6月に管理組合の定期総会がありました。理事会は長期修繕積立金の値上げという難しい議案を賛成多数で無事に成立させると同時に、長谷工コミュニティから管理委託費を年間3百万円値下げさせたことが今回の総会では特筆されるべき点だと思います。
ただ、私が感想を聞いたマンションの住民の方は皆さん誰もが、この値下げが理事会の交渉力によるものとは思っておらず、勉強会の方々の努力で他マンションとの比較情報が提供されたことが長谷工コミュニティへの大きな圧力になったと見ています。
残念だったのは勉強会の方が提起された問題に対して、理事会からの回答は見当違いのものが多く、説得力がなく、うまく話がかみ合っていなかった点です。
この総会で面白かったのは、長谷工コミュニティが総会の場で行った値下げ理由の説明です。
「組合員の皆さんに修繕積立金の値上げでご負担をおかけするので、当社も管理委託費の300万円値下げで協力させていただきました。値下げはこれが精一杯です」と述べたことです。
新築で入居した時の修繕積立金が安く設定されているのは、管理費とあわせた月々の支払額が購入者に高いと思われないよう、長谷工サイドの都合で安く設定していることを考えると、随分調子のいいことを言うなと感じた次第。
思わず。「理事長、修繕積立金をもっと値上げしたら、長谷工さんはもっと値下げしてくれるのでは」とヤジを飛ばしたくなりましたが、議事進行を邪魔しても悪いのでやめておきましたが。
当方の例を見ても、同じ長谷工コミュニティに管理を委託しているマンション同士で情報交換して、うまく活用できると、長谷工コミュニティの弱点をつけることがわかりますね。効率よく他のマンションでの成功事例などいい情報が集めるためにも、7月のOFF会日程についての情報を期待しながら待っています。