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>>1030 匿名さん
957書いた者です。
既に似たような事書かれてる方がいらっしゃいますがコメントしておきます。
国産材を大量かつタイムリーに供給するのは非常に難しいのです。
まず木材は工業製品とは違い、生鮮食品と同じような流通です。
流通の多い時期や少ない時期があり、市場やセリがあります。
調達会社はただのトンネル会社ではなく実働を伴い、木材に関する知識や人脈も要求されます。
住友林業は元々それを本業にしていた会社です。
単にお金だけで済む話でもなく組織を立ち上げる必要があるのです。
中小工務店程度の量なら何の問題もないのですがハウスメーカの量になるとやっかいです。
ハウスメーカ規模の在庫リスクを自社で抱え、いつでも安定供給する製材所など国内にはありません。
ハウスメーカが樹種を変えたら他の引き当て先を探すのは容易ではなく高確率で経営難や倒産です。
事業としてやればリスクを価格にオンする事になり非常に割高になります。
そのため原木調達や製材に大口需要家(ハウスメーカ)が関与するのです。
高額の保証金を払うなどいくつかの方法が考えられますが、原木をハウスメーカ側のお金で仕入れ、製材業務を製材所に委託する方法をとってるようです。
流通が多く安い時期に大量に買い込むなどのオペレーション、独自の製材や集成、自由な樹種変更が可能だからでしょう。
しかし、これに要する社員、倉庫、仕入れリスク、などを考えれば容易な事ではありません。
仮に10人の社員でも年2億近いコスト。
倉庫費用(数億)や仕入れ(数億の借入れ)などを考えれば普通の会社で稟議通すのは至難でしょう。
住友林業は元々本業なので何の問題も無いでしょう。タマホームは国産材は社長の方針と聞きました。だから可能なのでしょう。
それ以外で国産材を使う会社は使用量が少ないところばかりです。
あと、木材の商取引にはここでは書けないようなドロドロした話がたくさんあります。
普通のサラリーマンなら嫌でしょうね。
木材の市場は消費地ではなく産地で開催され、それぞれの場所にそれぞれの掟があるのです。このあたりからご想像下さい。