見ると「うわっ、ここだけには住みたくねえ」となる。
もっとも、標準では食洗機もエアコンもペアガラスも収納もつかないか最小限なので、
高価なマルチエアコン(必須)や収納のために造作家具を足していくと、
割安と感じた価格が、錯覚に過ぎなかったと気づく人もいると思うよ。