>>673さん
最初に長文になることをご容赦下さい。
私は去年、23区内の新築マンションを契約したのですが、そのマンション(以下、Aマンション)が直床でした。
ちょうど同じ時期に、近隣に別のマンションが販売され、そちらのマンション(以下、Bマンション)は二重床でした。
Aマンションの掲示板では、Bマンションの契約者や検討者から主に、以下のような否定的な意見が投稿されていました(それも、かなり執拗に)。
1.直床は、二重床に比べ遮音性は低い!
2.直床は、二重床に比べ可変性が悪い!
3.直床は、二重床に比べ歩行感がフカフカで賃貸仕様だ!
4.直床は、掃き出し窓に段差ができ、意匠的にダサい!
私はAマンションを第一候補として検討していたので、掲示板で言われている意見が本当にそうなのか、自分で色々と調べてみました。
そこで、見つけたのが、>>663で紹介したページです(それ以外にも多くに情報を集めたのですが、一番分かり易かったのが紹介したページです)。
そこで、同じ条件下では二重床の方が直床に比べ遮音性が落ちることを知りました。
可変性についても、現在多くのマンションの二重床で採用されている段差スラブでは、現在採用されている直床に比べ、可変性に問題が出ることを知りました。
特に、可変性の問題は、二重床派のみならず、直床派の皆さんも誤解されていると思いますので、>>663で紹介したページで勉強されることをお勧めします。
なお、将来の水回りの変更を含めた可変性を気にされる方は、二重床か直床かではなく、階高をチェックされた方が良いと思います。
階高が確保できれば、直床でも水回りの変更が可能になりますので。逆に、二重床でも段差スラブなのであれば、階高がないと水回りの変更ができません。
ちなみに、Aマンションは階高が3100mm強確保されており、Bマンションは階高が2900mm強でした。可変性を考えるのであれば、Aマンションのほうが可変性があると言えます。
これらの調べた結果を掲示板に書き込みましたが、残念ながら、この掲示板で言われているような反応がほとんどでした
・高いマンションはみんな二重床、だから二重床がすぐれているに決まってる!
・二重床は床を二重にしてるんだけら、遮音性が高いに決まってる!
・直床は配管をスラブに埋め込んでるから、水回りのリフォームが出来ない!配管が詰まった時も大変だ!
たしかに、二重床に比べ直床はコストを抑えることが出来ると思います。ですので、コストカットの一つの手法だという意見は正しいと思うのですが、だからと言ってすべてにおいて二重床がすぐれていると判断するのは危険だと思ったので、この掲示板に投稿させて頂きました。
ちなみに、Aマンションでは、新しいフローリング材を採用しており、歩行感もかなり改善されていたので(モデルルームで体感済み)、3.についても解決することができました。
このようなフローリング材もありますので、歩行感が気に食わない方は、将来リフォームする際は、選択肢の一つに入れてはいかがでしょうか。