>>1935
日本での地理的、文化的な基礎になったのは江戸時代です。そしてそこで定住し街になった所には今もなお息づいてますよ。それは住まうに便利で安心な理由があるからです。だから近代でもそれが生かされてる形です。
→江戸時代に「住まうに便利で安心な理由」は、当然ながら、江戸時代におけるインフラ、技術水準を前提にした話。例えば、水道、食料の調達環境、物流など。また、平坦な土地でなければ開発が難しい技術的な制約も大きい。従って、江戸時代に住むのに適した土地と現代のそれとは明らかに異なる。近代に東京が発展したのは、「住まうに便利で安心な理由」が「生かされてる」からではない。
住む場所じゃなかったところを実験的に再利用する事によって作られた所は歴史的に長続きせずに廃れてしまうのが現実的なんですよ。
→上記の様に、時代によって与件が変化しており、「住む場所じゃなかった」ところが住む場所となる。逆もまた然り。そしてその与件は変化を続けており、「歴史的に長続きせずに廃れてしまうのが現実的」というのはなんら現実的ではない。