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1000レスを越えましたので、
新しくスレを立てました。
[一部本文を削除しました。2017.2.23 管理担当]
[スレ作成日時]2016-10-25 09:52:52
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>>37854 匿名さん
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/lifex/269711
ハイ、残念でした。
この裁判は「受動喫煙症」「化学物質過敏症」などと診断された原告側が、
被告の喫煙による副流煙が原告宅に大量に流入した可能性が極めて高く、
被告の喫煙と原告の発症、罹患に因果関係があることは明らかなどとして、
総額約4500万円の損害賠償や喫煙の自由の制限をBさんに求めたものだ。
被告のBさんは(両家の位置関係、風向きなどから)被告の喫煙による副流煙が
原告宅に到達し、室内に流入することは物理的にあり得ない。
原告らが化学物質過敏症であるとしても、その原因がたばこの副流煙であることも、
その副流煙が被告の喫煙によるものであることも、立証されていない。
被告が自宅の室内における喫煙を禁止される根拠はない、
として原告の主張を否認し争ってきた。
11月28日、判決が下された。「原告らの請求をいずれも棄却する」。
判決文では「原告らの請求は、その余の争点について判断するまでもなく、
いずれも理由がないから棄却すべきである」と明快なものだった。
この横浜地裁判決は、原告側の主張を全面的に退けただけではなかった。
原告(Aさんの娘)の診断書を作成した作田学医師
(日本赤十字社医療センター医師・日本禁煙学会理事長)の行為を医師法違反だと指摘したのだ。
<作田医師は、原告(Aさんの娘)について、「受動喫煙症レベルⅣ、化学物質過敏症」と診断しているが、
その診断は原告(同)を直接診断することなく行われたものであって、医師法20条に違反するものと言わざるを得ず>
さらに、同医師らによる原告らの病名診断についてこんな指摘もしている。
<日本禁煙学会による「受動喫煙症の分類と診断基準」に従って、原告らの体調不良について
「受動喫煙症」との病名を診断しているものと推認されるものの、その基準が受動喫煙自体についての客観的証拠がなくとも、
患者の申告だけで受動喫煙症と診断してかまわないとしているのは、早期治療に着手するためとか、
法的手段をとるための布石とするといった一種の政策目的によるものと認められる>
日本禁煙学会の診断基準にも疑問を投げかけているのだ。
約4500万円という巨額の賠償請求と被告の喫煙禁止を求めた異例の民事裁判は
こうして第1幕を閉じたのだが、原告側は12月になって控訴。控訴審は東京高裁で
4月16日に第1回口頭弁論が開かれる。
受動喫煙防止の重要性は言うまでもない。だからといって、因果関係を証明する明確な科学的根拠もなく、
医師法違反を指摘されるような手法をとって、個人に対する現実離れした巨額損害賠償請求をするといった訴訟のあり方は、
看過できない。東京高裁はどう裁くのか。