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大規模修繕の18年、20年周期化は、どうなったのかな?
●新理事長に岡氏選任、修繕周期の長期化へ技術開発 ― MCA
2019.10.14
修繕積立金不足への対策が国土交通省でも検討課題に挙がっているが、大規模修繕の周期を15年から18年、超高層では20年に延ばせる技術を構築していきたい」と、19年度の事業方針を説明した。
技術開発委員会に設けるのは「マンション環境保全・防災検討委員会」「マンション劣化調査検討委員会」「マンション長寿命化検討委員会」の3委員会と、「塗装部会」「防水・シール部会」「新技術部会」「設備部会」「建築金物部会」の5部会となる。
大手管理会社へのヒアリングによると、マンションでは、屋上防水と外壁修繕工事はセットで12~14年周期。
UR賃貸住宅では、屋上防水工事と外壁修繕工事はセットにしていない。
(屋上防水は12年周期、外壁修繕は18年周期)
屋上防水と外壁修繕工事をセットで18年周期にするなら、屋上防水の長期化が必要。
18年周期にすれば、長期的に視て、仮設足場が要る外壁補修の回数が減り、工事金額の22.8%を占める仮設工事の費用を減らせる。が、仮設足場(レンタルやリース)は、売り上げが減る。
18年周期は、複数の大手の管理会社から(たぶん、責任施工方式?)リリースされているから、技術的には解決されているはず。
(参考)
・持続可能社会における既存共同住宅ストックの再生に向けた勉強会
第2回勉強会(平成24年4月3日開催) 資料4 ヒアリングについて
https://www.mlit.go.jp/common/000208087.pdf
・令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査(概要)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001477900.pdf
・総工事金額の内訳は、「建築系工事」(60.3%)の割合が最も高く、
次いで「仮設工事」(22.8%)、「諸経費①及び諸経費②」(10.3%)となっている。
・足場・仮設機材レンタル大手「杉孝」へ出資
2020年12月14日 オリックス株式会社
https://www.orix.co.jp/grp/company/newsroom/newsrelease/201214_ORIXJ.h...
・~大規模修繕周期をこれまでの12年から16~18年へ~。 2018年8月2日
https://www.nomura-re.co.jp/cfiles/news/n2018082701466.pdf
・管理会社だからできる、良質な社会的ストックの形成に向けた取り組み
マンション大規模改修工事の周期を12年から最大18年に延長 2021年2月25日
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/pdf/2456.pdf