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白熱する議論に終わりはあるのか?存分に戦え!
fight!
[スレ作成日時]2008-08-14 21:39:00
白熱する議論に終わりはあるのか?存分に戦え!
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[スレ作成日時]2008-08-14 21:39:00
>>匿名はん
下手くそな喩えだと思われるかも知れないが、ひとつの考え方として
ゴルフのルールを例にしてみるよ。ご参考までに。
ゴルフという競技には、まず全国共通の「基本ルール」がある。
「ボールをクラブで叩いた回数を集計して一番少ない人が勝ち」などといった
子供でも知っている様な事をはじめ、凡そゴルフをプレイするにあたっては
どこでも共通に守らなければならない取り決めがこれにあたる。
次に、ゴルフを実際にコースで楽しむにあたっては、そのコース毎に定められた
「ローカルルール」を守らなければならない。
これは、ゴルフ場の経営上の都合で「速やかな進行」を目的として設けられたものや
コースによって異なる地形などの実情に合わせて設けられているものを言う。
さらに、コースを利用してコンペを行う時には「大会ルール」というものが必要。
ローカルルールを補足し、速やかな進行をより確実にする事を目指すとともに
スコア集計の際に加味されるハンディキャップの設定を調整して公平を期すなど
主に参加者の腕前に合わせて設けられるものだ。
参加者に初心者が多い場合は、プレイ停滞を招く要因を排除するルールが追加される。
ゴルフコンペに参加するにあたり「大会ルール」に定められていないからと言って
「ローカルルール」を無視する事は許されない。
同様に「ローカルルール」に定められていないからと言って、「基本ルール」を
無視する事も当然に許されない。
ローカルルールは基本ルールの範囲内で定められているものであり
大会ルールはローカルルールと基本ルールの範囲内で定められているからだ。
プレイヤーはそれを認識していなければ、プレイに参加する事はできない。
全てのルールには目的があり、そのルールが及ぶ対象範囲はきちんと決められている。
対象範囲を絞り込み、より限定的かつ詳細なルールを下位に設定する事によって
ゴルフという競技は初めて円滑に進行する事ができる。
ゴルフとマンション管理を同一視する事はできないけれど、関係法令の精神が
実際の使用場面において機能するために階層構造を成しているという点では同じだ。
貴方があたかも聖域の如く主張する「専用使用部分」とは、本来は区分所有者の
共有財産であるバルコニーやアルコーブを個人が排他的に使えるように
「ローカルルール」である規約や細則によって特別な権利を与えられた場所だ。
それゆえに、共有財産本来の価値を損なわないための特別なルールも必要になるから
範囲を限定して禁止事項を「追加」しているに過ぎない。
平たく言えば「ここをあんた専用の場所として使っても構わないけれど、度を超して
共用部を私物化するような事はしちゃいけませんよ」と強調されているだけ。
そこには、元々ある基本ルール(区分所有法)やローカルルール(規約・細則)に
定められた禁止事項が、上位ルールとして消える事無く残っているんだよ。
コンペの大会ルールに「ボールを手で運んではいけません」なんて書いてなくても
ゴルフ競技である以上、そんな愚かな真似をするプレイヤーはいない。
一方、貴方はそれを実行して「自分はルールを犯していない」と主張している。
大会ルールの字ヅラだけ読んで、基本ルールもローカルルールも知らないという事だ。