今の世の中、所得税を払っている人は3割以下、法人税を払っている会社も3割以下。こういう時代に高額物件に金を貸す銀行は中々いないのが普通。法人税を払っていない会社(つぶれるかもしれない会社)で働いている人には銀行はローン組んでくれない(金利を高くすれば、貸してくれるかもしれない)。
日本の借金はもうすぐ1000兆円を超える。そなると、国内で国債ば裁き切れなくて、海外で買ってもらうしかなくなるけど、こんな借金の多い国の国債なんか買う国はない。近い将来(5-10年以内)には日本の国債は暴落する。そうなると、金利が凄い勢いで上昇し、管理費、修繕費はおろか、住宅ローンも払えなくなる人が増える。デベロッパーとしては、回転率を上げたいから、無理やりローンを組ませて売りさばきたいところだが、ローンと言うと聞こえはいいけど、これは借金で、物件の値上がり見込みがない限り、様子見が正解。
国は歳入が30数兆円しかないのに、90兆円の予算を組んで、さらに補正で数10兆組んでいる。これは、景気の悪化に対する緊急避難処置。緊急避難処置は恒久的にはできないので、2、3年で減らさないといけないが、減らすとなると使えるお金、出回るお金がなくなるから、景気は必ず悪くなる。
今の、日本の不幸なところは民主党が過去にさかのぼって、悪を取り締まっている事。あいつが悪い、こいつが悪い、そんな事言っても景気は良くならないし、かえって、萎縮して悪くなってしまう。子供手当てが恒久的にできのであれば、それでローンも組めるし、保険も組める。でも、そういう金融商品は、どこの銀行も保険会社も出さない。我々は、今、安いか、高いかではなく、10年後に損するか、得するかを、よくよく考えて、物権を買うべきです。