今購入すれば転売しても30~40年は建て物は存続して誰かが住み続けるだろう。
確かに現状と同じだけの形態(高さ・建ぺい率・容積率・地下住居の許容とか)を
再び建てる事が出来ないのが【既存不適格】だが、50年も先に今の厳しい条件が
続いているかどうかは全く予想が付かない。
僕的にはこの駅前直前の土地ならもっと高度利用が出来るように緩和されると考える。
ここいらの地権者は建築規制が改正されるたびにそれを住民(商売人)の声として
主張すべきだろうね。
そうすればここの一角を再開発して、東京電力にも交渉して電気をもっと購入するから
高圧送電線を地下に埋設してもっと高い複合ビル(下階に商業施設、上部は住宅)みたいな
有効利用の計画も可能だ。
法律も都や世田谷区の条例も仕組みとして住民参加で自主的な将来計画が出来る。
その昔、ここの現マンションの敷地の所有者が、4面道路の敷地を所有していて、
4辺の道路に接した部分を、切り売りしたか貸地として分割したのが現在の形なのだろう。
商売には好立地だから不便は忍んで使っているが、
本当は老朽化も進んでいる店舗も少なく無くて、
一斉に建て替えれば驚くほど素晴らしい一角に生まれ変わる。
多分所有者や借地人や借家人とか権利関係は複雑だと思うけど、
そうした場所程それを解きほぐして整理すると良い条件が生かされる。
複雑になった原因は家賃や地代は割高でも商売の旨味は駅前で満点に近かった。
だから借りたい希望者も多かった訳、相続とか別の原因もあるけどね。
何処のデベロッパーが将来取り組むかは全く予想が付かないが、
こうした可能性ある土地の集合住宅の所有者になったことは、
将来性と言う付加価値も合わせて購入したという事だと思われる。
朝の上りの通勤時の混雑は殺人的だけど、複々線化があと10年以内には完成して、
ピークを外せば各駅停車に座って行けるだろうし、
特急・急行の待ち合わせがほとんどない快適な通勤通学も出来るようになるだろう。
線路にゆとりが出来れば、JRと同じようにグリーン車なんて構想もあるのではないだろうか。
ここが昔の田園分譲地だった時代の落ち着きと賑わいを兼ね備えた街に生まれ変わる?