とあるタワーマンション最上階に住んでいる者です。
もともと賃貸専用マンションで、それまでは1棟丸ごと1オーナーが持っていたため、
そのマンションに入居するには、オーナーの厳しい審査があり、スポーツ選手やら、
経営者やら、パイロットやら富裕層専用のマンションといった感じで、マナーやモラルが
維持されており、多少家賃はかかりましたが、満足いく生活をさせて頂いておりました。
(もちろん完全な秩序ではありませんでしたが、感覚的に今の100分の1以下でした)
そんな中、今から4年ほど前に、所有者が住友不動産に変わり、それに伴い管理会社も
住友不動産建物サービスに変わりました。その時にちょっと嫌な予感はしたのですが、
その嫌な予感は年を追うごとにひどくなり、ついに今年、出ていくことを決めました。
出ていく身ですので、わざわざ書くこともないかと思いましたが、これから住友不動産
建物サービスを検討する方に参考になればと思い、筆を取らせて頂いた次第です。
まず、オーナーが住友不動産住宅に変わってから、賃貸専用から中古分譲に切り替え、
売りさばくために「低価格販売」に打って出ました。
これに様々な「人種」の方が食いついてきたのですが、「共用部」を自分の家と思わない
ためか、またたく間に壁の落書きや共用部へのいたずら、共用器物破損、住人トラブル等…
あんなに良かった秩序は無残に崩壊。日に日にスラム化していく「我が家」に、
最初に思った「分譲したら買おうかな。」の意欲は失せました。
また、分譲化したことにより管理組合ができました。さすがに秩序の崩壊は目に余ったのか、
スラム化への対応が考えられたようで、気がつけばおびただしい数の監視カメラで監視
される状態になりました。(それまでは「監視カメラさえ必要なかった」のですが)
そのほか共用駐車場には常時チェーンが張られ、エレベーターホールや通路には沢山の
「〇〇するな」の警告シールが貼られ、美観が薄れ、「低俗性」がありありと出ています。
例えば、銀座の高級なクラブが「客が集まらないから」といって値段を下げたとします。
それにより新たに中級のお客の取りこみが出来たとしても、今度は店の雰囲気が下衆化し、
「高級クラブ時代の客」は「ああ、ここも終わりだな」と行かなくなるでしょう。
住友不動産建物サービスには、
こういった富裕層向けの建物の販売や管理は向かないのではないでしょうか?