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12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
273です。たびたび済みません。
アウトフレームでバルコニー側に柱の出っ張りです。110cm×90cm
位の柱があります。従って、本来クロス直貼りですっきりスクエアーなのですが、
室内のコーナーにこの長方形出っ張りあります。たたくとボードのような感じです。
何だろうと気になったので説明した人に聞いたら、
断熱材が入っていて、表面のボードはGL工法で貼り付けてあると聞きました。
うまく説明できなくて済みません。
>273の方へ
断熱材+GL工法で厚さが180mmとは、異常な大きさです。
まず、通常の断熱厚さ+GL工法では不可能であり、むしろLGS等の間柱にボードを
取り付けた内壁と考える方が自然です。
戸境壁の上部に梁型は存在しますか?
その場合には、その梁型と同じ位置までふかしていると思われます。
いずれにしても、折角のアウトフレーム工法を台無しにしているディテールであり、
通常は、専用断熱材を打ち込んで、その厚さ分のコンクリートを居間部分の戸境壁は
ふかす手法がとられています。
(現状の方法も戸境壁を構造寸法の180mmのままで、その部分だけふかすので、
居間の有効面積はまあ似たようなものという判断もあります。しかし、部屋の使い勝手や
意匠性は断熱材打ち込み同面仕上げが勝ります)
説明、ありがとうございます。
なるほど、図面を見ると60cm幅は窓側が下がり天井になっている部分と同じ幅です。
戸境壁側にも梁があります。そう考えると、それらの幅に合わせてあるような感じです。
なんとなく分かってきました。
丁寧に教えていただきありがとうございました。
今までのGBさんのレスついているものを全部読んで、
いろいろ勉強させてもらってます。(^^)
ゼネコンボーイ様
他スレにも書いたのですが、質問させてください。
今回、購入した新築マンションは、床(制振材入り)と栗本鉄工所のボイドスラブ
(325mm、発泡スチロール充填型)の間に、マット型の遮音材(断熱材)が入ってい
ます。これ自体には満足しているのですが、床を支える脚があるため、全面に遮音材
を敷き詰めることができず、30センチほど間隔をあけて並べています。
素人考えでは、こうした措置によって、追加的な遮音効果は無さそうに思うのですが、
GB様は、このような配置の遮音材の効果について、どのように思われますか?
よろしくご教示くださいませ。
>>294の方へ
二重床内部の遮音材はグラスウールや専用の不織布を置きます。グラスウール切断面に
おける繊維の飛散状態を気にする場合に後者を選択します。20年以上前のことですが、
マンションの床にはこのグラスウールやロックウールを構造体スラブの全面に敷き詰め
て、その上部に60mm程度のコンクリートを打設して床を構成する「湿式浮き床工法」
が普及しておりました。これは今の乾式二重床工法とは比較にならないほど、高遮音性
を確保していましたが、施工の面倒さや床下配管の更新性の課題などから、今では
マンション工事で採用することはまずありません。二重床の技術が進み、完全に取って
代わった形になっています。
二重床内部に設置するグラスウール(GW)ですが、その気になれば全面に敷くことも
可能です。もともと柔らかい材料だからです。また、通常はパーティクルボードまで
届かない高さのものを設置しますが、メーカーによっては上の隙間をとらない仕様も
あるようです。いずれにしても、GWは高音域の空気振動をその内部の繊維組織が変形
する際の熱エネルギー変換で吸音する原理のものです。乾式二重床に使用するグラス
ウールはコストパフォーマンスの問題もあり、18kg/m3程度の密度のものを使用し、
遮音効果も500Hz域以上の高音域にしか効果ありません。(これは密度を増しても同様で
あり、よくGWが万能の吸音材のように錯覚され、RC戸境壁の乾式内壁には少なくとも
GWを充填すべきであるとか、二重天井もGWを充填した方がよいとか言われますが、
特に前者はナンセンスであり、後者も重量衝撃音上はほとんど意味がありません)
長くなりましたが、二重床内部に置くGWは全面に敷こうが、部分的であろうが、
その高温域の吸音特性に顕著な差が生じないこと。内部の空気の動きをよくしないと、
重量衝撃音の面では太鼓現象を緩和できない恐れも大きくなること。などより、
各メーカーどのように配置すべきか悩んだ末に今の配置になっています。
>>284の方へ (上記はタイプミスで失礼しました)
制震材入りとは、100棟に数棟あるかないかの高級仕様です。
グレードの高い、高級分譲マンションのようですね。
(といっても、8mm以上のものでないと、際だった効果はありません)
それにしても、
>栗本鉄工所のボイドスラブ(325mm、発泡スチロール充填型)
は、GBにとって新情報です。栗本の鋼管スラブはその端部を発泡スチロールで
塞ぎますが、今は鋼管内部を発泡スチロールで充填しているタイプもあるのですか?
ゼネコンボーイさま、ご丁寧なお答え、ありがとうございました。
制振材は残念ながら6ミリ厚で、効果が少なそうです。
栗本さんについては、誤解を与えてしまったかもしれませんが、設
計図書のボイドスラブの図面をチェックした際、栗本さんの名前が
工法?として記載されており、うろ覚えですが、鋼管は使わずに、
長さ40センチ?程度の発泡スチロールを並べ、現場打ちする施工
になっていました。
遮音材はGWで、施工会社の説明では「遮音材の性能に近い断熱材
を敷いています。GWは露出させないで、ビニールパックされた状
態にして、パーティクルボードに届かないようにしています」とい
うことでした。
>>284さんへ
西日本の方ですか。
実は、栗本は鋼管タイプ以外に、広島地区で限定販売している直径40cm近くの円盤
を並べるタイプの工法を持っています。そのタイプのようですね。
(GBの方こそ、先入観でコメントしまして済みません)これはボイドに方向性がない
タイプの工法であり、今まで自分たちが売ってきたボイドに方向性がある鋼管ボイドの
コンセプトと相反する商品なので、全国展開していないようです。栗本鐵工所のHPで
も宣伝していませんが、当HPの技術レポートや建築学会大会梗概集で内容が紹介
されています。
(6mmでも、ないのに比較したら素晴らしい仕様ですので、自慢しましょう)
ゼネコンボーイさま、重ね重ねありがとうございます。
仰せのとおり、小生は西日本方面在住です(広島ではありませんが)。
確かに、制振材つきフローリングは珍しかった覚えがあります。デベロッパーは
あまり好きな会社ではなかったのですが、施工会社がしっかりしている印象があ
ったので、予算は大幅に超えてしまいましたが、購入した次第です。
もうすぐ入居ですが、新居への引越しが楽しみです。
ありがとうございました。
>>290の方へ
最近、セコムさんが自社の安全思想を実践するために、みずからデベになっています。
構造としては純ラーメンの超高層RCで、特徴としては制震ダンパーとして、
低降伏点鋼パネルよりは高価となる「粘弾性体」のものが組み込まれている点で、
このタイプは強風時の微振動軽減にも有効とされています。
その他の点はでは、あまりお金をかけていないというか、超高層住宅ではよく実践される
配管スペースを廊下側に集約させる手法がとられておらず、角部屋の眺望をよくする
ためのカーテンウォール仕様もなく、あまりデラックスなものではないようです。
また、下層階では専有面積を絞って、より多くの購買層を狙っていますが、
今後、都心部に大量のマンションが供給する中で、一定面積以下の住居の中古価値の
低下は相対的に大きいと思われます。(この辺のコメントをすると専門外なのにと言われ
そうですが)
よろしかったら、どの住戸タイプを想定しているの教えてください。
早速のお返事ありがとうございます。検討しているのは中階層の70㎡前後の部屋です。また耐震面、施工会社の信用性、構造上これは悪い(良い)と言ったコメントも頂けると幸いです。制振構造に使われているダンパーの性能等も知りたいです。
↑ 追伸です。このマンション(セコムマンション)ですが他のマンションと比較して、立地のわりには安価だと思うのですが如何なものですか?MRに行った時に価格表を頂いたのですが19階までの3LDK(70㎡前後)で約4000万円〜5000万円と言った感じです。20階より上で80㎡〜100㎡で5000万円台〜7000万円台後半までと全体的に安いイメージがあるのですが・・・
デベ曰く「優良建築物等整備事業」の為、国と地方公共団体から援助を受けているからだとか。そんなに援助って受けられるものなのでしょうか?安いマンションは危ない!なんて事を良く耳にするので・・・その辺の回答も頂けますでしょうか?
>>290.の方へ その1
まず全体構造は、HPからはよく分かりません。
よって構造面も特に指摘することはありません。
ただ、杭は折角だからN値60まで伸ばしていたら、さらにアピールできたかも知れません。
制震構造に使っている粘弾性パネルはたぶん新日鐵製のものです。
PRが下記のHPに部分的に登場します。
http://www0.nsc.co.jp/monthly/pdf/2005_6_149.pdf
従来のオイルダンパー(油の流体抵抗で建物の揺れを吸収する、制震ダンパー )よりは
低コストで風の微振動も抑制するという触れ込みです。この粘弾性系ダンパーとは鋼材間
に、・アクリル系、ゴムアスファルト系等、多様な粘弾性体を組み込み、そのせん断抵抗力
を利用した減衰装置です。新日鐵の場合は、住友3Mの素材を活用しているようです。
よくある低降伏点鋼の塑性変形による減衰ダンパーとちがって、メンテナンスフリーと
されますが、大地震が何回来ても大丈夫かどうかは、よく分かりません。デベ→設計
事務所→新日鐵→逆ルート→290.さんで詳しい説明が聞けるとよいですね。
>>290.の方へ その2
施工会社は建築業界で受注額14位くらいのゼネコンです。
マンション工事も10位くらいのゼネコンです。
これ以上のコメントは、やがてGBの所属会社のヒントになてくるので、控えます。
一般にスーパーゼンコンとそれ以外では受注金額が違っており、準大手〜中堅ゼネコン
はその分安く受注しているケースがほとんどです。それに対応して販売価格も割安に
なっている可能性があります。一定以上の技術力のあるゼネコン施工では、特に最終
品質に差が生じる訳ではありませんが、10年の長期瑕疵担保期間の保険としては、
安定経営のゼネコンが安心です。(これはデベにとっての話し、デベが倒産し、継承され
ずに清算されると、そのマンションの瑕疵は誰も責任を負わない状態になるので、デベ
そのものの信用力は購入者にとって大切です)
また、富裕層を狙った億ションでは、施工会社名もブランドを大切にすることが多い
ようです。しかし、もともと粗利がよくないので、利益優先がために、スーパーゼネ
コンの施工でも大きな瑕疵事例が週刊誌沙汰になったりしますので、どのような
マンションであれ、どこのゼネコン施工であれ、その現場で第三者による工事監理を
どの程度徹底しているかを確認することが大切になります。
>>290.の方へ その3
>検討しているのは中階層の70㎡前後の部屋です。
これより、IかJタイプと判断されますね。
どちらのタイプも、20F以上のプランから生じる厨房排水のPSが
自分の区画内を貫通しています。まさかと思いますが、このPSの面積が
専有面積より除外されているかどうか、よくチェックしておきましょう。
このスパンで在来スラブ200mm厚さは、構造上ぎりぎりの厚さですね。
(タワーマンションでは内部に小梁はまず設定しません)
すると、特に20Fスラブでの特別な遮音対策がない場合は、19Fの購入は
控えましょう。洋室の上部が上階の厨房になったりしています。
IもJもLDが正方形で、食卓を設置するとソファーを本格的に置くのは
困難な形状です。個人の使い勝手や家族構成により状況は違ってきますが、
洋室を一つなくして全間口をLDにした方がスッキリするかもしれません。
収納面では、洗面化粧台がシンプルすぎて、やや物足りなくなるでしょう。
(今晩はここまでで失礼します)
大変貴重なアドバイスありがとうございます。
「このスパンで在来スラブ200mm厚さは、構造上ぎりぎりの厚さですね。」とありますが、
震災時に床が底抜けする可能性があるという事でしょうか?(遮音性だけの問題ならば良い
のですが。)
個人的には立地的、金額的に考えて一押しなのですが、こんなご時勢ですので耐震構造とかはかなり気に
なっています。
>>293. 290.さんへ
>「優良建築物等整備事業」の為、国と地方公共団体から援助を受けているからだとか。
>そんなに援助って受けられるものなのでしょうか?
これは昔からある仕組みで、地権者をまとめた組合方式で、住宅等の再開発を行う場合は、
よく使用される補助制度です。マンションの建物の基本部分への補助はなく、
一定規模以上の空地を確保することが条件で、この空地は、
周辺市民の共同施設として活用されるというものです。
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/seido/16yuryo.html
より詳しくは、
・計画段階での調査計画費
・土地整備費(既存建物の解体費用等)
・共同施設整備費(道路、駐車施設、各種インフラ、公共用通路など)
に国:地方公共団体=1:2以下の比率で、国費からは当該費用の1/3以内の補助がでます。
この場合、詳しくは直接経験したことがないので正確には知りませんが、
一般に開放する共同施設部分の土地の固定資産税はたぶん減免されながら、
その土地を含んで、容積率勘案できることで、建物を延べ床面積を最大化できる
メリットがある訳です。(固定資産税の減免はないかも。デベにご確認を!)
さらに、よく使われる手法である総合設計制度
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/seido/kisei/59-2sogo.html
を併用して、容積率の緩和を図り、一住戸当たりの地価負担を極力抑えることに成功して、
割安な物件にしたてることができたと想像されます。
東京都の優良マンション登録表示制度を自慢していますが、
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_seisaku/y_manshon/140-01m...
維持管理等級が2でよいので取得できます。
しかし、このような超高層タワーマンションでは、建て直しも排水管取り替えも大変な
ので、排水管の縦穴を住居区画外とする等級3を取得できるSI住宅仕様にして欲し
かったですね。
>この辺の事情は、平松朝彦「亡国マンション」光文社2006.1.30p.98以降に詳しい記載が
>あります。
>>297. 290.さんへ
スラブ厚さについては、HPより判断したのですのが、
あれほどの天井懐があるのであれば、スラブ厚さをもう少し増やして
欲しい部分ですね。正確なことは分からないので、
想定している住戸の間口(戸境壁の壁心間隔)とスラブ厚さを正確に教えてください。
それで、ご返事申し上げます。
>>290さんへ
IかJタイプで間口6.4mでは、スラブの大梁内法距離もその程度と判断され、
建築学会RC規準の算定式で求まる値ぎりぎりというか、本当は220mm程度は
確保すべき部分ですね。超高層タワーマンションでは、この場合ボイドなしの
トラス筋内蔵のPC板で床が構成されるので、その合成床板(現場コンクリートと
工場打設のコンクリート板が現場で一体化されるのでこう呼びます)独自の
算定式となっている可能性も高いですが。
これで地震時にスラブが抜け落ちることは全くないと判断されますが、
長期たわみの進行は大きなものになります。このたわみは上下階で同じように進行すれ
ば特に問題は生じないだろうと推測されますのでご安心ください。
ただし、20-25Fの住戸プランでは戸境壁の乾式二重壁を部分的にスラブ中央に配置
しているケースがあり、経年のスラブ長期たわみで、スラブの中央ほど大きくたわむ
(スパン/250で長期たわみを設計することが多いので、この場合6400/250=25mm
近くのたわみが可能性としての最大値です)ので、乾式ボードの上下隙間が追随できず
に、シールが切れて戸境間の遮音性が劣化する危険性が増してきます。(長期修繕時に
手直しすればよいのでしょうが。また290さんの想定住戸は影響ない部分です)
一般的な推測ですが、施工するゼネコンが構造設計の手伝いをしながら、デベの要求
する施工単価を実現させていくことがよくあり、当ゼネコンはスラブ厚さを極限まで
薄くして、建物重量を最小化することで、構造体コストのミニマム化を図ったと思われ
ます。推測される階高は3100mm前後でしょうか。その余裕の中での、スラブ厚さ
200mmは先のSI仕様でないことと共に残念な部分です。
しかし、山手線駅からの徒歩圏内で割安感のあることも事実ですから、長期的な修繕
時の対応性に課題が残っていることなどが、目くじらたてることの程でもないと判断し、
案件そのものを気に入れば、特に問題ないプロジェクトなのでしょう。
>>290 ゼネコンボーイ様
度々にわたる細かい解説本当にありがとうございます。「大梁内法距離」が少々解らないのですが
漠然とで良いので解説頂けますか。(ネットで調べても今一理解ができませんでした。)
またGB様のこのマンションに対する評価(構造面)は10段階で表すとどの位になりますか?
度重なる質問申し訳ございません。私としては今までの意見を参考に当物件を前向きに検討しようと
思っております。
290さんへ
大梁間内法寸法と記載すべきでしたが、スラブが大梁で支えれているときの
大梁の側面から他方の大梁の側面までの距離です。これをスラブスパンと呼びます。
通常この寸法でスラブ設計を行いますが、人によっては大梁のセンター間をスパンに
することもあり、こちらの方が安全側の設計になります。
構造面評価では、全体のフレーム架構がよく分からないのですが、7点ぐらいですかね。
とにかく経済性重視の設計のようですが、当然平均的な評価では及第点だと思います。
新進のデベですが、財務信用度は抜群と思われますので、前向きにご検討ください。
>>290 ゼネコンボーイ様
本当に数々のアドバイスと知識の啓蒙ありがとうございました。当物件に関しては今後も検討物件筆頭に
入れて考えていきます。これからもGBさんのありがたいスレを期待しています。
ありがとうございました。
追伸:首都圏の城北地区でGB様お勧め物件がございましたらHPアドレス等を載せて頂きたいのですが
(GB様の所属会社の手掛かりになっちゃうかな?)
初めて投稿します。
ボイドスラブの物件を検討しています。
「カイザーボイド」らしいのですが,他の中空スラブと較べてどうなのでしょうか?
ゼネコンボーイさんお願いします。
WRPC工法ってご存知ですか?
耐震強度は他と比べてどうなんでしょうか?
教えてください。おねがいします。
>>304 290さんへ どのマンションがよいかの調査は時間的にできませんで
ご容赦ください。
>>305の方へ カイザーボイドは、ボイドの平面サイズが400×1200の矩形ボイドを
使用するものです。現在、このタイプはタワーマンションを中心として、間口が6.5mを
超える際に多用されています。競合品としては、オムニアボイドスラブ、フジモリ
ボイドスラブ、KHスーパーボイドスラブがありますが、どれも似たようなもので
差別化できておらず、誰が製造してもよいものですが、(財)日本建築センターの評定品
ということで、数社で独占販売を続けています。
(20年以上前からの工法だから、いいかげん誰が製造しても問題ないもののはず)
タワーマンションで競合するのは、スパンクリートですが、スパンが9mを境として、
経済的にスパンクリートが有利になるようです。
遮音上は、矩形ボイドの場合は、遮音タイプを使用することが大切で、そうでないと、
間仕切りがボイド上部に来たときに、インターフォンの呼び出し音や扉の開閉音が下階
に響くようになります。(ボイド上部の薄板部分が共振する)
また、スパンクリートは中央がむくっているので、現場で上部をコンクリート打設
した後の合成床板ではスラブ中央の厚みが薄くなるきらいがあります。(その分、中央
部分の遮音性は落ちる)PC鋼線のおかげで薄い板厚さでスパンを飛ばせ、軽量化できる
ので使用されますが、その分振動はしやすいものかも知れません。
中空部に水がたまらないためには、矩形ボイドでは無垢タイプを使用することが予防
となり、スパンクリートでは、施工時に孔部分にしっかりと止水処理があることが肝要と
なります。(この止水処理が不十分で、コンクリート打設時に孔内に水がたまる事例がある
そうです)
いずれにせよ、間口が広く内部に小梁のない住戸の普及は、優良なマンションストック
の構築からも望ましいことであり、305さんの選択は望ましいと思います。
>>306の方へ
一般に壁式の耐震性は優れているといわれます。
地震時の水平力に対しての変形が微少であり、耐力に優れている場合が多いからです。
戸建てでも、在来軸組工法に比較して、2×4の壁式の方が遙かに大震災に耐えたのが
実証されてきました。GBの同僚である構造設計担当者ももわざわざ壁式のマンション
を探して、購入しました。
壁式のプレキャスト造は、一時期昔の住宅公団の旗振りもあり、工業化工法として
推進されましたが、コスト上の課題で、在来工法に取って変わるまでにはなりませんで
したが、三井プレコンなどこだわる会社が続けているものです。
検討して損はない物件だと推測されます。
305です。
ゼネコンボーイ様,詳しく説明くださりありがとうございました。
カイザーボイドスラブが20年以上前から実績あり,一般的な工法とのことで安心しました。
検討中のものが遮音タイプかどうかを売主に確認してみようと思います。
販売センターで閲覧することのできる設計図で確認できるものでしょうか?
間仕切りとの位置関係くらいは分かるかもしれませんが・・・
ありがとうございました。
また,相談させてください。
305です。もう一つご教示ください。
カイザーボイドスラブの物件でリビング等は床厚360㍉です。(間口は約9,300㍉)
配管を通すためだと思いますが,洗面室・浴室等は180㍉です。気になる点が2点あります。
・洗面室床下に根太材?を置いてその上に合板が張られるのだと思いますが,
いわゆる太鼓現象が生じやすいと思いますが,それを防ぐための方法があるでしょうか?
・ユニットバスの洗い場の中心にはシャワー音の伝搬を防ぐためゴムで防振していると聞きましたが,
それ以外は金属脚がスラブに直接置かれるようです。
浴室は寝室に隣接する間取り(専用部の中心に浴室がレイアウトされているため)であり,深夜の
入浴により騒音が生じるのではと思います。
よろしくお願いします。
>>308
返信ありがとうございます。安心しました。
用心深いので耐震強度は?って質問したら
1.0らしいです。計算方式が合わなくて
実際は数字以上あるとの事でした。ニュースステーション
でやってましたがソフトによって誤差があるみたいですから
1.0っていわれてもどうなんだろうって思ってしまいます。
ゼネコンボーイさんどう思われますか?お願いします。
>>310. 305ボイドスラブさんへ
ボイドスラブ厚さが360mmとは、すごい厚さですね。床仕上げは直床ですね。
洗面室は配管のために、180mm程度の二重床仕上げとすることで、
床レベルを全フロア同一にしています。よって、いわゆるLDに使用するのと同じ
ゴム付き支柱で、パーティクルボードを支え、その上部にコンパネか通常合板を捨て貼り
して、クッションフロアなどの仕上げを行っています。(最近は、フローリングを回す
ことも多い)この二重床は、壁取り合い部分を透かすことで、太鼓現象を緩和させます。
洗面の場合は化粧台で隠れる部分や洗濯機パンの後ろ部分などの目立たない部分で、
十分に空気抜きさいた施工をすることが大切になります。
ユニットバスの質問は新鮮ですね。ユニットバスは音が出やすい部位で、今は
この水回り段差部分のスラブ厚さも200mmとる例が多くなりました。下階への衝撃音
伝搬を防止するために徹底的に防振化を図ることもあるようですが、その場合出入り口
との取り合いが難しくなるとか、浴槽の水による変位や人の振動に耐えうる配管類の
遊びも必要になってるので、通常は305さんのような仕様です。自分の寝室との仕切り
はPB2枚ずつの両面張り仕様の間仕切り壁となっていれば、まず及第点ですが、
不安ならばさらに内部にGWを充填してもらいましょう。
ゼネコンボーイさん初めまして。
ひとつ質問をさせていただけないでしょうか。
現在検討中のマンションの戸境壁が二重壁です。
コンクリート260mm+軽鉄+9.5mmプラスターボード+クロス
あまり見たことのない二重壁なのですが、
防音性能等、いかがなものなのでしょうか。
http://www.nomu.com/new/vc-yoyogi/equipment/index.html
の下のほうに、概念図があります。
お忙しいのにぶしつけな質問で申し訳ないのですが、
お分かりになる範囲でお教えいただけないでしょうか。
>>313.次郎さんへ
これは特に問題ありません。
このような戸境壁は正確には、ふかし壁付きのRC戸境壁と呼びます。
20年前にスーパーゼネコンで立証されているといって、「一流建築家」がいまだに、
マンション選定マニュアル本でクロス直貼りの方がふかし壁より優れると喧伝して
いますが、ボードとRC壁の間に55mm以上の中空層を設定する場合、
全く問題ないどころか、250Hz帯域以上では5dB以上遮音性がよくなります。
これは人の会話等は、より聞こえなくなるというものです。
特にこのようにRC壁自体が透過損失係数でRr55の等級を持っているので、200mm
戸境壁のクロス直貼りよりははるかによい性能です。(平面詳細をみると、ふかし壁と
しているのは居間や洋間の部分だけのようですが)
もともと立地の良さ(土地代が高い)、敷地面積の制約と設定価格のかねあいで、
1フロア3戸の計画とし、専有面積が少ないプランなのに、どうしてこの界壁だけ、
有効面積を減らしてまで高級遮音性を確保するのかの疑問が生じますが、タイプAと
タイプCの間の戸境壁が耐震壁としては、玄関開口とバルコニー仕切開口を持つものと
なっており、耐震壁そのものの必要厚さが200mmを超えたので、Rr55等級となる
260mm厚さにしたのかも知れません。(床の方は、天井厚さも50mmとかGBも
どう納めるのか知りたいような薄さになっており、その分遮音性はやや犠牲にされ、
階高はかなり圧縮させている印象を受けます。)
詳しくお教えいただき、感謝&感激です。
二重天井&二重床ということで安心しておりましたが、
そうですね、たしかに階高を圧縮させていますね。
こちらも貴重なご助言、ありがとうございました。
ゼネコンボーイ様に質問です。
マンション購入を考えています。
スラブ厚とか数字が色々ホームページに載っているのですが、
基準が良く分からないので良いのか悪いのか、どう判断したらいいのか分かりません。
こんどモデルルームに行って質問したいのですが・・・
http://purelife.sanpre.co.jp/shinden/quiality/index.html
↑に詳細が載っているのですが、もしよろしければ良いところ・悪いところ等
ゼネコンボーイさんの意見を踏まえて答えて頂けたら嬉しいです。
どうか宜しくお願いします。
>手付金等の保全措置手付金は5%以下につき保全措置は講じない
のこ会社大丈夫?
ゼネコンボーイさん
検討中のマンションについおて、高価格の割にはスペックが悪い、との意見があり迷っています。
著名デザイナーを使用し、大理石な度使っているのですが、換気システムが熱交換でなく換気口があいているだけとか、
サイレントシンクでは無い、とかエアコンがカセット出ない、とか言うことですが、購入者としてはこれらを、どの程度
重視したら良いのか、デベロッパーの姿勢に問題があるということなのか、どのように考えたら良いのか困っています。
専門家の立場からのご意見(一般論で結構ですので)をいただければ大変有難いです。
>>316の方へ (ひょっとして306の方ですか?)
三立プレコンは、自社のプレキャスト工場を回転させるため、デベ事業を始めたよう
ですが、コンセプトはしっかりしているようですね。ただ、このHPにある9階WRPCは、
かなり耐震壁付きラーメン構造に近いというか、桁行き方向は、壁というよりは、
かなり柱に近いディメンションで、柱幅と梁幅が同一になっているだけのような。よって、
通常の耐震壁付きラーメンより同じ1.0でより強いかどうかGBはよく分かりません。
また、なぜ柱型を部屋内に出すようにしているのか、よく理解できない部分ではあります。
しかし、280厚さの矩形ボイド合成床板を使用し、フローリングの下地には、今は主流で
はない発泡スチロールブロックによるものです。確か床厚さが薄い場合に、軽量衝撃音の
250Hz当たりに弱点があったような気がしますが、今回の件ではそれほど薄くないだし、
重量衝撃音では、通常の乾式二重床(素面より−5dB程度悪くなる)に比較して、
ほとんど劣化させない使用なので、よいですね。しかし、HPの表現は何か、建築学会
規準と品確法の対策等級の表示が混乱しているようですね。(たぶん、重量が対策等級4で、
軽量は対策等級3のはず。LL45の1級表示は、性能試験から類推した現場推定値の一つで
あり、公的なものではないでしょう。軽量の対策等級3はLL55の達成を指標にしている
ものですから。同様に、重量の対策等級4はLH55の達成を指標にしています。
(過去事例での実測データをみせてもらいましょう)
最後に、戸境壁のしくみがGBもよく分かりません。戸境壁もPC工場製品とすると、
片側はPBを完全密着で貼るのでしょうか?他方の空気層はどのように形成している
のか、独立間柱で形成しているのか?遮音性能のデータはあるのか。MRで聞いてもら
えると有り難いですね。
過去のマンション事例を見ても、屋上は屋根付きを標準とするなど、良質な
マンションを提供していきたいという姿勢が伺えるように思います。
>>318の方へ
>熱交換型の換気システムについて
特に意識する必要ないでしょう。熱交換型は確かに、省エネにアピールする部分も
大きいですが、排気ガスと吸気ガスのショートサーキットはよく指摘されるところですし、
全熱型(顕熱=空気温度と潜熱=湿度が内在している熱エネルギーの両方を交換させよう
とするもの)では、湿気に内在する臭いやNOXなどの分離が現状できないようなので、
やめた方がよいものです。導入するとしても顕熱型ですが、先の短絡の問題も外部の気流
がないような時は問題だし、空調負荷の電気代の差異も、高級マンションを購入する人が
気にする範囲のものではないでしょう。
参考:http://www.ads-network.co.jp/ziten/S01-kanki/S01-03.htm
「住宅設備・家電」が危ない 足立博 2004.12 ㈱エクスナレッジ
も大変勉強になります。
>シンクの防音処理
これも無いよりは有った方がよい程度のもので、マンション選択の規準になるような
ことでないでしょう。だいたい、食器洗いのときは食器を重ねる音が生じるし。
>エアコンが天井カセット式
そうなっていれば、確かに豪華な感じもしますが、実際には、意匠的に壁部分に付ける
部分がなくなって、ビルトインしている事例も多々あります。居間にある天井カセット型
は単に室内機を天井部分に持ってきたものですが、その分階高がないとうまく設置できま
せんが、室外機が個々に必要です。マルチ仕様にしても2つの室内機しかまかなえません。
その点、マンション用の全館空調システムが導入されている方が、初期コストは生じます
が、全部屋の空調用室外機が一つになり、その分バルコニーが有効に使えて、より高級な
仕様といえるでしょう。しかし、壁型のよい点は、戸建てを含めて大きく普及している
ので、コストパーフォーマンスがよく、買い換え時の作業も容易なことです。よって
天カセかどうかも特に購入時の選定基準にすべきことではないでしょう。
詳しく説明していただきありがとうございます。
指摘して頂いた所は担当者に聞いてみたいと思います。
外観重視より屋根があった方が今後色々といいらしとの事。
建物のこだわりもそうですが、それ以前の段階で住人の事を
きちんと考えられて作られてる・・・そんなデベなら安心できますね。
嫁さんが自転車なので買い物も便利な場所ですから、前向きに検討します。
ゼネコンボーイさんのおかげで一歩前に進めました。
詳しく説明して頂き本当に有難うございました。
今後もチョコチョコ覗かせて頂きます。
ゼネコンボーイ様
いつも楽しく拝見させていただいております。
さて現在契約しているマンションの耐震性について営業に質問してみました。
その結果、最低1.15で階によってバラつきがあるといわれました。
最高は1.4の場所もありました。
そこで質問なのですが、この1.15というのは十分な耐震性なのでしょうか。
またこのマンションは住宅性能評価制度を利用しており、耐震性は1という評価
でした。この1という数値は十分な値なのでしょうか。営業は中低層のマンション
では、免震装置なので備えていないため、1で問題ないと言っていました。
これは専門家の目から見て、本当だと思われますか?
すみませんが教えてください。
322さんに便乗して、耐震強度についての質問です。
限界耐力計算法と許容応力等計算法では、
数値にどのくらいの差が出てしまう可能性があるのでしょうか?
購入予定のマンションが構造計算を再計算した結果
限界耐力計算で耐震強度1.5という数値になった、と聞きました。
ですが、限界耐力と許容応力等では
限界耐力のほうが数値が甘く出る、という話も耳にします。
札幌在住のため、かなり不安になっています。
ネットで自分なりに調べたのですが、どうにも解りませんでした。
もしよろしければ参考までにお教えください。
宜しくお願いします。
新築マンションに入居して約三週間になりますが壁のクロスの継ぎ目が目立ってきたり隅のほうの亀裂ができ
ていたりします。大丈夫なもんですか?
318です。
丁寧に御説明いただき有難うございました。
おかげさまで、不安が解消しもやもやとした迷いが吹っ切れました。
これで、購入に向けて一歩前に進めることができます。
誰に相談したら良いものか分からず、悩んでいましたので、本当に助かりました。
素人の質問ですみませんが、ご教授願います。
■内覧会の時、乾式壁(戸境壁)の遮音性能を確認する方法を教えていただけませんか。
乾式壁が、両隣の住戸との間に「隙間無く、びっちり」取り付けられているか、
どうすれば確かめられるでしょうか。有効な方法や必要なツールがあればご指示ください。
※事前に売主の立会いを要求しようと思います。
マンションは既出の http://www.mmtowers40.jp/ です。
>>322.の方へ
以前に言明しているように、現役の構造設計者ではないので、即答できなくて済みません。
構造設計に関する質問は、次の分を含めて、詳しい現役の方が、代返していただくと
非常に助かるのですが・・・・。
分かる範囲でお答えすると、
ほとんどのマンションが1.0に限りなく近くして、躯体コストを落とすなかで、
最低1.15は、非常に構造設計者の良心を感じる数値です。
また、大半のマンションは等級1なので、平均以上という意味では十分な耐震強度です。
ただし、震度5強でも、軽微な損傷ですむ。震度6強でも建物の崩壊はなく、
人命は安全であるというのが、この耐震強度1の思想です。しかし、確率的な
問題もあるので、100%そうなるという保証はないので、建築基準法でも、
耐えれる震度を具体的に明記すること避けています。
これが、等級2(=耐震強度1.25以上)、等級3(=耐震強度1.5以上)となると、
どの程度の安全性がアップするかというと、これまた非常に複雑な状況になるようです。
GBは現状、具体的な表現(例えば、等級3ならば阪神大震災の震度7が来ても、
99%崩壊しないとか)でのこの違いを説明する素養を持っていません。
>>323.の方へ
限界耐力計算は2000年の基準法改正時に、それまでの仕様規定(仕様を守れば、
建築OKの判断をとるもの)から、要求される性能を満たす性能規定という世界標準へ
の大きな流れの中で、出てきた計算手法であり、これは損傷限界耐力という、その建物が
使用期間中に1回以上遭遇する可能性の高い地震に対しては、建物地上部分が損傷しない
ことを確認し、きわめて稀に発生する地震に対しては倒壊、崩壊することがないように、
安全限界耐力計算を行うものです。当然地域によって違ってきますが、ざっくりと「1回
以上」が震度5強に対応し、「きわめて稀」は震度6強に対応すると思ってだいたいあって
るそうです。この「」内の表現が建築基準法で記載されているものであり、今の耐震設計
の基本姿勢でもあるものです。
これ以降の話しは、もっと情報収集してからご紹介するようにします。
>>324.の方へ
昔のクロスはそのようなことなかったと思いますが、近年のホルムアルデヒドの規制で
のりがでんぷん主体のものに代わり、接着性が弱くなったからなのでしょうか。
機会をみて、業者にその辺の事情を聞いてみます。
「今のクロスはそんなもの」で済ませる問題でもないので、入居後の初回定期点検
(引き渡し後2から3ヶ月後が多い)に、しっかり対処してもらいましょう。
>>326.MMTFさん
よい物件をご購入ですね。残念ながら、
>乾式壁が、両隣の住戸との間に「隙間無く、びっちり」取り付けられているか、
は非常に難題ですね。一般に躯体精度の誤差は水平レベルは端から端まで10mm前後の
起伏は自然に生じるので、乾式ボードの遮音材の上下端は隙間が生じるのが通常の納ま
りであり、そこが遮音性上の弱点にならないように、遮音材を入れてシールしたり、
専用のフェルトをかましてパテ材を埋めたりしている訳です。この辺がしっかり施工
されているかどうかは、施工者を信用するしかない部分です。
一般に乾式二重壁工法はそれぞれ実験室での遮音性能(透過損失値TLD値)をもって
いますが、実際の住戸間の遮音性は、外壁部分からの回り込む騒音にも影響を受けます。
(これを側路伝搬と呼びます)よって、隣戸の音がするときに、それが乾式二重壁の施工
不良部分や隙間を通過しているのか、側路伝搬なのか非常に不明確なものでもあります。
現状のマンションでは、隣戸間の騒音苦情はごく少ない状況にあり、
また当現場の意気込みからして、心配するような状況はないと想像されますが。
(公的機関に隣戸間の空気伝搬音の透過損失値を測定依頼できますが、1回の測定で30万
円はかかるみたいです。これを自己負担しますからと言えば、引き渡し前に測定を実施し
てくれるかも知れませんが、両隣がある場合は、その1.5倍の費用でしょう)