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12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
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[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
>>105.らむださんへ
水抜き孔ですが、ボイドにつながる小孔が遮音上悪さをすることはまずありません。
ボイドスラブの剛性・重量に影響しないからです。
むしろそのままだとボイド部分の空気音が緩和されるかもしれない。
この指摘事項は、たぶん矩形ボイドを使用した合成床板(工場製作ハーフPCa
+現場後打ち)の使用例の話しで、内部に水がたまる事例を聞いて、孔あけ調査を
実施されたのでしょう。
内覧会までに修復が間に合わない状態で、実施するのはデベ・ゼンコン側の良心ですね。
水が抜けきった状態で、モルタルで孔を塞ぎ、天井仕上げを行うはずです。
この矩形ボイドに水がたまる要因としては、ボイド自体が下面に空洞を持ち、
雨天後の打設や打設前の散水処理をした水が、特にPC板同士のジョイント部分の
ノロ止め処理をおこなっていると、打設時に逃げ場を失うことが指摘されています。
このトラブルが連続して露見したので、矩形ボイドを多用する
>都市機構の賃貸マンションでは内部に空洞のない矩形ボイドに切り替えた
と聞いています。民間案件もやがてそのようになるのでしょう。
らむださんご心配のアンボンドスラブの場合ですが、これは下手に水抜きを設定すると、
打設時のノロがシース管(鞘管)に入るので、絶対にしないですね。打設後、確か
数週間後にPC鋼線の緊張作業を行う。このPC鋼線がスラブコンクリートと一体化
していないので、アン・ボンド(付着がない)工法と呼ばれる。
シース管は確か端から端まで1本ものを敷設する。へたにジョイントを作って、打設時に
ノロがかむと、緊張作業に支障がでて大変なことになるからです。よって、
>アンボンド工法での管内の水たまり現象はまずないと判断できます。