野村不動産の提供する「プラウドシティ武蔵野三鷹」の見学に行ってきました。
昔から大好きだった吉祥寺が徒歩圏内で利用できるこの物件…充実した休日に期待して、モデルルームに足を運んでみました。
野村不動産の提供する「プラウドシティ武蔵野三鷹」の見学に行ってきました。
昔から大好きだった吉祥寺が徒歩圏内で利用できるこの物件…充実した休日に期待して、モデルルームに足を運んでみました。
○モデルルーム見学の流れ
モデルルームは、物件の最寄駅であるJR中央線「三鷹駅」の北口を出てすぐ右側にあります。ロータリーに出たらすぐに見えますので、迷うことなく到着できました。
受付で名前を伝えると、女性スタッフの方に打合せコーナーに案内されます。この打合せコーナーには仕切りがなく、かなりオープンな空間にテーブルが並んでいるイメージなので、人によっては隣の家族が気になって話しづらいこともあるかもしれません。
アンケートを記入すると営業の方が出てきて、1時間ほどエリア特徴やアクセス性、契約形態についてガッツリ説明があり、その後コンセプトムービー鑑賞、ジオラマコーナー、現地案内、モデルルーム見学と進みます。
営業マンは40代くらいのベテラン風の方で、ご説明が丁寧だったのはよかったのですが、予め伝えていたこちらの予定時間を15分ほどオーバーしたのは残念でした。
○コンセプト:武蔵野ブランドを手にする大規模邸宅街
プラウドシティ武蔵野三鷹の最大の特徴は、都内屈指の人気エリアにおいて大変貴重な大型開発物件である点です。
最寄駅の三鷹駅は三鷹市に位置しますが、そこから徒歩10分のこの物件は武蔵野市に入ります。この武蔵野市、住環境に関する施設や政策の充実度では他の市区町村を圧倒しており、東京都内の「住みたい行政区ランキング」では、何と23区も含めた中で堂々の第1位に輝いています。世界に誇る日本の首都東京で第1位ですから、まさに日本一の住環境が整ったエリアと言えるでしょう。
その人気の高さを裏付けるものとして、財政力ランキングで23区を含めて都内第1位、そして公園・医療機関・図書館の数で都内の市町村(23区除く)で第1位というデータがあります。財政力は、吉祥寺駅周辺等の大規模商業施設の存在の他、高収入なサラリーマンが非常に多く住んでいることも大きいとのこと。住環境として人気が高いが故に高収入層の住民が集まり、それによって財政が豊かになり新たなサービスが生まれる…という好循環が生まれているのがわかりますね。
実際、武蔵野市には日本で初めて行政が運営するコミュニティバスが導入された他、街並み形成のために緑化の規制や建物の高さ制限を厳しく設けており、交通では歩行者分離の歩道を多く採用。舗装の素材や並木を作る植栽計画なども合わさって、非常に細やかな設計の行き届いた都市が形成されているのです。
また、武蔵野市の人気に大きく影響しているのが「三鷹駅」と「吉祥寺駅」の存在です。住んで良かった駅ランキングでは、首都圏全体で吉祥寺駅が第2位、三鷹駅が第5位に輝いていますが、吉祥寺駅は都内屈指の商業エリアであり、三鷹駅は始発路線を複数抱える都内有数の人気ベッドタウン。
落ち着いて居を構えるにも、便利で楽しく暮らすにも、双方で一流の街を抱える武蔵野市は、まさに日本一の住環境であることに間違いないでしょう。
○アクセス:移動の三鷹駅、生活の吉祥寺駅
プラウドシティ武蔵野三鷹の最寄駅は、JR「三鷹駅」です。前述した通り、三鷹駅の人気の秘密には電車アクセスの利便性が大きく関わっております。まず注目すべきは、乗り入れる中央線の圧倒的な輸送力。通勤で一番混み合う7-8時台には46本の電車が走り、他の近隣路線の約2倍の本数を誇ります。新宿駅発の終電で比べても、他の路線より20分以上遅い1:01まであるので、飲み会の時も余裕が持てます。そんな中央線の中で、三鷹駅は日中で最も早い中央特快が停車する主要駅。新宿駅までわずか2駅14分で繋がるので、通勤だけでなく休日のお出かけ等にも非常に便利です。また、三鷹駅はJR総武線と東京メトロ東西線の始発駅でもあり、こちらも非常に魅力的です。中央線は前述の通り圧倒的な実力を誇りますが、その分路線としてのブランド化が進み沿線人口は増え続け、ラッシュ時の混雑は相当なものです。そんな中で、総武線か東西線が利用できるルートであれば、およそ20分程度待てばほぼ確実に座って移動ができるそう。余談ですが、ドイツで2004年に行われた幸福度調査の中で、経済学者のブルーノ・フライ博士は「長時間の通勤がもたらすストレスの高さは、年収が40%アップしないと割に合わないほどだ」と結論づけています。裏を返せば、通勤のストレスを軽減するということは年収40%アップに匹敵するほど価値があるということも言えます。通勤時間を単純に短縮することもそうですが、敢えて「始発駅から出発する」という選択も私はありだと思います。
物件から三鷹駅までは、直線の道を徒歩10分。道は平坦で信号はわずか1箇所、そして広々と整備された歩道帯を安全かつ快適に歩くことができます。
アクセス性は最寄り駅に留まらず、ここに住むなら是非利用したい吉祥寺の「中道通り商店街」にも直線で徒歩10分という近さがあります。三鷹駅も吉祥寺の商店街も徒歩圏内に擁する立地は、非常に贅沢だと感じます。
○エリア特性:駅開発の頃から土地を守ってきた「お寺」が価値を生み出す
国内屈指の人気商業エリア「吉祥寺」を徒歩圏に擁するこのプラウドシティ武蔵野三鷹ですが、その吉祥寺の繁栄には「お寺」が深く関係しているそうです。
営業の方の話によると、古くから、中央線の沿線には伝統ある主要なお寺が多く存在しました。現在の駅名にも反映されている「国分寺」「高円寺」などが最たる例ですが、もちろんこの「吉祥寺」の名前も例外ではないそう。とはいっても、吉祥寺というお寺は現在ここにはなく、現存する有力な四軒のお寺「安養寺」「光専寺」「蓮乗寺」「月窓寺」が長い期間このエリアの土地を守り、活用して街を発展させてきたのだそうです。
そして実は、この物件の土地も月窓寺と光専寺の所有地で、それを「借りる」借地契約となります。これは私も初めて知って驚いたのですが、吉祥寺駅前の商業地もほとんどが借地という形でお寺が場所を提供しているそうで、吉祥寺駅開設の当初から、旧国鉄に土地を貸す形で発展してきた歴史が背景にあるそう。少し特殊な契約となりますが、伝統ある吉祥寺エリアならではの地域特性と考えれば、そこまで気にすることでもないと思います。
マンション用地は、隣地に本社を構える横河電機株式会社さんが元々工場として利用していた土地で、借地の更新時に横河電機さんが更新せず事業を縮小する判断をされたことから、月窓寺と光専寺が信頼できる分譲業者限定で入札に出した経緯があります。野村不動産さんは「お寺さんに信頼された不動産会社」ということになりますので、なんだか通常より安心できる気がしますね。
借地関係の特殊な制度もじっくり丁寧にご説明いただき、煩雑な手続きは野村不動産が代行してくれることや、決められた時期が過ぎると退去しなければならない「定期借地権」とは違って、いつでも入居者の強い権利で更新が可能な「普通借地権」であることもとても安心できました。
○共用部サービス:
プラウドシティ武蔵野三鷹は、敷地面積15,000㎡以上の大規模プロジェクトで、その規模にふさわしい施設やサービスが整っています。
居住棟と建物を別にした独立の共用棟には、美しい庭の水辺を眺めながら優雅な時間を過ごせるカフェライブラリー、広々とした窓から庭を臨めるパーティールーム、親子が気兼ねなく過ごせるキッズ&ママラウンジ、そして来客を上質にもてなすゲストルームが完備されています。A棟の1階には認証保育園を構え、お子様を敷地外に連れ出すことなく安心してお出かけいただけます。また、レンタサイクル10台、カーシェア2台 が設置されているので、自転車や車が急に必要になった時にも便利に利用できます。
さらに、四季を感じることが可能な堂々たる本格庭園も敷地中央に配置。春には桜の大樹の下で本格的なお花見が楽しめる他、秋には美しく色づく紅葉に癒され、さらに冬には何と巨大なモミの木がクリスマスツリーに変身し、楽しく居住者を迎えてくれるそうなので驚きです。緑量も十分な上に水辺まで品良く設えてありますので、夏場でも非常に心地よい空間になってくれそうです。
駐車場は、戸数に対して約30%の106台とやや少なめ。一番条件の良いB棟の4LDKの入居者には優先権があるので、ほぼ間違いなく確保ができると言われました。場所は敷地内側の建物に囲まれた部分で、地下2階+地上1階の3層構造形式。一番上は雨に濡れてしまう代わりに出庫が一番早い利点もあり、重視するポイントによって希望の場所が変わってきそうですね。
○住戸特徴:細やかな配慮ある標準装備、将来の可変性も
モデルルームは、標準型の3LDK(78.07㎡)と、広めな4LDK(91.63㎡)をフルオーダーメイドで改装した贅沢プランの2種類が用意されており、両方見学させていただきました。
まず最初のこだわりは、玄関を入る前から。共用廊下に面する窓には上下セパレートタイプのブラインド式シャッターが標準搭載。これは通常のシャッターとは違い、窓の上部のみを換気と通風のために開けておき、下部は視線を遮るために閉じておけるものです。共用部がすぐ外に隣接する部屋だからこそ、プライバシーと快適性を両立しているのは早速さすがだなと思ってしまいました。
玄関を入ると、こだわりの玄関収納にはスリッパホルダー、傘ホルダー、姿見が標準搭載。外に見える小物を最低限にして、すっきり綺麗な玄関をいつまでも保つことができます。
インテリアでは、居室のドアの取っ手は革張り部分付のハイグレード仕様で、贅沢感を演出してくれます。また、住戸の全タイプに3方向パイプ+2方向出入りの「フィットインクローゼット」が標準装備。3方向のうち1方向は折れ戸の全面開口になっており、通常のウォークインクローゼットではできない「端から端まで見渡す」こともできます。これは非常に使い勝手が良さそうで気に入りました。
水回り設備に関してもこだわり満載で、まず洗面台の3面鏡には上下に木枠の仕上げが標準装備。鏡を直接触らずにきれいに使用できる工夫があります。バスルームにはミストサウナが標準搭載でこちらも嬉しいポイント。また、キッチンでは上質感あふれる御影石のワークトップがなんと標準装備。食洗機、ディスポーザーも標準で、中央には工夫の詰まったオリジナル収納「システムウォール収納」も設置可能。従来の吊戸棚で損ねていた開放感を実現するため、適度な約半分の面積に抑えられており、調理中に扉を開けたままにできる棚などが実際の奥様方の声を反映させているこだわり仕様なのだそうです。
LDKの開放感あふれる大きな窓を出ると、奥行き2mの広々バルコニーが。これだけ広さがあれば、テーブルを外に出して椅子を2つ置くのに十分なスペースがありますので、気候の良い時期は夫婦で星空を見ながら晩酌…なんて憧れちゃいますね。北側の棟でも、向かいの棟の廊下に1.7m高のフェンスが採用されており、廊下を通る人と目が合わないよう工夫がされているんだそうです。これなら安心してバルコニーで寛げますね。
さらに私が驚いたのは、このマンション、何と将来リフォームをする時にキッチンの位置を自由に変更できるんです。通常水回り設備というのは、下部に給排水の配管が通っており、いろいろな建築構造と一体となって複合的に設計されているため、自由な位置の変更が許されません。しかし、このプラウドシティ武蔵野三鷹では、将来のキッチン配管変更が自由な「ミライフル」というシステムを採用し、キッチンレイアウトの自由度が高まるので多様なライフスタイルに対応するリフォームが可能となるのです。これは後半に見たフルオーダーのモデルルームで存分に体感できましたが、メインLDKに属するキッチンに自由があると、本当に部屋の雰囲気が様変わりするので非常に重要なポイントだと感じました。
○価格について
3LDKだと、ほぼ南向きの一番条件の良いB棟で1階7,410万~7階9,520万。南東に建物のあるA棟だと1階5,980万~6階7,420万という設定。
4LDKは全ての棟で角部屋のみで、A棟1階7,570万~B棟7階10,390万という設定です。
さすが武蔵野ブランド、1億の大台超えの住戸もありますが、リーズナブルなA棟も条件次第ではお勧めだと思います。
○総評
「オススメ度」
アクセス性★★★★
生活利便性★★★★
子育て環境★★★★
住戸間取り★★★★★
将来の価値★★★★★
価格魅力度★★★★
ここの一番の魅力は、充実した住戸の設計だと思います。「足りないものがない」だけでなく、入居者の意識の届かないところまで先回りした非常に細やかな配慮を感じます。三鷹駅と吉祥寺駅のポテンシャル、周辺に大規模物件が少ないことや、リフォームの可変性等も考えると将来の資産価値も非常に高いです。周辺の利便性やアクセス性も魅力が高く、さまざまな面でレベルの高い物件だと思いました。