長いこと、お世話になりました。
今からの人生を、一人で生きていくことに不安はありますが、
どこにいても、あなたの幸せを祈っています。
こんなものが机の上にあり、その日から私は
たった一人で生活するはめになってしまった。
毎夜、わけのわからない悔しさや苛立ち、悲しみを胸に、
幾年かたったころ、
あの人の訃報が届きました。
本当の地獄は、この日から始まりました。
あの人を訪ねて、はるか遠方から大勢訪ねてきました。
私に向ける視線は不気味なものでした。
この星の習慣を理解できない彼らには、説明は意味がありませんでした。
ここまでの作者「さて、この続きを、どなたか、お願いいたします。」
[スレ作成日時]2010-04-27 17:50:06
と早朝の捨て台詞を残し、二代目完は町内会の夏休みラジオ体操会場へと足を運んだ。
「おぉ二代目！朝から偉いぞ～毎日来いよ。」
二代目完は胸からぶら下げたはんこカードにはんこを一つ押して貰った。
ちょっと誇らしい気持ちになった。
よ～し！毎日ラジオ体操に来るぞ！！
はんこがいっぱいになったらジュースが貰えるとの事で二代目Mr.完はますます燃えるのであった。
二代目完は仕事をしててもラジオ体操の事が気掛かりでならなかった。
なぜなら‘腕を大きく振ってぇー’のくだりのところで満足に腕をふれなかったからなのでした。
二代目完にはもうひとつ気にかかることがあった。
それは、「ラジオ体操第二」のゴリラポーズだ。
いくつになってもあのポーズは恥ずかしくて苦手だった。
１０時休憩…給湯室でこっそりゴリラのポーズの練習をしていたら掃除のおばちゃんがたまげてモップを落としてしまった。
昼休みにはゴリラポーズを完璧にマスターする予定だ。
明日の朝が楽しみになってきた♪
二代目完は、いつの間にかリレー物語の主人公になっていた。
二代目Mr.完…
朝一なにげにレスをしたばかりに主役の座を射止めてしまった自分。
知ってかまだ知らずなのか本人は今だ登場せずである。
二代目完の会社ではいまだに３時のおやつの時間があった。
みんなで持ち寄ったりお客さんからもらったお菓子や漬物を和気藹々と食べていた。
ところがその輪に参加せず、うらめしげに見つめる不気味なアラフォー事務員がいた。
それは三段腹口臭女だった。
アラフォー事務員は二代目完には不気味な流し目を送っていた。
それに気づいて、社員たちはお菓子や漬物を口に運ぶ手を止め、その場で凍りついた。
社員たちは、三段腹荒フォー事務員を無視して食べ続けた。
営業マンの二代目完も当然無視していた。
荒フォー事務員は心の中で吠えた。
あたいを無視した営業マン!
あたいはあんたらに必ず吠え面かかしてヤッからな！
覚えておけよ、わかったな？
めげるな荒フォー事務員！
がんばれ三段腹！
君には親衛隊がついてるぞ！
荒フォー事務員は夢～眠だった。
そんな親衛隊なんて、荒フォー事務員の会社には一人もいなかった。
今日もときたまひきつった愛想笑いを浮かべながら、黙々と仕事をこなし
１分たりとも残業せずにマルエツにだけ寄り道して帰るだけだった。
一方、二代目完はリレー物語の主役に抜擢されたとはつゆ知らず
灼熱の太陽の下、お得意先まわりをしていた。
ちょっとした待ち時間にはゴリラポーズの練習にも余念がなかった。
二代目完は午後からも絶好調で仕事をこなした。
♪あ～た～らしい朝が来た！希望の朝だ～喜びに…♪
ついつい鼻歌が出てしまい隣の机の斎藤さんからは「なんかいい事あったんすか？」とひやかされた。
朝から体を動かすのは実に気持ちのいいものですね。
斎藤さんは、斉藤さん、齋藤さん、齊藤さんと間違われることだけはどうしても許せなかった。
それを言うなら二代目Mr.完もしかり。
初代、十五代目、完ちゃん…いつも混同されていい迷惑である。
オレは天下の二代目Mr.完なのだ！
斎藤さんにしろ二代目にしろ男ってやつは…。
二代目は完投入のタイミングに切れがなかった。
そう、普段から知らぬところでいじられるキャラであった。
ワロタ。
確かに二代目は絶妙なタイミングで登場しているのを見かけた事がない。
今回も今朝の「え？今？」と言う場面での登場であった。
だから無理矢理ラジオ体操などに連れて行かれるのだ。
二代目完は夕方も意欲的に仕事をこなしていた。
でも、くしゃみが止まらなかった。
夏風邪かな？エアコンで寝冷えでもしたかな？
まぁいいか！明日の朝も楽しいラジオ体操があるし～♪るんるん♪
Mr.遠藤は焦っていた。
このままだとオレの存在がますます薄くなると。
なんとか、二代目完を陥れることは出来ないか。
そうだ、あのひとに相談しよう。。。
ムリムリ。俺に相談されても困るよーとウザイナは困った顔をして立ち去った。
と、なると…あの人にお願いするしか…
シコシコ。俺に相談されても困るよーとシコリナは困った顔をして立ち去った。
と、なると…あの人にお願いするしか…
おかまさる？
あの人なら快く相談に乗ってくれそうだ！おかまさる氏を誰か連れて来てはくれないだろうか…。ご足労願えないだろうか…。
おかまさるはやめておけ！
天の声が聞こえた。
キモさんはどうだ？
あの人ならテキトーに解決するの得意だぞ。
あの、友達がいない三段腹女すら、慕っているらしい。
で、何の相談だっけ？
大した悩みでもないのに、大物を呼び出すな！
完同盟の中で解決しなさい！
天の声が聞こえた。
二代目はくしゃみが止まらなく救急車を呼んだ。
明日のラジオ体操は休みたくなかった。
病院では大した事がないと帰された。
救急隊員からはしょーもない事で呼ぶな！と叱られた。
そう、すでにずる休みモードに入りつつあるのだ…。
明日の朝6時30分30秒に広場に現れなかったらそれはずる休みとみなされる。。
休むときはどこに電話したらいいんだろう…
ズル休みばれないかな…
二代目は小心者であった。
なんだこれはっ！！！ 帰ってきたらびっくりだぜい。
完！ 完！！ 完～！！！
二代目は照れているのだ…。
シャイな面も垣間見る一日だった。
人が噂してたから、くしゃみが止まらなかっただけなのに
救急車を呼ぶなんて、まったく恥ずかしいったらありゃしない。
しかも酔った勢いでコメントの鈍さが倍増！
明日遅れるなよ！
とりあえずジャージとラジオ体操カードは枕元に置いときなよ？
それと…猛練習したゴリラのポーズ…ビシッときめたれ！
完！
うん、うん。
わかったから。
おやすみ♪
二代目完はラジオ体操中ぎっくり腰で救急車に運ばれ、そのまま脊髄損傷で下半身不随となり衰弱死した。
- GAME OVER -
はっ？
ラジオ体操まだやってないよ？
寝坊するなよ！
ラジオ体操に遅れるなよ！
二代目完の住む地域では
他の地よりも早くにラジオ体操が始まっていた。
買ってきたくしゃみ止めも飲んだことだし
ジャージとカードも用意したし、ゴリラのイメトレもばっちり。
さぁ準備万端だ。
寝るとしよう。。ｚｚｚ
親戚の-GAME OUER-からも引導を渡されかかっていたが…
もしや助け舟？！
でも明日は遅れるなよ♪
二代目完は酔っ払って夢の中。。
自分がゴリラになってバナナを食べている夢を見ていた。
ゴリラ・・ゴリラ・・なんでゴリラなんだ・・
あ！そうだ！ラジオ体操に行かなくちゃ！
・・とあわてて起きたら、まだ深夜１時だった。
リーン～枕元の目覚ましが５分毎に何度も鳴っている…。
二代目は二日酔いでなかなか起きれなかった。
完！
「よっ！二代目！今日も偉いぞ～明日も待ってるぞ！」と町内会のおじさんはポンとはんこを押してくれた。
「おじさん？今日の俺のゴリラのポーズ見てくれました？」
と尋ねたがおじさんは首をすくめまだダメだと言うポーズをしたのだった。
二代目はがっかりしたが明日もがんばろうと心に誓い会社に向かった…
二代目は見かけによらず律儀な奴だと町内会ではもっぱらの噂になっていた。
将来的に二代目をラジオ体操頭として町内に貢献して貰おうと満場一致で決まった。
そのころ
あ～た～らしい朝が来た！希望の朝だ～喜びに…♪
と口ずさみながら二代目完は会社に向かっていた。
こうして歌いながら歩くと、なぜか通行人が道を空けてくれるので歩き易いのだ。
猛烈な通勤ラッシュをかいくぐり、やっとの思いで会社に着いた二代目であった。
「さ～てと、まだ始業まで時間があるな、ゴリラのポーズしとこうっと。
明日こそ、町内会のおじさんにぎゃふん！と言わせてやるんだぁ！」
渡り廊下に出て、おいっちに！おいっちに！今日も練習に余念がない。
二代目完は爽快な気分で席に着いた。
しかし、社内の雰囲気が微妙におかしい。
「い、いったい何事ですか？」
二代目完は隣席の斎藤さんに尋ねた。
近々、リストラがあるらしい、第一の候補者はあの三段腹口臭女だと斎藤さんは教えてくれた。
二代目完は通勤ラッシュが大嫌いだった。イライラは頂点に達し、暴れようとしたところホームから転落して電車に轢かれて轢死した。
- GAME OVER -
-GAME OVER-も二代目のウィルスが伝染したのか、顔を出す頻度も多い割には切れも全然無いダメな奴に成り下がってしまった。
-GAME OVER-は二代目と同じ轍を踏むものかと、明日から早朝の太極拳に行くことにした。
二代目は落ち込んでいる荒フォー事務員とキレやすい芸梨大婆君を励まそうと
バナナをくわえて、得意のゴリラのポーズを披露してみた。
でも、返って怒らせてしまった。しょぼんとして席に戻る二代目。
可哀相なGAME OVER…よちよ～ち。
二代目はこの猛暑の中隙をみては「両足をそろえ高く跳んで～♪」のジャンピング練習に余念がなかった。そう言えば昔…極めれば鳥になるとかのCMがあったな？などと思いながらも汗だくになりながら席についた。
そんな時斎藤さんはつかさず熱いお茶を入れてくれる。意地悪なのか天然なのか今だに不明である…
二代目は-GAME OVER-に主役が替わることを祈った。
でも、その祈りも虚しく、主役の座が変わることはなかった。
今日も二代目のくしゃみは止まらないであろう。
そういえば、斎藤さんは昨日男言葉だったが、お茶を入れてくれるなんて・・
もしかしてネカマ？
隣席なのに斎藤さんのことを何も知らない二代目であった。
二代目は昼休み中。
もちろんゴリラポーズ練習中。
しかし二日酔いが覚めず同じところでいつもミス連発。
くじけるな！明日も公園でみんな待ってるよ
二代目は今日は電話当番だった。
ずらして昼休みを取っていたのだ。
このスレは最近、親切だな
ちゃんと解説してくれるｗ
二代目は現実逃避のため今日もビールを飲んでいた。
『ックショー！みんなして俺を…、そのうち切れ味鋭い完でみんなの口を開かしてやる！でも、完に「！」つけるのはイマイチだったかなぁ…次考えよ♪ あ、おにーさんビールお代わり！』
おにーさんに注文も気付かれず、打開策のピントも合っていない二代目であった。
二代目は注文が通ってると思い、ずーーーーっとビールが来るのを待っていた。
「ジャストタイム、ナイス投入が出来たらもはら二代目とは言えないでしょ？ピントがズレてるから二代目なんじゃないかな？」と珍しく一緒に呑んでいる斎藤さんがボソッとつぶやいた。そして二代目のポケットに何かをそっとしのばせた…。
生ビールだった。
ビールはまだ来てない…すでに約１時間経っている…
二代目はポケットが濡れた状態で、我慢強く待ち続けた。
「この店を完にしてやろうか・・・」と、妄想の中では強気だった。
斎藤さんは注文が通り続け一時間の間にビール５杯とからあげ、ピザ、焼きそばを平らげていた。
二代目を不憫に思い、そっとポケットに忍ばせたのは…
生ビールだった。
二代目はまるで漏らしてしまって逆ギレして怒っていると思われ更におにーさん達に距離を置かれた。
そこへ珍しく、荒フォー事務員がやってきた。
そして持病のくしゃみを連発するたびにおしっこも少しずつチビルので最近はトイレも不用だ。
臭いには閉口するが忙しい時には便利である。
荒フォー事務員は優しい言葉を並べ自分の家で飲み直そうと誘った。
もちろん裏表のある女である、リストラ危機にある自分より不幸な二代目を蔑むためであった。
そうとも知らず優しさにほだされた二代目はフラフラとついていくのであった…
最近毎日飲んでるし～。だから帰りがいつもこんな時間だし～。暑くて仕事やってらんねーテキトーに手を抜こ～。うお、まだ続いてるぞ！ 完だ完！ 完完完！
更に雑になった。
人間味溢れる二代目であった。
酔っ払ってるから少しは多めに見てあげようよ。と-GAME OVER-はフォローした。
しかし…ほろ酔い気分で帰って来て自分物語を読むのっていい気分！と悦に浸る二代目だった。
ジャージとカードを枕元に置き布団に入った。おやすみ～俺のみんな。。。
・・・うかつにも、荒フォー事務員の部屋で居眠りしてしまった。。。
荒フォー事務員は寿退職を狙うため、ここぞとばかり、習いたての薬膳料理を二代目に振る舞おうと
台所に立っていた。
しかし薬膳料理とは名ばかり、顔同様に激マズのアツアツ生ゴミが二代目の目の前に並べられた。
二代目は寝たフリをしたが…
持病のくしゃみが再発し、くしゃみが止まらなくなり、寝たふりがばれてしまった。
仕方ない・・覚悟を決めて食べるしかない・・でも食べたくない・・どうしたらいいんだ？俺は・・
勘違いした三段…、もとい荒フォー事務員は
『やーねぇ 先にシャワー浴びるね♪』
と恐ろしさ満点のセリフを残し風呂場へ消えた。
二代目は迷わずアツアツ生ゴミをソッコーでディスポーザに投入した。
苦難は終わらない、風呂場からは音程のはずれた事務員の鼻歌が聞こえた。
体操の時間まであと六時間…
風呂から上がった荒フォー事務員は、お腹の風船を矯正下着で隠した。
隠し切れなかったが、もうどうしようもなかったので、得意のネグリジェに着替えて部屋に戻った。
部屋に戻ると、二代目の姿がない。また逃げられたか・・せっかく花柄の勝負服出してきたのにー
覚えてろよー吠え面かかしてやっからなっ！
二代目は走った。無我夢中で。
「俺、こんなところでなにやってるんだろ・・・」
少し涙がでてきた。
とりあえず２代目はコンビニのゴミ箱に寄りかかって寝ていた。
うとうと時計を見ると５時だ。
早くいつもの公園に戻らねば。。
ラジオ体操２番がオレを待っている。。。。
あいつ…
やっちまったなー
二代目は二度寝してしまい、目覚めた時には６：４０、ラジオ体操第二に間に合わなかった。
皆勤賞狙ってたのに、、、やっちまったー
二代目は朝から現実逃避
ちーっす。だりーから今日は会社休もうっと。また寝るかな。アデュ～ノシ
完！
ラジオ体操だけでなく、会社もズル休みしてしまった。
こんなことでいいのか！二代目！町内会のおじちゃんが泣くぞ！
二代目完は会社にズル休みがバレてしまった。すっかり常習犯なので、とうとう会社側は処分を下し解雇されてしまった。そして夢～眠と結婚してヒモになることに決めた。
- GAME OVER -
死んでないのに- GAME OVER - になってる！
そのくらい荒フォー事務員との結婚は墓場ってことか・・・
荒フォー事務員との結婚は死と同等ってことでｗ
町内会は二代目の欠席した事で蜂の巣をつっついた様な騒ぎになっていた。
どうしてくれようか。町内会長の怒りはマックスに達していた（怒）
町内会は二代目をいかにして吊るし上げるかで盛り上がっていた。
いかにして吊るか、タコにして吊るか、盛り上がっていた。そこに二代目の愛人が入ってきた。
愛人はその場で服を脱いで、「女体盛りにして」と言った。
とりあえず、こいのぼりに吊るしてみた。
夏の風になびいて、いい感じだ。
自称愛人とは、昨夜の荒フォー事務員だった。
一度家にあげただけで、愛人気取り、困ったものである。
三段腹なので、女体盛りは即却下された。
東京都江戸川区南葛西５-6-4 |
|
4600万円台～7700万円台（予定） |
|
1LDK+2S（納戸）～4LDK |
|
62.72m2～82.02m2 |
|
総戸数 155戸 |
東京都葛飾区亀有３丁目 |
|
6790万円～8390万円 |
|
2LDK～2LDK+S（納戸） |
|
55.26m2～65.43m2 |
|
総戸数 42戸 |
東京都文京区小石川４丁目 |
|
9690万円～1億5890万円※権利金含む |
|
2LDK～3LDK |
|
59.17m2～76.81m2 |
|
総戸数 522戸 |
東京都江戸川区南葛西４-6-17 |
|
3900万円台～5900万円台（予定） |
|
2LDK・3LDK |
|
58.01m2～72.68m2 |
|
総戸数 39戸 |
