土地の有効活用って観点の前の技術的な問題がまずあるんですよ
そして優先順位がね
そもそもこのエリアがずっと硬直状態が続いているのは、「順序的に先」である外環本線がずっと決まらなかったから。
で、その外環本線がまさかの地下化になった。しかも近くにインターと換気棟ができるせいで地上部ができた。地上部があるせいでこのあたりは地上部に上がってくるトンネルが出来上がる。
しかも杉並区側が反対したせいで、全て練馬区側(つまり上石神井駅側)に。
まずはこれができない限りは上石神井駅周辺は下手に工事など開始できやしない。優先順位が
圧倒的に外環本線が上
さて、そうなると困ったのが上石神井の立体化です。野方あたりでやってる地下化で軽く潜ってしまいところだができそうにない。っていうより、仮にできたとしてもその工事はまずは外環本線が完了
するまでできるわけがない。
だとすると高架化せざるを得ない。が、車両基地はどうする?
本線だけ高架化しちゃう?いやいや、そんなことをしたら西武鉄道にとってはただの迷惑でしかない。
都の立体交差事業ってのは税金で都民のために行うものだが、鉄道会社にとってその税金でプラス(複々線化する、など)なことをしてもいけないが「マイナス(鉄道会社の現状を毀損すること)」もしてはいけない。そんなことをしたらその毀損した分も税金で補填しなければならなくなる。
が、現実的に車両基地全部を立体化なども当然非現実的。第一、今の現状を維持しつつ立体化や地下化をするなら仮駅舎なり仮線路なり、それなりの土地を都が収用しなければならない。事前に。
まだそれもしていないどころか、そもそも土地がない。ギリギリまで住戸が詰まってる。(実際今の野方周辺の地下化工事ですら工期が大幅に遅延中。)
この工事は西武鉄道側が了承しない限り前には進まない。西武鉄道側を了承させるには都が今の西武鉄道の工事後はもちろん工事期間中も含めて西武鉄道側にとって一切の不利益がないということができる現実的な案ができなければならない。で、それが無いのが現状。
無いから先に進まない。
でも補助金頼みでとにかくなんでもいいから道路を作りたいのが練馬区(笑
むかーー氏からこのあたりの再開発計画草案、立体化素案(空手形)を作っては説明を繰り返すだけ。
現実的に最も簡単に立体化するなら鉄道ではなく南北道路の方を線路乗り越えるように立体化してしまえば良い。
が、仮にそれをしようと思ったら100%練馬区負担になる。お金がない補助金頼みの練馬区にはそんな度胸は0。あればもっと昔から上石神井駅周辺の再開発をとっくにしてる。
練馬区は補助金頼みで国か都の事業に「乗っかる」ぐらいしかできなくて、それが外環計画であり、都の鉄道立体交差事業、外環の工事がなんとか終わりそうなのが今からあと20年後。
はてさて、それまでに現実的な案がとの立体交差事業として承認されて外環工事後即座に工事着手ができてこのあたりの立体事業が完成するのがさらにそこから20年後、ってところですかな
今お子様がいるようなご家庭で言えば、もうその子供が独立して結婚し、さらに子供(孫)ができてその孫がいよいよ社会に出ようか、っていう時(=あなたはもうなくなってるか、老人ホームか、もしくはもうこのあたりの再開発などどうでもいい)に、もしかしたら立体事業完成!って感じだろうね。