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1000レスを越えましたので、
新しくスレを立てました。
[一部本文を削除しました。2017.2.23 管理担当]
[スレ作成日時]2016-10-25 09:52:52
1000レスを越えましたので、
新しくスレを立てました。
[一部本文を削除しました。2017.2.23 管理担当]
[スレ作成日時]2016-10-25 09:52:52
今日もがんばれ、嫌煙者という異常者。
屁理屈を引っさげて、また匿名はんが現れるかもな。
ねぇねぇ。知ってる?大阪市も市営住宅でのベランダ喫煙止めましょうって言ってるよ。
市営住宅のベランダでの喫煙について
2017年6月1日
ページ番号:399213
http://www.city.osaka.lg.jp/seisakukikakushitsu/page/0000399213.html
市民の声
市営住宅のベランダでの喫煙をやめさせてほしい。
窓を開けていなくても煙草の臭いが部屋に入ってきて迷惑だ。
暑くても窓を開けられないし、洗濯物も干せない。
朝の4時5時に煙草の臭いで目が覚め睡眠不足になる。
部屋で煙草を吸わないのは煙草の害を理解しているからであり、ベランダで喫煙する行為には悪意しか感じられない。
早急にやめさせてほしい。
市の考え方
市営住宅は多数の方が居住する共同住宅ですので、入居者の皆様がお互いに快適に生活していただくためにも、使用にあたっては必要な注意を払い正常な状態で維持していただくとともに、近隣の入居者の方に迷惑をかけないようにしていただくことが大切です。
大阪市では、市営住宅入居時に配布する「住まいのしおり」や、入居者に定期的に配布する「住宅だより」などを通してこうしたことの周知・啓発に努めているところです。
ベランダでの喫煙に関しての苦情・相談のお申し出をいただいた場合には、事実確認とあわせて、喫煙マナーについての啓発ポスター掲示をはじめ注意喚起等の対応を行っております。
個別の対応につきましては、お住まいの市営住宅を管轄する住宅管理センターにて行いますので、ご連絡いただきますようお願いします。
喫煙マナーって重要だよね。
ねぇねぇ。知ってる?煙の好きな喫煙者って、何やってもドジばっかりで、死に易いんだって。やっぱり頭悪いってことだよね。猛毒のポロニウムを喜んで吸うくらいだから。
なぜタバコは「危険」を招き寄せるのか
石田雅彦 | ライター、編集者
7/5(木) 17:08
https://news.yahoo.co.jp/byline/ishidamasahiko/20180705-00088273/
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タバコの健康への害は言うまでもないが、怪我や死亡につながるような事故を起こしたり、火事の原因になったりする。火事による死亡では、タバコが原因によるものが最も多い。日本の東北大が最近、タバコを吸うドライバーは死亡事故を起こすリスクが高いという研究を発表して話題になっている。
多いタバコと死亡リスク研究
喫煙と事故リスクの研究はけっこう長く行われてきた。従来の研究でタバコを吸わない人に比べ、喫煙者は自動車事故を起こす危険性が1.5倍高く、仕事中に負傷する危険性が1.4~2.5倍高く、その他の不慮の事故にあって怪我を負う危険性が2倍ほど高いことが知られている(※1)。社会的な要請もあり、こうした研究が一種のトレンドにもなっているようだ。
台湾の国立台湾大学などの研究グループが2005年に出した論文(※2)では、12~18年間、6万4319人の男性を追跡し、喫煙者の事故による死亡リスクを調べた。その結果、飲酒がらみの全ての負傷事故と自動車事故における死亡率で、喫煙者のほうがタバコを吸わない人よりリスクが高かったという。
特に自動車事故による死亡リスクが高く(1.88倍)、この研究グループは台湾における男性の死亡事故の1/5以上(23%)が喫煙と関係していると見積もっている。
1990~1995年の米国の喫煙者の死亡率を調べた研究(※3)によれば、年齢や人種、性別、飲酒、シートベルトの着用有無、教育、婚姻の有無などに関係なく、リスク比で傷害事故が1.87倍、自動車事故が2.14倍、自殺が2.17倍というように、タバコが死亡リスクを高めることがわかったという。
喫煙と自殺にも関係があることが知られている。過去の63研究をメタ解析で調べたイランのハマダーン大学の研究者による論文(※4)によれば、オッズ比で自殺願望(Suicidal Ideation)で約2倍(OR2.05)、自殺未遂(Suicide Plan)が2.36倍、自殺による死亡のリスク比が1.83倍という結果になったという。
最も多いタバコ原因の火災による死者
タバコといえば火の不始末だ。火災による怪我や死亡は重大なリスクだが、住宅火災の出火原因ではタバコによるものが最も多い。
・・・
火災による怪我や死亡も無視できない。住宅火災の出火原因別死者数では、タバコによるものが不明・調査中以外で最も多い。Via:総務省:消防庁「平成28年(1月~12月)における火災の状況」
タバコの火の不始末が原因の火災被害額はどうだろう。総務省の統計では、年間の火災による被害総額は1350億円となっている。タバコが原因の火災は約10%前後だから、年間約130億円ほどの損害となる。
・・・
火災の出火原因。タバコは喫煙率が下がっても第2位をずっとキープしている。Via:総務省消防庁:消防統計
加熱式タバコに使われるリチウムイオン電池の爆発事故も大きなリスクだ(※5)。乱立する中小の製造会社が作る電子タバコ使用が広がっている米国でこの種の事故が多発しつつあり、症例報告も増えてきている(※6)。
電池が爆発し、電子タバコの部品がまるで弾丸のように上顎にめり込んだりする事故もある。こうした電池事故では、中の液体が漏れ出て化学火傷を負うことも多い。特にリチウムイオン電池の内容物は引火性が高く、激しく燃えることが知られている。
人に危害を与えるタバコ
タバコは誤飲事故の原因にもなる。2018年2月の厚生労働省による発表では、乳幼児の誤飲事故原因の1位がずっとタバコとなっている(※7)。加熱式タバコは葉タバコが入っているスティックが小さく、喫煙率が下がっているのに誤飲事故が多発する原因にもなっているようだ。
座敷や畳など、日本式の生活様式で乳幼児がタバコやボタン電池などに手が届きやすいことも大きいが、ニコチンの致死量は成人で40~60mg、小児で10~20mgとされ、タバコのニコチン含有量は16~24mgであることを考えれば、乳幼児がタバコを誤飲する恐ろしさはよくわかる。高濃度のニコチンの場合、5分以内に死亡した例もあり、乳幼児がタバコを誤飲した恐れがある場合、すぐに医療機関に連絡し、指示を仰いだほうがいい。
・・・
こどもの誤飲事故ではタバコによるものが147件(20.2%)で最も多かった。生後半年から17ヶ月くらいまでの乳幼児がタバコを誤飲する事故が目立つ。Via:厚生労働省:2016年度「家庭要因などに係る健康被害 病院モニター報告」
喫煙と死亡リスクの関係について研究は多いが、日本でも東北大学の研究グループが茨城県のデータを使って両者の関係について論文を発表した(※8)。東北大学のリリースによれば、茨城県の健診受診者9万6384人(40~79歳、女性63366人)の1993~2013年の20年間のデータを追跡し、問診票の喫煙状況と交通事故による死亡を比較したという。
その結果、交通事故による死亡は、タバコを吸わない男性では7335人中31人(1000人年あたりのイベント発生率=0.24、※9)だったのに比べ、過去に喫煙経験のある男性では9115人中46人(同=0.30)、1日20本未満の現在喫煙男性では5125人中29人(同=0.36)、1日20本以上の現在喫煙男性では1万1403人中62人(同=0.32)だった。タバコを吸わない女性では5万9832人中127人(同=0.12)、過去喫煙女性では461人中1人(同=0.13)、1日20本未満と20本以上の現在喫煙女性でそれぞれ2021人中0人、1052人中0人だった。
・・・
交通事故による死亡のリスクが1日20本以上の喫煙男性で1.54倍高いというグラフ。Via:東北大学のリリース
特に、1日20本以上吸う現在喫煙の男性で交通事故による死亡リスクが高く、ハザード比(相対危険度)で1.54(※9)倍も高いことがわかったという。運転中の携帯電話の使用は道交法で禁止されているが、喫煙は取り締まりの対象ではない。
筆者もかつて喫煙していたが、運転中に灰やライターが落ちたりすると注意が散漫になる。基本的に火をつけて消す際に片手が塞がった状態になるし、煙や灰が視界を奪うこともしばしばだ。そもそもニコチン依存症のため、イライラすることもある。
喫煙する人は飲酒運転をしがちでシートベルトを着用しない傾向にあり、リスクに対して鈍感という(※3-1)。つまり、タバコは他者を傷つけたり死なせたりする危険性が高いというわけだ。
受動喫煙の被害懸念もあり、世界には車内での喫煙を規制している国もあり、東京都の「子どもを受動喫煙から守る条例」でも車内での喫煙を禁じている。こうした研究結果が出たことで、運転中の喫煙について取り締まることを考えなければならないのかもしれない。
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タバコの健康への害は言うまでもないが、怪我や死亡につながるような事故を起こしたり、火事の原因になったりする。火事による死亡では、タバコが原因によるものが最も多い。日本の東北大が最近、タバコを吸うドライバーは死亡事故を起こすリスクが高いという研究を発表して話題になっている。
多いタバコと死亡リスク研究
喫煙と事故リスクの研究はけっこう長く行われてきた。従来の研究でタバコを吸わない人に比べ、喫煙者は自動車事故を起こす危険性が1.5倍高く、仕事中に負傷する危険性が1.4~2.5倍高く、その他の不慮の事故にあって怪我を負う危険性が2倍ほど高いことが知られている(※1)。社会的な要請もあり、こうした研究が一種のトレンドにもなっているようだ。
台湾の国立台湾大学などの研究グループが2005年に出した論文(※2)では、12~18年間、6万4319人の男性を追跡し、喫煙者の事故による死亡リスクを調べた。その結果、飲酒がらみの全ての負傷事故と自動車事故における死亡率で、喫煙者のほうがタバコを吸わない人よりリスクが高かったという。
特に自動車事故による死亡リスクが高く(1.88倍)、この研究グループは台湾における男性の死亡事故の1/5以上(23%)が喫煙と関係していると見積もっている。
1990~1995年の米国の喫煙者の死亡率を調べた研究(※3)によれば、年齢や人種、性別、飲酒、シートベルトの着用有無、教育、婚姻の有無などに関係なく、リスク比で傷害事故が1.87倍、自動車事故が2.14倍、自殺が2.17倍というように、タバコが死亡リスクを高めることがわかったという。
喫煙と自殺にも関係があることが知られている。過去の63研究をメタ解析で調べたイランのハマダーン大学の研究者による論文(※4)によれば、オッズ比で自殺願望(Suicidal Ideation)で約2倍(OR2.05)、自殺未遂(Suicide Plan)が2.36倍、自殺による死亡のリスク比が1.83倍という結果になったという。
最も多いタバコ原因の火災による死者
タバコといえば火の不始末だ。火災による怪我や死亡は重大なリスクだが、住宅火災の出火原因ではタバコによるものが最も多い。
火災による怪我や死亡も無視できない。住宅火災の出火原因別死者数では、タバコによるものが不明・調査中以外で最も多い。Via:総務省:消防庁「平成28年(1月~12月)における火災の状況」
タバコの火の不始末が原因の火災被害額はどうだろう。総務省の統計では、年間の火災による被害総額は1350億円となっている。タバコが原因の火災は約10%前後だから、年間約130億円ほどの損害となる。
火災の出火原因。タバコは喫煙率が下がっても第2位をずっとキープしている。Via:総務省消防庁:消防統計
加熱式タバコに使われるリチウムイオン電池の爆発事故も大きなリスクだ(※5)。乱立する中小の製造会社が作る電子タバコ使用が広がっている米国でこの種の事故が多発しつつあり、症例報告も増えてきている(※6)。
電池が爆発し、電子タバコの部品がまるで弾丸のように上顎にめり込んだりする事故もある。こうした電池事故では、中の液体が漏れ出て化学火傷を負うことも多い。特にリチウムイオン電池の内容物は引火性が高く、激しく燃えることが知られている。
人に危害を与えるタバコ
タバコは誤飲事故の原因にもなる。2018年2月の厚生労働省による発表では、乳幼児の誤飲事故原因の1位がずっとタバコとなっている(※7)。加熱式タバコは葉タバコが入っているスティックが小さく、喫煙率が下がっているのに誤飲事故が多発する原因にもなっているようだ。
座敷や畳など、日本式の生活様式で乳幼児がタバコやボタン電池などに手が届きやすいことも大きいが、ニコチンの致死量は成人で40~60mg、小児で10~20mgとされ、タバコのニコチン含有量は16~24mgであることを考えれば、乳幼児がタバコを誤飲する恐ろしさはよくわかる。高濃度のニコチンの場合、5分以内に死亡した例もあり、乳幼児がタバコを誤飲した恐れがある場合、すぐに医療機関に連絡し、指示を仰いだほうがいい。
こどもの誤飲事故ではタバコによるものが147件(20.2%)で最も多かった。生後半年から17ヶ月くらいまでの乳幼児がタバコを誤飲する事故が目立つ。Via:厚生労働省:2016年度「家庭要因などに係る健康被害 病院モニター報告」
喫煙と死亡リスクの関係について研究は多いが、日本でも東北大学の研究グループが茨城県のデータを使って両者の関係について論文を発表した(※8)。東北大学のリリースによれば、茨城県の健診受診者9万6384人(40~79歳、女性63366人)の1993~2013年の20年間のデータを追跡し、問診票の喫煙状況と交通事故による死亡を比較したという。
その結果、交通事故による死亡は、タバコを吸わない男性では7335人中31人(1000人年あたりのイベント発生率=0.24、※9)だったのに比べ、過去に喫煙経験のある男性では9115人中46人(同=0.30)、1日20本未満の現在喫煙男性では5125人中29人(同=0.36)、1日20本以上の現在喫煙男性では1万1403人中62人(同=0.32)だった。タバコを吸わない女性では5万9832人中127人(同=0.12)、過去喫煙女性では461人中1人(同=0.13)、1日20本未満と20本以上の現在喫煙女性でそれぞれ2021人中0人、1052人中0人だった。
交通事故による死亡のリスクが1日20本以上の喫煙男性で1.54倍高いというグラフ。Via:東北大学のリリース
特に、1日20本以上吸う現在喫煙の男性で交通事故による死亡リスクが高く、ハザード比(相対危険度)で1.54(※9)倍も高いことがわかったという。運転中の携帯電話の使用は道交法で禁止されているが、喫煙は取り締まりの対象ではない。
筆者もかつて喫煙していたが、運転中に灰やライターが落ちたりすると注意が散漫になる。基本的に火をつけて消す際に片手が塞がった状態になるし、煙や灰が視界を奪うこともしばしばだ。そもそもニコチン依存症のため、イライラすることもある。
喫煙する人は飲酒運転をしがちでシートベルトを着用しない傾向にあり、リスクに対して鈍感という(※3-1)。つまり、タバコは他者を傷つけたり死なせたりする危険性が高いというわけだ。
受動喫煙の被害懸念もあり、世界には車内での喫煙を規制している国もあり、東京都の「子どもを受動喫煙から守る条例」でも車内での喫煙を禁じている。こうした研究結果が出たことで、運転中の喫煙について取り締まることを考えなければならないのかもしれない。
※1-1:J J. Sacks, et al., "Smoking and Injuries: An Overview." Preventive Medicine, Vol.23, Issue4, 515-520, 1994
※1-2:Bruce N. Leistikow, et al., "Smoking as a Risk Factor for Injury Death: A Meta-Analysis of Cohort Studies." Preventive Medicine, Vol.27, Issue6, 871-878, 1998
※2-1:C P. Wen, et al., "Excess injury mortality among smokers: a neglected tobacco hazard." Tobacco Control, Vol.14, Issue suppl1, 2005
※2-2:全ての怪我による死亡リスク:RR1.69、95%CI:1.39-2.05、自動車事故の死亡リスク:RR1.88、95CI:1.44-2.45、自動車事故以外の死亡リスク:RR1.48、95%CI:1.11-1.99
※3-1:B N. Leistikow, et al., "Injury death excesses in smokers: a 1990-95 United States national cohort study." Injury Prevention, Vol.6, Issue4, 2000
※3-2:全ての致死性傷害:RR1.87、95%CI:1.22-2.86、自動車事故:RR2.14、95%CI:1.12-4.11、自殺:RR2.17、95%CI:1.02-4.62
※4:Jalal Poorolajal, et al., "Smoking and Suicide: A Meta-Analysis." PLOS ONE, doi.org/10.1371/journal.pone.0156348, 2016
※5:「加熱式タバコに『爆発発火』の危険性」Yahoo!ニュース:2018/02/04
※6-1:Rebecca Harrison, et al., "Electronic cigarette explosions involving the oral cavity." The Journal of the American Dental Association, Vol.147, Issue11, 891-896, 2016
※6-2:Christopher Ban, et al., "Ballistic trauma from an exploding electronic cigarette: Case report." Oral and Maxillofacial Surgery Cases, Vol.3, Issue3, 61-63, 2017
※7:厚生労働省:医薬・生活衛生局:医薬品審査管理課化学物質安全対策室:2016年度「家庭要因などに係る健康被害 病院モニター報告」
※8:Ayaka Igarashi, et al., "Does cigarette smoking increase traffic accident death during 20 years follow-up in Japan?: The Ibaraki Prefectural Health Study." Journal of Epidemiology, 2018
※9:リスク人年:1000人年:20年×50人のイベント発生率。ハザード比:相対的な危険リスクを評価する指標で1より大きい場合、比較群よりリスクが高い。Hazard Risk:HR1.54、95%CI:0.99-1.39
石田雅彦
ライター、編集者
Masahiko Ishida:医科学修士(MMSc)、横浜市立大学・共同研究員。近代映画社を経て醍醐味エンタープライズ(編プロ)代表。ネットメディア編集長、紙媒体の商業誌編集長など。自然科学から社会...もっと見る
でも、健常者を巻き込まないで欲しいよね。ベランダ喫煙で殺されるのはマッピラ御免だよね。
>>10293
>ねぇねぇ。知ってる?横須賀市でもベランダ喫煙は止めましょうって呼びかけてるんだよ。
それがどうしたのですか?
横浜、横須賀両市とも神奈川県で隣通し。結託していてもおかしくないと思います。
ポイ捨ては犯罪だし、人ごみでの喫煙はおそらく条例違反。そういうのと同列に並べること自体
マナー違反じゃないかなと思う。どうせなら「殺人・強盗は迷惑です」も入れてみたらいいのに。
>>10294
>だったら、何でこの世に『禁煙外来』の診療科があるんだよ?
「医者が儲けるためにある」のに決まっているでしょ。
>以前、ベランダ喫煙でタバコの本数を1本減らした程度で思いやりなんて超バカなこと言っていたな。
そう言って煽っていましたねぇ。
>おまえは禁煙できない非喫煙者。だから嫌煙者どもと罵る。
基本的に「ルールを守っている喫煙者」を罵る人って嫌いなのです。
>>10298
>> 1日に1箱半のたばこを吸う喫煙者は、年300回も胸部にX線をあびたに等しい。
>これ凄い。俺なら即禁煙する。
フツーの喫煙者はそれを知っても「今さら」と思うのです。そして「年300回*40年も胸部に
X線をあびても死なないんだな。X線ってたいしたことない。」と考える。
>>10307 匿名はんさん
ねぇねぇ。知ってる?喫煙者って元々IQ低いのに喫煙してさらにIQ低くなるんだって。おまけに犯罪や事故を起こしやすいんだって。気の毒だよね。
喫煙者はIQが低い、との話を蒸し返してみますね。
2017年04月06日
https://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=20665
■喫煙が健康に良くないのは当たり前だけどIQにも影響!!??
受動喫煙防止策を強化する健康増進法改正案に関して原則禁煙なのか、飲食店全面禁煙なのかでもめているようです。「敷地内禁煙」「屋内禁煙」「喫煙室設置可の屋内禁煙」とかの選択支があるそうですが、他人に対して健康被害があることが明らかな喫煙ですから、どうしても吸いたい人は家で吸えばいいじゃん、と考えておりました。
しかーし、以前
◎喫煙者はIQが低いとの論文がある
ことを思い出して、その論文をもう一度読み返してみました。医学における原因と結果の多くは相関関係にあって、因果関係ではない傾向があります。この喫煙者はIQが低い、とのフレーズからも
・喫煙する人はもともとIQが低い
との考え方もできますし
・喫煙しているとIQが低くなる
とも読み取れます。IQが高いことが勉強ができることイコールではありませんし、IQが高いことが頭が良いとも限りませんが、今回の論文はIQを指標として喫煙との関連を調べていますので、解釈に注意くださいませ。
■なんで喫煙するとIQが低くなるのか?
喫煙者はIQが低い、を発表した論文は「Cognitive test scores in male adolescent cigarette smokers compared to non-smokers: a population-based study」(Addiction. 2010 Feb;105(2):358-63)です。この論文の要旨はこんな感じになっています。
・イスラエルで徴兵制の対象となった男性2万221人のIQを調べた
・28.5パーセントがタバコを一日一本以上喫煙していた
・喫煙者のIQは94、非喫煙者のIQは101であった
・喫煙者の中でも一日に一箱以上する人のIQは90であった
以上より
◎タバコを吸う人はIQが低いとの結果になった
という内容です。これだけでは「もともとIQが低い人がタバコを吸う」という解釈が成り立ちます。しかーし、イスラエルの研究者に抜かりはありません。タバコを吸うことでIQが下がることを示唆することも検討しています。
■兄弟で喫煙者と非喫煙者を比較してみると・・・
イスラエルの研究対象の中に70組の兄弟がいました。双子にはかないませんが、兄弟の場合遺伝的な一致が多く認められ、IQも似通ってると仮定した場合は以下のような結果になってしまいます(もちろんエピジェネティクスの問題もありますけど)。片方が喫煙者、もう片方が非喫煙者である兄弟のIQを比較したところ
◎やはり喫煙した兄弟のIQは非喫煙者の兄弟より低かった
という結論が出ました。
今回の喫煙者はIQが低い、との話は喫煙することによってIQが低くなる可能性を強く示していることになります。
注意:この研究においてもともとIQが低い人の方が喫煙することが多いこともわかっています。この結果からIQが低い人を将来いかに喫煙させないかのプログラムを計画する必要性をうったえています。
■どうみてもIQが高いのに喫煙を支持する人
頭脳労働を生業としている方の中で猛烈に喫煙の素晴らしさを訴えている方がいらっしゃいます。精神活動における刺激になる、自分の健康問題を人にとやかく言われたくない、などの理由から発展して「喫煙する権利」「喫煙者に対する差別」「喫煙する自由」などを語る方もいます。
彼は決してIQが低いとは考えにくいのですが、もし喫煙をしていなかったらもっと素晴らしい著作を発表していたかもしれませんし、もっと素晴らしい研究成果を挙げられたかもしれません。
■飲食店全面禁煙して何が問題なのか?
完全禁煙とか分煙とかの飲食店が増えてきています。いくら分煙していても店員さんの健康を害する可能性は否定できません。経営サイドは禁煙にすると売り上げが激減するのではないかと心配しています。でもね〜、こんな研究もあるんだよ。「某ファミリーレストラングループにおける客席禁煙化前後の営業収入の相対変化 未改装店,分煙店の相対変化との比較」(日本公衆衛生雑誌Vol.61(2014)No.3p.130-135)・・・これPDFで全文読めます。詳細は各自読んでもらうとして、結論は
◎全面禁煙にすると営業収入は増加するが、分煙ではそうではなかった
のです。全面禁煙にしちゃうとあのお客さんは来なくなっちゃう、でもこのお客さんは嫌煙派だから分煙にしちゃおうかな、とお悩みの飲食店経営者はぜひお読みください。
・・・
前掲サイトより
自分の嗜好を否定されることはあまり面白いことではありません。しかし、自分の嗜好が他人様に明らかに迷惑をかけている場合はその嗜好を我慢することが必要です。どうしても喫煙をしながら飲食を楽しみたいのなら、自宅で行えば良いのです。どうしても家の外でタバコを吸いながら飲食を楽しいタイのなら、秘密クラブ風の会員制の愛煙家専門飲食店を認めればいいんじゃないのかなあ。
だからと言って近隣住民に迷惑かけないで欲しいよね。
>>10307 匿名はんさん
ねぇねぇ。知ってる?タバコに含まれる猛毒のポロニウム210を大量に蓄積して内部被曝したからって死因が放射線とはならないんだよ。遺伝子が破壊されたり突然変異を起こしたりするから、色んな病の原因になるんだって。西城秀樹さんも桂歌丸さんも色んな病気にかかって大変だったようだよね。みーんな発症してから後悔するようだよね。「たいしたことない」よね。どうせ人間は死ぬんだから。死亡率100%だよね。匿名はんIQおいくつ?80くらいはあるのかな?それとも50くらい?
たばこの放射性物質について(米政府の解説)
2011.10.11 12:00 PM
https://www.gizmodo.jp/2011/10/ucla.html
この御方は、こないだ「たばこ会社が絶対客に知られたくない真実... 煙草には放射性物質が入っている」で紹介したUCLA医学部Hrayr Karagueuzia教授。米たばこ業界が放射性物質のことを半世紀以上隠蔽していた事実を先月公表した人ですよ。
あの記事には、こんなコメントが沢山寄せられましたよね。
「既出。こんなの昔から知ってる」
「少量。この程度で騒いでたらキリない」
「肥料起源。たばこに限った話じゃない」
まあでも「わしゃそんな気休めで安心できないぞ、なんか信頼できる筋の詳しい情報はないの?」という方もいると思うので、米国環境保護庁(US Environmental Protection Agency、日本の環境省に相当)がサイトに出している解説を訳しておきますね。
たばこの煙
たばこの煙は被曝のもとには見えないが、あの煙には放射性物質が少量含まれており、吸うとそれが肺に入ります。放射性粒子は肺の組織に留まるため、長年吸い続けると大量の放射線量になる恐れも。放射線は喫煙者が肺がんになる主な原因のひとつかもしれません。
どれだけの人がたばこで放射線に晒されているのか?
米国肺協会によると、米国の喫煙者人口は成人4800万人、未成年者480万人。つまりアメリカ全人口のうち約5300万人がたばこの煙で直接被曝している計算になります。
アメリカ疾病管理予防センターによると、成人喫煙者の80%はティーンのとき煙草を吸い始めた人で、35%は18歳になるまでに毎日吸うのが習慣になっています。成人喫煙者のうち39%は1日1箱、20%は1箱より多く吸っています。
喫煙はアメリカ国内で起こる予防可能な死亡の原因のトップで、年間44万3000人、5人にひとりはこれで亡くなっています。喫煙に関連付けられる肺がんによる死者の数は年間12万3000人。5人に1人近い割合の人が喫煙絡みで死んでおり、これはアルコール、自動車事故、自殺、AIDS、殺人、違法ドラッグを全部合わせた数より多いのです。
喫煙者に加え、セカンドハンドスモーク(副流煙)の受動喫煙にも疾患リスクがあることが分かっています。一部の発がん性物質は、喫煙者が吸う主流煙よりセカンドハンドスモーク(副流煙)の方が2~5倍濃度が高いことを示す研究さえあります。他人が吐くたばこの煙を吸った結果肺がんになって死亡する成人は毎年およそ3400人。現在たばこを吸っていない人でも、空中のたばこの煙が原因で心臓疾患にかかって死ぬ人は推定4万6000人にのぼります。 セカンドハンドスモークには4000種を超える化合物が含まれています。うち69種はホルムアルデヒド、鉛、ヒ素、ベンゼン、放射性ポロニウム210など既知の発がん性物質です。
なぜ煙草に放射性物質が入る?
たばこ製造に使用するたばこの葉には放射性物質が含まれています。特に鉛210(lead-210)とポロニウム210(polonium-210)。たばこの葉の放射性核種は、そのほとんどが土壌と肥料から入ったものです。
土壌のラジウム含有量が高いと、成育中の作物の中のラドンガス放射量が増えます。ラドンは速やかに崩壊してゆき、固体の高放射性金属(ラドン崩壊生成物)になり、これがチリ粒子に付着し、粘着性のあるたばこの葉に集まっていきます。葉の繊毛から染み込む化合物は水溶性ではないため、雨が降っても洗い流されません。葉を硬化して切り刻んで煙草にするまでの間も粒子はずっと、葉に留まったままなのです。
鉛210とポロニウム210は土壌から直接たばこの葉に吸収されます。しかしここでもっと重要なのは、葉の両面に粘着性のある小さな毛(毛状突起)があるため、空中の放射性粒子がそこにくっついて集まってしまうこと。
例えばたばこ業界で人気のリン酸肥料。あれにはラジウムとその崩壊生成物(鉛210とポロニウム210含む)が含まれています。このリン酸肥料をたばこ畑に毎年撒くと、鉛210とポロニウム210の土中濃度も上がってしまうんですね。
たばこを吸うとどうなる?
研究の結果、肺に吸い込む時、たばこの煙には鉛210とポロニウム210が存在することが分かっています。たばこの葉に含まれる鉛210とポロニウム210の濃度は比較的低いのですが、塵も積もれば山で、喫煙者の肺の中にたまると非常に高濃度になる恐れもあるのです。
たばこを肺に吸い込むと、肺の通り道の気管支が枝分かれする場所(細気管支)に煙が当たり、たばこの煙に含まれるタールがそこに溜まっていきます。そのため細気管支の中でも非常に大事な部位の組織に、鉛210とポロニウム210が吸い寄せられてしまうのです。研究では、普通の市販のタバコにフィルターをつけても、喫煙者が肺に吸い込む煙から放射性物質は微量しか除去できないことが分かっています。溜まった物質のほとんどは鉛210ですが、この鉛210(半減期22.3年)が崩壊して支配的な放射性核種になるにつれポロニウム210(半減期138日)は急成長してしまうのです。こうして時間の経過に伴い、細気管支の組織に直にたまるポロニウム210は非常な高濃度となり、この細気管支に局所的に放射線量が集中するのです。
---訳おわり---
つまり複合して肺にホットスポットができてしまうということですね。
因みに死亡率ってどれぐらいなのかなと思って、UCLAのKaragueuzia教授のチームが独自に試算してみたら、たばこの中の放射性粒子がもとで今後25年で死亡する可能性のある人は喫煙者1000人のうち120~140人と出たそうですよ。
「我々も肺がんの原因はタバコ中の化学物質だけだと思っていたが、肺にこうした『ホットスポット』ができることは業界も学会も認めている。そうなるとアルファ線が原因で悪性腫瘍が長期的に発達してる可能性も高くなる。ラッキーな人はα線被曝した細胞が死んでくれるが、死ななければ変異してがん性細胞になる恐れもある」(Hrayr Karagueuzia教授)
こういうのきちんと分かった上で吸ってるなら構わないんですけどね。日本政府にもこういうページがあったらいいのにな、って思います。
[eurekalert, EPA ]
(satomi)
ポロニウムたくさん摂取しても苦しまずに**るといいね。
>>10307 超バカか?
>>「医者が儲けるためにある」のに決まっているでしょ。
またまた、史上最悪の屁理屈を出してきた。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35115703.html
こんなことも知らない超バカだな。
>>基本的に「ルールを守っている喫煙者」を罵る人って嫌いなのです。
またまたまたまたまたまたまたまたまたまたまたまた『ルール』。
喫煙するのにこの世に『ルール』なんて存在すると言いたいのか?
匿名はんは日本の義務教育を受けていない。。
何故か、ワロタが居なくなってる。
同時に匿名はんの投稿も減少。
>>10313 匿名さん
匿名はん側から別人に成りすましていると叩かれると『いいえ、違います。』と言わずに、コテハンを使ってみよ!と屁理屈垂れるし。
全く個性のないふざけたコテハンを使っていると言うことは、いくらでも別人に成りすませると見られる事に気付かないアホだと言う事だろう。
ぉーぃ、嫌煙者ども、ハンドル「非喫煙者」のバカ長い引用文ちゃんと読んでいますか?
嫌煙者にとって役に立つネタなんですから、きっちり隅から隅まで読まれているものと思われます。
読んでいて違和感を感じたレスありませんか?
今回の無為な資源の使用法はむごいので、週末のうちに何らかの言い訳ないしは謝罪がなければ
管理人様に連絡し、削除およびアクセス禁止をお願いしようかと考えています。
私には特定できないので言い訳・謝罪は本人じゃなくてもいいですよ。
よろしく。
>>10309
>遺伝子が破壊されたり突然変異を起こしたりするから、色んな病の原因になるんだって。
いろいろ言っていますが、私が前から言っているのは「タバコはこの20年ではやりだしたもの
ではない」ということです。むしろこの20年で喫煙率はみるみる減っていて、また喫煙場所も
減っています。今や非喫煙者と同一の部屋で喫煙できることって非常に少なくなっています。
で、私たちの親や祖父の時代は喫煙率は80%だったは、仕事中に隣の席で喫煙していたはで
直接喫煙も受動喫煙もバンバンの時代でした。
さてそんな人たちが今どんな状態でしょうか? その子供であるあなたはどんな状態ですか?
お前がどんな論文をぶら下げてこようと「昭和の時代をフツーに生き抜いてきた方が多いのに
『何をいまさら』」って感じです。
>>10315
>ぉーぃ、嫌煙者ども、ハンドル「非喫煙者」のバカ長い引用文ちゃんと読んでいますか?
>嫌煙者にとって役に立つネタなんですから、きっちり隅から隅まで読まれているものと思われます。
>読んでいて違和感を感じたレスありませんか?
> >>10309
> >遺伝子が破壊されたり突然変異を起こしたりするから、色んな病の原因になるんだって。
匿名はんがしっかり読んで反論している通り有意義な情報だと思います。
>さてそんな人たちが今どんな状態でしょうか? その子供であるあなたはどんな状態ですか?
だから未だに肺がんが死亡率の上位を占めるのでしょう。
ベランダ喫煙を含めた受動喫煙の根絶が重要だと思いますが?
>>10315 匿名はんさん
匿名はん、いつもしっかり「ねぇねぇ。知ってる?」シリーズ愛読してくれてありがとう。
ねぇねぇ。知ってる?猛毒のポロニウム210が含まれていることは、タバコ製造会社は昔から知ってたんだって。でも、猛毒除去すると猛毒ファンの喫煙者には味が薄くなるのと値段が上がるので止めてるだけじゃないかな。で、何故危険物を売っているって言うと、箱に危険だと書いておれば、大人だと理解できるからじゃないかな?後は自己責任ってことで。危険な猟銃を所持できるのとほぼ一緒でしょう。日本って平和な国だよね。財務省官僚の天下り先はキープしておかないとね。給料なしでも財務大臣って旨味のあるお仕事だからね。
ところでねぇねぇ。知ってる?JTもタバコにポロニウムが含まれていることは否定していないんだって。否定しない、できないってことはやっぱり含まれているんだよね。
マイルドセブンに「ポロニウム」 JT「入っていないと言い切れません」
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山中登志子 20:12 01/25 2007
http://www.mynewsjapan.com/reports/521
元KGBのリトビネンコ氏が殺された事件後、猛毒放射性物質「ポロニウム」の名前が有名になった。そのポロニウムがたばこに入っており、「1日1~2箱喫煙で胸部レントゲン写真300枚分/年の被曝だ」と『ニューヨーク・タイムズ』が記事にした。マイルドセブンにポロニウムが入っているかをJTに聞くと、「という可能性はあると思います」。たばこの含有物を公開しないのは食品でいえば原料隠し。やましいところがないなら公開できるはずだ。
【Digest】
◇元KGBリトビネンコ氏「ポロニウム」で殺される
◇1日1~2箱喫煙で胸部レントゲン写真300枚分/年の被曝
◇厚労省に「話題のポロニウムの検査をしてほしい」
◇JT「ポロニウムの測定技術を持っていない」
◇自社販売商品に何が入っているかわからないJT
◇あなたも、ポロニウムが入っていても吸いますか?
◇ポロニウムがマイルドセブンにも入っているんですね?
◇元KGBリトビネンコ氏「ポロニウム」で殺される
たばこに、ポロニウムが入っていることを知った。
ポロニウムと言えば、元KGB(旧ソ連の国家保安委員会)情報部員アレクサンドル・リトビネンコ氏がロンドンで殺されたときに使われた猛毒放射性物質。
英国健康保険庁は、リトビネンコ氏の尿から「ポロニウム210」が検出されたと発表した。リトビネンコ氏の死因は体内被曝による多臓器不全。暗殺説も叫ばれている。ポロニウムの致死量は1億分の1グラムと言われ、リトビネンコ氏の身体からはその100倍の量のポロニウムが見つかったという。
亡くなる前のリトビネンコ氏は、頬もこけ、髪も抜け落ちていた。
■ロンドンUniversity College病院に入院していた時のリトビネンコ氏。2006年11月23日に亡くなった。
それ以来、「ポロニウム」が話題になった。そんな危ないものが、たばこにも含まれていると知って驚いた。
◇1日1~2箱喫煙で胸部レントゲン写真300枚分/年の被曝
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『ニューヨーク・タイムズ』(2006.12.1号の要約)。訳は穂積忠夫(「禁煙ジャーナル」専門委員)氏
きっかけは、『ニューヨーク・タイムズ』(2006年12月1日付)の記事だった(全文要約:画像参照)。
■『ニューヨーク・タイムズ』(2006/12/ 1 Puffing On Polonium ひとふきのポロニウム)
その記事を受けて、『週刊現代』(2007年1月6・13合併号)が「ポロニウムがふつうのタバコに含まれていた」と記事にしていた。
『ニューヨーク・タイムズ』では、
●たばこ産業は、少なくとも1960年代からたばこに相当量のポロニウムが含まれていることを知っていた。
●喫煙者はたばこ1本吸うたびに、平均0.04ピコキューリーのポロニウムを吸っている。
●初期の原爆に使われた核物質の何千倍もの放射能がある。
●1日に1箱半のたばこを吸う喫煙者は、年300回も胸部にX線をあびたに等しい。
といったことが出ている。
ピコキューリーといってもぴんとこないが、300回ものレントゲン分だといえばわかりやすい。
「世界各国のたばこからポロニウム210が検出されていることは明らかです。JTのたばこについてもまずは、情報公開をすべきです」
こう語るのは、山岡雅顕医師(洲本市健康福祉総合センター参事/洲本市応急診療所所長)。日本禁煙学会の会員でもあり、洲本市禁煙支援センター(禁煙専門外来担当)で禁煙支援をしたり、タバコ関連情報の収集・発信をしている。
■洲本市禁煙専門外来「タバコにもポロニウムが含まれています」)
山岡医師から、「レントゲン300回も受けたことになる」の根拠となっているポロニウム関連の論文、およびそのほかの文献をいくつか教えていただいた。
■ポロニウムとたばこに関する文献検索
■米国の土壌や空中に存在する「ポロニウム210」「ラドン222」といった放射性物質がたばこの葉に取り込まれるため、1日1~2箱の喫煙によって、気管支上皮細胞が年間8~9レム被爆する。胸部X線写真1枚の被爆量が0.03レムなので、喫煙による被爆量は年間にして胸部X線写真300枚分に相当する。
1979年米国スリーマイル島での原発事故で、周辺住宅地域での被爆量は0.0015レム。これを毎日浴びたとして年間0.5レムなので、喫煙による放射能被爆はとんでもない量である。
■ギリシアの喫煙者(1日20本)の1年間の実効線量の平均値は、287マイクロシーベルト(ポロニウム210からの124マイクロシーベルトと鉛210からの163マイクロシーベルト)になると推定。喫煙者の吸入量は、北半球の中緯度地方に住んでいる非喫煙者より平均およそ12倍高い。
■ハムスターを使った実験で、「ポロニウム210」よる15~300ラド(現在の単位で0.15~3グレイ)の気管支内への被爆によって、9~53%に肺がんが発生したというもの。喫煙者は「ポロニウム210」によって20ラド(0.2グレイ)の気管支上皮への被爆を受けていると推定されるので、この結果は、「ポロニウム210」や鉛210からのアルファ線が喫煙者の肺がんの原因となっているという仮説を支持する。
■【エジプトの論文】1本のたばこの「ポロニウム210」の放射能は16.6(9.7-22.5)mBq(ミリベクレル)だった。その分布割合は、たばこのフィルター4.6%、たばこの灰20.7%、煙74.7%。1日20本の喫煙者は、「ポロニウム210」と鉛210から1日に123mBqを吸っていることになる。そうすると1日20本の喫煙者は、「ポロニウム210」から193マイクロシーベルト、鉛210から251マイクロシーベルトの被爆を受けていることになる。
■ブラジルでもっとも売れている8種類のたばこから「ポロニウム210」と鉛210の放射性物質が検出された。乾燥たばこ1gから鉛210が11.9~30.2mBq、「ポロニウム210」が10.9~27.4mBq検出。1年間でブラジルで生産されているたばこから15000シーベルトもの被爆を受けていることになる。
■【ポーランドの論文】喫煙者は「ポロニウム210」から35マイクロシーベルト、鉛210から70マイクロシーベルト、あわせて105マイクロシーベルトの被爆を受けている。
「たばことポロニウムに関して、東北大学の大学院の入試(英語の例文)にも出たことがあります。肺がんの半分は、ポロニウムが原因だと言及していたと思います」(山岡医師)
知らないのは、日本の消費者、日本の喫煙者だけかもしれない。
リトビネンコ氏は何らかの形で気化したポロニウムを吸わされた可能性を指摘され、同席者や従業員、警官からもポロニウムが検出されたことも報道されていた。
わたしはたばこを吸わない。
理由は簡単。お金をかけてまで健康に悪いことをしたくないのと、きれいな空気の中で過ごしたいからだ。
自分は吸わなくても、喫煙席のある飲食店などで、ポロニウム210が検出されるかもしれない。たばこなんて吸わないのに、放射性物質に曝されたくない。
それ以前に、喫煙者は、たばこにポロニウムが入っていることを知っているのだろうか?
◇厚労省に「話題のポロニウムの検査をしてほしい」
「たばことポロニウムの関係の調査について聞きたい」と厚生労働省(TEL03-5253-1111代表)に電話すると、電話をまわされた部署は生活習慣病対策室。たばこ専門官のヤマモトさん(男性)が電話で答えてくれた。
厚生労働省は、煙のことで銘柄ごとにかつて調査をしたことがある。これも興味深いデータだ。
■たばこ煙の成分分析について
でも、たばこのポロニウムの検査はなく、危ないのかどうかもはっきりしなかった。また、ヤマモトさんは、『ニューヨーク・タイムズ』と『週刊現代』の記事は知らなかった。
ないなら、調査してもらいたい。
「たばこの含有物は考えていかないといけないが、必要性があるかどうか情報を見てみたい」とのことなので、「では、まず『ニューヨーク・タイムズ』の記事を読んでください」と伝え、検索すると「たばことポロニウム」でいくつも海外文献が出てくることを教えてあげた。
こっちが、たばこ専門官に教えるのもヘンな話なのだが、でも、「情報を見てみたい」と言うのだから、話題のポロニウムの検査をしてくれるかもしれない。
--ポロニウムだけではなく、JTはたばこの含有物も公開しないと聞いているから、厚生労働省から公開するように言ってもらえませんか?
「添加物は教えてもらえないです。難しいこともあります」
--国民の健康を考えるのが、厚生労働省なんだから、強く言ってくださいよ。たばこほど、「黒」ってわかっているものはないから、お願いします。
たばこの監督官庁は財務省という壁もあるような「縦割り」行政のことを、何度かヤマモトさんは言っていた。そんなのはどうでもいい。国民の健康のために動いてくれればいいのだ。
◇JT「ポロニウムの測定技術を持っていない」
JT(日本たばこ産業株式会社)お客様相談センター(TEL03-5572-3336)に電話して、ポロニウムについて聞いてみた。女性の担当者が出てきた。
--たばこにポロニウム、入っているんですよね?
「たばこの葉に限らず、この物質が土壌中に存在しているものなので、農作物や魚介類に含まれているということは存じております」
「ポロニウムは他の放射性物質と違い、ベータ線やガンマ線ではなくアルファ線だけを出すのが特徴。アルファ線を検知すれば発見できるが、たばこにも含まれ、わずかだが自然界に存在する」(2006/12/11 あちこちにポロニウムの痕跡、捜査混乱=ネットで購入可能-元情報員殺害 時事通信記事より)というのも出ていた。
いちばん売れているたばこ(2006年上半期)は、マイルドセブン・スーパーライト、マイルドセブン・ライト、マイルドセブン・・・と上位3位がマイルドセブンだと教えてもらった。
--マイルドセブンだとどれくらい入っているんですか?
「(ポロニウムは)国際的に認知された測定方法がないため、私どもも測定技術を持っていないものですから、測定していないのでわからないです」
JTは、こんなことをよく言えるとあきれてしまった。海外の論文をすべて否定するのだろうか。ぜひ、日本でも、放射線の専門家にたばこのポロニウム測定をしてもらいたい。
◇自社販売商品に何が入っているかわからないJT
昨年末に『ニューヨーク・タイムズ』と『週刊現代』の記事が出たとき、問い合わせが増えたという。だからだろうか。わたしが「ポロニウム」のことを言うと、マニュアルを読むようにすらすらと答えてくれた。
Tinyreportsimg_g1169600558932
JTの本社(東京都港区虎ノ門)
記事のことを聞いてみたら、
「内容もどういう研究かわからないので、評価できる立場でないのでわかりません」
--ポロニウムがはいっていたことは知っていたんですよね?
「承知しております」
--知らない人が多いと思うんですけど・・・。
「どのくらい入っているか、どのくらいの害があるとか.....
国会でも質疑応答があり、厚労省の公式ホームページにも記録があるから、事実じゃないかな?
>>10315 匿名はんさん
「ねぇねぇ。知ってる?」愛読者の匿名はん
>お前がどんな論文をぶら下げてこようと「昭和の時代をフツーに生き抜いてきた方が多いのに『何をいまさら』」って感じです。
色んな論文見て、喫煙と癌との関係を理解してくださいね。
ゲノムビッグデータから喫煙による遺伝子異常を同定
がんゲノムビッグデータから喫煙による遺伝子異常を同定
1年間毎日1箱の喫煙によって肺では150個の突然変異が蓄積
2016年11月4日
https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2016/1104/index.html
国立研究開発法人 国立がん研究センター
国立研究開発法人 理化学研究所
国立研究開発法人 日本医療研究開発機構
本研究成果のポイント
国際共同研究により、喫煙との関連が報告されている17種類のがん5,243症例のがんゲノムデータを元に喫煙と突然変異との関連について検討を行った。
生涯喫煙量と突然変異数には正の相関が見られ、喫煙が複数の分子機構を介してDNAに突然変異を誘発していることを明らかにした。特に、肺がんでの突然変異数が最も多く、1年間毎日1箱のたばこを吸うことで、150個の突然変異が肺に蓄積していると推計された。
喫煙による突然変異には少なくとも3パターンがあり、臓器により異なることが明らかになった。
国立がん研究センター研究所がんゲノミクス研究分野 柴田龍弘分野長、十時泰ユニット長、理化学研究所(理研)統合生命医科学研究センターゲノムシーケンス解析研究チームの中川英刀チームリーダー、藤本明洋客員研究員、米国ロスアラモス国立研究所Ludmil B. Alexandrov博士、英国サンガー研究所Michael Stratton所長らの日英米韓国際共同研究グループは、様々な臓器がんにおけるDNA(遺伝子)異常に喫煙がどの程度影響を及ぼしているのかについて、喫煙との関連が報告されている17種類のがんについて合計5,243例のがんゲノムデータを元に検討を行いました。
その結果、生涯喫煙量とその患者さんのがん細胞に見られる突然変異数には統計的に有意な正の相関が見られ、喫煙が複数の分子機構を介してDNA変異を誘発していることを明らかにしました。また、1年間毎日1箱のたばこを吸うことで、肺がんでは最多の150個、喉頭では97個、咽頭では39個、口腔では23個、膀胱では18個、肝臓では6個の突然変異が蓄積していると推計されました。
また変異パターン(注1)の解析から、喫煙によって発がんリスクが上昇するがんには少なくとも3つのタイプが存在することが明らかになりました。タイプ1はたばこ由来発がん物質暴露が直接的に突然変異を誘発しているがん(例:肺がん、喉頭がん、肝臓がん)、タイプ2はたばこ由来発がん物質暴露が間接的に突然変異を誘発しているがん(例:膀胱がん、腎臓がん)、タイプ3は今回の解析で明らかな変異パターンの増加が認められなかったがん(例:子宮頸がん、膵がん)です。
本研究成果によって、がんの発症において喫煙が全ゲノム解読レベルで突然変異を誘発していることが再確認され、がんの予防における禁煙の重要性が強調されます。さらに、今回たばこ由来発がん物質暴露が間接的に突然変異を誘発するタイプのがんが認められたことで、今後喫煙がどのように間接的な突然変異誘発機構を活性化するのかに関する詳細な分子機構の解明によって、喫煙関連がんの予防や治療が進むことが期待されます。
また本研究で用いられた解析手法によって、他の発がんリスク要因(肥満、食事等の生活習慣)についても、その背景になる分子実体の解明からがん予防戦略を加速する鍵の解明が期待されます。
本研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)革新的がん医療実用化研究事業「国際連携を基盤とした日本人難治固形がんゲノム統合解析による新たな治療標的の同定と予防戦略への展開研究」および国立研究開発法人国立がん研究センターがん研究開発費の支援を受け、国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)(注2)のプロジェクトの一環として行われました。
研究成果は、国際科学雑誌『Science』に掲載されました。
背景
喫煙とがんの関連について(がん情報サービスへリンクします。)
喫煙とがんの関連については、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)が、肺がんをはじめとするさまざまながんの原因となると結論づけています。また多くのがん種で、喫煙年数が長いほど、1日の喫煙本数が多いほど、また喫煙開始年齢が若いほど、がんのリスクが高まることが示されています。
(関連ファイル1:国際がん研究機関(IARC)による「喫煙とたばこ煙」に対する評価)
日本におけるたばこを吸う人のがんで死亡するリスクは、吸わない人に比べて男性で2倍、女性で1.6倍、がん種別にみると男性では喉頭がん、尿路がん、肺がんで5倍前後と高く、女性では肺がんで4倍、子宮頸がん、口唇・口腔・咽頭がんで2倍以上と高くなっています。(添付資料2:日本における喫煙とがん死亡についての相対リスクと人口寄与危険割合−3コホート併合解析研究1983年から2003年)喫煙は、さまざまながんの原因の中で、予防可能な最大の原因ですが、日本でのがんの死亡のうち、男性で40%、女性で5%は喫煙が原因と考えられています。特に肺がんは喫煙との関連が強く、肺がんの死亡のうち、男性で70%、女性で20%は喫煙が原因と考えられています。
たばこに含まれる発がん物質は約60種類あり、その多くは体内の酵素で活性化された後、DNAと結合し、遺伝子の変異を引き起こします。こうした遺伝子の変異が、がん遺伝子、がん抑制遺伝子などに蓄積することによって、細胞ががん化すると考えられていますが、突然変異の誘発機構やがん種による違いなど明らかになっていなことも多く、これらを明らかにすることで、喫煙関連がんの予防や治療に更に貢献することが期待されます。
国際協力によるがんゲノム解析
近年の次世代シークエンス(注3)技術進歩により、様々ながんにおける遺伝子異常の全体像が解明されています。喫煙と関連するがんについても、肺がん、食道がん、口腔・咽頭部がん、膵臓がん・肝臓がん・子宮がん・膀胱がんなどの臓器がんについて、全ゲノムあるいは全エクソンシークエンスが行われ、各症例に見られる突然変異がゲノム全体のレベルで同定されています(文献1)。
中でも、国際がんゲノムコンソーシアムでは、現在、日本・英国・米国を含め17カ国が参加し、国際協力によって78のがんゲノムプロジェクトが進められ、すでに16,000例を超えるがんサンプルにおける遺伝子異常のデータが蓄積され、研究者が自由に使えるデータとして公開されています(www.icgc.org)。日本からは、国立がん研究センター、理化学研究所、東京大学が連携し、アジアにおいて重要ながんである肝臓がん、胆道がん、胃がんについて、大規模ながんゲノム解読データを解読・公開し、国際貢献を果たしています。
ビッグデータ解析による変異パターンの同定と喫煙との関連
国際がんゲノムコンソーシアム内の国際共同研究により、7,000例を超えるがんゲノム解読データを用いて、特徴的な突然変異パターン(mutation signatureと呼ばれる)の同定が網羅的に行われ、これまでに30を超える特徴的なパターンが発見されています(文献2)。このパターンの約半数は既知の発がん要因(喫煙、紫外線、DNA修復異常、肝臓がんの原因として知られるアフラトキンB1暴露等)との関連が強く見られたことから、個々の発がん要因はヒトの遺伝子において特徴的な突然変異パターンを誘発すると考えられています。
その中でも喫煙と強く相関する変異パターンとしてシグネチャー4が同定されており、実際培養細胞をたばこ由来の発がん物質(benzo[a]pyrene)で処理した後に、その細胞で発生した突然変異パターンを調べると、ヒトのがんで見られたシグネチャー4と非常に類似した変異パターンが認められました(図1)。
・・・
図1 ヒトがんから抽出されたシグネチャー4(上)とたばこ由来の発がん物質(benzo[a]pyrene)で処理した細胞で見られる変異パターン(下)は非常に類似する。
文献1
Whole-genome mutational landscape and characterization of noncoding and structural mutations in liver cancer. Nat Genet. 2016, 48:500-9.
文献2
Signatures of mutational processes in human cancer. Nature. 2013, 500:415-21
研究手法と成果
共同研究グループは、喫煙と関連すると報告されている17種類のがんについて、合計5,243症例(喫煙者患者2,490症例、非喫煙者患者1,062症例、喫煙データなし1,691症例)のがんゲノム変異データ(全エクソン解読4,633症例、全ゲノム解読610症例)を用いて解析を行いました。(表1)
喫煙と遺伝子変異数との関連
全てのがんのデータを合わせた比較において、喫煙者に発症したがんでは、非喫煙者に発症したがんと比較して、統計的に有意に遺伝子変異の数が多いことが分かりました(P=0.0043)。個々のがんでの比較では、肺がん(腺がん)、喉頭がん、口腔がん、膀胱がん、肝臓がん、腎臓がんにおいて、喫煙者において統計的に有意な突然変異数の増加を認めました。(表1 黄色で示している)また、喫煙量から計算すると、1年間毎日1箱喫煙することで、平均すると肺では150個、喉頭では97個、咽頭では39個、口腔では23個、膀胱では18個、肝臓では6個の突然変異が蓄積していると推計されました。
表1 本研究で解析に用いたがん種と症例数
(注)喫煙歴のデータが無いため、両方を合わせた数字となっている。喫煙者症例における突然変異増加について、統計的に突然変異の増加を認めたがんを(注1)で示す。
・・・
喫煙と変異パターンとの関連(表2、図2、図3)
変異パターンと喫煙歴について検討を行ったところ、喫煙関連のシグネチャー4を含んだ5つの変異パターン(シグネチャー2、4、5、13、16)が喫煙者のがんにおいて有意に増加しているのを認めました。これをがん種ごとに検討すると、喫煙によって発がんリスクが上昇するがんには少なくとも以下の3つのタイプが存在することが明らかとなりました。今回明らかとなった、たばこ由来発がん物質暴露が間接的に突然変異を誘発するタイプ2は、喫煙に伴い臓器特異的にある種の変異パターンによる突然変異が増加することが、喫煙リスクの原因の一部となっていることが推測されます。
タイプ1:たばこ由来発がん物質暴露が直接的に突然変異を誘発しているがん(例:肺がん、喉頭がん、肝臓がん)
タイプ2:たばこ由来発がん物質暴露が間接的に突然変異を誘発しているがん(例:膀胱がん、腎臓がん)
タイプ3:今回の解析で明らかな変異パターンの増加が認められなかったがん(例:子宮頸がん、膵がん)
たばこ由来の発がん物質暴露によって起こるシグネチャー4との関連について(表2)
シグネチャー4は、たばこ由来の発がん物質に暴露したことで直接的に誘発される変異パターンであることから、まずシグネチャー4について検討を行ったところ、以下の結果が示されました。
シグネチャー4は、肺がん(腺がん並びに扁平上皮がん)と喉頭部がんにおいて、有意に喫煙者に多く認められました。つまり、これらのがんにおいては、喫煙による直接的な発がん物質暴露が突然変異を誘発し、がんが発生していると考えらます。また直接喫煙に曝露しているわけではありませんが、肝臓がんにおいても喫煙者においてシグネチャー4が有意に増加していました。
一方、喫煙が発がんリスクとなることが知られている膀胱がん、子宮頸部がん、腎臓がん、膵がんでは喫煙者患者が含まれているにもかかわらずシグネチャー4は検出されませんでした。また、喫煙歴のデータはありませんが、胃がん、大腸がん、急性白血病においてもシグネチャー4は検出されませんでした。これらの臓器がんは、たばこ由来の発がん物質暴露が間接的に突然変異を誘発し、発がんリスクとなっていることが推測されました。
たばこ由来の発がん物質暴露以外のシグネチャーとの関連について(表2)
シグネチャー4以外に、細胞分裂回数と相関して増えると考えられているシグネチャー5は、全てのがんを合わせた場合、肺がん(扁平上皮がん・腺がん)、喉頭がん、咽頭部がん、口腔がん、食道がん、膀胱がん、肝臓がん、腎臓がんにおいて、喫煙者に統計的に有意に増加を認めました。また肺腺がんにおいては、シグネチャー4に加えて、APOBEC酵素の活性化に由来するシグネチャー2/13が、肝臓がんではシグネチャー16が喫煙者で有意に増加していました。詳細な分子機構は不明ですが、これらのがんにおいては、喫煙に伴い臓器特異的にある種の変異パターンによる突然変異が増加することが、喫煙リスクの原因の一部となっていることが推測されました。
表2 各がん種における喫煙と変異パターンの関連
・・・
図2 喫煙と関連して増加していたその他(シグネチャー2、5、13、16)の変異パターン
・・・
図3 喫煙によって発がんリスクが上昇するがんの3つのタイプ
・・・
今後の期待
大規模ながんゲノムデータを用いた解析によって、喫煙と関連するがんでは、(1)喫煙歴と相関して明らかに突然変異数の増加が認められること、(2)その原因として、たばこに含まれる発がん物質の直接暴露によって突然変異が誘発される場合から、より一般的な突然変異誘発プロセスの活性化まで、臓器によって複雑で特徴的な分子機構が存在すること、が明らかとなりました。本研究によって、がんの発症において喫煙が全ゲノムレベルで突然変異を誘発していることが再確認され、がんの予防における禁煙の重要性が強調されるとともに、今後喫煙がどのように間接的な突然変異誘発機構を活性化するのかに関する分子機構の詳細な解明によって、喫煙関連がんの予防や治療が進むことが期待されます。また本研究で用いられた解析手法によって、他の発がんリスク要因(肥満、食事等の生活習慣)についても、その背景にある分子実体の解明からがん予防戦略を加速する鍵の解明が期待されます。
共同研究グループ
国立がん研究センター 研究所 がんゲノミクス研究分野
分野長 柴田龍弘(しばた たつひろ)、ユニット長 十時泰(ととき やすし)
理化学研究所 統合生命医科学研究センター ゲノムシーケンス解析研究チーム
チームリーダー 中川英刀(なかがわ ひでわき)、客員研究員 藤本明洋(ふじもと あきひろ)
ロスアラモス国立研究所
Ludmil B. Alexandrov
サンガー研究所
Iñigo Martincorena, Serena Nik-Zainal, Peter J. Campbell, Michael R. Stratton
Korea Advanced Institute of Science and Technology
Young Seok Ju
The Francis Crick Institute
Peter Van Loo
Medical Research Council (MRC)-Public Health England (PHE)
Paolo Vineis
King's College London
David H. Phillips
論文情報
雑誌名: Science
タイトル: Mutational signatures associated with tobacco smoking in human cancer.
著者: Ludmil B. Alexandrov, Young Seok Ju, Kerstin Haase, Peter Van Loo, Iñigo Martincorena, Serena Nik-Zainal, Yasushi Totoki, Akihiro Fujimoto, Hidewaki Nakagawa, Tatsuhiro Shibata, Peter J. Campbell, Paolo Vineis, David H. Phillips, Michael R. Stratton
Doi: 10.1126/science.aag0299
研究費
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)革新的がん医療実用化研究事業「国際連携を基盤とした日本人難治固形がんゲノム統合解析による新たな治療標的の同定と予防戦略への展開研究」
国立研究開発法人国立がん研究センターがん研究開発費(26-A-6)
用語解説
注1 変異パターン(mutation signature)
突然変異は4種類の塩基がそれぞれ別の塩基に置換されるため全部で12種類あるが、DNAはA:T、C:Gの相補的な2本鎖であるため(例えばC>AとG>Tを区別できない)6種類に分類される。更にその前後の塩基配列情報を加えることで、4x6x4=96通りに分類できる。これまでの研究から、がんを起こす原因によってこの96種類の突然変異がそれぞれ特徴的な組み合わせで起こることがわかり、それらの組み合わせは変異パターン(Mutation signature)と呼ばれる。すでにヒトのがんにおいては、30種類以上の変異パターンがあることが知られており、そのうち半数は既知の発がん要因と密接に関連することから、それらが原因となって誘発されたものと考えられており、一部は実験的にも因果関係が証明されている。
注2 国際がんゲノムコンソーシアム(ICGC)
ICGCはInternational Cancer Genome Consortiumの略。がんのゲノム異常の包括的なカタログを作成するという目的を達成するため、2008年に発足した国際連携研究組織。ICGCの各メンバーは、データ収集・解析に関するICGCの共通基準のもと、1種類のがんについて500症例を解析し、ICGCのデータベースに登録して世界中に公開する。2016年8月現在、ヨーロッパ、南北アメリカ、アジア、オーストラリアの17カ国が参画し、89種のがんについての大規模ゲノム研究プロジェクトが進められている。これまで、16.000例以上のがんのゲノム情報がICGCのポータルサイトで公開され、世界中のがん研究に活用されている。日本からは、国立がん研究センター、理化学研究所、東京大学が中心となって参画している。
ICGC ホームページ(外部サイトにリンクします)
注3 次世代シークエンス
ヒトゲノムの全配列約30億塩基を1,000米ドル以下のコストで解読すべく、欧米の政府や企業が技術開発を行った結果、より高速高精度の性能を持つシーケンサーが開発された。従来の方法に比べ、超大量のDNAシーケンス反応を並列して行うことができる。現在最新の機器では、6日間で約1兆個(ヒトゲノム10人分)の塩基配列を解読できる。
プレスリリース
がんゲノムビッグデータから喫煙による遺伝子異常を同定 1年間毎日1箱の喫煙によって肺では150個の突然変異が蓄積
関連ファイルをご覧ください。
資料
国際がん研究機関(IARC)による「喫煙とたばこ煙」に対する評価
日本における喫煙とがん死亡についての相対リスクと人口寄与危険割合
関連ファイルをご覧ください。
報道関係からのお問い合せ先
国立がん研究センター 企画戦略局 広報企画室
電話番号:03-3542-2511(代表)
ファクス番号:03-3542-2545
Eメール:ncc-adminncc.go.jp
理化学研究所 広報室 報道担当
電話番号:048-467-9272 ファクス番号:048-462-4715
Eメール: ex-pressriken.jp
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
戦略推進部 がん研究課
郵便番号:100-0004 東京都千代田区大手町一丁目7番1号
電話番号:03-6870-2221
Eメール:canceramed.go.jp
喫煙による遺伝子異常が同定されたんだって。包含関係すらわからず、前の日に書いたことと正反対のことを平気で書く匿名はんには、遺伝子異常、ビッグデータなんて到底理解できないでしょうが、喫煙と癌との関係なんてもう誰もが否定しないことなんだよ。
受動喫煙で病気になり亡くなることがあることもね。だから誰も匿名はんなどのベランダ喫煙の煙を吸いたくないんだよ。
喫煙するなら集合住宅の敷地外の喫煙所か、ビニール袋をかぶって喫煙してね。吸殻は毒性が強いから食べてしまうと喫煙者には美味しいかも。頑張って認知症や癌を進行させて苦しんで早死にできると希望通りで良いね。
>>10316
>ベランダ喫煙を含めた受動喫煙の根絶が重要だと思いますが?
だったらタバコの販売を禁止するような運動をしましょう。
>>10317
>匿名はん、いつもしっかり「ねぇねぇ。知ってる?」シリーズ愛読してくれてありがとう。
ぃぇぃぇ、どういたしまして。
結局、「参考になる」と言いながら他の嫌煙者どもはまともに読んでいないことが判明して
しまったようですね。本人すら読み返していない。
ぁま、週末、月曜夜まで待ってから、何もなければ管理人さんへ連絡します。
>国会でも質疑応答があり、厚労省の公式ホームページにも記録があるから、事実じゃないかな?
だったら、たばこの販売を禁止に出来そうですけどねぇ。なぜ販売禁止運動しないのですか?
>>10318
>色んな論文見て、喫煙と癌との関係を理解してくださいね。
色々な論文ねぇ・・・。
>喫煙による遺伝子異常が同定されたんだって。包含関係すらわからず、前の日に書いたことと正反対のことを平気で書く匿名はんには、遺伝子異常、ビッグデータなんて到底理解できないでしょうが、喫煙と癌との関係なんてもう誰もが否定しないことなんだよ。
私も否定していませんが、新しい発見があったから新しい病気が始まるわけではありません。
過去からその病気はあったわけです。しかも喫煙率は下がり続けています。
昔より喫煙や受動喫煙リスクは格段に下がっているはずなのです。
だから「なにをいまさら」と発言しています。
>受動喫煙で病気になり亡くなることがあることもね。だから誰も匿名はんなどのベランダ喫煙の煙を吸いたくないんだよ。
昔はベランダどころか事務所内で受動喫煙を受けていたのです。その人たちが
ほぼ平気で今生きているのですよ。いまさら「ベランダ喫煙ごときで騒ぐな」と
言いたい。
※あっ、「匂いが迷惑」は別ね。それは言っても構いません。
>>10319 匿名はんさん
>昔はベランダどころか事務所内で受動喫煙を受けていたのです。その人たちがほぼ平気で今生きているのですよ。
この前国会の参考人で匿名はん並のアホ国会議員のヤジを受けた人はそうは考えていないようです。
あなたが言うように、100m先までタバコの粒子が届くのであれば、被害を与える確率があると考えるのが科学でしょう。
あなた自身が2mの至近距離には受動喫煙の害を与えると書いていたように、近隣住戸とは壁、床、天井だけで隣接しており至近距離で隣接しています。
毎回毎回書くことを変え臭い屁理屈でごまかすのは止めましょう。