管理組合・管理会社・理事会「マンション管理士に質問しよう! Part2」についてご紹介しています。
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匿名さん [更新日時] 2024-12-23 21:29:00

前スレが1000レスになっていたので、 Part2を立てました。
引き続きどうぞ!


マンション管理をしていく中で、困ったこと、聞きたいこと等を
ここで質問してみませんか。
マンション管理士の方や建築士の方、管理会社勤務の皆さんも、質問に対して
真剣に答えていきましょう。
マンションの住民の皆さん、理事をされてる皆さん、どしどしご投稿ください。

[スレ作成日時]2014-07-04 12:31:08

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マンション管理士に質問しよう! Part2

  1. 11404 匿名さん

    誤字脱字もさることながら、誤情報満載で有名なスレですね。

  2. 11405 匿名さん

    >>11391 関連
    >-抜粋-
    >改正条項は係争中に「立候補者1人とし2人以上いる場合は細則に基づき選挙で1人に絞る」旨の内容に再度改正されている。

    1.本件「改正条項」は、平成27年6月14日の臨時総会において決議された。

    2.平成28年3月、標準管理規約に【第36条の2(役員の欠格条項)】(>>11395 参照)が追加された。

    3.本件「改正条項」は、「不承認決議」後の平成29年7月22日(この時点では係争中である)の臨時総会で削除された。

  3. 11406 匿名さん

    -コーヒータイム-

    この裁判には続編がある。

  4. 11407 匿名さん

    この事案の後、「改正条項」が削除されるまでの間に、もう一度「立候補」⇒「不承認決議」⇒「裁判」の流れがある。

  5. 11408 匿名さん

    この裁判では管理会社も被告とされたが、上記事案と同様の理由で棄却されている。

  6. 11409 匿名さん

    >>11407 >>11408 関連

    -マンション管理・区分所有に関する判例紹介-
    【管理組合運営12 原告らの管理組合役員立候補を不承認とした決定は理事会の裁量の範囲を逸脱、濫用するものとして違法としつつ、被告理事らの不法行為責任を否定した事案(不動産・顧問弁護士@静岡)】
    https://www.ik-law-office.com/case/2022/04/19/

  7. 11410 匿名さん

    プロの裁判官でも間違えるくらい難しい規約なんだから、トーシロの組合理事が
    間違えても「過失」はない。過失がなければ弁償金を払わなくていい。

  8. 11411 匿名さん

    -コーヒータイム-

    いずれの裁判も、原告側は「勝負に勝って試合に負けた」という内容でした。

  9. 11412 匿名さん

    立候補して理事になってこれまでの恨み思い知れと意趣返し

  10. 11413 匿名さん

    【「原告側は、勝負に勝って試合に負けた」の意味は?】

    ○ 勝負に勝って・・・理事会による不承認決定は違法である。
    ○ 試合に負けた・・・原告側の請求は棄却された。

  11. 11414 匿名さん

    【マンション管理新聞第1166号より】

    -抜粋-
    原告側からすれば、「勝負に勝って試合に負けた」格好だが、判決からは、管理組合運営を批判するビラ配布などを問題視した形跡がうかがえる。

    ビラの内容について判決では、積立金の値上げを「誰かの差し金」とするなど、「穏当を欠く各表現が含まれている」などと指摘。立候補者が役員になった場合、改正趣旨にも当たる「理事会の適切な職務執行」に支障が生じる可能性があると考えるのは根拠がある、またビラ配布行為やビラの内容から「本件決定に至ったことはやむを得ないといわざるを得ない」と述べている。

  12. 11415 匿名さん

    てゆーか、第1審判決を書いた地裁裁判官を心の中ではバカにしながらも、同業者として一応かばってるんでないかい?

  13. 11416 匿名さん

    >>11414 「本件決定に至ったことはやむを得ないといわざるを得ない」の「本件決定」というのは、「改正条項」に基づく理事会の「不承認決定」のことですね。

  14. 11417 匿名さん

    -そろそろコーヒータイム-

  15. 11418 匿名さん

    <再掲>
    >>10999 2023/03/05

    【将来のマンションの解体を見据えた取り組み】
    ○ 今後老朽化が進むマンションのなかには、地理的な条件等によって、建替えにあたっての事業性に乏しいケースや、敷地の売却先が見つからないケースが想定される。
    ○ マンションは適正な管理が行われれば、相当程度の期間にわたってその機能が維持されるものであるが、いずれは寿命が到来するものであり、区分所有者の手によって除却が必要となる。
    ○ 一部の管理組合では、将来の解体を見据えて、解体費用を想定した積立が行われている事例も存在する。また、法制審議会においては、区分所有関係を解消する仕組みとして、全員合意によらない多数決による建物取壊し制度の必要性について議論がなされているところ。

    (国交省「今後のマンション政策のあり方に関する検討会」資料より抜粋)

  16. 11419 匿名さん

    >>11418 の訂正】

    (誤)相当程度の期間
    (正)相当程度長期間

  17. 11420 匿名さん

    <再掲>
    >>11183 2023/07/03

    全国で初めて「管理計画認定マンション」に認定されたのは、東京都板橋区の高島平ハイツ(95戸、1974年12月竣工)です。
    このマンションでは、マンションの寿命を80年と設定し、修繕積立金の中から将来の解体費用を積み立てています。

  18. 11421 匿名さん

    >>11418 関連

    法制審議会の区分所有法制部会において、多数決による区分所有関係の解消及び区分所有建物の再生のための新たな制度として、
     ア 建物敷地売却制度
     イ 建物取壊し敷地売却制度
     ウ 取壊し制度
     エ 再建制度
     オ 敷地売却制度
    が検討されている。

  19. 11422 匿名さん

    >>11421 の「ウ 取壊し制度」とは?】

    「ウ 取壊し制度」
     ① 敷地利用権が数人で有する所有権その他の権利である場合には、集会において、区分所有者及び議決権の一定の多数決により、当該区分所有建物を取り壊す旨の決議(以下「取壊し決議」という。)をすることができる。
     ② 取壊し決議においては、次の事項を定めなければならない。
      ア. 区分所有建物の取壊しに要する費用の概算額
      イ. ア.に規律する費用の分担に関する事項
     ③ ② イ.の事項は、各区分所有者の衡平を害しないように定めなければならない。

  20. 11423 匿名さん

    -コーヒータイム-

    【「取壊し制度」は、なぜ必要か?】

    例えば、区分所有建物が老朽化や局地的な災害等により危険な状態になっている場合において、売却先も当面見つからないようなケースでは、区分所有者の相当多数が、土地工作物責任(民法第717条)等の責任を負うことを避けるべく、建物の取壊しを行うことを望むことも考えられる。

    しかし、現行区分所有法においては、多数決によって区分所有建物を取り壊すことはできず、区分所有者全員の同意が必要となるが、区分所有者が極めて多数に上ることも少なくなく、その同意を得ることは必ずしも容易でない。

    また、建替え制度と同様の要件・手続によるのであれば、多数決により区分所有建物を取り壊す仕組みを設けることも許容されるとも考えられる。現に、被災区分所有法には、被災地の復興のため、政令で定める災害により区分所有建物の一部が滅失した場合において、区分所有者及び議決権の各5分の4以上の多数決により、区分所有建物を取り壊す制度が設けられている(被災区分所有法第11条)。

    そこで、試案第2の2(1)ウでは、区分所有建物の再生の円滑化のため、区分所有法においても、被災区分所有法を参考に、一定の多数決により、区分所有建物を取り壊すことを可能とする制度(取壊し制度)を設けることを提案している。

    (「区分所有法制の改正に関する中間試案の補足説明」より)

  21. 11424 匿名さん

    -コーヒータイム-

    >>11421 の「ア 建物敷地売却制度」とは?】

  22. 11425 匿名さん

    「ア 建物敷地売却制度」
     ① 敷地利用権が数人で有する所有権その他の権利である場合には、集会において、区分所有者、議決権及び当該敷地利用権の持分の価格の一定の多数決により、区分所有建物及びその敷地(これに関する権利を含む。)を売却する旨の決議(以下「建物敷地売却決議」という。)をすることができる。
     ② 建物敷地売却決議においては、次の事項を定めなければならない。
      ア. 売却の相手方となるべき者の氏名又は名称
      イ. 売却による代金の見込額
      ウ. 売却によって各区分所有者が取得することができる金銭の額の算定方法に関する事項
     ③ ② ウ.の事項は、各区分所有者の衡平を害しないように定めなければならない。

  23. 11426 匿名さん

    簡単にいうと・・・

    現行区分所有法では、「区分所有建物および敷地を一括して売却」するためには区分所有者全員の同意が必要であるが、これを多数決により決議できるという制度である。

  24. 11427 匿名さん

    【「建物敷地売却制度」は、なぜ必要か?…① 】

    区分所有者において建替えのコストを負担することはできないが、区分所有権の全部及びその敷地の購入を希望する者が現実に存在するようなケースでは、区分所有者の相当多数がこれを売却して代金を得ることを望むことも想定し得る。

    そして、一般に、建物・敷地の一括売却がされれば、新たな所有者によって建物及びその敷地が適正に管理され、建物を再生した上で再分譲するなどして有効に活用されることを期待することができるし、売却をした者も、売却代金を原資として、別の建物を取得することが可能になる。

    しかし、現行区分所有法においては、区分所有建物及び敷地を一括して売却するためには区分所有者全員の同意が必要であるが、区分所有者が極めて多数に上ることも少なくなく、その同意を得ることは必ずしも容易でない。

  25. 11428 匿名さん

    【「建物敷地売却制度」は、なぜ必要か?…② 】

    また、区分所有権の処分を伴う多数決による区分所有建物の再生手法として、建替え制度が既に設けられており、建替え制度と同様の要件・手続によるのであれば、多数決により区分所有建物及びその敷地を一括して売却する仕組みを設けることも許容されるとも考えられる。現に、被災区分所有法には、被災地の復興のため、政令で定める災害により区分所有建物の一部が滅失した場合において、区分所有者、議決権及び敷地利用権の持分の価格の各5分の4以上の多数決により、区分所有建物及びその敷地を一括して売却する制度が設けられている(被災区分所有法第9条)。

    マンション建替円滑化法においても、特定要除却認定を受けたマンションについて、区分所有者、議決権及び敷地利用権の持分の価格の各5分の4以上の多数決により、マンション及びその敷地を一括して売却するマンション敷地売却制度が設けられている(マンション建替円滑化法第108条)。なお、マンション敷地売却制度では、買受人は除却並びに転出者への代替建築物の提供等の計画を作成の上、都道府県知事等の認定を受け、計画に基づく除却並びに区分所有者への代替建築物の提供等を実施しなければならないと定められている(マンション建替円滑化法第109条、第113条)。

    そこで、試案第2の2(1)アでは、区分所有建物の再生の円滑化を図るため、区分所有法においても、被災区分所有法を参考に、一定の多数決によって区分所有建物及び敷地を一括して売却することを可能にする制度(建物敷地売却制度)を設けることを提案している。

    (「区分所有法制の改正に関する中間試案の補足説明」より)

  26. 11429 匿名さん

    -コーヒータイム-

    >>11421 の「イ 建物取壊し敷地売却制度」とは?】

  27. 11430 匿名さん

    「イ 建物取壊し敷地売却制度」
     ① 敷地利用権が数人で有する所有権その他の権利である場合には、集会において、区分所有者、議決権及び当該敷地利用権の持分の価格の一定の多数決により、区分所有建物を取り壊し、かつ、これに係る建物の敷地(これに関する権利を含む。②において同じ。)を売却する旨の決議(以下「建物取壊し敷地売却決議」という。)をすることができる。
     ② 建物取壊し敷地売却決議においては、次の事項を定めなければならない。
      ア. 区分所有建物の取壊しに要する費用の概算額
      イ. ア. に規律する費用の分担に関する事項
      ウ. 建物の敷地の売却の相手方となるべき者の氏名又は名称
      エ. 建物の敷地の売却による代金の見込額
     ③ ② イ. の事項は、各区分所有者の衡平を害しないように定めなければならない。

  28. 11431 匿名さん

    【「建物取壊し敷地売却制度」は、なぜ必要か?…① 】

    例えば、区分所有建物が老朽化や局地的な災害等により危険な状態になっている場合において、区分所有者の相当多数が、建物の保存行為や復旧、建替えの工事を実施することを望まず、区分所有建物及び敷地を売却したいと希望しているのに対し、敷地の購入を希望する者は現に存在するが、その者は危険な区分所有建物の購入を望まず、建物が取り壊されれば敷地を購入したいと考えているケースがあり得る。

    また、購入希望者は建物も含めて購入してもよいと考えているとしても、建物の危険性に鑑みると、売却に先立って早急に取壊しを行う必要があるケースもあると思われる。

    しかし、現行区分所有法においては、多数決によって区分所有建物を取り壊して敷地を売却することはできず、区分所有者全員の同意が必要となるが、区分所有者が極めて多数に上ることも少なくなく、その同意を得ることは必ずしも容易でない。

  29. 11432 匿名さん

    【「建物取壊し敷地売却制度」は、なぜ必要か?…② 】

    また、建替え制度と同様の要件・手続によるのであれば、多数決により区分所有建物を取り壊して敷地を売却する仕組みを設けることも許容されるとも考えられる。

    現に、被災区分所有法には、被災地の復興のため、政令で定める災害により区分所有建物の一部が滅失した場合において、区分所有者、議決権及び敷地利用権の持分の価格の各5分の4以上の多数決により、区分所有建物を取り壊した上で敷地を売却する制度が設けられている(被災区分所有法第10条)。

    そこで、試案第2の2(1)イでは、区分所有建物の再生の円滑化のため、区分所有法においても、被災区分所有法を参考に、一定の多数決により、区分所有建物を取り壊し、敷地部分を売却することを可能とする制度(建物取壊し敷地売却制度)を設けることを提案している。

    (「区分所有法制の改正に関する中間試案の補足説明」より)

  30. 11433 匿名さん

    -コーヒータイム-

  31. 11434 匿名さん

    NHK(2023年12月22日)
    【人口減少の日本 2050年にはどうなる 最新データからわかること】
    https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231222/k10014296071000.html

  32. 11435 匿名さん

    現在、区分所有法制部会が区分所有法制の見直しを行っているが、その背景には上記に書かれている人口減少問題がある。

  33. 11436 匿名さん

    地方のマンションで、人口動向を考慮せずに30年間の長期修繕計画を立てても、絵に描いた餅に終わってしまう可能性がある。

  34. 11437 匿名さん

    -ランチタイム-

  35. 11438 匿名さん

    -コーヒータイム-

    大阪市マンション管理支援機構
    【不在組合員に対して一定の金銭的負担を求めることが認められた事例/最高裁判所第3小法廷 平成22年1月26日判決】
    http://www.osakacity-mansion.jp/hanrei/hanrei-10

  36. 11439 匿名さん

    弁護士によるマンション管理ガイド
    【協力金に関する裁判例 <横浜地裁平成30年9月28日> 】
    https://mansionbengo.jp/soshiki-unei/rijikaikyouryokukin

  37. 11440 匿名さん

    -コーヒータイム-

  38. 11441 匿名さん

    以下のURLから、一部分を切り取って一般論のように表現するのは問題である。

    【マンション理事就任及び罰則支払規約の可否】
    https://www.trkm.co.jp/houritu/05101401.htm

    【マンション非居住者限定の”住民活動協力金”は有効】
    https://www.trkm.co.jp/houritu/10012701.htm

  39. 11442 匿名さん

    <参考>

    【最高裁判所第3小法廷 平成22年1月26日判決】
    https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=38357
    https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/357/038357_hanrei.pdf

  40. 11443 匿名さん

    >>11442 のマンションでは、役員になれるのは「居住組合員」のみであった。

  41. 11444 匿名さん

    >>11443 の訂正
    (誤)>>11442 のマンションでは、役員になれるのは「居住組合員」のみであった。
    (正)>>11442 のマンションでは、「不在組合員」は役員になれなかった。

  42. 11445 匿名さん

    <再掲>
    >>10606 2022/07/18

    【規約共用部分について】
    1.規約共用部分は、専有部分になり得る建物の部分および附属の建物を共用部分として規約に定めることによって共用部分となる(区分所有法4条2項)。
    2.共用部分として規約に定めるべき事項は、建物のどの部分またはどの附属の建物を共用部分とするかということだけで足りる。
    3.その他の事項(その共用部分の用途、その共用部分を共用すべき区分所有者の範囲等)を規約に定めても差し支えないが、これらの事項を定めたときは、その定めが区分所有者を拘束することになる。
    4.ただし、これらの事項は総会決議を経て規約に定めたのであるから、総会決議を経て規約を改正することによって変更(例:倉庫を会議室に用途変更するなど)することができる。

    【区分所有法13条と規約共用部分】
    1.区分所有法13条における「使用することができる」は >>10605 の後者であり、主語は「各共有者は、」であるので、「各共有者は、共用部分をその用方に従って使用する権利を有する。」と言い換えることができる。
    2.また、規約共用部分の「その用方に従った使用」とは、「規約で定めた使用目的または規約で前提とする使用目的に従った使用」と考えられるので、規約共用部分については、「各共有者は、規約共用部分を規約で定めた使用目的または規約で前提とする使用目的に従って使用する権利を有する。」となる。

  43. 11446 匿名さん

    倉庫(独立して一定の用途に供することができる部分だから本来は専有部分)を法4条2項により規約共用部分にした後、再度の規約改正によってそれを専有部分に戻すこともできる。倉庫は専有部分のままでも規約共用部分に変更しても再度専有部分に戻しても、区分所有者全員の共有物であることに変わりはない。ただし、その使用方法については、専有部分のときは民法249条が、規約共用部分にすると区分所有法13条が、それぞれ適用されることになる。(管理コストの負担方法は同じ)
    したがって、屋内にある駐車場を安易に規約共用部分にすると、1人の組合員が何台の車を駐車してもいいことになり混乱が生じる。

  44. 11447 匿名さん

    -コーヒータイム-

    >>11442 の裁判の争点はなにか?】

  45. 11448 匿名さん

    -ランチタイム-

    >>11447 の投稿から10番目に下降するまでの時間・・・20分

  46. 11449 匿名さん

    【区分所有法】
    第31条(規約の設定、変更及び廃止)
    第1項 規約の設定、変更又は廃止は、区分所有者及び議決権の各四分の三以上の多数による集会の決議によつてする。この場合において、規約の設定、変更又は廃止が一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすべきときは、その承諾を得なければならない。

  47. 11450 匿名さん

    つまり、役員報酬を無償から有償に切り替えるに際し、役員就任を免れている不在組合員から別途徴収する「協力金」を原資とするのは問題かもしれないが、役員としての職務以外にも不在組合員はマンション管理活動を免れている部分があるので(例えば、住民全員参加の草刈りや防犯防災活動など)、それらを込みこみにして2500円なら文句を言うほどのことではあるまいよ、という判決で落としどころをうまく見つけているが、論理構成という点ではあまり出来は良くない。
    判決でも触れているように、最高裁判事と同じようなジジババ組合員の中にはマンション管理にほとんど貢献しないような連中もいるのであって、彼らはお咎めなしで不在組合員だけを狙い撃ちにしている点は不公平感が残る。結局、「ほとんどの不在組合員が納得して協力金を払ってるのだから、お前らも払えよ」の同調圧力判決といっていい。

  48. 11451 匿名さん

    >>11447 の続き

    管理組合運営の負担が「居住組合員」に集中していることが不公平であるとして、総会で「不在組合員」に対して「協力金」を支払わせる規約改正を決議したが、その「協力金」の負担は、区分所有法31条1項後段( >>11449 参照)に規定する「特別の影響」に該当するかが争点である。

  49. 11452 匿名さん

    【 最高裁はどのような判断をしたのか?】

  50. 11453 匿名さん

    最高裁は以下のように判断し、高裁判決を破棄した。

    区分所有法第31条第1項の「規約の設定、変更又は廃止が一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすべきとき」とは、規約の設定、変更等の必要性及び合理性とこれによって一部の区分所有者が受ける不利益とを比較衡量し、当該区分所有関係の実態に照らして、その不利益が一部の区分所有者の受忍すべき限度を超えると認められる場合をいうもの(最高裁平成8年(オ)第258号同10年10月30日第二小法廷判決・民集52巻7号1604頁参照)であり、これを踏まえると、本件においては、この「規約の設定、変更又は廃止が一部の区分所有者の権利に特別の影響を及ぼすべきとき」には該当しない。

  51. 11454 匿名さん

    【最高裁は、どのような理由で該当しないと判断したのか?】

  52. 11455 匿名さん

    次の(1)~(4)などから該当しないと判断した。
    (1) 当該マンションは区分所有建物4棟総戸数868戸と規模が大きく,その保守管理や良好な住環境の維持には管理組合等の活動やそれに対する組合員の協力が必要不可欠である。

    (2) 当該マンションにおいては自ら専有部分に居住しない組合員が所有する専有部分が約170戸ないし180戸となり,それらの者は,管理組合の役員になる義務を免れるなど管理組合等の活動につき貢献をしない一方で,その余の組合員の貢献によって維持される良好な住環境等の利益を享受している。

    (3) 上記規約の変更は,上記(2)の不公平を是正しようとしたものであり,これにより自ら専有部分に居住しない組合員が負う金銭的負担は,その余の組合員が負う金銭的負担の約15%増しとなるにすぎない。

    (4) 自ら専有部分に居住しない組合員のうち住民活動協力金の支払を拒んでいるのはごく一部の者にすぎない。

  53. 11456 匿名さん

    -コーヒータイム-

    【上告までの流れは?】

  54. 11457 匿名さん

    (4)は、宴会で部長以下みんながバカになってチ〇ポを出して踊ってるのに、
    自分一人澄ました顔をするな、ということですね

  55. 11458 匿名さん

    昭和40年代の公社分譲なら、自主管理かもしれない。もしそうなら、管理会社に全部委託する、一般的なマンションよりも組合員の負担が大きいと思われる。

    管理組合の業務(清掃作業等?)を分掌する各種団体(老人会等)というのが自治会のような任意加入の地縁団体ならば、人手の確保が難しいのではないだろうか?輪番制の役員になれば、不本意でもそれらの活動に主体的な参加が強いられるのではないだろうか。

    よって、この判例の役員免除の1戸当たり月額2500円は、自主管理ではない、一般的なマンションに当てはまるものではないと思う。しかし、組合員全員が役員免除される、外部の専門家(主に、プロのマンション管理士)が管理者になる第三者管理者方式の報酬の根拠に利用されている例がある。

  56. 11459 匿名さん

    >>11456 の続き

    訴訟自体は、 第一審では5件(判断は分かれた)、控訴審では一部和解が成立し、 3件で判決 (それも分かれた…1件について「月1,000円の限度で有効」、2件について「協力金を求める規約改正は無効」)があった。双方が上告し、最高裁では一括審理された。

  57. 11460 匿名さん

    -コーヒータイム-

  58. 11461 匿名さん

    >>11442 の最高裁判決は、所謂事例判決ですね。

  59. 11462 匿名さん

    この最高裁の判決には、少なからず批判がある。
    >>11457 氏が指摘する点もその一つである。

  60. 11463 匿名さん

    -ティータイム-

    国土交通省では、毎年「マンション管理業者への全国一斉立入検査」を実施し、その結果を公表しています。
    今頃、10年以上前のものを持ち出して公表しても意味がありませんね。

  61. 11464 匿名さん

    <参考>

    国土交通省(令和5年9月4日)
    【マンション管理業者への全国一斉立入検査結果(令和4年度)】
    https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001627869.pdf

  62. 11465 匿名さん

    <2012年度の結果>

    国土交通省(平成25年5月17日)
    【マンション管理業者への全国一斉立入検査結果(平成24年度)の概要について】
    https://www.mlit.go.jp/common/000997723.pdf

    ○ 平成2009年5月の省令改正に伴う対応がまだ徹底されていない状況が確認されている。
    ○ 適正化法の各条項ごとの指摘該当者数を記載しているが、省令改正に係る違反を除いた場合の数も表示している。

  63. 11466 匿名さん

    -ちょっと発見-

    この掲示板では、半角文字列のみの投稿はできない。

  64. 11467 匿名さん

    >>11466 匿名さん

    タメシテガッテン

  65. 11468 匿名さん

    「タメシテガッテン」だけを入力してください。

  66. 11469 匿名さん


    タメシテガッテン だめだ

  67. 11470 匿名さん

    -コーヒータイム-

  68. 11471 匿名さん

    あれれっ?
    なんだか面白いスレが立ち上がっていますね。

  69. 11472 匿名さん

    2024-01-17 11:02~11:22 の20分間に、10のスレにそれぞれ一つのレスがありますが、同一人によるものですね。

  70. 11473 匿名さん

    -コーヒータイム-

    >>11421 の「ア~オ」について、「区分所有法制の改正に関する中間試案」(令和5年6月8日)では、決議要件の「一定の多数決」を「建替え決議と同様とすることを想定している」としていたが、「区分所有法制の改正に関する要綱案(案)」(令和6年1月16日)では、どのようになったのか?】

  71. 11474 匿名さん

    「区分所有法制の改正に関する要綱案(案)」(令和6年1月16日)では、つぎにように記載している。

    ○「ア~ウ」について、決議要件は「建替え決議」と同様とする。

    ○「エ」または「オ」については以下のとおりであり、客観的な緩和事由による多数決割合の引下げの規律は適用されない。
    ・「エ」または「オ」・・・敷地共有者等集会において、その権利(以下「敷地共有持分等」という。)を有する者(以下「敷地共有者等」という。)の議決権の5分の4以上の多数

  72. 11475 匿名さん

    【「建替え決議」と同様とは?】

  73. 11476 匿名さん

    <建替え決議の多数決要件>
    1.基本的な多数決割合を現行法どおり区分所有者及び議決権の各5分の4以上とする。
    2.以下のいずれかの事由(以下「客観的な緩和事由」という。)が認められる場合には、多数決割合を区分所有者及び議決権の各4分の3以上とする。
    ① 耐震性不足
    ② 火災への安全性不足
    ③ 外壁剥落などの危険性
    ④ 給排水管腐食など衛生上の問題
    ⑤ バリアフリー基準に不適合

    ※ 裁判所が「所在等不明区分所有者の除外決定」をした場合は、母数から外すことができる。

  74. 11477 匿名さん

    -コーヒータイム-

  75. 11478 匿名さん

    【「被災区分所有法」の見直しは?】

  76. 11479 匿名さん

    ざっくりいうと、多数決要件が「5分の4以上」から「3分の2以上」に緩和される。

  77. 11480 匿名さん

    -Coffee break!-

  78. 11481 匿名さん

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  79. 11482 匿名さん

    >>11479 の続き

    現行の「被災区分所有法」では、「政令で指定された災害」により、
    1.「全部滅失」をした区分所有建物については、再建決議(第4条)及び敷地売却決議(第5条)
    2.「大規模一部滅失」をした区分所有建物については、建物敷地売却決議(第9条)、建物取壊し敷地売却(第10条)及び取壊し決議(第11条)
    が設けられている。

    これらの制度は、一般の区分所有建物では区分所有者全員の同意が必要な行為について、多数決で行うことを可能とするものである。

    しかし、これらの決議を行うには、区分所有者及び議決権等の「5分の4以上」の賛成が必要であり、要件が厳格であるため、必要な再建等の迅速な実施が阻害されているとの指摘がある。

    そこで、これらの決議要件を「3分の2以上」に緩和することにした。

  80. 11483 匿名さん

    <参考>

    【現行の「被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法」(被災マンション法=被災区分所有法)の概要】
    https://www.moj.go.jp/content/001205233.pdf

  81. 11484 匿名さん

    -コーヒータイム-

  82. 11485 匿名さん

    >>11421 の「ア~オ」と >>11483 を比較するとおもしろい。

  83. 11486 匿名さん

    【「被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法」を略して「被災マンション法」ということがあるが、この場合の「マンション」とは?】

  84. 11487 匿名さん

    この場合の「マンション」とは、単に「区分所有建物」を指す。

  85. 11488 匿名さん

    【「マンションの建替え等の円滑化に関する法律」(マンション建替え円滑化法)における「マンション」とは?】

  86. 11489 匿名さん

    この法律においては、「区分所有建物」で「人の居住の用に供する専有部分のあるもの」が「マンション」である。

  87. 11490 匿名さん

    円滑化法のマンションは、建物だけで、敷地及び附属施設は含まない。
    適正化法のマンションは、建物、敷地及び附属施設が含まれる。

  88. 11491 匿名さん

    -コーヒータイム-

    「マンション」という用語が法律に登場したのは、「マンション管理適正化法」が初めてです。

  89. 11492 匿名さん

    <参考>

    【マンション建替え円滑化法の改正概要】
    https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001404906.pdf

  90. 11493 匿名さん

    >>11476>>11492 を比較するとおもしろい。

  91. 11494 匿名さん

    >>11492 の改正マンション建替え円滑化法は、2022年(令和4年)4月1日から施行されている。

  92. 11495 匿名さん

    -コーヒータイム-

  93. 11496 匿名さん

    <再掲>

    【第三者が経営者であるコンビニでパンを買った。この場合、買主と売主であるコンビニの経営者は利益相反関係か?】

  94. 11497 匿名さん

    買主と売主は売買契約の当事者本人であり、両者は利益相反関係にはない。

  95. 11498 匿名さん

    【利益相反事項の関係法】
    民法
    第108条(自己契約及び双方代理等)
    第1項 同一の法律行為について、相手方の代理人として、又は当事者双方の代理人としてした行為は、代理権を有しない者がした行為とみなす。ただし、債務の履行及び本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。
    第2項 前項本文に規定するもののほか、代理人と本人との利益が相反する行為については、代理権を有しない者がした行為とみなす。ただし、本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。

    「令和2年(2020年)4月1日改正ポイント」
    1.第2項の新設
    2.自己契約・双方代理は無権代理行為になるとの判例(最判昭和47年4月4日)の明文化
    3.利益相反行為は無権代理行為になるとの判例(大判昭和7年6月6日)の明文化
    4.自己契約・双方代理・利益相反行為は無権代理の規定が適用されるが,表見代理の規定は適用されない。

    《改正前》
    第108条(自己契約及び双方代理)
    同一の法律行為については、相手方の代理人となり、又は当事者双方の代理人となることはできない。ただし、債務の履行及び本人があらかじめ許諾した行為については、この限りでない。

  96. 11499 匿名さん

    -コーヒータイム-

  97. 11500 匿名さん

    【区分所有法15条2項は「共有者は、この法律に別段の定めがある場合を除いて、その有する専有部分と分離して持分を処分することができない。」と規定しているが、「この法律に別段の定めがある場合」とは?】

  98. 11501 匿名さん

    <区分所有法の別段の定め>
    11条(共用部分の共有関係)2項、14条(共用部分の持分の割合)4項、27条(管理所有)1項

  99. 11502 匿名さん

    つまり、①管理所有にする場合(11条2項、27条1項)と、②共用部分の持分割合の変更をする場合(14条4項)であるが、いずれの場合も規約に定める必要がある。

  100. 11503 匿名さん

    「管理所有」には2通りある。
    1.「区分所有者」を、規約で別段の定めをすることにより「管理所有者」にする(11条2項)。
    2.「管理者」(※)を、規約に特別の定めをすることにより「管理所有者」にする(27条1項)。

    ※ 「管理者」は、規約に別段の定めがない限り、集会の決議によって選任されるが(25条)、「管理者」が「管理所有者」になるためには、規約に特別の定めが必要である(27条1項)。

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