マンションなんでも質問「設計です 質問があればどうぞ」についてご紹介しています。
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1 [更新日時] 2013-06-27 12:08:43

建築関係の設計です。
本業は住宅系ではなく、インテリア・意匠系分野なのですが、住まいのこと、建築のこと、設備のこと、一般の方よりはわかりますので、質問があればできる範囲でお答えします。

■多忙のため、おそらく全ての質問に答えることができないと思います。
 また、私が詳しくない分野の話もあるかと思いますので、そんな時はその分野に詳しい方の力をお借りしながら疑問を解決できればと思います。みなさまぜひご参加ください。

[スレ作成日時]2010-05-09 11:37:46

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設計です 質問があればどうぞ

  1. 1221 匿名さん

    直床と二重床について、質問です。
    いくつかのMRに行ったのですが、どこも二重床で、営業の方に「遮音性の高さやリフォームがしやすい」と説明されました。

    しかし、マンコミュ内の[直床の方が遮音性が高い気がします]というスレでは、直床の方が遮音性は高く、リフォームも安く済むと言ってる人が多くみられます。

    私は素人で太鼓現象くらいは解るのですが、二重床のマンション購入時(施工前契約)に、何か知っとくべき構造部分とかあれば、教えてください。

  2. 1222 匿名さん

    >1221
    マンション購入には、非常に気になることですね。

    率直に言いますが、二重床・二重天井と直床・直天井などの違いだけで、謝恩性能や防音性能が決まるものではありません。

    極端な話だと言う人もいるでしょうが、同じマンションであっても、設計上の理由で、エレベーターが居室と居室の間にある場合、上下左右の部屋からの音ではなく、エレベーターの運転音が問題になる場合がありますし、同じ施工制度で仕上げているつもりでも、上下階を貫通している給排水や電気などの管の周囲の施工がたまたま悪い場合、その部屋だけに音漏れが発生することもありますし、住んでいる人によって直床なら気にならないのに二重床であるので音が気になる、もしくはその逆もあります。

    また、音が気になると言うのは、人間の慣れで大きく左右されてしまうものなのです。
    それは、サッシなど外部からの音や、普段、静かな場所で過ごしているとか、パチンコ店内のような賑やかな場所で過ごしているかで人が求める気にならない音の種類と音の大きさが変わるのです。

    静かな一軒家で生まれ育った人が、新宿歌舞伎町の真っ只中にある部屋に引っ越し、最初は煩くて落ち着かず眠れなかったのに、1年も経てば、それに慣れて、それが当たり前となり、落ち着いて過ごせるようになり、ぐっすり眠れるようになってしまうこともあるのです。

    その逆もありまして、新宿歌舞伎町で生まれ育った人が、静かな恩浅慮階に旅行に行くと、その人にとっては静か過ぎて落ち着かず、眠ることもできないと言うこともあるのです。

    このようなことに関しては、前述のサッシなどから進入してくる騒音、一般には暗騒音と呼ばれている音の質お大きさが大きくかかわってきます。
    例えば商店街などのがやがやした場所の騒音を測定器で計りますと80デシベルくらいになるのですが、し~んとした静かな深夜でも、測定装置で計りますと40デシベルと言う数値になります。
    救急車のサイレンが大体100デシベルくらいなので、40デシベルでも人には静まり返った音の大きさになるのです。

    同じつくりのマンションでも、サッシなどから入ってきた外部の音が40デシベルになる部屋と、50デシベルになる部屋とでは、同じ人が住んだとしても、慣れによって、気になる音の大きさが変わってしまうのです。

    単に物理的特性としての音の大きさだけでは到底測りきれないものなのです。


    将来のリフォームに関してですが、建築関係者側にすれは、二重床・二重天井のほうが、工事がやり易いです。
    工事がやり易いので、所有者側からも色んな依頼がし易いと言うメリットになりそうですが、特殊な依頼でない一般のリフォームに関しては、所有者側のメリットはほとんどありません。

    問題は工事金額です。

    リフォームする頃には、二重床自体の調整が必要になったりします。
    リフォームする前には不都合がなかったが、リフォームしようと床をはがすと、見積もり時点ではわからなかった部分の補修や調整が必要になると言うことが良くあります。

    リフォームしないで、そのまま使っていれば、後5年経っても問題にはならないかも知れないので、ぎしぎしと音が出だしたので直すのと同時にリフォームすれば良いのですが、ぎしぎし音がなっていなかったが、リフォームをしたことで、今は大丈夫だが、1~2年で音が出だすかも知れないので、補修や調整をしたほうが良いと言うことになってしまうのです。
    もしもそのままにしていますと、綺麗にリフォームしたのに1~2年経ったらぎしぎし音が鳴り出したので、床をはがして直さなければならなくなったと言う無駄な出費がかかるのです。

    また、下手な職人が行うと、二重床と壁とがくっついている角に隙間が出来やすいのですが、購入して数年しないとわからないものなので、もしそうなったとしたら、あきらめるか受け入れるしかないでしょう。

    営業は、二重床だからと売るためのメリットにしますが、全て鵜呑みには出来ないので、ご自分の価値観や生活環境に当てはめて考えるべきだと思います。

  3. 1223 匿名

    近いうちにマンションを購入したいので、いくつか検討中です。自治体のHPを見たところ検討中のタワーマンションのひとつが液状化の危険地域にあるとわかりました。マンションは地下の深い支持層まで杭を打つので、一戸建てより液状化に耐えられると聞いたことがありますが不安が残ります。ご助言いただけると助かります。

  4. 1224 匿名さん

    >1223
    たとえマンションの建物が大丈夫だとしても、建物の周囲や近くの町などは液状化でライフラインもずたずたにされ大変な状況になったのは、2011年3月11日の浦安の報道を見ただけでも理解できると思います。
    それよりも、東南海巨大地震が起こった場合、3.11で実際に起こった10分以上の長時間地震動が起こると言われていますし、20分くらい揺れる可能性もあります。
    10分以上の長時間地震動となると、タワーマンションなどの高層以上の建物に甚大な被害を与えます。
    何故なら、1~2分なら十分耐えられるように設計されているのですが、それ以上の長い揺れに対しては無防備なのです。
    倒壊はしないと思いますが、倒壊しないとは言い切れませんし、建物強度が非常に落ちますので、耐震の建物として認められなくなり、住むことができなくなる可能性もあります。
    私なら、選択肢から除外します。

  5. 1225 設計R(スレ主)

    >「FR板スラブ工法」の質問をしたものです。 回答有難うございました。 今度、ボイドの件聞いてみるようにします。 ちなみに、ボイドがあると無いとではどう違うのでしょうか。 また教えていただけると助かります。

    これは私の考えで、データを基にしたものではないのですが、FR板スラブ工法はもともとプレストレスを利用した梁無し工法(プレキャストと現場打設RCとで二層になっているだけで遮音性を考える上ではアンボンドに近い)ですから、ボイド(空隙があるが、スラブ厚が多い)だから遮音性(重量床衝撃音の遮音性)がマイナス評価になるというわけではないように感じます。ボイドスラブの遮音性で言われる共振増幅効果(遮音上のマイナス)よりも、スラブ厚があることで振動を制する遮音上有意な効果が期待できるかもしれません。(この辺りのデータをお持ちの方いらっしゃれば補足をお願いします。)
    まあ、それがどのような効果であったとしても、それを基にしてその物件を避けるべきとか、遮音性が極度に低下するというようなレベルの話ではありませんのでご安心下さい。ボイドの件よりもスラブ厚が200mm以上確保されているかどうかの点の方を先に確認された方が良いと思います。
    http://www.fujips.co.jp/technology/t-building/sub15010/2147
    (参考HP)

  6. 1226 設計R(スレ主)

    >直床と二重床について、質問です。 いくつかのMRに行ったのですが、どこも二重床で、営業の方に「遮音性の高さやリフォームがしやすい」と説明されました。 しかし、マンコミュ内の[直床の方が遮音性が高い気がします]というスレでは、直床の方が遮音性は高く、リフォームも安く済むと言ってる人が多くみられます。 私は素人で太鼓現象くらいは解るのですが、二重床のマンション購入時(施工前契約)に、何か知っとくべき構造部分とかあれば、教えてください。

    壁先行のよくある二重床と比較した場合、直床の方が重量床衝撃音では遮音性が高く、壁移設程度のリフォームであれば安く済むという考えは間違いではないと思います。その上で、それらのことは物件の持つ性格の端々なので、マンション選びをする上では、人によってはあまり深刻に考え過ぎないことも重要かもしれません。

    ■遮音に関して
    品確法上は、乾式二重床の床下地には、パーティクルボードt=20mmの上に合板t=12mm程度+アスファルト系制振材を張った上でフローリング貼にすることを基準点としています。(ちなみにアスファルト系制振材が張られた二重床は高級物件を含め殆ど見ません。)
    二重床は「下地剛性(厚さ)がしっかりしているか」、「壁端部に空気抜きの隙間を確保するような工法が取られているか」どうかが遮音性上では重要です。
    また、だいぶ前に>1169にも書きましたが、床下へのグラスウール設置は遮音上マイナスになるという試験結果が多く出ています。この点もしっかり認識したいですね。
    >1191さんの投稿にあるような自住戸内の騒音が出やすい点も二重床の特徴なので、上記は購入前に確認したいですね。
    *二重床の壁際部分には共振防止の観点から隙間が多くあった方が遮音上有利というデータが得られています。

    ■水回りリフォーム性に関して
    第一に70〜80平米程度のマンションでは、水回りを大幅に移設するということも平面構成上なかなか現実的ではないと思います。マンションリフォーム自体高い頻度で行われているものではありませんので、将来的にそのようなリフォームをするのか、やって良くなるものなのかを、「リフォーム性の高さ」を考える前に一度考えた方が良いと思います。
    その上で、二重床と言っても水回りを深く掘った段スラブ形状としているマンションが多いです。床高さを従来通りとする限り、その段スラブ部分の範囲でしか水回りの移設は出来ませんから注意が必要です。実際の二重床マンションでの段スラブ部分は、直床の段スラブ範囲と変わらない程度である場合が多いので、そのような物件で水回りを移設リフォームしようとすると、直床同様の床上げをせざるを得ません。二重床でも段スラブ部分の範囲がどのくらいなのか事前に確認しないと「二重床のリフォーム性の高さが存在するのかどうか」を確認することはできませんのでご注意下さい。
    また、同時に管理規約案も確認して下さい。騒音防止の観点から、そもそも水回りのリフォームを禁止する規約案を採用しているマンションもあります。
    マンション営業が「二重床は遮音性が高くリフォームがしやすい」と言うのはよくあることですが、残念なことに上記のような「実際」を理解している販売員は皆無です。理解した上で嘘を言っているならまだしも、実際を知らずに「二重床=遮音性が高く、リフォーム性が高い」と念仏を唱えているだけの人が多いと思います(失礼)。何に較べてどのような根拠でそう言えるのか、確認するとデータが無いので答えられないでしょうから。

    ■間仕切り変更リフォームに関して
    二重床には壁先行の工法と床先行の工法があります。壁先行の工法であれば間仕切り変更リフォーム時に床の組み直しが発生し、そのためコストと工期増が見こまれます。床先行の工法であっても二重床下地組を強化して壁下部分の補強下地を不要としたタイプ以外は床下地が組み直しとなるのでご注意下さい。

  7. 1227 設計R(スレ主)

    >近いうちにマンションを購入したいので、いくつか検討中です。自治体のHPを見たところ検討中のタワーマンションのひとつが液状化の危険地域にあるとわかりました。マンションは地下の深い支持層まで杭を打つので、一戸建てより液状化に耐えられると聞いたことがありますが不安が残ります。ご助言いただけると助かります。

    戸建てのように液状化によって建物が傾いたりする可能性が低いという点では、杭で支持されたマンションは液状化に対する対応力が高いと言えますね。とは言え、生活の継続性や液状化が起こった後の修繕工事、イメージ下落等を考えると液状化自体はやはり避けたいものです。そのリスクと、そのマンションが持つ魅力とを天秤にかけて、どのように判断するかは買い手次第だと思います。倒壊などの命に関わる危険性は極めて低いと考えてもらって構わないと思いますから。
    また、自治体から出されている液状化に関する色分け地図が、一体なにを意味していて、どのような手法によりどの程度の差を分類しているものなのかを、まずはしっかり確認してみることも重要です。「赤塗地域=必ず液状化する」というわけでもないですからね。

  8. 1228 匿名さん

    今、15階建てのマンションを検討しています。
    このマンションの基礎杭が50m超で、マンションの高さより高いんです。
    どう思われますか?

  9. 1229 匿名さん

    >1228
    単に支持層と呼ばれる地下にある建物の重さを支えられる地層が地下50mだと言うことです。
    そう言う地盤だと言うことです。
    それよりも、気にするのなら地下50mまでの地層がどうなっているのかを気にしたほうが良いと思います。

  10. 1230 設計R(スレ主)

    >今、15階建てのマンションを検討しています。 このマンションの基礎杭が50m超で、マンションの高さより高いんです。 どう思われますか?

    単純に、地盤が良くない場所なんだろうな、と思います。
    加えて、個人的には、S造のマンションがマッチするような立地や構造もあるよな、なんて感じますけどね。
    S造の共同住宅は少し前まで結構あったはずですし、遮音性も今なら技術的になんとかしようがありそうに感じるのですが。。。

  11. 1231 匿名

    普通は30メートル前後が多そう?

  12. 1232 申込予定さん

    下地補強について質問させて頂きたいと思います。今回新築マンションを購入するのですが、リビングのテレビボードの上にテレビを置き、その上部に吊り戸棚を作り付けで設置したいと考えてます。特に壁には下地の補強等は施してはいないのですが、ある程度の棚等は下地補強をしてなくても施行できるものでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。

  13. 1233 騒音問題点

    音については竣工済みマンションでどの程度で聞こえるか試したらよくわかります。マンションは上に跳び跳ねたりする子供や踵落としてドスドス歩く人が深夜や早朝にやる家庭ならどこのマンションでも苦痛に聞こえるのではないでしょうか? 管理組合へデベロッパーからのいかによく聞こるか説明していただき住人に音が聞こえないように生活していただかないといけないのではないでしょうか? 普通に生活していたら深夜でも聞こえないですよ。

  14. 1234 買い換え検討中

    「FR板スラブ工法」についての回答、有難うございました。
    スラブ厚は200~250mmということなので、ひとまずは安心したいと思います。

  15. 1235 匿名さん

    >1232
    取り付ける壁によってかわります。
    部屋の間仕切りの壁であれば、通常は軽量鉄骨と言うアルミ合金で出来たアルファベットの「C」に似た断面の柱を45センチ毎につかっていますので、そこを探して取り付ければ吊戸棚は取り付けられます。
    しかし、中に入れる物の重さによっては落ちることがあります。
    何本のビスで固定したか、と言うことだけでなく、そのビスが吊戸棚の強い部分に止まっているかどうかで変わります。

    自分で取り付けるのではなく、業者に依頼するのであれば、その業者がまともであれば、どのように使うかを知らせ、取り付けできるかどうかの判断が出来ます。

    壁に補強が入っていれば安心ですが、入れる物によっては取り付け可能です。

  16. 1236 契約済みさん

    1232です。ご丁寧にありがとうございます!施行は業者さんにお願いする予定です。あまり重いものは入れないようにしてCD等を入れようと思います。

  17. 1237 匿名

    No.1223です。液状化の件、No.1227で早速詳しく教えていただきありがとうございます。物件選定にあたって良く検討したいと思います。とても助かりました。

  18. 1238 匿名さん

    1221です。
    ご回答ありがとうございました。
    あまり気にしないように努力します。

  19. 1239 匿名さん

    №1228です。
    ご返事ありがとうございました。

    検討している物件は
    http://lions-mansion.jp/ME101062/
    になります。

    憧れの港区なので購入したいんです。
    納得いくまで営業さんに質問したいと思います。

  20. 1240 不動産購入勉強中さん

    直床仕様のマンションで防音性能について質問です。

    PRCアンボンドスラブ240mm、水回り段差スラブ240mm、玄関掘り込みスラブ200mm
    http://www.myricahills.com/structure/structure.html

    ボイドスラブ200mm(構造詳細不明)
    http://www.is193.com/quality/structure.html

    遮音性能だけに関して言えばどちらがいいのでしょうか?

  21. by 管理担当
    こちらは閉鎖されました。

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