私の家のまわりにある二昔以上前のライオンズマンションは、「ライオンズマンション○○第1(1975年築)」「・・・第2(1979年築)」ときて、私の知る限り「・・・第11(1991年築)」まである。
どうなのよこのネーミングセンス。70年代から続く一郎、次郎、三郎状態を平成まで続ける根性に驚き、と思っていましたが、高級感のあるロゴマークと重厚感あふれるタイル貼りで憧れのマンションです。
もっとも初期の物件は、エントランスにちょろっとタイルを貼ったのみの、オール吹きつけという年代モノマンションなのですが。
しかし一般的に二昔くらいのライオンズマンションは「時代を経ても変わらない普遍的な価値感」とかいう、ありがちな建築業界のキャッチコピーを体現しているかのようです。外観は。
以前はそんなおざなりな名前をつけられていたマンションですが、最近は変わってきているようですね。
とはいえ今回のマンションは、ステーション(駅)レジデンス(住宅)。
そのままやんけ!!とつっこまずにはいられない。
でも、ライオンズの冠が付いていれば何でも輝いて見えます。
北浦和のマンションは今まで一度も検討したことがなかったのですが、こちらのマンションからDMが届き、見れば先日完成したばかりなのに、すでに残り1戸。
しかも広さ、間取りに加え、駅からの距離など我が家の希望の条件にかなり近いということで、売れちゃう前に急げ~と、取るものも取りあえず現地へかけつけました。
もちろん予約はしたけどね。
最近のライオンズマンションのクオリティーがどんなものか、ぜひ見てみたい。
(昔のライオンズマンションも外観しか知らないんだけどね)
北浦和へ行くのも初めてということで、遠足気分で前日からわくわくでしたが、
京浜東北線にある北浦和の駅舎はこじんまりしていて、物件のある東口は目の前がすぐ商店街。
とっても庶民的な町という印象。
さて、モデルルームでは受付で記名した後、席へ案内されます。
アンケートの後で登場したのは、若い女性の営業担当者でした。
なんか、いやな予感。
話してみると予感的中。
以前別の大手マンションモデルルームでも同じような女性営業担当者に会いましたが、物件への愛とプライドが強すぎて、こちらが質問する物件のマイナスと思われる部分について、むきになって反論してきます。
別に私、物件を批判しているわけではないのよ。
マイナス部分も承知して買いたいの。
お若くてあまり融通が利かない感じかな。
マニュアルどおりの営業トークを一生懸命話している感じがします。
限られた時間で物件の魅力をたくさん伝えたいのはわかりますが、もう少しお客の話をじっくり聞く態度があるといいですよ。
一番気になったのは言葉遣い。「なんというか」を「なんつーか」と略す若者言葉。
ビジネスでそれを使っちゃうの??
最初聞き間違いかと思いましたが、上記の言葉に限らずずっとその調子だったのでびっくり。
私、なめられてますか?
担当者と話をした後は、席に備え付けのモニターで、物件とその土地の紹介映像を見ます。
「大宮台地」という言葉を始めて聞きましたが、この地域の地価(マンション価格)が高いのが、文京という点だけでなく、地盤的にも安定していているからなのだとわかりました。
今までマンションを検討していた地域はどれも大宮台地になかったので、それらのモデルルームではその地域に不利な情報は出さなかったのね。大変勉強になりました。
さて、映像が終わると、お待ちかねの棟内ルーム見学です。
現地までは担当者とともに歩きます。
大通りに面するメインエントランス前には、最近のライオンズマンションのシンボルであるライオン像が鎮座しています。
三越方式?(そこまで大きくはありませんが)
物件は3月31日から入居が始まったということで、当日も引越しの作業が行われていました。
エレベータでお部屋のある13階で上がります。エレベータは低層階用と上層階用の2機あります。間違えそうだ・・・。(経験者)
お部屋は南西角部屋で、4LDK、83.48平米です。
玄関が広く感じます。
ダークブラウンの建具が使われ、とても重厚感のあるお部屋です。
リビングは横に長くて、リビングに隣り合った部屋を閉めても広く感じますし、洋室は4部屋とも窓があります。
線路のある妻側の窓はすべて二重サッシです。
室内には全く音が聞こえません。
窓を開けると、確かに外では電車の走る音や、駅のアナウンスが聞こえます。
二重サッシの威力ってすごいです。
でも、夏はきっと窓を開けるよね。
駅徒歩2分だから、許せるけど。
キッチンがL字型で4.1畳と、最近見たお部屋の中では一番の広さです。
食洗機もついています。
廊下の壁紙はよくみると、居室やリビングに使われているものとは違い、目地の粗い薄茶色をしていました。
もちろんビニールクロスなんだけれど、本物の布のように見えて、高級感がいや増します。
でも、廊下ってただでさえ薄暗いのに、ますます暗くしてどうすんの?と思わなくもない。
駅にこれほど近くて、この広さ、間取り、日当たり、眺望、しかもタワーじゃない!!
どうしてこのお部屋が最後に残ったのか不思議。
とは言っても、まだ完成して1ヶ月経っていないのよね。
お値段は、6020万円なり。
最後は線路側にあるサブエントランスから出ます。
もう目の前が線路!!駅!!!絶対1分かからない。
すごすぎ。
駅前が再開発され、べデストリアンデッキとか公共施設を作られると、絶対実現できない駅までの距離が、ここにはありました。