今後最優先で考えるべきは、理事会のガバナンスだと思う。特定の人の影響力を小さくして、住民と十分な意見交換できるプロセスを決めたほうがいい。たとえば、住民の生活に関わる検討や議案の場合は、ドラフト案から住民公開して、住民参加の委員会や検討会で検討することを義務とするルールを決めるなどすればいい。
役員の連続就任期間を決めたり、再選禁止期間を決めることも必要かもしれない。役員で何年も残って検討したい人には、委員会に移ってもらえばいいと思う。委員会に決定権はないけど、マンションのために検討して理事会に提案することはできる。
総会は民主的な多数決だから公平って言うけど、議案が適切に検討されて住民と十分に意見交換されていれば、最後は多数決なのは公平だと思う。
でも、これまでのように理事会でクローズドに検討されたことがいきなり総会の議案になり、いきなり説明会開いて賛成以外の意見はスルー、それを合意形成として総会の可決に誘導する、それは民主的な方法ではないと思う。そういうやり方が、理事会でクローズドに決めたことを反対を少なく効率的に可決に誘導するやり方が、管理組合や理事会のルールの範囲で認められているとしても、民主的ではないと思う。
それを避けるために、大事なことはちゃんと合意形成してからでないと進められないようルール化することを、理事会内外の住民で集まって検討し、今期の定期総会で規約や細則を改訂していくのが最優先だと思う。