駐車場の話。
「掲示板で駐車場の話をするな」と、さんざん言われている中、大変恐縮ですが、将来の『大規模修繕』積立金上乗せの為、駐車場利用料値上げ案を管理組合理事会にあげようと考えております。
理由として、承認されれば管理組合の財源が潤うことで将来的には全ての組合員(住民)の方にもメリットとなるからです。
感情論などが多く見受けられるので、具体的な試算を行ってみましたので、ご確認いただければ幸いです。
あくまで試算なので、理事会承認後の実施時にはアンケートなどにより金額の変動となるかもしれません。
---------------------------------------------------------
2年更新時点(2021年)で金額変更ができた場合の「現在の利用料(一律月額11,000円)」との比較。
①屋根有り敷地内駐車場/8台駐車可能→月額14,000円で試算
②屋根無し敷地内駐車場/11台駐車可能→月額13,000円で試算
次回"2年目更新時点"(2021年)から"10年目更新時点"(2029年)までの[8年間]の差額計算をしてみると以下の試算となる。
【①屋根有り】
差額3,000円×8台×12ヶ月×8年=2,304,000円
※差額は14,000- 11,000として計算
【②屋根無し】
差額2,000円×11台×12ヶ月×8年=2,112,000円
※差額は13,000-11,000として計算
8年の計算で合計4,416,000円にもなってくる。将来マンションの修繕が必要となってきた時には非常に有効な追加収入源となる金額である。(10年で計算すると約552万円)
組合員(住民)の中には「①14,000円」、「②13,000円」が高すぎるという声が上がるかもしれない。しかし、裏手の駐車場(「12,000円」)のがいつまで使えるかわからない中では、敷地内という最高の立地にある近場の駐車場は大変貴重である。
そうなると現在の金額「11,000円」は最適ではないように感じる。
値上げをし過ぎれば借り手がつかないという話があるが、ちょうど良い料金設定にすることで、問題は解決できる。万が一、借り手がつかなかった場合にも当マンションの敷地駐車場は駅前にある為、不動産物件としての活用だってできなくもない。
また、駐車場問題について、我関せずの"車両非所有者"としても、上記の積立金約440万円を確保できるとしたら、無関係とも言えないだろう。来たる十数年後の『大規模修繕』(※参考①参照)を行った結果、財源確保が難しいとなった場合には、その後「修繕積立金」(月額)を改定する可能性だってあるのだ。
考え方を変えれば、「修繕積立金」を駐車場利用希望者が多くまかなってくれるのである。それならば、回収できる時に少しでも早くから金額改定を行い、多く徴収しておくことは悪いことではないだろう。
よって、"車両非所有者"にも駐車場値上げはよく考えてほしい案件なのである。
以上
【参考①】
【買う時には誰も教えてくれなかった大規模修繕のこと①】来たっ、1回目の大規模修繕!
https://www.homes.co.jp/cont/press/reform/reform_00033/