なるほど。
私が住んでいた幕張本郷の駅前には、商業施設が凄く少なかったです。
区画整理された町並みには広い庭付きの戸建てが多く、閑静な住宅街の雰囲気がとても素敵でした。
問題の利便性ですが、国道14号沿線に大型商業店舗が並び、海浜幕張や津田沼までのアクセスも車ならすぐでしたので、凄く便利に感じていました。
高速インターも京葉道路・東関東自動車道共に五分以内でアクセスできます。
どなたかが書かれているように、広めの土地は相続時に30坪位に分けて売り出されることが多かったですね。それでも建て売りで4000万円以上しています。
あとは、賃貸アパートやマンションも適度にありましたので、若い世代が入れ替わり住んでいくという新陳代謝も盛んでした。
駅前に商業施設が無いので、不良が溜まることもなく、非常に治安の良い町並みでした。
唯一のネックは、一丁目と幕張インターの間に建つラブホテル群。
実際は家と駅の往復だと目にすることはないのですが、一丁目の奥の方だと隣接するので、いやな人は多いかもしれません。
徒歩圏内に商業施設が無くても、このようにいつまでも人気で発展する街は存在します。東船橋や市川菅野もそうですね。閑静な戸建て中心の開発エリアが永続的に発展するポイントの一つ目は隣接区域の商業施設が発展していることであり、船橋日大前の場合は緑ヶ丘の発展が生命線です。
逆に言えば、駅と駅の距離が凄く近いわけですし、緑ヶ丘にあれば船橋日大前にいらないともいえるでしょう。
もう一つ目は交通利便性です。東葉高速は運賃がネックですが、東西線直通のため、電車交通は便利です。しかし、296号は14号千葉市エリアや357号と異なって、片側一車線かつ信号の多い劣悪な国道なので、車で他のエリアへ出るのにフットワークが重くなってしまいます。千葉ニュータウンと異なり、地理的には津田沼やベイエリアへの距離もさほど遠く無いので、本来は緑ヶ丘の商業施設に依存する必要はなく、広く主要商業施設を利用できるはずなのですが、道路交通網が整備されない限り、どうしても難しい現状があります。
最後に、賃貸マンションやアパートの存在です。賃貸が出来ると変な言い方ですが、住民の均質化が失われてしまうと懸念する人もいるかもしれません。しかし、それは心配には及びません。賃貸といえども、幕張本郷や船橋日大前のような閑静なエリアを、騒がしい人は選ばないのです。こういうエリアに賃貸を借りる人のほとんどは、新婚さんであったり、子供が大きくなってマイホームを買う前まで、安全な街で暮らしたいという、同じ様な質の若い世帯が入居します。騒がしい人は騒がしいエリアに価値を感じますから、津田沼や北習志野に賃貸を借りるものなのです。
長文で恐縮ですが、結論として船橋日大前の駅自体に商業施設は必要ありませんが、緑が丘には発展してもらう必要があり、若いファミリー・新婚さん向けの賃貸物件がもっと必要だということです。