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匿名さん
[更新日時] 2010-08-24 09:15:58
宇部三菱セメント(株)のセメントを使用した高強度コンクリートの大臣認定仕様の不適合について
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/house05_hh_000179.html
平成22年6月18日、国土交通省に対して、宇部三菱セメント(株)の
セメントを使用した高強度コンクリートについて、大臣認定の
仕様に適合しないコンクリートが用いられている可能性があるとの通報がありました。
・大臣認定仕様との相違点:大臣認定を受けた
高強度コンクリートについて、大臣認定で定められた水和熱の
品質基準値(330J/g以下)を満たさないセメントが使用されている
・大臣認定仕様に適合しないコンクリートが
使用されたおそれのある物件数: 約90件(調査中)
建築物の特定及び当該建築物について建築基準法の基準への
適合性の確認を行い、不適合のものについて現場仕様の
性能確認を行うこと又は不適合部分の除去等の必要な対策を講じるよう指示します。
適合しない恐れのある認定一覧
http://www.mlit.go.jp/common/000117463.pdf
既にこの件でサンクタス川崎タワーが販売中止、第二の六会となってしまうのか。
【スレッドを雑談板に移転しました。2010.06.28 管理人】
【改めて検討の上、スレッドを23区検討板に移動しました。2010.07.20 管理人】
[スレ作成日時]2010-06-26 15:22:06
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物件概要 |
所在地 |
東京都千代田区 |
交通 |
None
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種別 |
新築マンション |
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宇部三菱セメント問題で首都圏マンション情勢はどうなる?
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303
匿名さん
>>300
> 国交省によると、宇部三菱セメントは問題の製品について、固まる時に発生する熱を
> 抑えることで日本工業規格(JIS)の標準のコンクリートよりもひび割れが生じに
> くくした建材との認定を受けていた。国の認定を受けると、大量生産して超高層ビル
> やマンションに使えるようになる。
こんなことを言ったのは宇部三菱セメントじゃなくて、大臣認定を申請したゼネコンでしょ
たんなる、いい子ぶりっ子ですな
宇部三菱セメントもそうだけど、JIS規格よりも少しだけ性能のいい中庸熱セメントを開発しました、なんていう報道は記憶にないですな
ふつう、そういう場合は、低熱セメントっていうのがあるんだから、そっちを使うことになるよね
なんで、中途半端なものをわざわざでっちあげて申請するのかねぇ
理解に苦しみますなぁ
それに、実は中庸熱セメントよりも低熱セメントの方が入手しやすかったり、するんだけどなぁ
なにしろ、中庸熱なんて関東限定の商品といってもいいもんね
最近のセメントメーカーはどこも、低熱セメントの改良版を競って新製品として売り出してきてるからなぁ
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304
匿名さん
あのさ、雑談スレじゃなくてよそでやってよ。ゼネコンスレあるでしょ?
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305
匿名
で犯人は?誰よ?平成13年からだろ。インチキして良い思いしてる。ビールっ腹のアホが必ずいるだろ(笑)
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306
匿名
平成13年ころから?
2007年ころからではないの?
2007年ころからということでファーストは安心しているけど。
平成13年だと、Wコン、アパ含めて全滅ということになる。
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307
匿名
90棟、公表はされてないけど、個々に連絡はあるみたいですね。
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308
匿名さん
2007年6月以降に出荷したセメントを使うと影響を受ける。
平成13年って、高強度コンクリートの大臣認定リストの開始年がその辺りとかだろ。
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309
匿名さん
まあ、氷山の一角か。
よくタワマンとかに住めるよな。外壁修繕工事も出来ない物件って?
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310
匿名さん
>>299
>問題となっているのは、手続き上のミスであって
>品質ではありません
>
>それと
>問題を起こしたのは、宇部三菱セメントではなく
>宇部三菱セメントからセメントを購入した生コン屋&ゼネコンです
>生コン屋&ゼネコンの手続きミスを、別のゼネコンが見つけて、国交省にチクッただけの、騒ぐのも馬鹿らしい
>問題です
これは一体何の冗談でしょうか。
問題となっているのは、セメントの品質が低下したことです。
http://www.umcc.co.jp/news/news_20100628.pdf
宇部三菱セメント自身が「該当するコンクリートは弊社の中庸熱ポルトランドセメント
の一部( 2007 年6 月以降出荷分)を使用したもの」と言っていることから、同じ
製品で品質の異なる2種類のセメントを出荷したのでしょう。(2007年6月以前と
6月以降で)
なぜ異なる品質のセメントを出荷したのかですが、コスト削減以外に理由ってありますかね?
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311
匿名さん
やっぱり水和熱抑制にきちんとコストをかけるべきってことなんじゃないでしょうか。
竹中のこれ↓とか
http://www.takenaka-doboku.co.jp/technology/cryocrete/index.html
> 近年、大規模プロジェクトの増大に伴い、コンクリート構造物の大型化が顕著となっ
> ており、マッシブなコンクリート部財においては、セメントの水和熱に起因する温度
> ひび割れが問題となっている。当社では、温度ひび割れ制御の方法として注目されて
> いる「液体窒素を用いたコンクリートのプレクーリング工法」を開発した。本工法は、
> 計量前の貯蔵槽内の粗骨材に「液体窒素」を噴射してマイナス数十度に冷却し、これ
> を練り混ぜてコンクリートの練り上がり温度を制御する工法である。
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312
匿名さん
>>310
>これは一体何の冗談でしょうか。
>
>問題となっているのは、セメントの品質が低下したことです。
冗談ではありませんが
宇部三菱は昔も今もこれからも
中庸熱の品質基準は340です
これは該当JIS規格が変わるまで、このままです
一時期、偶然に330以下が続いていた時期があり、
この時期に大臣認定を申請した生コン工場&ゼネコンが
宇部三菱に相談せずに勝手に仕様書を330としちゃったんです
これが原因なんです
この勝手に330にしたということは、申請書を受け取った大臣認定の審査機関はわかっていたはずなのに、宇部三菱に供給体制があるかどうか確認せずに、審査を通しちゃった
セメントの品質の低下(この場合330から340)というのは、あらかじめ予想できることであり、変化が表れてきた時点で、生コン工場&ゼネコンはそれに合わせて対応をする必要があったのが、怠っていた
当然、もともと340を基準で生産したいたセメントメーカーが生コン工場に品質が変化してきているということを通知する義務はありませんし、実際にこの点での通知は行われていないと思います
生コン工場&ゼネコンは、まあ、セメントはJIS規格どうりで出荷されているんだから、大丈夫だろうと、何かあってもうやむやにできるだろうと、考えていたのかもしれませんし、自分たちが勝手に仕様書を書き換えていたのを忘れていたのかもしれませんね
-
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313
匿名
>>312さん
素人なので、理解できない部分もありますが、真実味のある貴重なお話しありがとうございました。
ところで、今回の「大臣認定」という仕組みはなぜできたのでしょう?
また、その必要性は?
大臣が認定しなくたってJIS規格による基準があり、その品質基準があれば認定制度いらんと思うのですが..素人的に。
-
314
匿名さん
>>313さん
私も素人ですが、「330J/g以下」というスペックがJIS規格で規定されていないため、
建築物に使用するには「大臣認可」が必要だったのだと解釈しています。
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315
匿名さん
314です。
「大臣認可」ではなく「大臣認定」でした。失礼しました。
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316
匿名はん
>>313
建築基準法 第37条で使用材料について規定されており
1.JISまたはJASに適合する製品
2.1.以外のものについては国土交通大臣の認定を受けたもの
とあります
通常、生コンはJIS規格が存在しますのでJIS製品を使いますが、
JIS規格に存在する強度は60までです
これを超える強度のコンクリートを使用する場合や、
生コンのJIS規格で認められていない材料
(六会の時の溶融スラグが該当しますね)
を使用する場合に2.の大臣認定が必要になります
ちなみに、
JISでも大臣認定でも、認定を受けるのは
セメントメーカーではなく、実際に生コンを製造する工場です
また、国が直接審査するわけではなく、認定された審査機関が審査し認定します
で、
高層マンションは非常に重いです
その重さに耐えられるようにするために下層階では強度の大きなコンクリートが必要になり、
したがって、大臣認定が必要になるということです
-
317
匿名さん
>>314
大臣認定が必要なのは316でも書いた通り、生コンです
まぁ、ややこしい話になりますが、以下の文章は無視してもらっても構いませんが、一応解説しますと
JIS規格の生コンというのは、その使用材料であるとか、建築現場までの輸送方法、強度の管理の方法まで規定されています
このどれかが、JIS規格で認められていないことを行う場合には強度が60以下であっても大臣認定が必要になります
中庸熱ポルトランドセメントは生コンのJIS規格で使用を認められているものであり、その品質基準はセメントのJIS規格の方で熱量が340以下と規定さています
問題の宇部三菱のセメントですが仮に330を品質基準として生産されていたとしても、この数値自身はセメントのJIS規格に適合していますので、そのまま使用できます
逆に350という中庸熱を使用しようと考えた場合には、大臣認定が必要になります
大臣認定制度でもJISと同じように審査され認定を受けます
審査を受けるときに使用する材料を届け、これを使い続ける必要があります
このときに品質基準330のセメントを届けてしまったのですが、セメントメーカーは340のままセメントを製造します
ここに矛盾が生じて問題となったわけです
-
318
匿名さん
ついでに熱量について説明しておきます
コンクリートが固まるのは、練り混ぜに使った水が乾燥して固まっているのでは、ありません
セメントと水が化学反応を起こして、つまり、別な物質に変化することにより固まっています
これを水和反応といいます
で、水和反応は化学反応ですので、当然、熱が発生します
この熱量を測定したのが、今回問題となった330とか340ですね
この数値はセメント自身のものです(しかも28日間の累計です、実際の測り方は違いますが、そう理解していいです)
コンクリートになった場合は、変わってきます
まあ、どれくらいのセメントを使うのか、各生コン工場が独自に決めますので、一概には言えませんが、基本的には、強度の大きなコンクリートほどセメントの量は増えます
このセメントの量が増えれば、その分熱量も増えます
普通のコンクリートですと強度の一番小さいのは1立米あたり250キロぐらいから大きいので400キロぐらい
高強度になってくると600キロぐらい使っているかもしれません
そうなってくると、熱量もトータルで増えてきますので、コンクリートの温度が上がります
結果、内部の温度が90度を超えたりすると、中の水分が沸騰しちゃって逃げて行って、そもそも、コンクリートが固まらなくなる、なんていう極端な状態になるかもしれませんし、
コンクリートも他の物質と同じように温度によって、伸び縮みしますから、内部と外部の温度差が原因で、ひび割れが入ります
それを防ぐために考え出されたのが、中庸熱とか低熱というセメントです
これらのセメントは、大量に使っても発熱しにくいから、ひび割れを起こしにくい、ということで、高強度の世界では使われてきました
今回の問題でいうと、
熱量の規格値が330から340に変わった場合、
強度が十分なら、少しセメント量を減らす、という対処方法がとれます
熱量10というのは、実際のコンクリートにして温度を測った場合、ひび割れが増えるというほどの差にはならないはずですが、気になるのであれば、低熱セメントへ切り替えるという選択肢もあります
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319
匿名さん
>>317さん
314です。
312でのご発言含め、わかりやすい解説をありがとうございました。
自分としては317さんの解説で非常に納得でき、ここ数日残っていたもやもや感が解消いたしました。
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320
匿名さん
丁寧な説明ありがとうございます。
本末転倒なゼネコンだから、本来、デベがマイナス面も説明してくれていたなら。
「問題ありません」は「言あるも信ぜられず」です。誠意ある回答を求めたい。
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321
匿名さん
>>316
高層マンションは、上層階の重量が下層階にかかってくるため、下層階では強度の大きなコンクリートが必要になる
でも、柱が十分太ければ、強度の低いコンクリートでも、高層マンションは可能です
ただ、あまりにも太くて、居住空間を購入しているのか、柱を購入しているのか、わからない状態になりますが、、、
柱を細くするために、強度の大きなコンクリートを使用する、という可能性もあります
もう一方、発熱の問題ですが、柱が細くなれば、発熱については気にする必要がなくなってきます
発熱で問題になるのは、コンクリートの中央部と周辺部での温度差が発生した時に、ひびがはいる、ということです
でも、細い柱であれば、中央部もすぐに冷えてきますので、温度差が生じにくくなってきます
この点も、柱を細く作りたい理由になってくるでしょう
何を言いたいのかというと、中庸熱セメントで建てる物件の場合、よっぽどの物件でない限り、発熱量を気にする必要はないのではないか、ということです
もし、発熱を気にするのであれば、現在ではもっと発熱量を抑えられる低熱セメントがあるので、そちらを使うはずです
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322
匿名さん
非常に解りやすいご説明ありがとうございます。
ということは
地下か1階の駐車場あたりで、むき出しのコンクリート部分があれば
そこのヒビの入り具合をチェックするというので
ある程度問題あるかないか解るのでしょうか?
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