このマンションは2年前の大規模修繕工事を機に共用設備が大幅に整備されました。
特に駐車場は、「カーボンニュートラル」の時代を先取りし、環境に優しいEV対応となりました。
しかも、ここは大井町の文教地区でありますことから、近所には保育園、小学校が複数ありますので、特に子育て世代には最適なマンションだと思います。
明治の元勲・伊藤博文の広大な別邸跡地に建つこのマンションは、生き生きとした緑多い杜と、土地の由緒を意識した重厚な建築との調和がテーマでした。
初代内閣総理大臣伊藤博文は、1907(明治40)年、明治天皇より元「赤坂仮皇居御会食所」(憲法審議の場であった)が下賜されることになり、この場所に移築し「恩賜館」と名付けるとともに、隣に新たに別邸を建てました。
別邸は、車寄せを持つ玄関の奥に、中庭をはさんで向って右に西洋館、左に書院を配し、さらにその奥に離れ座敷、台所、風呂及び蔵を備えた広大なものでした。
これは、明治時代の宮大工伊藤万作の手によるもので、樹齢約1000年の吉野杉を使った大広間の鏡天井や、離れ座敷の節天井など、非常に意匠に優れています。
尚、別邸はこのマンションを建築の前に、往時の面影をよく残す一部の玄関、大広間、離れ座敷の3棟が山口県萩市に移築されています。