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豊洲「毒」問題で周辺のマンション価格はどうなる?
豊洲新市場の「毒」について、騒がしくなっていますね。
前にも書きましたが、これは我々マンション業界が「豊洲」と
イメージしているところからはかなり離れた場所の出来事。
「ゆりかもめ」という超使えないモノレールで2駅離れています。
豊洲駅の近くにはららぽーとがあり、タワーマンションや
普通の板状型マンションがたくさん。
かつて「なーんにもない」と思われていたので、
10年以上前に分譲されたマンションは、軒並みタレントを起用。
もっくんに始まって黒木瞳とか田村正和とか新城とか・・・
今騒いでいる新市場と有楽町線の豊洲駅は約1km離れています。
なのに、同じ「豊洲」の町内にあります。
だから、豊洲駅周辺のマンションも「風評被害」にあうでしょうね。
平たく言えば、中古マンションの価格が下がります。
お気の毒ですが、私がどうのこうのいっても仕方がないところ。
実は、新市場のお隣にはここ4年ほどで
2物件の大規模タワーマンションが分譲されました。
「スカイズ」と「ベイズ」という名前で呼ばれています。
分譲価格は平均坪単価260万円と270万円くらいでしょうか。
今はそれよりちょっとだけ値上がりしています。
この2物件は、新市場ともろに「おとなり」ですね。
オリンピックがきまらなければ、いまごろは完成在庫になっていたはず。
豊洲駅からは11分以上も歩く、かなり悪条件のスペックです。
今回の新市場「毒」騒動で、最も影響を受けるのはこの2物件。
そうでなくても、外国人や国内投資家の思惑買いで売れた物件。
今でも相当の売りだし物件があると聞きます。
みな「売り逃げ」を狙っているのです。
「毒洲」の新市場が東京ガスの跡地なら、この2物件は東京電力跡地。
今回の調査では、今までとは違う会社が担当したそうですが、
「ベイズ」や「スカイズ」だって調査する組織が変われば
とんでもない数値が出てくるかもしれませんぜ。
さらに、今回の「毒洲」騒動で中長期的に
大きなマイナス影響を受けそうなのが有明。
ちょっと前の小池劇場では「有明アリーナ」を作るのか、
横浜アリーナで代替するのかが話題になっていました。
この有明アリーナの建設予定地なんて「毒」市場のはすかい向かい。
「毒洲」と東雲運河を挟んだ真向かいは有明1丁目。
そこは荒涼とした埋立地の風景が広がっているエリア。
現在「オリゾンマーレ」というプロパストの残滓マンションがあり、
その隣接エリアでは住友不動産がトリプルタワープロジェクトを建設中。
距離的には豊洲駅周辺よりもこちらの方がかなり近いのが現実。
どうやら、このままでは築地から豊洲への移転は無理そうですね。
ただ移転が中止になったというだけではなく「豊洲」とう地名には
あと何十年も「前科一犯」の負い目を背負い続けることになります。
「あの毒に汚染された」というイメージが付きまとうのです。
マンションの価格が近々目に見えて下がることはないと思います。
東日本大震災の時、新浦安エリアは液状化で上下水道が使えませんでした。
しかし、あの直後に新浦安のマンションが暴落しませんでした。
ただ6年経ってみて、はっきりと下がっています。それは顕著な不人気化。
同様に海浜幕張も、かなりの下落になっていますね。
豊洲や有明に救いがあるとすれば、オリンピックでしょうか。
あのエリアが世界中の人々に注目される一大イベントです。
ただし、いつもいうことですがオリンピックは必ず終わります。
オリンピックが終わると、それはもう「祭りの後」状態。
あのエリアには何の希望も無くなります。
そもそも、築地市場が豊洲に移転するのは、不動産屋的な感覚を
持っていた石原元都知事が築地の土地に目を付けたから。
銀座に近いあの市場をどかせれば、地主の東京都が再開発で
大儲けができるとお考えになったのでしょう。
確かにその通りなのですが、移転先が豊洲ではねえ。
せめて港区の港南あたりにしておけばよかったのに。
まあ、私にとっては市場がどこになろうがさして関係ないのですが、
この「毒島」騒動でとばっちりを食うのは豊洲や有明の
マンションを購入して住んでいる方々。
今いえることは「早めに売って都心に移りなさいよ」でしょうか。
特に「スカイズ」や「ベイズ」は分譲時から
私は警鐘を鳴らしてきたので何ら痛痒を感じませんが、
ああいう場所のマンションの実力資産価値は坪150万円です。
住宅ローン金利が4%になれば確実にそこまで落ちます。
あるいは、五輪が終わって5年も経てばそんなものでしょう。
とっとと逃げ出すに越したことはありません。
ワールドシティタワーズの怒涛の連投です
豊洲は問題がてんこ盛りなので住まないほうがいい?!
(1)汚染:かつて東京ガスのガス製造工場があった場所に土壌汚染が確認されており、食糧を扱う築地市場を移転するには危険すぎる。
(2)税金:江東区という自治体全体の問題。中央区は商業施設や金持ちが多く税収がゆたかなのと比較して、金持ちが避けた江東区は住民税税収が見落りする問題がある。公立学校の給食費未払い問題、校内暴力問題、モンスターペアレント問題なども区の境界を超えるだけで全然違う。
(3)治安:その昔、夜、銀座でタクシーに乗って「江東区に言ってくれ」というと乗車拒否されたほど、江東区はカッパライ、路上痴漢、殺人、死体遺棄などの犯罪が多い。昔から日本国籍を持たない住人が多かったのと関連がある。豊洲駅を利用する枝川という地区を調べた方が良い。
(4)悪臭:これは豊洲、江東区に限らず、広域の城東地区の問題。一つはゼロメートル地帯を中心として下水の逆流による悪臭。もうひとつは夢の島というゴミ捨て場から大量のハエが発生すること。原因は江東区だったが、影響は中央区、江戸川区、墨田区など”江戸の下町”全体に及んだ。
(5)その他:ふたつある。ひとつは軟弱地盤に建つ高層建築の土壌流動化問題。平常時には十分な加重耐力が測定できる地盤であっても、地震で振動した時に流動化現象が起き、高層住宅を支えるだけの耐力が失われる問題。ふたつめは江東区という地名のもつイメージ。たとえば江東区生まれの娘さんは見合い結婚の相手も江東区生まれ、江戸川区生まれに限定され、山の手の男との縁談はできないという古い考え。