ルピアコート浅草 に行ってみた − モデルルーム見学記

「周辺環境」
現地マンションは、浅草駅から徒歩15分とありますが、マンションギャラリーが、国際通りと雷門通りがぶつかるあたりにあり、そこから現地マンション建設現場まで歩きましたが、結構な距離はありました。
・ 現地マンション建設現場。

しかし途中、浅草の中心街や浅草寺などを抜けますので「浅草に住んでいる」という感覚はかなり感じると思いますし、遠さもあまり感じないかもしれません。
ちょうどこの日は三社祭の始まる日で人も多く、お神輿も商店街などにあり、これぞ浅草という雰囲気でした。
・ 浅草寺。

「このマンションは浅草ということもあり、建物が密集してはいるのですが、目の前に4m道路があり、建物もセットバックして建ててありますので若干前は空いていますが、目の前が5階建ての建物になります。」

「他に高い建物はありますか？」

「もう一つ少し離れてはいますが、同じぐらいの高さの建物があります」

実際高い方の建物は、端にあるDタイプの部屋の前にくるだけで、他の部屋の5階以上であれば眺望は抜けてくるようです。スカイツリーや隅田川の花火なども見えるかもしれないとのことでした。
・現地マンション目の前にある建物との距離感。

「ホームページを見ると、浅草という都心部なのに価格がかなり抑えられていますよね？」

「浅草から徒歩で15分と遠いことがありますが、現地マンションから南千住、三ノ輪方面には吉原、山谷がありますので、境界線の通りより下の浅草方面でないと商品になら無い場所ではあります」

確かに通学校の小学校から南千住方面に100mほど行けば、その境界線の通りがあり、その先には日本の三大ドヤ街である山谷がひろがっていますし、三ノ輪方面に行くと、日本最大の風俗街でもあり江戸時代から遊郭で有名な吉原の街があります。
・ 山谷ドヤ街

現地の店の人に訊いたところ、現在山谷地区はかつての労働者の街とは変わって、外国人バックパッカーや生活保護受給者の街になっているとのことでした。
その店にいたお客さんの女性から訊いた話しでは、昔は地元の人間でも山谷や吉原には絶対に行っては行けないと言われていたようですが、三社祭ということもあり、山谷でも吉原でも子供が走り回っていたり、公園にはお子さん連れのお母さんたちもいるなど、街の景観は独特でしたが、普通に生活している家族も多くいましたので、問題無いのではないでしょうか。
気になる人は、吉原の風俗街は昔の遊郭だった場所に集中していますし、遊郭跡地の入り口には門跡の印が建っていますので、そこから中に入らなければ問題ありませんし、ドヤ街周辺も警察のパトロールが強化されていますので、昔ほどひどいことは無いと思います。浅草方面であれば何も問題ありませんので、物価が安いドヤ街が近いというのは、逆に住みやすいのでは無いでしょうか。
・ 吉原大門跡

「現地マンションの裏に東武ストアがありますし、浅草の中心部に行っていただければ買い物は問題ありません。三ノ輪や南千住でも買い物ができますし、買い物の選択肢は多いと思います」

山谷にはいろは通り商店街もありますし、南千住駅にはlalaテラスというショッピングモール、東京スカイツリーも生活圏ですので東京ソラマチもあり、買い物環境も優れていると思います。
・ 現地マンションから徒歩1分の東武ストア。

「台東区は選択制ではないので、決められた学区の小中学校に通うことになります」

「通学時間はどのくらいですか？」

「小中学校共に徒歩8分ですし、保育園や幼稚園、児童館なども全て徒歩8分以内にあります」
・ 小学校。

歴史ある街で昔からの営みが脈々と続いている場所ですので、生活環境は整っていて便利だと思います。これぞ江戸といった雰囲気の街の間に建つマンションは、色々な意味で東京の中心と言っていい場所だと思います。
個人的には、山谷周辺や吉原周辺は歴史的なものを感じられ、非常に庶民的でかなり気に入りました。

「モデルルーム」
モデルルームは3LDK+WIC+SIC 70.27㎡の部屋でした。
・ 間取り図。

「鍵はディンプルキーなんですが、丸い形のもので複製がしづらいようなものになっています」

「エントランスはどうなっていますか？」

「一本だけなのですが、エントランスは持ったまま入れるハンズフリーになっています。他は通常の非接触キー二本と普通の鍵三本の、合計六本お渡しします」

「玄関に傘立てがあるということは、共有部分に傘を出してもいいんですね」

「大丈夫です」
・ 玄関。

「このタイプのお部屋とDタイプには、SICがついています」

「この棚は可動式なんですね」

「はい。オプションで棚を増やすことも可能です」

コンセントもついていますし、標準仕様とのことでしたが、かなり良いSICでした。
・ SIC。

廊下部分にはこのAタイプのみニッチがついています。
・廊下

入ってすぐ右側に6.6畳の洋室があります。
・ 洋室6畳。

「この部分はなんですか？」

「土地の形状で、こういった部分ができています。ソファーはありませんが、こういったものなどを置けるスペースになっています」

ちょっとした机なども置けるので化粧台や書斎机などが置けるのではないでしょうか。
・ 洋室6畳のスペース。

もう一つの壁は出窓になっています。
・ 出窓。

出窓もありますが、この部屋のタイプのみ天井に梁がでていますので、オプションですが間接照明をつけられるようにしています。通常この部分は白い梁になります」

結構な感じで梁が出ていますので、こういったオプションは必要かもしれません。
・ 梁部分。

「WICがどの部屋にもあるのでしょうか？」

「大きさは異なりますが、基本的にどのタイプのお部屋にもついています」

WICの中も可動式の棚になっていて、中にコンセントもある気が利いたつくりです。
・ WIC。

廊下の左側に浴室と洗面所があります。
「三面鏡がちょっと違いますね」

「左の鏡を広くしてシンクを右にズラしているので複数の方で使えるような仕様になっています」
・洗面所。

「洗濯機上の棚は標準装備です」

「2WAYなんですね」

「はい。このままキッチンに抜けられるようにもなっています」
・ キッチン側のドア。

収納力もあり、脱衣場も広めの洗面所で、洗面所のタオル掛けにはメガネ置きがついていますし、かなり細やかな気配りもされている洗面所でした。
・ メガネ置き付きタオル掛け。

「浴室には窓がついているんですね」

「そうですね。この部屋とDタイプには窓がついています。この窓を開けてキッチンへ繋がる洗面所のドアも開けていただいて、バルコニーのサッシを開けていただくと風が抜けるようになっています」

浴槽は1418の魔法瓶タイプ浴槽でミストサウナはありませんが、浴室乾燥機はついています。

「浴槽の形が3タイプからと、側面の壁の一面だけ無償オプションで色がお選びいただけます」
・ 浴室。

「トイレは基本的にこれが標準ですか？」

「そうですね。あとは上の棚がトイレットペーパーを買ってきて、バラさないでそのまま収納できる大きさにしています」

かなりの収納力がある棚でした。
・ トイレ。

廊下に収納があるのですが、中は可動式の棚でコンセントもついているので、充電式の掃除機なども置いておけます。

「中の棚が手前と奥でわけられますし、段差も変えられるようになっています」
・ 廊下部分収納。

リビングにはカウンターが標準装備でついています。
・カウンター。

カウンターの横に5,1畳の洋室があります。

「今は趣味の部屋のようにしてありますが、お子様のお部屋としてもいいですし、カウンターがあるのでそこで勉強もできます」

この部屋の梁がよくわかるようになっています。隣の部屋も異本的にはこういう感じで梁が出ているようです。
吊り下げ式の引き戸になっているので、開け放って使うこともできる部屋になっています。
・ 洋室5.1畳。

リビングはキッチンと合わせて16畳あります。

「もともとカウンターが備え付けですので、ダイニングテーブルを買う必要がありません。床暖房もテーブルの下からリビングに掛けてついています」

「天井の高さはどれくらいですか？」

「2400です」

「二重床ですか？」

「二重床二重天井です」

スラブの厚さは210〜220mmとのことでした。
・ リビング。

リビング横の洋室5畳には梁がなくスッキリしています。

「壁の色はオプションですか？」

「壁のクロスは基本白だと思ってください」
・ 洋室5畳。

キッチンは食洗機が標準装備です。

「対面式ではないのですがカウンターがありますし、子供部屋に向かっているので、いつでもお子さんの様子を見ながら家事ができるようになっています。立ち上げ式のシンク面になっていますので、お客様がきても手元などが見えないように配慮した作りになっています」
・ キッチン。

「バルコニーが建物の関係上再現しきれていませんが、奥行きは1,8mあります」

「手すりはこのタイプのみですか？」

「二階以外は、このタイプのものになります」
・バルコニー。

部屋の中は全てバリアフリーになっていますし、元々戸建てを手がけているメーカーのようで、細かな気配りが行き届いた素晴らしい作りのマンションだと思いました。

「総評」
古くから日本の中心として栄えてきた浅草界隈を生活圏とするこのマンションは、駅からの距離はありますがバスもありますし、浅草界隈を歩いてくるので、日々浅草住まいを感じながら生活できる立地条件です。
山谷や吉原といった、日本の闇部分の歴史もあり、治安の面での不安は多少ありますが、近年では昔と違いそれほど危ない地域ではなくなっています。
そのあたりの街の雰囲気はかなり独特ですが、家族で生活されている方も多数見かけましたし、普通の生活がそこにもちゃんとあります。

何よりも、マンションの作りはかなり素晴らしく、ここまで気が訊いた作りのマンションは大手メーカーでは見たことがありません。
戸建てメーカーならではの素晴らしい部屋で、価格も浅草とは思えない価格なので、山谷と吉原が気にならないのであれば、相当おすすめのマンションだと思います。

「価格」
202 2LDK 54.35㎡　3,538万円
704 3LDK 64.53㎡　4,898万円