新聞折込広告で何度もみかけたこちらの物件、最寄の南鳩ヶ谷駅から徒歩12分とのこと。
広告の現地案内図を見ると、物件のすぐ近くに競技場のようなトラックのある大きな土地があるのですが、なぜか何の施設か印刷されていない。
青木町公園がこのあたりだったかなと不思議に思っていたのですが、資料を取り寄せてやっとそれが「オートレース場」とわかりました。
川口オートレースといえば、元SMAPの森且行選手が所属していることで有名です。
森選手のおかげで、会場に足を運ぶ若い女性ファンが増えたのではないでしょうか。
よくポスターにも登場しているのを見かけます。
しかしオートレースは、バイクのエンジンによる騒音や、勝負に負けて気の立ったおじさまによる治安が心配と思う人は多いはず。
調べればすぐわかる大事なことを伏せている企業姿勢はどうかと思いましたが、玄関に窓のある間取りに惹かれて、予約をして見学に行くことにしました。
現地は、オートレース場の大通りを挟んだ向かいにある幼稚園の奥に隣接していました。
オートレース場に加えて幼稚園とは、騒音ダブルで大丈夫かという印象です。
マンションの駐車場には、数日前から始まった入居のため、引越しの車が何台も停まっていました。
当方も車で訪問しましたので、駐車場から二階の事務所として使用している部屋に案内されました。
まずはアンケートに記入して、川口市の他のマンションと比較しながらこちらのマンションの魅力を説明してもらいました。
誰もが気になるオートレース場ですが、レースの開催は月に4,5回。時間は夕方4時半までだそうです。
ちなみに当日はレース開催日ではありませんでしたが、他の会場で行われているレースのチケットを求めるお客さんでオートレースの駐車場は満車でした。
さて、話の上手な担当者に案内されて実際のお部屋を見せてもらいに行きます。
引越しの養生で覆われたエレベーターを使い7階にあがります。
広い共用廊下からは、新緑のまぶしい芝川と、咲き誇る桜が見えます。
まわりは低層の住宅が中心で、ごみごみした感じがなくここちよい開放感です。
モデルルーム使用のお部屋はCタイプ 3LDK 70.24平米のものでした。
とにかくアルコーブと玄関が独創的です。
玄関ドアの斜め前の共用廊下にフェンスが設けられ、内側に三輪車を置いたりしても、通行人のじゃまになりません。
つる植物を育てれば、グリーンでさわやかに部屋の目隠しができます。
また、玄関ドアの横にある半透明の窓が、玄関を明るく広く見せています。
マンションの玄関は電気をつけなければ真っ暗なものだと思っていましたが、これを見てしまうと、どうして他物件はこうしないのかと逆に不思議になるくらい快適な空間になっていました。
さて、当日はオートレースの開催日ではないということで、音の確認はあきらめていましたが、お部屋から出た廊下で、ブォーンというバイクのエンジン音を聞きました。
実は担当者に教えてもらうまで気づきませんでした。
実際に音を聞いて思ったのは、幹線道路沿いに住んで聞こえる車の音と同じくらいかなということ。
無いにこしたことはないけれど、個人的には許容範囲です。
線路近くには住んだことがないので比較できませんが、早朝から深夜まで走る電車の音に比べると、開催日、開催時間が短いオートレースは音の面ではましなのではと思いました。
ただ、開催日意外にも、練習などで音のする日はあるということですね。
幼稚園は春休み中でしたが、園児の元気に遊ぶ声が聞こえるほども近くはないような気がしました。
運動会シーズンには練習の音があるかもとのことです。
ふたたび事務所にもどり資金計算をしていただきました。
周りの物件価格が上がっているので、今後こちらの物件も値上げを考えているそうです。
ちなみに、販売から一年たった現在、半分くらいの入居が決まっているそうです。今後一年かけて残りの半分を販売していく計画だそうです。