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先月、35坪の平屋建てを建てました。
ほとんと毎日、棟梁一人で作業されていて、たまにもう一人いるという感じでした。
棟上げから大工仕事完了までは一ヶ月でしたので、工数としては1.5人月といったところでしょうか。
たった一ヶ月で家が建つんだ・・・と感心する反面、見積もり書の大工手間賃=200万円が高すぎるような気がしてなりません。
[スレ作成日時]2010-01-06 13:14:03
先月、35坪の平屋建てを建てました。
ほとんと毎日、棟梁一人で作業されていて、たまにもう一人いるという感じでした。
棟上げから大工仕事完了までは一ヶ月でしたので、工数としては1.5人月といったところでしょうか。
たった一ヶ月で家が建つんだ・・・と感心する反面、見積もり書の大工手間賃=200万円が高すぎるような気がしてなりません。
[スレ作成日時]2010-01-06 13:14:03
現棟梁です。
なぜ、頑張って利益を出した金額を避難されて安くしなくてはいけないのか理解出来なく、そんな安い技術ではないと自負しています。
35坪を一ヶ月で終わらす大変さと陰の努力を知らないから、納得出来ないと思います。
普通ではあり得ない難しいスピードの工事です。
職人は段取り8分と言うのは事実です。
知り得る最速の親方は35坪半月です。でも段取りが一流だから出来る事で腕も技術もあるからです。
長くなりますが理由を書きます。
その親方の流れを書きます。図面が起きたらHMに現場工事に必要な材料を直ぐ用意してもらいます。大工では一般的ではありません。
用意した材料は窓台やマグサ、野縁、根太、入り隅の下地、かすがい、間柱、屋根垂木、野地板、破風、に使う木材です。
その材料を建前までに加工場で、図面で計算して寸法に逃げを残して刻む作業を半月程して、建前の時にクレーン車に最後搬入して貰うのです。
あとは微調整のみで、サクサク組み立てて仕上げて完了しているのです。
狭い建築現場で加工して、毎朝段取りして掃除片付けするよりも効率が何倍も良い結果、見えない所で努力しているのです。
作業量や手間は減らないので、工期が短い人程見えない所で努力しているのが事実です。
大工はやっただけしか現場は進まなく、結果が動いた分とわかりやすいのです。
だから、無駄な動きの無いように努力するのです。
その努力も安くしろと言われたら、腕も品質もないのです。大工の技術は一朝一夕で出来る物ではなくて、安くはないので技術力を尊重して欲しいです。
このままでは安かろう悪かろうの後進国に戻ってしまいます。伝統技術が無くなってしまいます。