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[スレ作成日時]2014-04-28 10:02:58
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北電と関電、2つの「電気料金値上げ」の裏に隠れているもの
2014年8月4日(月)
北電の自己資本比率はわずか5.4%に
だが、実現すれば関電で昨年4、5月、北電は昨年9月以来となる再値上げの動きの裏には、もう1つ別の要因が隠れているように思える。繰り延べ税金資産である。
繰り延べ税金資産とは、税務と会計の違いから発生するもので、将来の課税所得(税法上の利益)から発生する税金を減らす効果があるもの。例えば、売掛金が回収できないような場合に備えてあらかじめ積む貸し倒れ引当金は、会計上は費用になるため、その期の利益を減らす。しかし、税法では損金にならないため、課税所得が多くなり、会計上の利益で計算する場合より税額が増えることになる。
その税額が多くなっている部分はいわば税金の前払いのようなもの。貸し倒れ引当金で言えば、将来実際に貸し倒れ損が発生した際に税務上も損金になり税金を減らすことになるからだ。繰り越し欠損金などにも同様の効果がある。
ただし、繰り延べ税金資産を計上できるのは、将来の利益が見込める場合だけ。業績が低迷し、将来も利益が見通しにくくなると、既に計上している繰り延べ税金資産を取り崩さねばならなくなり、自己資本を毀損することになるのである。