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区の見解というのなら、区議会でそのような要請を採択したという議事録をお示しください。一職員の職権で出されたお願いにそこまでの重みはないでしょう。
事実関係をご存知ない方がいらっしゃるようですので、区議会議事録を用いてご説明します。
昨年11/10の本会議です。
長くなるので金子議員の質問と区長の答弁に分けて書き込みますね。
金子議員質問
宝生ハイツの建て替え問題で伺います。
宝生ハイツの建て替えについて、朝日新聞、東京新聞が取り上げました。TBSの「噂の!東京マガジン」も報道しました。計画変更を求める署名は、今、二万筆を超えて広がっております。
区議会には、桜蔭学園から、八月三十一日に「学校に日影を落とす建築計画にしないことの請願」が、六月には、都議会に「宝生ハイツの建て替えにより想定される学校法人桜蔭学園の教育環境等に関する請願」が出されました。これは継続審査のままになっています。
今回の建設地である本郷一丁目は、絶対高さ四十六メートル、容積率は四〇〇%です。ところが、公開空地の設置によって六〇〇%に緩和され、高さ七十メートルにする計画です。
今、この公開空地について、幾つもの疑問が住民の皆さんから出されております。
一つは、急勾配の忠弥坂に大量の土を盛り拡幅する歩行者空間が安全なのかという点、二つ目は、地上三階の能楽堂の屋上が公開空地というのですが、急な長い階段や坂道を上がらなければならず、高齢者や障害がある方は使えないのではないかという声、そして三つは、一階の能楽堂のエントランスのメインアプローチ部分も公開空地としていますが、今でも毎日複数の車が駐車していて、車を止めない公開空地になるのか、疑問が出ています。
区の障害福祉課でさえ、このように言っています。「建物入口から約七十六メートルを移動するのにスロープやエレベーターを導入するよう」、こう要請しています。幼児保育課も、「駆けっこやボール遊びが可能な場所として使用可能なスペースを確保してほしい」、こう要請しています。しかし、いずれも拒否しています。
地上から公開空地と称する屋上までは、一体何メートルの高さで、階段は何段になるのですか。伺います。
株式会社日建ハウジングシステムの計画が言う公開空地とは、公開空地の名に値するのか、疑問が尽きません。公開空地による容積率緩和は認められないと東京都に主張すべきです。伺います。
宝生ハイツ管理組合が区と行った大型建築物の協議で、株式会社日建ハウジングシステムのプランに対し、アカデミー推進課は何一つ要請しなかったのは何でですか。伺います。
大型建築物の協議、障害福祉課や幼児保育課の要請事項は何ら実現していないのに、アカデミー推進課は「本計画の検討を進めてください」と回答した理由も伺います。
公開空地に値せず、公益は増進しないのですから、容積は少なくとも本則の四〇〇%にとどめるべきです。伺います。
また、今年八月三十日の東京都総合設計制度に関わる許可申請についての都知事からの意見照会に対し、これだけの反対の世論があり、公開空地への区の要望が拒否されたのに、なぜ問題ない旨の回答をしたのか、また、東京都市街地建築部長から文京区の都市計画部長への許可申請の照会にも、「都市計画上、特段の意見はございません」と回答していますが、区長、都市計画部長双方の照会内容の撤回と、大型建築物の協議のやり直しを要望して伺います。
桜蔭学園からは、屋上の公開空地から校舎がのぞき見できる高さとなると不安の声が出ています。こうした桜蔭学園の教育環境保全を求める声に対して、区は決算審査特別委員会で、私学の教育環境は所管外であるかのような答弁をいたしました。とんでもありません。撤回を求め、伺います。
昭和五十二年の九月に、学校法人桜蔭学園と住友建設株式会社、公益社団法人宝生会との間で、位置や容積を含む現在の高さを超えては、将来とも一切建築物を設置せずとの覚書を結んでいます。覚書は民間同士のものでありますが、九月定例議会の我が党の本会議質問に対して、区は事業者に対して丁寧な対応に努めるとしているのですから、覚書に対して約束を守るよう、公益社団法人宝生会及び施工者に対して指導するべきではないのでしょうか。伺います。
区長答弁
最後に、本郷一丁目のマンション建て替え計画に関する御質問にお答えします。
まず、建て替え計画についてのお尋ねですが、事業者が都に提出した総合設計制度の許可申請書によると、公開空地のうち、歩道状空地、坂下の広場状空地及びピロティ等空地は、道路とほぼ段差がない形状となっております。
また、能楽堂上部の広場状空地は、忠弥坂上入口からの高さは一メートル未満で、坂下の敷地からの高さはおよそ八メートルであり、階段の段数は、法令の基準等を満たすよう、今後、設計されるものと認識しております。
次に、公開空地による容積率の緩和についてのお尋ねですが、公開空地による容積率の緩和については、現在、都において適切に審査されているものと認識しており、都に意見を申し上げる考えはございません。
次に、大型建築物等事前協議などについてのお尋ねですが、本件事前協議における区からの要請を行うより以前に、貴重な文化資源である宝生能楽堂の存続について、宝生ハイツ管理組合へ依頼しているため、その後、改めて同様の要請は行わなかったものです。
次に、容積率に関してのお尋ねですが、先ほど御答弁申し上げたとおり、公開空地による容積率の緩和については、現在、都において適切に審査されているものと認識しております。
次に、都からの意見照会などについてのお尋ねですが、本計画について、近隣住民等から様々な御意見が寄せられていることは承知しておりますが、当事者間の話合いにより解決すべき問題と考えております。
そのため、総合設計の許可等の審査に係る意見を都に伝える考えはなく、回答の撤回や、大型建築物等事前協議のやり直しを行う考えはございません。
次に、覚書についてのお尋ねですが、覚書は、取り交わした関係者間で誠意を持って解決するべきものと認識しております。
都においては、あっせんの機会などを通じて、話合いが円滑に進むよう努めるとしており、本区からも、事業者に対して、地元住民等への丁寧な対応に努めるよう要望しております。
訴訟での争点になりますね。
中流層が消滅し国民の大半が下層となった現代の日本では、桜蔭も宝生流も多くの人達にとっては本心底どうでもいい問題でしょうね…
訂正
× 多くの人達にとっては本心底
◯ 多くの人達にとって心底
>>2952 評判気になるさん
>事業者が都に提出した総合設計制度の許可申請書によると、公開空地のうち、歩道状空地、坂下の広場状空地及びピロティ等空地は、道路とほぼ段差がない形状となっております。
また、能楽堂上部の広場状空地は、忠弥坂上入口からの高さは一メートル未満で、坂下の敷地からの高さはおよそ八メートルであり、階段の段数は、法令の基準等を満たすよう、今後、設計されるものと認識しております。
と区長が答弁しているように、バリアフリーになっているものと認識するのが正しいようですね。エレベータのエの字もない。
実際に揉めていることがよく分かりました。
管理組合が慎重になりそうです。
例え15階にしたとしても桜蔭が日陰にならないように建てるのは難しいだろうな。全部ではないにしても。同じ文京区で京華中がテニスコート跡に体育館を建てたけど、その真ん前に住んでる戸建て数件は裏が東洋大学に挟まれて可成り圧迫感がある。あれは、気の毒なくらいだ。でも違法ではないと言えばそれまでで。購入前になかった物が後から出来る事はあるので仕方ない。
それでも15階建てにするべき。
あの場所に20階建てというのは違和感をもつよ。
「違和感」って感覚ですよね。それよりルールに従いましょうよ。
たぶん15階も20階も、遠くから見た場合は別として、下から見上げたら大した差はないよ。
むしろ幅が問題なんじゃないかな。15階で敷地いっぱいに建つのがいいのか、20階で公開空地をはじめ、隣地との離隔がとられて建つのがいいのか、ということだよ。
敷地いっぱいに建つと本当に圧迫感半端ないからな。
南側に作られる公開空地は学校の建っている敷地の高さとほとんど一緒になると思うので、少なくとも校舎の南半分の日当たりは期待できるが、南から北まで、15階建てのビルが敷地いっぱいにできたら日当たりは期待できるのだろうか?