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工務店に騙されて耐震等級1相当の軸組を建ててしまいました
土地も埋め立て地で、日本でも3本の指に入るほどユルユルな土地です
どうすれば地震に強い家になるでしょうか?
[スレ作成日時]2020-06-19 20:43:03
工務店に騙されて耐震等級1相当の軸組を建ててしまいました
土地も埋め立て地で、日本でも3本の指に入るほどユルユルな土地です
どうすれば地震に強い家になるでしょうか?
[スレ作成日時]2020-06-19 20:43:03
>>493
実際そうだからしょうがない。0か100かの話はしてないので自分が信頼できると思った施工業者、職人を指定した上で立てられるならそこに頼めば良い。
現実には職人指定など出来やしないしHMに頼めば建築時期に合わせて空いてる下請け工務店とかに依頼されるだけの話。
木造戸建て専門のインスペクターのような人を雇って常時現場チェックを依頼しても良いが多くのHMではそんなのはお断りされるか現場で揉めることになるだけだろう。自分たちの理解、やり方、施工が間違っていても第三者から言われて素直に聞かないのが職人の世界でもある。あと外国人では言葉すら通じてない場合も普通にある。
大手HMが骨子をある程度組み立ててからそのままおく、といった鉄骨系に舵を切って行ったり一条みたいにもう自由度減らして設計を全て規格化してしまって建売みたいに作ってるのはたくさん作った場合の品質や施工のムラ、不具合を減らすため。
言葉を返せば現場の作業員、職人のレベルが総じて下がっているのは他ならむ依頼元が一番理解してる。だってHMが利益ピンハネして限界ギリギリのコストと納期で発注してるのだから。これでモチベーション高く優秀な現場の作業員、職人、大工が成長していくわけがない。
無論、独立系で自分たちの工務店の中でしっかりと職人教育含めて大工を抱えてやってるような工務店も少ないがある。そう言うところが選べる人はそこに頼めば良い。ただ、数が少ない、エリアは限定されてる、そしてそう言う意識高い系工務店集団はそのエリアで十分食っていけるぐらいのオーダーを抱えてるからすぐに着工できたりもしない。(あと費用も決して安くはない)
そう言う中で、建売、注文でも自分のエリアでもやってくれる、何かあっても(会社的に)体力があり保証もしてくれそうだと考えればそれなりに名前が通ったHMにみんな流れざるを得ないわけで、HMに頼むんだったらHMごとに得意としてる工法はもう決まってるのだからそれで自然に決まる話。お金がたくさんある人は仮に建てられた家がおかしくても建て壊してもう一回立てれば良いよねって話になるし、普通の人はそうじゃないわけだし家だけが全てじゃないのだからだったらなるべくローコストでそこそこの性能が担保できて欲しいと思うわけだよね。で、それだったら大手HMとかに頼むのではなく、ローコスト系や建売の方が圧倒的にリーズナブル(金額差以上に実益が大きいからね)だし、在来かツーバイならツーバイの方が圧倒的に自信に強く、そして品質ムラ、施工不良は少ない。使う建材、釘、打つ場所まで全てもう決まってる。コスト圧力に対する耐性(もっと安くしろーって言われた場合に品質を落とさず価格を下げることができること)が大きいのはツーバイ。それぐらいツーバイの施工は簡素化されておりむしろ熟練大工などいらない(いたところで組み上がった後の仕上がり、精度に差がない)。工期短縮にも耐えやすいのがツーバイでこれも慣れてきたらスパスパ建てられる。
そして規格で決まってるから普通に作れば耐震等級2や3が簡単に撮れてしまうのもツーバイの魅力。在来のように高い設計技術やその施工が不要。
ちなみに余談だが、意識高い系独立工務店では構造にツーバイを採用してるところはほとんどなくほぼ在来工法。
これにも理由がある。
まずは彼らが市場で生き残るにはHMではできない"売り"を作る必要があり、この売りが今だと高機密・高断熱、いわゆる高高ってやつ。で、気密・断熱がとりやすいのはツーバイだが、ツーバイにすると間取りや外観といった自由度が制限されてそれ以外の売りがなくなる。(高機密・高断熱は数値化するぐらいしか分かりやすさがないが、数字化したところでそれがどれぐらいの体感になるのかは普通の人は全くわからないし、実際のところそんなに大きく変わらないw)。すると気密をしっかりとりながらも設計の自由度・柔軟性を持った工法じゃないとダメでそれが在来工法になる。が、在来になると施工精度が要求されるしさらには高高であれば尚更高いスキルが要求されるのでその職人を抱える。結果としてスケールしないので受注できる数もエリアも限定される。
一方、そう言うところをうまく商売で生かして成長してきてるのが一条。ツインモノコック、とか呼んでるがほとんどはツーバイフォー寄りの木造枠組壁構法。高気密・高断熱を数値化して「家は性能」と論点をすり替えユーザの目線をその「数字」に向けさせる。(これは、かつてのPCの周波数だったりカメラやテレビの画素競争と同じ手法。ようは、数値化できるものをスペックとしてそれを競わせることで他社との差別化。)が、もともとは軸工法だったが他社と同じく施工ムラ、職人レベルの施工レベルの低下が全国展開でスケールアップさせていくには限界だと悟りパネル工法へと切り替え。加えて可能な限り設備や材料、組み立てを自社でやって現場では簡単に組み立てるだけ(つまりツーバイと同じ)って方法でいわゆる素人レベルの業者でも建てられるようにした、まぁフランチャイズ方式。
その代わりに注文住宅といいつつ自由度はまるでない。一条ルールと銘打ってるが、これは単に売り手の都合。設計が無理なのではなく「施行が無理」だからやれない。これは他の高高住宅でも同じである。
いくら高気密・高断熱であっても住宅選びはそれだけじゃない。意匠性やユーザの要望を叶える自由度ってのもあるからね。
だから独立系工務店ってのはそのバランス大事にしていてエリア限定でやらざるを得ないし、フランチャイズ化した一条だと今度はどれも見たことがある、まるでマンションと同じ金太郎飴の戸建てができるだけで性能はそこそこかもしれないがなんか注文で立てた!って言うのはまるでない。高性能建売を買った、ぐらいの程度のもの。(ただ、高気密・高断熱を歌う割にはそこまで圧倒的な差がないのが高気密高断熱の残念なところ。上物の価格は建て売りの2倍強払ってるのにね。)
家づくりは構造や設計だけでは決まらない。施行ができて初めて成立するからね。理論値は高い(だけど実測値はその1/10)みたいなネット回線ビジネスだと意味がないからね。