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1000レスを越えましたので、
新しくスレを立てました。
[一部本文を削除しました。2017.2.23 管理担当]
[スレ作成日時]2016-10-25 09:52:52
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喫煙者の屁理屈、皆困り果てています。
タバコ問題ああ言えばこう言う/タバコを吸うとぼけない/
タバコを吸うとぼけない?
http://www.kinen-sensei.com/タバコ問題ああ言えばこう言う/タバコを吸うとぼけない/
いまだに、タバコはぼけ(認知症・痴呆)を予防すると勘違いしている方がおられます。最近、医師が出した本でも間違って書かれています。間違った知識が広まってはまずいと考えますので、ここに書きます。
実は、
→タバコを吸うとぼけやすい (認知症になりやすい)
ことが医学的には証明され、ほぼ決着がついています。
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確かに、1994年に出版された本に『タバコはボケを防止するか』というものがありました。
浜松医科大学の高田明和名誉教授が書かれた本ですが、その中で、『タバコを多く吸う人ほどアルツハイマー病になりにくいといえてしまうことになる。』と書かれています。
現在でもJT(日本たばこ産業) の関連団体である喫煙科学研究財団のホームページには、
『アルツハイマー病のなかの家族性アルツハイマー病において、喫煙とその発生率に負の相関関係が示唆されており1)、喫煙がアルツハイマー病の発症に予防的に働いている可能性が考えられる。』
1) van Duijn,C.M., Hofman,A. Relation between nicotine intake and Alzheimer's disease. Br. Med. J. 301: 1491-1494, 1991.
と書かれています。
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この論文も含め、確かに過去に「喫煙はアルツハイマー型痴呆を予防する」とした症例対照調査(後ろ向き調査)と小規模追跡調査が発表されました。しかしその後、「喫煙はアルツハイマー型痴呆を引き起こす」としたより信頼のおける大規模追跡調査 (前向き調査) がいくつも発表され、
現在では喫煙はアルツハイマー型痴呆の主要な危険因子と見なされています。
タバコ病辞典サポートページ より図表
実は、『タバコはボケを防止するか」の作者は現在は本の内容を否定されています。
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「データが語る 生老病死」 「喫煙で痴ほう発症早まる」
浜松医科大教授 高田明和 毎日新聞夕刊 2000年11月18日 記事より
『「たばこを吸って肺がんになるか、吸わずにアルツハイマー病になるかだよ」というような冗談が喫煙者の間で交わされることがある。
アルツハイマー病では脳内のアセチルコリン伝達物質にする神経が死滅していると いう特徴がある。アセチルコリンが神径を刺激する時の受容体はニコチンによっても 刺激されるので、たばこのニコチンがアセチルコリン神経を刺激すると考えられたのだ。
喫煙はストレス解消に役立つと考える人が多いが、ストレスは脳細胞を死滅させ、 ぼけを促進する。これも喫煙がアルツハイマー病を予防する理由の一つとされた。事実、喫煙者に家族性アルツハイマー病を防ぐという論文も発表された。しかし、我々の多くを襲う散発性のアルツハイマー病の予防に効果があるという報告はほとんどなかった。つまり家族性アルツハイマー病のデータが拡大解釈されていたのだ。
最近、英国で3万4000人以上の男性医師を約50年間追跡調査した結果が報告され た。それによると喫煙はアルツハイマー病や血管性の痴ほうを抑制する効果はなく、 むしろ発症年齢を低下させることが示された。また、10年以上も前に喫煙をやめた人 も喫煙者と同じくらい痴ほうになる危険があるということも分かった。』
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なぜ、このように研究結果がひっくり返ったかというと、過去にさかのぼって研究(後ろ向き研究)すると、「認知症で喫煙できなくなった」「アルツハイマー病で過去に喫煙していたことを忘れてしまった」などで調査が狂いやすいことと、もっとずばりいうと「喫煙者は肺がんや心臓病、脳血管疾患で早死にするため、ぼけるまで生きていられない。したがって現在生きている人で調査をする後ろ向き研究では、間違った結果が出る。」ということがあります。そこで、未来に向かって行なう前向き研究をしたところ、タバコを吸うとぼけやすいという結果が出たわけです。
今からでも間に合います。タバコを止めてぼけ予防をしませんか?
<参考>
週間東洋経済 2007/3/24 の特集「ガンの嘘 不都合な「たばこ」の真実」