>>3049
売主側の事情って中古で個人が売主になってる場合と同じようなもんですよ。
例えば中古で個人が住み替えで今の住戸の売主になる場合で次の物件をもう
買ってる場合、今の住戸の売却資金を当て込んでつなぎ融資してるんだから
さっさと今を売ってしまわないと次に行けないでしょ。ある程度の金額は次にいくために
当て込んでるので二束三文では売るに売れないためにその場合は次をキャンセルはしますが、
かといって最大売値なんかにこだわってる余裕立ってない場合がありますよね。
そういう場合は、ある程度の損切りしてでも次を重視するか、もしくは次をいくよりも
ここで売り急いだほうが損失がでかいと判断すれば次のほうをキャンセルしますね。
規模や程度が違うだけで企業だって同じですよ。住友や三井は値引きをあまりやらない
企業ですが彼らは資力が豊富で在庫を無理に裁かなくても次の物件、または今売ってる
他の物件に対する資金繰りに影響はしないからです。
一方で野村はキャッシュフロー最大化でさっさと今ある在庫を捌いては次に行かないと
最悪次に行けないほどそんなに遊んでる悠長な資力はないから在庫を持たずに次へ次へ、
をやってる会社です。在庫を抱えれば抱えるほど次への借り入れ条件も悪くなり、また
場合によっては新たな借金ができなくなる場合があるわけですからそりゃ必死で捌くでしょ。
個人だってそうです。
資産5000億を持ってる人に対して1億の住宅ローン貸し付けた後に、
また別に1億貸し付けることなんて造作もないことでしょうが、庶民的一般サラリーマンに
担保があるとはいえ4000万円の信用枠を貸し付けてるのにさらに4000万も貸し付けますかね?
次の4000万はさらなる条件が課されるのが普通でしょ。与信力ってのは何も個人だけに付与されてる
ものじゃないですからね。
なので企業だって場合によって損切りしてでもさっさと手仕舞いにする場合がある、ってことです。
それが企業の事情です。
が、それがいつ発動されるか、そういう台所事情はその会社しかわかりませんしそれに対する
判断もわかりませんから竣工後はいつでも大幅値引きがあるとは誰も断定はできないんですよ。
なので結局は自分で交渉してみるだけです。