東京電力/豊洲6丁目地区開発(東京都江東区)/延べ28万平米、09年秋着工へ
東京電力が東京都江東区の豊洲6丁目で進める大規模開発計画の概要が明らかになった。超高層のオフィスビルやマンション、生活利便施設などからなる28万平方メートル超(容積対象床面積)の施設計画を盛り込んだ事業計画を区に提案した。今年10月にも都市計画決定され、09年秋以降、オフィス施設から順次整備が進められる予定。全体完成は15年度末を見込んでいる。
開発するのは、都が中央区築地からの移転整備を計画している豊洲新市場の予定地の東側にある所有地の一部で、豊洲6丁目の3—2街区(約8・5ヘクタール)。新交通ゆりかもめの新豊洲駅東側に位置する。同駅前の3—1街区には同社の「テプコ豊洲ビル」が完成している。計画によると、3—2街区は就業人口約5400人、居住人口4000人(1500戸未満)を想定。中央西側の街区を囲む形でループ状の区画道路を整備し、区画道路に囲まれた街区をA2街区(敷地面積約1・58ヘクタール)とし、その北側をA1街区(同約1・44ヘクタール)、同東側をB1街区(同約0・88ヘクタール)、その南をB2街区(同約1・12ヘクタール)、最も南側をB3街区(同約2・13ヘクタール)とする。
A1街区は西側に高さ100メートルのオフィス棟(地下2階地上22階建て)、東側に商業・生活利便施設棟(地上3階建て)を整備する。容積対象床面積は約7万2000平方メートル。約180台分の駐車場を設ける。A2街区には地上6階建てのコンピューターセンター(容積対象床面積約4万平方メートル)を整備。駐車場は約30台分整備する。
B1街区の建物は、オフィス、コンピューターセンター、住宅、商業・生活利便施設の複合ビルになる。地下2階地上14階建て延べ約3万3600平方メートル(容積対象床面積)の規模を想定。約100台分の駐車場も整備する。B2街区は南側に高さ約120メートル(地下2階地上33階建て)の住宅棟、北側に地上3階建ての商業・生活利便施設棟を配置する。容積対象床面積は約4万1000平方メートル。B3街区には高さ約150メートルの住宅棟2棟を建設。地下2階地上42階建て延べ約9万4800平方メートル(容積対象床面積)の規模になる。