マンションの設計を何棟かしたことがあるものです。(デベ関係者ではないです)
バルコニーの間仕切りは、柱が外にある中層マンションでは、その部分が耐震壁であることが多く、構造上の理由で躯体壁+最小限の開口になることもありますが、柱がバルコニーの内側にあるタイプのマンションではここの仕様がごく一般的です。採用の理由は、ごく一般的で安いから、でしょう。
個人的には、お隣さんとの間のプライバシーがそれほど必要と感じていないので、低いほうが開放感ありますし、斜めからの日照をさえぎらないという点で、いい面もあると思っています。
乗り越えようと思えば、高い間仕切りであっても、手すりに登って侵入するのは、ちょっと度胸があれば可能ですよね。
なにより、外壁の仕様にしても、購入前にこういった部分を確認するためにモデルルームがあるのですから、機能的に明解な欠陥が無い限り、それを変えさせるという議論をするのはあまり意味が無いかなと思います。
手摺についている素焼きっぽい板は、私の中ではここの仕様で一番ポイントが高かったものです。確か芝浦のタワーでも見た気がしますが、外観上も利いてますし、ただのアルミやガラスでなく、お金かけた部分だと思いますよ。