なんでも雑談「組織犯罪としてのガスライティングについて考える」についてご紹介しています。
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やりすぎ防犯パトロール [更新日時] 2024-11-20 07:20:46


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組織犯罪としてのガスライティングについて考える

[もくじ]

組織犯罪としてのガスライティングについて考える
 ――はじめに――
第一章 組織犯罪としてのガスライティングの由来
 第一節 複数の由来
 第二節 団体や組織によるでっち上げ
 第三節 村八分等の集団による嫌がらせから発生した系統
第二章 ガスライティングが増えた原因
 第一節 ガスライティングとは何か
 第二節 ガスライティングは増えているのか?
第三章 ガスライティングの手口
 第一節 準備段階
 第二節 具体的な嫌がらせの手口
0-1.通称・監視小屋システム
0-2.被害者の情報は全てSNSに記録され、加害者間で被害者の全情報が共有されている
  1.尾行や監視、付き纏い
    その1 定点監視
    その2 通行人を偽装した監視
    その3 車両による監視
    その4 出発時と帰宅時の付き纏い(近隣住民によるもの)
  2.騒音攻撃
  3.睨みつける(見つめる)
  4.すれ違い様に何かを囁く
  5.進路を塞ごうとしたり、進路を塞いでしまう
  6.咳やクシャミを利用した嫌がらせ(条件付けを悪用したガスライティング)
  7.片目ライト、片目ブレーキランプの車で付き纏う
  8.ハイビームを浴びせる
  9.ありえないところでありえない行動を取らせる
  10.就労妨害、退職(解雇)工作、昇進(昇任)妨害
  11.中傷拡散攻撃
  12.人間関係破壊工作
  13.転居強要工作
  14.自殺強要工作
  15.ネットストーカー
  16.同じ事を執拗にやり続ける
  17.煙草を使った条件付けのテクニック
  18.仄めかし
  19.被害者に自分を精神障害者だと思い込ませようとする、否定的な言動を取る
第四章 団体・組織の犯行と、集団との犯行の違い
第五章 対処法
――はじめに――



初めまして。
当ホームページの制作者です。
みなさんは、ガスライティングという言葉を、御存知でしょうか。
恐らくご存知の方も多いのではないかと思います。
曰く、彼氏が彼女に精神的虐待を加えていて、周囲から孤立させて、自分に依存させ、精神的に支配するものなのでしょう、であるとか。
あるいは、親が子に精神的な虐待を加え、精神的に束縛し、完全に従えているような、親子間DVに見られる関係の事、であるとか。
これらは決して間違いではありません。
心理学の用語として使用されるガスライティングとしては、正しいのだと思います。
しかし、ガスライティングには、恐ろしい、もう一つの貌があります。
付け狙った特定個人を、精神障害者にでっち上げる事を目的として行われる、嫌がらせ行為の事。
は?
え? それって、統合失調症の人達が言ってる、電波系陰謀論の話でしょ?
これを読んで、そのように即答された方もいらっしゃるかもしれません。
が、大きな間違いです。
流石に最近はご存知の方も増えてきていると思いますが、ガスライティングの語源となった映画『ガス燈』は、そもそも、夫が妻を精神障害者にでっち上げようとするお話だからです。
皮肉なものなのですが、専門用語にする際、行動のエッセンスを用語の定義とした為、語源となった映画で実際に行われた事と、用語としての使用法が、乖離してしまったのですね。
だから、『付け狙った特定個人を、精神障害者にでっち上げる事を目的として行われる、嫌がらせ行為』というのは、語源から見た場合、寧ろ、こちらの方が正統派のガスライティングなのです。
では、どういう事なのか、ここから解説に入りたいと思います。




※予めお断りさせて頂きますが、私は専門家ではありません
この問題を通じて知り得た手口と情報を考察しているだけです
よって独自研究である事を御了承下さい
第一章
組織犯罪としてのガスライティングの由来
第一節 複数の由来



章の初めから結論を言ってしまうと、実は、組織犯罪としてのガスライティングには、複数の由来(発祥)経路があると考えられます。
一つは、邪魔者を精神障害者にでっち上げて、社会的に抹殺しようとする、団体や組織で好まれてきた古来からの手口。
もう一つは、村八分のような、人々が集団で徒党をなし、一人の人間、あるいは、一つの一家に対して、執拗に嫌がらせを働く地域住民らによる悪質な嫌がらせの流れを汲むもの。


第二節 団体や組織によるでっち上げ


邪魔者を精神障害者にでっち上げて、社会的に抹殺しようとする、団体や組織で好まれてきた古来からの手口に関しては、想像し易いと思います。

現代でも頻発しているからです。

学校でいじめが発生し、児童がいじめの被害を訴えたら、いじめを隠蔽したい学校長や教頭が、いじめなどない、(被害を訴えている児童は)頭のおかしい子供なんです、と言い放つ。

会社の内部告発をした従業員に対して、社長や専務ら役員が、彼は精神障害なんです、等と中傷し、不正があった事を否定した。

よく聞く話です。

2018年、中国で、湖南省出身の若い女性が、政治批判目的で習国家主席の写真に墨汁をかけたところ逮捕されて、精神科病院に無理矢理入院させられ、1年半後に退院して帰宅すると、別人になっていた、という事件が起きて、物議を醸しました。ロシアでも、アムネスティによると、ボレネツ市という場所で政治犯を支援し、政府の政策に抗議する事で有名なディミトリー・ヴォロビョフスキーという男性が、2016年5月にボレネツ精神病院に強制連行されて、3時間もベッドに縛り付けられ、無理矢理薬物注射を打たれ、錠剤を飲まされるという事件が起きているそうです(アムネスティが動いた事で、6日後、開廷した法廷が釈放を支持した、と記事にはあります。なお、記事が作成された時点では、何の医学的根拠で強制的に拘束し加療したのか、どんな医薬品を使ったのか、一切不明とあります)。2010年5月19日付の外務省・出身国情報報告書・ベトナムによると、『ヒューマン・ライト・ウォッチはWorld Report 2010(2009 年中の事件・出来事を報告)の中で、次の通り記載した。「ベトナムの法は裁判をせずに恣意的な「行政拘禁」することを許可している。政令 44 に従って、国家治安への脅威と見なされる反体制活動家等は、非自発的に精神病院に入院させられるか、国営の「更生」施設に拘禁される恐れがある」』とあります。

政府批判者に政府が精神障害者の烙印を押し、健常者であるにもかかわらず、精神病院に強制入院させる事は、日本人からすると理解できない話ですが、未だに。ごく普通に行われているようです。

時代劇であったり、あるいは、昔の歴史であったりを見てみると、簒奪者が主に心の病とのレッテルを貼りつけ、幽閉し、代理人として権力をほしいままにするような出来事は、ごく普通に存在していますよね。
つまり、この手の、邪魔な人、排除したい人に「精神障害者」のレッテルを貼りつけ、社会的に排除しようとする、抹殺してしまうという事は、結構な頻度で行われてきたのです。

日本もその例外ではなく、結構な数の人達が犠牲となってきたようですが、その中でもとりわけ有名なのが、足尾銅山鉱毒事件で有名な田中正造です。

昔は、精神障害者のレッテルを貼りつけてしまえば、それで容易に抹殺出来ました。
医学が発達して、精神障害の種類や症状の研究が進むと、レッテルを貼っただけでは、社会や人々を欺けなくなります。
行うのが公権力なら、政府からの指示で、国家公務員や地方公務員の医師、独裁政党の党員である医師に、国や党から指示を出して、特定個人を精神障害とする診断書を作成させられるでしょう。
国によっては公権力の力で診断書などなしに強引に精神病院に入院させて、健康な身体に投薬治療を行うといった国家犯罪的な事も容易でしょう。
ですが、民間企業であったり、民主主義国に存在する極端な思想を持った政党であったり、一部の宗教団体、あるいはカルトであったりが、邪魔者や排除したい人物を精神障害者にでっち上げて社会的に抹殺しようとしても、医者に精神障害者だとする診断書を書かせる事は容易ではありません。
そこで発達してきたのが、ガスライティング技術なのです。

宗教団体が、付け狙った特定個人と面識のない信者達を大動員して、ガスライティングを実施します。

特定個人の外出時、駅のホームにその人物が立っていたら、昔のホームに信者を立たせる。そして信者にその人物をじっと見つめさせる。

同じく特定個人がが出資ている時、偶然を装って、信者をその人物と道端ですれ違わせて、「A、**(Aはその人物の苗字)」と囁かせる。

その人物が外出する時に使用するルートをストーカー行為で把握しておいて、外出時の日時を時間帯を見れば、行先の目星は立つので、ルート上に信者達を配置させる。

そしてリレー方式で、家の前や路上などから露骨に監視させたり、偶然すれ違った上を偽装して付き纏わせたり、後ろから並走するように尾行させたりする。

そんな事ばかりされた特定個人が精神的に参り、受けた被害を語ると、医師は誤診する。

この人は精神障害者だ、と。

何故そうなるかというと、まさかこんな馬鹿げた嫌がらせを、子供じみていて、薄気味が悪くて、頭のおかしい嫌がらせを、集団で組織的に働くような異常者の集まりなど、存在するわけがないという先入観が働く為です。

かくして何も知らない精神科医の誤診によって、健常者が精神障害者にでっち上げられる。

何故こんな事が出来てしまうのか、ですが、これにもきちんとしたからくりがあるのです。

確かに医学は発達していますし、血液検査、MRI、CTスキャン、心電図など、様々な検査で、病気の根拠がはっきりとわかるようになってきました。

しかし、精神障害だけはその例外なのだそうです。

下記の引用をご覧ください。


腹痛で内科を受診すると、いつから痛いかといった問診やお腹を触って調べる触診が行われます。血液検査も多いでしょう。
それらに加えてレントゲンやエコー、場合によってはCTといった検査で診断を行うこともあります。また、糖尿病など血液検査である程度の診断がはっきりする病気もあります。
ところが、統合失調症やうつ病、双極性障がいといった精神科の病気は、そういった客観的なデータや画像だけで診断するのはまだ不可能です。
脳波検査やCT検査を行うことはありますが、これは他の病気との区別をつけるために行われるもの(鑑別診断)です。
そのため、精神科の病気の診断に最も重視される方法は、患者さんの体験を言葉で語ってもらうことによる問診ということになります。
これはより専門的に行われることから精神科的診断面接と呼ばれることもあり、ご本人だけではなく、様子をよく知る近親者の話を伺って判断することもあります。

また、1回の面接だけで診断がつかないこともありますし、患者さんの状態によりますが、ある程度の治療の方針を立て必要な診断をつけるためには1時間程度は必要になることが多いように思います。
その1時間で、困っていること(症状)は具体的にどのようなものか、
その症状はいつ頃からか、どんな対処をしてきたのかといったことや、症状が起きる前にどのような生活の背景があり、他に体や気持ちの変調はないかという情報を集めていきます。
ただ、とても多くの患者さんが受診している状況でその1時間をどう確保するかというのは、精神科医にとっても患者さんにとっても切実な課題といえるでしょう。
『精神科医はどうやって診断しているのか(医師) COMHBO地域精神保健福祉機構』より

例えば、医師に相談に行き、「最近、じっと見つめられる事がある」と言えば、「他人の視線が気になるという事でしょうか」と誘導され、「知らない人から**と囁かれたり、罵られたりする事が増えている」と言えば、「幻聴が聞こえたという事でしょうか?」と誘導され、「最近、見知らぬ人たちから監視されているみたいなんです」と被害を訴えたら、「監視されているという妄想を抱いているという事ですね」と誘導されてしまったら、最後です。
上記の記述に従えば、精神科的診断面接によって、患者から精神障害の症状がある事を認める、と診断され、見事、精神障害者だった事にされてしまいます。
これらが精神障害の症状だったのか、本当にそうした被害に遭っているという話だったのか、その証拠は不要なのです。
産業医の制度を悪用し、ガスライティングで上述のような事をさせて、精神的に参って会社の産業医のところに受診に来た従業員を、産業医が誘導して精神障害者にでっち上げ、そのような診断書を作成したという問題も、こうした精神医学の診断方法を悪用する形で行われた、極めて悪質で、陰湿性の高い犯罪行為だった、という事になります。
診断書の作成上、不正は何ら起きていないという体裁を取る事が可能の為(診断した産業医は「そんな嫌がらせが行われていたなんて知らなかった」としらを切り通せばいいだけですから)、それでこんな馬鹿げた行為が、10年くらい前まで横行する異常事態が起きたのです。

この組織犯罪系のガスライティングですが、言うまでもなく、未だに猛威を振るっています。どこと名指しするつもりはありませんが、一部の宗教団体は、未だにこういう卑劣な嫌がらせを、性懲りもなくやっています。

第三節 村八分等の集団による嫌がらせから発生した系統


村八分とは、wikipediaによると、『「地域の生活における十の共同行為のうち、葬式の世話と火事の消火活動という、放置すると他の人間に迷惑のかかる場合(二分)以外の一切の交流を絶つことをいうもの」』(言語学者である楳垣実が説くところによる)だそうです。一般的な村八分のイメージに最も近い言葉ですが、これはあくまでもイメージ上のものであって、現実は違うようです。

残りの二分を残して完全に付き合いを絶つ、だけではなく、実際には、いじめや嫌がらせのような行為も行われていたようですね。

村八分の扱いを受けている家の子供が学校に登校してくると、村の子供達が総出でいじめを働く。学校だけでなく、普段からいじめる。相手は村八分に遭っていて、全ての村人からいじめや嫌がらせの対象となっていて、何をしてもいい人間という扱いを受けているのだから、大人達は一切注意しないし、酷ければ、警察ですら見て見ぬふりをする。大人達も大人達で、村八分に遭っている家の前に、動物の死骸を置いたり、ゴミを捨てたり、その家の人間の持ち物を壊したり、見かけたら睨みつける、罵声を浴びせる、事実に基づかない悪評を垂れ流す、村人が徒党を組んで監視する、殴る蹴るの暴力を振るう事も、ごく普通にあったようです。

『『破戒』のモデル-大江礒吉の生涯』という本を読んだ事があるのですが(解放出版社)、被**民に対する当時の日本人の差別の凄惨さは、恐ろしいものがあります。村八分と**差別は別のカテゴリーにあるものの、**差別で被差別**民に対する暴力と犯罪、常軌を逸した嫌がらせの数々が黙認され、放置されていた事実が示す事は、昔の日本は、暴力やいじめ、嫌がらせに対して無頓着であり、そのような行為が社会的に放置される傾向にあったという事ですから、村八分の被害に遭っている一家がどんなに酷い目に遭わされていたとしても、それは当然視されて、問題とはされない社会であった、という事なのです。村八分が残りの二分を残して総無視するだけのものでなく、凄惨ないじめ、嫌がらせを伴ったものであった事実が語られないのは、問題視されていなかったから、という事になるのでしょう。

某宗教団体は、信者達を動員し、組織的に嫌がらせを働く事で昔から有名ですが、その嫌がらせのルーツは、村八分にある可能性も考えられるようです。彼らは生まれ故郷を出て都市部で職を得て定住し、コミュニティーの代替として機能していた****に入信するようになり、それが****の信者数が戦後激増し、それら団体が急成長する要因となったとも言われているわけですが、彼らが敵対する宗教団体や、脱会して敵となった元仲間達に対して嫌がらせを働く時、当然ですが、どんな嫌がらせを働くかは、手探りだったはずです。彼らが生まれ故郷で行われていた村八分を思い出し、自分達が子供の頃に、村八分の家の子をいじめていた時の経験や、親を含む**の大人達がやっていた村八分一家に対する陰湿な嫌がらせを思い出して、同じ手口で敵対する団体や脱会者たちに嫌がらせをしていた可能性は、十分、考えられるものです。彼らの行った嫌がらせが、汚物投機、動物の死骸の投げ入れ、物を壊す等の器物破損、根拠のない中傷を悪評として拡散させる、信者達で徒党を組んで監視する、殴る蹴るの暴力を振るう、睨みつけたり罵声を浴びせる等、村八分で行われていたいじめや嫌がらせの内容とほぼ同じである事は、偶然ではないのでしょう(人間の考える事は似たような物ばかりで、想像力にも限界があるので、いじめや嫌がらせを働けれと言われて人間が行う事は、所詮、似たような物ばかりになる、という考え方も出来ますので、断言はできませんが)。

各地で住民が徒党を組み、気に食わない住民に対して、組織的にストーカー行為を働いて行動を監視したり、嫌がらせを働く事件が多発しているのは、先祖返りとも言えるのでしょう。
第二章
ガスライティングが増えた原因
第一節 ガスライティングとは何か

でっち上げた後も、

ガスライティングの定義はこのようなものです。



『ガスライティングとは、些細な嫌がらせを行ったり、わざと誤った情報を提示し続けたりすることで、被害者が自身の記憶や知覚、正気などを疑うよう仕向ける心理的虐待の手法。DV(家庭内暴力)の一種として取り上げられることが比較的多く、2018年にはイギリスで流行語となり、一般的に定着した』

――IDEAS FOR GOODより引用――



『ガスライティングは精神的虐待の一種。心理的に誰かを操作し、相手の正気を失わせる行為です』

『被害者は『私が間違っているのでは?』と考えるようになり、自信を失います。これにより、被害者は虐待者により依存するようになり、結果として(加害者から)離れられない関係になるのです』

『ガスライティングの加害者は、被害者の状況認識を『奇妙だ』『常軌を逸している』と言いつづける、または完全に否定するのが特徴です』

――精神的DV「ガスライティング」とは?専門家が解説する実態と対処法 Cosmopolitanより引用――


調べるとすぐに出てくるのでわかる話ですが、そもそもガスライティングというのは、このホームページで取り扱っている「組織犯罪としてのガスライティング」に限らず、昔から存在しているものなのです。

例えば、親が子を支配したり、自分の所有物と考えたりして行う精神的虐待行為。子供が何をしても、「お前は悪い子だ」「お前は間違っている」「何度言ったらわかるのだ」と常に否定し続け、子供が自分に歯向かわないように、自分の頭で考えて自発的な行動を取らないように仕向ける。そうする事で子供を従順な操り人形にしてしまい、自分の完全な支配下に置く。この手の虐待の被害者は昔から一定数いて、よく聞く話なので、別に珍しいものではありませんよね。

夫婦関係、カップル間でも同じで、やはり配偶者や交際相手を支配したり、自分の所有物と考えたりして行う精神的な虐待行為が該当します。とにかく頭ごなしに否定する。そして自分の発言と価値観が絶対だと相手に思い込ませて従わせる。そうする事で、相手を完全に自分の色に染め上げて、精神的に支配下に置いて、同時に自分に依存して抜け出せなくなるように仕向ける。これらも歪んだ夫婦関係やカップル間の関係ではよく見られるもので、目新しさはどこにもありません。

また、この種の個人間で発生するガスライティングは、DVの精神的暴力に該当する部分と重複していると言えるでしょう。

このような感じで、昔から存在していた現象に、心理学として新たな名称を与える事で、定義づけをして、分析と研究の対象にしたというのが、ガスライティングの実態です。


しかし、組織犯罪としてのガスライティングは、通常のガスライティングとはやや定義が異なります。個人間のものと同じく、組織犯罪としてのガスライティングも古くから存在している点は同じですが、目的がやや異なっているのです。
端的に言うと下記のようなものになります。

執拗な嫌がらせで精神的に参らせ、判断力を鈍らせる事で、加害組織に恭順させる(=精神的な支配が目的)
精神障害者に仕立て上げて、その事によって証言の信憑性を奪い、社会的に抹殺する
執拗にガスライティングする事によって、被害者を常にイライラさせて、暴言を吐いたり、暴力を振るったりし易い状況を作り出す事によって、周囲の人間とトラブルを起こすように仕向ける。そうする事によって周囲の人間との関係が破綻するように仕向け、人間関係を自分で破壊させて孤立させ、自滅させる。
被害者を常にイライラさせる事によって、暴力を振るわせたり、ストレスから犯罪を起こさせる事によって、警察に逮捕させる事によって、それでも不十分な相手には、全国ネットでの実名報道をさせる事によって、社会的に抹殺する。
常に被害者に付き纏う事によって、精神的苦痛を与え続けて、統合失調症の患者らが、その障害に起因する精神的な苦痛から自殺するのと同様に、被害者が常時の付き纏いが何か月も何年も続いた事を原因として自殺するように仕向ける。
精神障害者に仕立て上げた後も、それだけでは不十分という事であれば、執拗にガスライティングと付き纏いを繰り返す事によって、精神的な苦痛を与え続けて、自殺に追い込んだり、犯罪を起こさせたりして、完全に社会的に抹殺する。


組織犯罪として行われるガスライティングの場合でも、加害行為を働いている組織に引き込む事が目的の場合には、1のような事をやります。この点は通常のガスライティングと同じですね。
しかし、2~6に関しては、通常のガスライティングでは、あまり行われないと考えられます。個人が相手に恨みを抱いているような場合には、相手を自殺させる事や、相手を社会的に抹殺する事、破滅させる事を目的として行う為、全くないわけではないのですが(どうかするといじめの復讐でいじめの被害児童が加害児童にガスライティングを仕掛け、加害児童を破滅させようとするケースもあるようです)、ガスライティングはカップル間、夫婦間、親子間、あるいは閉鎖的で親密な関係の中で行われる事が多い為、やはり特殊な形だという事になります。


第二節
ガスライティングは増えているのか?


ガスライティングはこのような性質のものの為、増えるとか、増えないといったものではないと考えられます。
ですが、組織犯罪として行われるガスライティングは例外です。増えていると考えられます。

組織犯罪としてのガスライティングは、昔からあるものではあるものの、あまり一般的な犯罪ではありません。かなり手の込んだ犯罪ですし、加害団体と規模にもよりますが、大勢の人間が必要です。
増えたと考える要因は幾つかあるのですが、一つは、ガスライティングのマニュアル本がアメリカで販売された事で、人々が犯罪の類型として認知した事。
二点目は、科学技術の進歩によって、ネットに接続できる小型の携帯端末(スマートホン)が普及した事と、SNS(LINE等)の登場により、個々人が組織的に連携して動く事が容易になった事です。
最後の一点は、報道・ネットの影響です。

マニュアル本というのは、1994年6月に発売された、『Gaslighting: How to Drive Your Enemies Crazy』というペーパーバックです。

この本は、本の内容が犯罪を含むものとなっていて、『中学生や高校生が行うような陰湿ないじめレベルの方法だ』と酷評するような記事がガジェット通信から配信されているのですが、この本の本当の恐ろしさは、実は具体的な手口を説明している部分ではないのです。
『ガスライティング手法は、ターゲットの精神的バランス、自信、及び自尊心を破壊する数々の手口の集合体であり、ターゲットをおかしな人間に仕立て上げることができるように設計されています。ガスライティングは従来型の嫌がらせや物理的な攻撃ではなく、緻密で巧妙な心理戦争です。』
『ガスライティングのほぼ全ての手口からは、悪意のある加担者やその団体を指摘することが不可能なため、(従来のわかりやすい嫌がらせよりも)はるかに実態を捉えがたいのです。』
『(ガスライティングの手口には)ターゲットをターゲットの家族から、近隣住民から、仲間から、同僚から、そして雇い主から孤立させる方法までもが含まれます。』
『ガスライティングでは、ターゲットの自尊心を破壊し、ターゲット自身の能力を疑わせ、ターゲット自身に自分が正常であるかどうかを疑わせるのです。』
『ガスライティングは、攻撃の方法です。しかし、ガスライティングの目的は物理的な破壊ではなく、ターゲットの無形財産、すなわち、自信、自尊心、及び評判を破壊することです。』
『ガスライティングの手口を学ぶにつれて、全く見知らぬ人よりも身近な仲間を陥れるほうが簡単だということがわかるでしょう。』
『ターゲットに対してガスライティングを行うための準備にはいくつかの段階があります。初めにすべきことは、ターゲットの人生に付け入る隙を見つけるため、ターゲットに関しできるだけの情報を得ることです。次のリストは、最低限知っておくべき項目を示しています。
・フルネーム ・自宅の住所 ・自宅の電話番号 ・婚姻関係の有無 ・配偶者の名前 ・子供の数 ・子供の性別と年齢 ・その他親族 ・職業 ・職場の住所 ・職場の電話番号 ・上司の名前 ・同僚の名前 ・配偶者の職場 ・趣味と関心 ・所有する車やバイク ・ナンバープレート番号 ・クレジットカード口座 ・銀行口座番号
この基本となる情報によって、あなたはターゲットのライフスタイルを研究することができ、ターゲットの怒りと混乱を誘発するための最善の策を練ることが出来るのです。基本情報の他に、ターゲットの詳細な人間関係を知っておくことが助けになります。ターゲットはどれくらい家族とうまくやっているのか?友達とはどうか?同僚とはどうか?ターゲットのことを知れば知るほど、攻撃方法は多く見つかります。』
『(複数人による攻撃が有効なのは)ささやきキャンペーンを仕掛ける場合がそうです。ターゲットは誰か一人の人が自分を陥れようとしていると非難するでしょう。しかし、ターゲットが、複数人が自分を落としいれようとしていると言いはじめるとなると、ターゲットが妄想を抱いているということにできます。』
『この本ではそれぞれの手口が、感覚喪失を演出するものなのか、家族、友達や同僚と対立させるものなのかなどによって項目を分けています。ほかには、ターゲットの友達や仲間に、ターゲットが精神的におかしいのではないかと疑わせる手口もあります。しかし、それらの手口をくっきり区別する必要は全くありません。なぜなら、それぞれの手口と結果には相乗効果があるからです。それぞれの手口の多くは、ターゲットに自分自身が正常であるかどうか疑わせると同時に、仲間や親戚との望まない対立を生み出すといった1つ以上の影響を及ぼすのです。これが、ガスライティングの手口が有効である所以です。(中略)しっかり計画・実行されたガスライティングから身を守る手段は無いという事を覚えておいてください。』
『感覚の喪失を演出する目的は、ターゲットにターゲット自身を疑わせ、自信を失わせることにあります。』
『何もかもおかしいと思い込ませることでその効果が増します。』
『ターゲットの(家や車の)鍵を手に入れることは重要です。鍵を複製するだけの時間、ターゲットの鍵を“借りる”ことができれば、今後絶大な効果を発揮します。ターゲットがキーホルダーを机の上や椅子の上に置いていれば、誰も見ていないことを確認して、躊躇せずに拝借して鍵の複製を作りましょう。そして戻す時のコツは、見られないように、別の場所に戻しておくことです。そうすると、ターゲット自身に、どこに鍵を置いたのか忘れたのだと思い込ませることができる、というボーナス効果を得ることが出来ます。』
『出来るだけ微妙な違いにすることで、この手口はより効果的になります。』
『(一気に多くのものを変えると誰かの仕業だとわかるので)1度に1つのものを変えるようにします。』
『翌朝、ターゲットは環境の異変に、すぐには気が付かないでしょう。そのかわり、ターゲットは微妙な環境変化に対応しなければならず、居心地の悪さや妙な感覚が徐々にターゲットを襲います。やっと何かが変わったことに気づいたとき、ターゲットはその理由を説明することができません。だって、ターゲットの職場や自宅に忍び込んで、わざわざ電気スタンドを数センチずらすようなことをする人がいるわけがないのですから。』
『ターゲットの車に侵入できれば、職場と同じ手口が使えます。(中略)車のシート位置を数センチずらします。ハンドルが調整可能であれば、ハンドルの位置をちょっとだけ運転手側に引いておきます。』
『違いは微妙にしてください。ターゲットが、どうしてブレーキペダルを踏むのにいつもより足をのばさなければならないのか悩むように。』
『ターゲット自身の不注意が多いと信じ込ませるもうひとつの方法は、ターゲットの車の駐車中にヘッドライトを点灯させることです。(中略)ドアをあけ、ライトを点灯させればバッテリーが上がります。』
『(新聞受けから新聞を抜き取ることが出来れば、週に数度、抜き取っておくという)この手口自体はたいした手口ではありませんが、その他の手口によってターゲットの人生が狂い始めるにつれ、こういったつまらない手口がターゲットを心理的に追い詰めることになるのです。』
『ターゲットの不安意識をあらゆる方向に向けさせ、加担者を特定させない』
『ターゲットの妄想を育てる1つの方法は、人々がターゲットのことを話しているということを、明らかに分からせることです。この手口には、1、2人の協力者が必要です。(中略)話題がターゲットのことであることを分からせるために、協力者と共にターゲットのほうを見ながら、協力者にささやきます。ささやきの間に冷笑を加えると、ターゲットは自分が馬鹿にされていると思い、不快に感じるでしょう。ここでは対立を避けるための策略が必要です。たとえば、ささやいている間にターゲットが向かってきて、自分のことを話しているんじゃないかと言ってきた場合には、白々しく次のように言ってやり、ターゲットの自尊心を打ち砕きましょう。「なんだいそれ?みんなの噂になるような重要な人物だと思ってるんだ?妄想じゃないの?」協力者が多ければ多いほど、ターゲットの不安はあらゆる方向に拡散するでしょう。』
『ターゲットにターゲット自身の正気を疑わせることだけでなく、ターゲットの親族、友人や同僚に、ターゲットが正気であるかどうかを疑わせる』
『変態趣味の雑誌をターゲットの机に仕込むことも効果的でしょう。この雑誌を発覚させるひとつの手段は、同僚にこの雑誌を“発見”させることです。(中略)同僚が資料を求めてきた時に、それはターゲットに貸したからターゲットの机の中にあるかもしれないといえばいいのです。もしターゲットがその日外出していれば、その雑誌がターゲットのものではないと説明することはできません。別の人もターゲットの机の中のその資料を探すでしょう。はい!雑誌が発見されました。これで噂の歯車が回り始めました。』
『(雑誌は必ずしも性的なものである必要は無く)キーポイントは、その雑誌がターゲットの上司や同僚の倫理や文化に反しているものでなければならないということです。』
『この段階まで来ると、様々な相乗効果が現れています。ガスライティングはターゲットの神経をずたずたにし、その信用を低下させています。そのほかの効果として、ターゲットはいらいらしており、妄想状態に陥っています。ターゲットは他人と衝突しやすい状態にあり、悪魔のらせん階段を下り、破滅へと向かいます。』
『上司のオフィスに入る機会があったら、上司の見ていない間に、卓上ライターをあなたのポケットに滑り込ませましょう。上司が喫煙者でなければ、ペンや金メッキのレターオープナーなど、“借りる”ことのできる上司の私物があるはずです。上司のオフィスから出たら、拝借した品物を、ターゲットの机の上に落としておきましょう。』
『ターゲットがいくら何もしていないと否定しても、相手はターゲットのことを信用しないでしょう。』
『ガスライティングは軽いタッチで始めることができ、あなたが望むだけの期間、その状態を維持することが出来ます。その後、強烈かつ分散された数々の手口によって、ターゲットを追い込むことが出来ます。これは、船を沈めておいて、救命ボートで逃げ出した人々をマシンガンで攻撃するような手口です。あなたが望むだけ、多くの手口を活用してください。』


『』内は何かというと、同著に記述されている文章としてネット上で引用され、紹介されているものです。
これらを読むと、ガスライティングにおいては、そのような行動を取る目的がどこにあるのか、また、相手にどのようなダメージを負わせる事が目的なのか、詳細に書かれています。
つまりこの本は、ガスライティングのエッセンスを詰め込んだ指南書で、本を読みこんでガスライティングの手口の要所をきちんと掴む事が出来れば、幾らでも、新たなガスライティングの手法が開発できる、という事なのです。
これは非常に恐ろしい話です。
こんな嫌がらせを組織や団体が徒党を組んで、大勢の人間が知恵を出し合ってガスライティングの内容を決めて、実行に移すような事でもされたら、一体どういう事になるのか。
ブレインストーミングの手法がガスライティングの手口を生み出す方法として駆使などされたら、堪ったものではありません。被害者は一人なんですから、持ち堪えられるわけがないのです。
こんな本が出回ったせいで、ガスライティングで人を陥れ、潰すのが容易になった結果、団体や組織によるガスライティング攻撃は、恐らく増えただろうと考えられます。
また、英語さえ読めれば個人でも実行可能ですので、何人かの気の合う仲間、同じ目的を持った人間同士で結託して、グループ犯罪としてこれらガスライティングを働く事を容易にするものでもあります。
そうした状況で、二点目で指摘した、ネットに接続できる小型の携帯端末が普及し、SNSの登場により、個々人が組織的に連携して動く事が容易になるという現象が加わったのです。
ガスライティングは、複数の人間が実行した方が、より容易なのです。
例えば、被害者と加害者二人の合計三人で公園にいたとします。周辺には三人以外には誰もいません。近くを小動物が横切ったとします。被害者が「何かが横切った」と発言します。加害者Aは、何も見ていないと嘘を吐きます。そこで被害者は、もう一人いる加害者Bに「横切ったよね」と聞いたとします。加害者BはAと示し合わせて「そんなものは見なかった」と嘘を吐きます。当然、二人から否定された被害者は、自分の目の錯覚だったのだと誤解します。
ガスライティングは、間違った情報を与え、それを相手に信じ込ませて騙す事で、精神的虐待を加える行為です。定まった人間が一人で騙し続けるよりも、もう一人そこに加わって、その人物と共に偽の情報を被害者に与えた方が、より効率的に被害者を欺く事が出来ます。
こんな行為をずっとやられ続けて、しかも、相手から「きみは疲れているんだ」「目の錯覚だろう」「気のせいだ」と言われ続けたり、「一度、病院で診て貰って来た方がいい」等と言われ続けたら、当然、被害者はそのうち、本当に自分はおかしくなってしまったのではないか、と悩み始めますし、自分の正気を疑うという状況に陥る事になります。
一人で被害者を騙し続けていたら、被害者を完全に騙し切って自分がおかしくなったのだと思い込ませるまでに長期間かかりますし、また、加害者がぼろを出す時も必ず来ますから、その時に「何かがおかしい」と被害者が気づく事によって、ガスライティングは破綻する事になります。これが複数人が連携して被害者を陥れる形態となれば、騙す加害者は一人ではないわけで、相手を騙し切って自身の正気を疑わせるまでに要する時間も短くて済みますし、ガスライティングの成功率は、格段に高まる事になります。
つまり、科学技術の発達によって、元は難易度が高かったはずの組織犯罪としてのガスライティングを、より容易にできる犯罪に作り変えてしまったのです。

最後が、報道とネットの影響です。

報道というのは言わずと知れた日刊サイゾーの例の記事です。邪魔になった従業員を退職させる為に、産業医の制度を悪用して、ガスライティングの手法を用い、従業員を精神障害者にでっち上げていた、という問題です。この問題は、日刊サイゾーの記事では集団ストーカーの手口でそのような事が行われていたと間違った表現が使用されている点がありますが、行われていたガスライティングの内容の一部は、はっきりと記述されています。また、記事の中には、この問題で行われていたのは集団ストーカーでなくガスライティングであると正しく表現しているものもあります。現実に発生した事件で、しかも民事裁判化したケースを紹介しているのですから、この報道の破壊力は極めて大きく、ガスライティングの手法を使えば、警察に捕まる事なく、邪魔者を排除できるという事実が広まったわけです。

これは非常に危険な事です。

仮に悪意を持った人間がいて、誰かを潰したい、自殺に追い込みたい、復讐したいと考えていて、その状態でこの記事を読んだらどう思うでしょう。

実行する人間も、中には出てくるでしょう。そしてこれが恐ろしいのですが、ガスライティングは実在する精神的虐待行為ですので、実際に実行可能の上、効果も本当に発生するという事です。

集団ストーカーという単語や、ガスライティングという単語をネットで検索すれば、その手口を解説したサイトが幾らでも見つかります。

無論、その手のサイトは間違った解説をしていることが多い為、現実には行われていないような使えない手口が列挙されている事も多いわけですが、使える手口も当然紹介されています。

中から使える手口だけを選択して実行し、それを長期間に渡って継続すれば、相手に甚大な被害を与える事になります。

現在はガスライティングが心理学の専門用語として認知されていますので、組織犯罪としてのガスライティングを、一部の人達のように、ただの被害妄想だとか、精神障害者達が主張するだけの都市伝説的な犯罪だと誤解する事なく、その精神的虐待行為の特殊な類型なのだと気づき、実行可能で、現実に行われている組織犯罪である事に気づく人は、当然、増えていると考えられます。

こうした事から、個人間のガスライティングは大して増えていないか、横ばいと考えられますが、組織犯罪としてのガスライティングは、確実に発生件数が増えているものと考えられます。

なお、この観点から見た場合、このホームページの存在も、決して良いものではない、という事も、伝えておきます。
第三章 ガスライティングの手口
第一節 準備段階


組織犯罪としてのガスライティングは、地域住民が徒党を組み、組織的に嫌がらせを働くもの、ママ友軍団が気に食わないママ友に集団で嫌がらせを浴びせるもの、職場ぐるみで一人の従業員相手に総出で嫌がらせを働くもの、といった比較的少人数の人間が結託し、グループを作って行っているようなものから、宗教団体が信者を大動員し、被害者と面識のない信者達を使う事で、被害者が犯行の立証をし難くなるようにした上で、入念に計画されたガスライティング行為を組織的に連携して実行し、そのような行為を数か月間、あるいは数年以上にも渡って行うといった、極めて高度に組織化された真正の組織犯罪まで、幅が非常にあります。
前者の場合、後者のような高い組織性、綿密な計画性はないのですが、後者が行うガスライティングの一部が丸被りしているような感じになりますので、後者の手口を理解すれば、ガスライティングの実態を理解できます。
ここでは後者のような組織犯罪に的を絞って、解説して行きます。


■被害者の個人情報を徹底的に調査する■



被害者の幼少期の友人や知人とその頃を知る人達、小中高校時代の友人や知人とその頃を知る人達、大学時代の友人や知人、職場の同僚や上司、行きつけの店があるんならそこの店員など、とにかくその人物の事を知る人間から徹底的に被害者の個人情報を聞き出します。目的はより効率的にガスライティングを行う為です。マニュアルにあるように『この基本となる情報によって、あなたはターゲットのライフスタイルを研究することができ、ターゲットの怒りと混乱を誘発するための最善の策を練ることが出来るのです。基本情報の他に、ターゲットの詳細な人間関係を知っておくことが助けになります。ターゲットはどれくらい家族とうまくやっているのか?友達とはどうか?同僚とはどうか?ターゲットのことを知れば知るほど、攻撃方法は多く見つかります』という事です。
被害者の趣味、嗜好、性格、どんなテレビ番組を見ているか、どんなアニメや漫画を好むか、好きな異性のタイプ、付き合った異性の名前、利用しているネット掲示板やSNSのアカウントなど、あらゆる情報を取得し、丸裸にします。

また、この際、被害者には確認しづらいような内容の、被害者の悪評を吹き込んでおいて、彼らが被害者と距離を置くように仕向ける下準備も行われます。

ガスライティングにとって大敵なのは、加害行為の情報を持つ者の中から、被害者に加勢し、被害者を助けようとする人間が出る事だからです。

その芽を摘む目的で、このような行為が行われます。

第二節 具体的な嫌がらせの手口


0-1.通称・監視小屋システム



宗教団体による組織犯罪としてのガスライティングが実行される場合、被害者宅は常時監視されています。

監視小屋システムとも言われ、以前は被害者宅を監視できる賃貸マンション、賃貸アパートなどを借りて、そこから出入りを監視していた、とも言われています。

現在は、被害者宅の前後左右斜向かいの家の住民に監視させて、被害者宅が集合住宅なら、真上の部屋との下の部屋、両隣の家の住民にも監視させる手口を取っています。

薄気味の悪い話ですが、夜間は、被害者宅の遮光カーテンから漏れる室内の光が何時頃までついていたかを確認する事で、何時まで確実に起きていたのかを把握し、何時頃に家のカーテンが開いたのかを確認する事で、起床時刻まで把握し、室内から漏れる様々な音から、在宅かどうかを確認し、被害者宅の壁や床が厚くない限り、大抵の家は、会話がある程度、外にまで漏れますので、その会話の内容すら、盗み聞きされているという現状があります。プライバシーが全くない状態に陥るという事です。また、そのような活動をしているので、被害者が出かける時になれば、それすらも室内から漏れ出る音などでわかるわけです。

言うまでもない事ですが、そうした被害者の情報は、SNSに投稿され、近隣住民達がその情報を共有するという、薄気味の悪い事が行われています。


0-2.被害者の情報は全てSNSに記録され、加害者間で被害者の全情報が共有されている



非常に重要なので、覚えておいて欲しいのですが、被害者の位置情報は、全てSNSに記録され、全加害者間で共有されています。

ただ尾行や監視をして、位置情報を記録するだけでなく、誰と会ったか、どのような会話を交わしたのか、どこの店に立ち寄り、どのような商品を見て、何を購入したのか。

全て調べられ、SNSに記録されます。

信じられないでしょうが、例えば、コンビニで食べ物を買ったとしたら、何を買ったのか、その詳細すら店員から聞き出して、SNSに記録するのです。

完全にストーカー行為ですし、薄気味悪い事この上ありませんが、実行犯達にはモラルが一切なく、善悪の判断もつかないので、平気でこういった事を、上からの指示で実行します。

ガスライティングや嫌がらせを実行する際、加害者達はSNSを駆使し、組織的に連携して行うわけですが、この位置情報の共有があるからこそ、有効で合理的にガスライティングが実行されている現実があるのです。


宗教団体による組織犯罪としてのガスライティングが実行される場合、被害者宅は常時監視されています。

監視小屋システムとも言われ、以前は被害者宅を監視できる賃貸マンション、賃貸アパートなどを借りて、そこから出入りを監視していた、とも言われています。

現在は、被害者宅の前後左右斜向かいの家の住民に監視させて、被害者宅が集合住宅なら、真上の部屋との下の部屋、両隣の家の住民にも監視させる手口を取っています。

薄気味の悪い話ですが、夜間は、被害者宅の遮光カーテンから漏れる室内の光が何時頃までついていたかを確認する事で、何時まで確実に起きていたのかを把握し、何時頃に家のカーテンが開いたのかを確認する事で、起床時刻まで把握し、室内から漏れる様々な音から、在宅かどうかを確認し、被害者宅の壁や床が厚くない限り、大抵の家は、会話がある程度、外にまで漏れますので、その会話の内容すら、盗み聞きされているという現状があります。プライバシーが全くない状態に陥るという事です。また、そのような活動をしているので、被害者が出かける時になれば、それすらも室内から漏れ出る音などでわかるわけです。
言うまでもない事ですが、そうした被害者の情報は、SNSに投稿され、近隣住民達がその情報を共有するという、薄気味の悪い事が行われています。

本格的な手口の解説に入る前の注意点


これから紹介する手口は基本形です。手口を実行する際のパターンは崩してくる可能性もありますし、書かれている方法と寸分違わずに実行してくるとは限りません。ガスライティングの特徴は、ガスイティングとして成立する行為であれば原則なんでもよいという点にありますので、手口は紹介にある通りでも、実行時の細部が異なるという事はごく普通にある事です。ですので、ここで紹介しているものは基本系だと考えて下さい。
また、最後の方でも触れていますが、組織犯罪としてのガスライティングで、電磁波攻撃、思考盗聴、音声送信といったテクノロジー犯罪が行われている事実はありません。
そもそも、この犯罪の目的は、被害者を精神障害者にでっち上げる事が目的です。その為に、わざと目を見つけたり、睨みつけたり、すれ違い様に罵る言葉を囁いたりするわけであると同時に、そのような行為を人海戦術で行えるのであれば、目的は達成できます。宗教団体が行う場合、教団の活動として信者を動員すれば、ただで人を使えるわけで、安上がりに実行できます。そうした点ではお金のかからない犯罪だと言えます。そんな犯罪にわざわざお金が掛かるテクノロジー犯罪等を行う動機も合理性もありません。
被害に遭っていると感じた時、この中に出てくる手口の幾つかが当てはまるようであれば、本当にガスライティング被害に遭っている可能性が出てきます。

1.尾行や監視、付き纏い

以下、その1~その4が、全て実行されます
その1 定点監視



宗教団体が大規模に、そして組織的に尾行や監視、付き纏いを働く場合、先程も説明しましたように、事前に被害者の情報は全て収集されています。

その為、出勤時、退勤して自宅に戻る際のルート、行きつけの店に行く際のルート、何曜日の何時頃にどこに出かけるのかといった情報は、全て把握しています。

ルート上に存在する民家や店舗に自分のところの信者がいれば、その信者を、また非信者の宅に、被害者の悪評を吹き込んで、監視されて当然の危険人物であると思い込ませて、監視に協力させます。

毎日同じ人間が監視していると、露骨な監視となり、証拠が残ってしまうので、曜日ごとの担当を決めて、監視実行犯が毎日監視しなくていいような態勢が整えられています。

住民間トラブルが発生した、近隣住民によるトラブルの場合だと、決まった曜日に決まった家の人間が監視してくるような事が多く、監視しているのがバレバレだったりするようです。
また、監視されていることに気づかせる目的で、家の前にわざとらしく立ち、スマホを構えて、歩道側をじっと観察するような態度を取らせる事もあります(特にやりすぎ防パト)。

よく知られる手口として、ルート上にコンビニがある場合、コンビニの前で監視者を待機させて、被害者がコンビニ前を通過するのを確認する、というものがあります。コンビニの前に何人も人を配置するといった被害報告例もあります。
この手口の変形として、大きな駐車場があり、喫煙スペースがある店舗などがあると、そこで煙草を吸うふりをして待ち伏せて、被害者が店舗前を過ぎ去るのを確認後、連絡を入れて、車に乗って帰宅するといったものもあります。
コンビニや店舗の喫煙スペースを利用して行われるこの手の監視行為は、その1とその2の中間型だと考えて下さい。

これもよく知られている手口ですが、被害者が使用するルート上に、ハザードをつけた車両を故意に停止し、わざとらしく見せつけるといった行為も行われます。パターンを崩してくる事もあるので、必ずしも同じであるとは限らないのですが、手口としては、必ず、決められた場所で、かつ、被害者の視界に入る場所に、そのような車両を停める、というやり方をします。行われている目的は、監視に気づかせる事、『第三章 ガスライティングの手口 第二節 具体的な嫌がらせの手口 16.同じ事を執拗にやり続ける』の実践等が考えられるものの、正確なところは不明です。

その2 通行人を偽装した監視


歩行者やジョギングをする人、自転車で通り過ぎる通行人を偽装して、何度も何度も信者達を前方から歩かせて、被害者とすれ違わせます。

これには監視の意図もありますが、常時、付き纏う事によって、また、その事実を被害者に認識させる事によって、精神的苦痛を与え続けるという効果があります。

一人になる事が常時ない状況に置かれれば、プライバシーがない状態になり、蓄積するストレスも、非常に大きなものとなります。

すれ違わせる頻度は、二十mに一人とか、距離で表せればその程度ではないかと考えられますが、とにかく、執拗にすれ違わせる点に特徴があります。

また、変形パターンとして、背後から、足音が聞こえる程度の距離を置かせて尾行させる(五mから十mくらいの距離)、向かいの歩道を気づかないように歩かせて監視する等の手口もあります。

その3 車両による監視



これは一部では有名になっているもので、大勢の信者達を動員し、道路に車を走らせて、執拗に監視と付き纏いを繰り返すというものです。

被害者やその家族の誕生日、生まれた西暦の年、被害者にとって思い入れのある記念日等、または加害行為を働く宗教団体にちなんだ数字などのナンバーを取り付けた車両で実行します。

被害者が車での付き纏いを受けている事に気づかせる目的で、このようなナンバーの車両を用いていると言われています。

仮に被害者が一度外出した際にすれ違う信者の車両を、三十分平均で十台程度とすると、会社や学校の行き帰りに往復で一時間×五として五十台。

休みの日に付き纏わせる車両を二十台くらいとしても、九十台の車両を用意できれば、重複者を出さずに車両による監視・付き纏いが可能です。

また、宗教団体が行う嫌がらせの場合、先程から指摘していますように、地域住民や被害者の知人、友人らを協力者として巻き込んでいます。

信者達自身が自分の友人や知人に声をかけて参加させた人間もいるわけですから、この程度の台数であれば、非常に簡単に揃えられるのが実情です。

それに万が一、尾行や監視、付き纏いを受けていると被害者が訴えても、信者達も近隣住民達も、この地域の人間である為、偶然だと反論されれば、それ以上、追及する事は困難です。

この種の行為を行う場合、SNSで情報交換と情報の共有、連携をしている事から、その証拠が見つかれば、それら行為があった事を証明できますが、その為には内部告発者が必要になります。

言うまでもない事ですが、そのような都合のいい人間が出る事などあるはずがない為、結局、この手の被害を受けると、被害を受けた側は泣き寝入りせざるを得なくなります。

また、その4とも関係しますが、4で解説している手口とは別に、被害者が家の外に出ると、信者が車を走らせてきて、道路上ですれ違い、そのまま走り去る行為を、外出の度には執拗に行ってくるという手口もあり

[スレ作成日時]2022-06-15 00:50:08

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