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明日はどっちだ〜♪都心地価「上げ止まり」 海外資金が急減、30地点で伸び0%
(産経新聞9月11日)
高騰を続けてきた都心部の地価が住宅地、商業地ともに「頭打ち」
の様相をみせ始めている。地価上昇を支えてきた海外から流れ込む
不動産投資マネーが減り始めているからだ。米国に端を発した低所得
者向け高金利型住宅ローン(サブプライムローン)問題が世界的に
広がる中で、投資家の意欲がさらに冷え込む可能性も指摘されて
いる。路線価などの統計ではなお上昇基調にある都心の地価だが、
変調ぶりに不動産業界などの関心が高まっている。
■商業・宅地とも
野村不動産アーバンネット(東京)が7月、東京23区内の
住宅地51地点を抽出した地価動向調査によると、7月1日時点
におけるこの1年間の地価の伸び率は21・4%。しかし、直近
3カ月の伸び率は3%にまで落ち込んでおり、地価の上昇ペース
に急ブレーキがかかっている格好だ。また、地点ごとにみると、
「港区赤坂8丁目」「渋谷区神宮前4丁目」など、調査地点の
半分以上にあたる30カ所の伸び率が0%を記録。都心住宅地の
価格は、多くの地点で頭打ち傾向になりつつあることが判明して
いる。
一方、商業地でも同様の傾向が出ている。港区内に事務所を構
える不動産鑑定士によると、「昨年から港区や中央区、千代田区
など、都内一等地の商業地の地価は頭打ちになっている」と指摘
する。その背景について、この鑑定士は「REIT(不動産投資
信託)の配当利回りが落ちたことなどで魅力が薄れ、海外などから
流れ込む投資マネーが細り始めているからだ」と分析する。
REITは、投資家から集めた資金をオフィスビルなどの不動産
で運用し、賃貸収益や売却益を配当金として投資家に分配する投資
商品。東京証券取引所が発表しているREIT販売状況によると、
平成17年5月から外国人による買い越しが続いてきたが、今年
6月は約375億円、7月には約203億円の売り越しに転じて
いる。これらに加え、サブプライムローン問題が今後の地価に影響
すると考えているのが、REITアナリストの山崎成人さんだ。
山崎さんは「海外の投資家は投資リスクに慎重になるはず。日本の
不動産市場への投資も今後減るだろう」と予測する。この結果、
高騰を続けてきた都心地価は上げ止まり、一部で指摘されていた
「バブル」は収束に向かうだろうとしている。
[スレ作成日時]2007-09-19 23:35:00