東京建物の6月中間決算も見てみました。
前年34.7%落ち込んだ売上高が更に10.3%落ち込んでいますね。
営業利益は前年比34.9%マイナス。通期でも30.7%マイナスになるようです。
販売価格が上昇⇒郊外を中心に買い控えが増加⇒販売期間が長期化⇒販売経費、固定費がカバーできないと原因は把握されているようです。
分譲事業の営業利益は前年比95.3%マイナスとかなり深刻なようです。
気になるコメントは買い控えが郊外が中心と期待していることです。実は、都心の方が価格の下落調整が難しいため、販売が長期化する傾向にあると考えます。販売経費の上昇、固定費に見合う収入が入ってこないため、根本的な原因を解消することができません。
ここの物件は年内に消化することが重要ではないでしょうか?それより先延ばししてもプラス要素は出てこないと思います。
物件別収支は出していることとは思いますが、12月、3月、それ以降の在庫予測を立てて、収益への影響を計算して、それをカバーするためにどのようなインパクトのある売り方が出せるかが重要になるのではないかと思います。
既に8割が販売できていますので、優先的に部屋を選べなかったことを理由にインテリア商品プレゼントもいいと思いますが、100万円では微妙な効果、200万円でかなりの食いつき、300万円でほとんど在庫解消というところですか。
ずるずるするデベと古いものを一気に清算してそれに足を引っ張られず新たなビジネスモデルに全精神を向けるデベと大きく差が付く年になりますね。ポイントはどこかが言ってた「こんなに早いペースとは思わなかった」と言わない経営に大胆に転換できるか、もっとゆっくりのペースと安心するか。ピンチはチャンスの時ですね。